二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【キャラ募集中】ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.59 )
日時: 2014/08/12 08:55
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: UjpdDLCz)

その2

・・・・

「ここからだよな?」
「ええ。聞こえましたわ。でもこの森はなんですのリュウト?」
「ここは『はばたきの森』だよ鳥ポケモン達が多く生息してるんだ」

このロクタウンのすぐそばにあるこのはばたきの森は多くの鳥ポケモン達が生息している。運が良ければ『ピジョン』や『エアームド』の言った強ポケが最初から手に入る可能性がある。

「そうでしたの。森というから虫ポケモンがいると思ったけどそんな事はありませんのね。」
「虫ポケモンがいたらその辺でポッポやムックル達がバリバリ食ってんだろ」

あまり想像はしたくないことをリュウトはディアンシーに言った。

「そんなの考えたくもありませんわね。……あっ!」

ディアンシーは何かを見つけ指を指した。リュウトもディアンシーが指を指した方向へ顔を向けると。

「オニスズメ!連続してつつけ!!」
「ガァァーーッ!!」
「……チっ!っチ、っ……」

短パン小僧がオニスズメを使ってコラッタを虐めていた。それを見たリュウトはいつものダルそうな目がこの時はだけは驚いたのか大きくした。そして急いで止めにかかった。

「おい、そこの短パン小僧!そのコラッタはもう瀕死状態だろ。何トドメを刺そうとしてんだ!」
「はぁ?何言ってんのお兄さん〜〜〜。これはレベル上げだよ?口出ししないでくれる?」
「レ、レベル上げって…コラッタはもう戦えないじゃないか。それにもうオニスズメには軽々値が入ったはずだ…」
「そんなの分かんないじゃ〜〜ん!ってかアンタよくこの森を走り抜けてく奴じゃん。ポケモン持ってない奴が口出ししないでくれる〜〜?」

リュウトはポケモンを持ってないと言うことでこの森で経験値集めなどをしているトレーナー達に有名だった。

「てか、そんな気に食わないならポケモンバトルで決着付けようよ〜〜〜ねぇ?お兄さんが勝ったらもうこの屑ゴミコラッタには手を出さないよ〜〜。あっお兄さんポケモン持ってなかったね〜〜〜!」

このクソガキと思いながら拳を強く握り締めるリュウトもしここでこいつを殴ればリュウトは刑務所行きだ。だがこいつをほっとけばコラッタはこいつに殺されるだろう面倒くさがり屋のくせしてそれなりの正義感を持ち合わせているリュウトである。

「そこの貴方さっきから聞いていればとても腹が立ちますわね。いいでしょうポケモンバトルでしたらこのわたくしが相手をいたしますわ」

先程まで黙っていたディアンシーが急に喋り出し短パン小僧の勝負に乗る。短パン小僧は「へぇ〜〜お兄さんポケモンゲットしたんだ〜〜お喋るポケモンか〜〜」と言う下衆な目でディアンシーの事を見る。

「いいよ〜〜。勝負してあげる〜ただし僕が勝ったら君は僕のポケモンになる?いいねぇ〜〜〜?」
「いいですわよ」
「即答かよ!?大丈夫なのかよ?」
「はい、わたくしを信じなさい愚か者」

ディアンシーは短パン小僧と勝負をする事になった。リュウトは少し心配であったもしこれで負けたらどうするんだよ…と。

「うっひょひょ、オニスズメ!つつく!」
「ガァァーーッ!!」

オニスズメがディアンシー向かって突っ込んでくるディアンシーは顔色一つ変えずに余裕の表情でいた。しかも避けようともしない

「何してんだディアンシー!!避けるかなんとかしろ!」

これは流石のリュウトも声を上げたがディアンシーはリュウトの話など全く聞いていない。短パン小僧はニヤッと笑うこれは勝ったと思ったんだろう。

ガン!!

オニスズメのつつく攻撃がディアンシーにヒット!……したが。

こうかはいまひとつだ……。

「な、なにぃいいいいいい〜〜〜〜!?」
「あ、あいつ岩タイプだったのか?まぁ見た目から見ればそうか……」

そう、ディアンシーはフェアリー、いわタイプなのでひこうタイプのつつくなど痛くも痒くもなかった。オニスズメの嘴に少しヒビが入る。

「ギェェーーッ!!!!」

オニスズメはあまりの痛さに大声を上げる。

「こっちのターンですわね。遠慮はしませんわ!んんんんっっ……はぁあ!」
「ちょ、ちょっとまっ……」

ディアンシーの手から光が集まりそれが思いっきり発射された。『ムーンフォース』と言う技だ。ディアンシーのムーンフォースがオニスズメと短パン小僧に直撃。

「うげぇえええええーーっ!!お母さん〜〜〜〜ん!!!?」
「ギェェーーッ!!」

短パン小僧とオニスズメは某アニメの三人組みたいに空の彼方に消えた。リュウトはそれを見てポカーンとする。

「………あれ生きてるか?」
「手加減はしましたわ。お病院には行くことになるでしょうけど。それよりコラッタさんですわ」

リュウトはそうだったとコラッタに近づき昨日パソコンから引き出した傷薬をコラッタにかけ包帯を巻いてあげた。

「よし、これでいいだろ」
「包帯の巻き方下手ですわねリュウト」
「やれやれ、やかましいぜ」

リュウトは包帯など巻いたことない為コラッタに巻いてあげた包帯は若干変だった。

「さて、行こうぜじゃあなもうあんな奴に見つかるなよ」

リュウトはコラッタに別れを言うとこの森から出ようとする。しかしトテトテとコラッタはリュウトについてくる。

「……?」
「このコラッタついて行きたいんじゃないんですの?」
「そうなのか?」

コラッタはコクリと頷いた。リュウトはリュックに入れていたモンスターボールをコラッタにコツと優しく当てるとコラッタの捕獲に成功したリュウト。

「ポケモンも手に入りましたし。早くこの森から出ましょう!」
「そうだな。」

コラッタを捕まえそしてディアンシーの強さを確認したリュウト。次回ついに初ポケモンバトルだ!

【第二話:END→第三話に続く】

余談
次回やっと皆さんがくれたオリキャラの一人が登場します。
そしてホラーは大っ嫌いだ。夏だからって怖いことで盛り上がってんじゃねー!

追記
第三話は明日か明後日の朝7時か8時です