二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 魔法少女よはね☆マギカ ♪魔法少女募集中♪ ( No.66 )
日時: 2014/11/22 18:31
名前: 美奏良 (ID: zjmgeTG7)


美月side



私は嫌われ者だ
友達もいない
ずーっといじめられていた

中学へ入ると階段から突き落とされ、ところどころ傷ができ、足の骨を折ってしまった。
いじめられて骨を折ったことを母に言うと、
「転校しよう」と言われ、見滝原中学校への転校がきまった。



転校初日

「多智花 美月です。よろしくお願いします」
自己紹介が終わり、席に着く。

誰からも話しかけてくれない。
(死のうかな・・・)
そう思っていた時・・・
「ねぇ、多智花って呼んでもいい?」
「え?」
「あー、あたしは夜羽。んで多智花」
(私、呼んでいいって言ってないんだけどな・・・)
「うん、なに?」
「あっ、あのさっともだちに・・・なってくれる・・・?」
夜羽ちゃんの顔が赤くなっていった。わたしは軽く笑いながら、
「うん、いいよ。私も夜羽って呼んでもいい?」
っていった。
「あぁ!もちろん!よろしくね、多智花」
なんだか、あったかいな。
突然、あたたかいものが頬をつたった。
「わ!多智花ごめん!!あたしなんかした?!」
「え?何もしてないよ・・・あれ?私泣いてる?やだっ・・・」
たぶん、うれしかったから。
「多智花・・・もしかして友達、あたしが一番目?」
「うん・・・人生で初めての友達だよ。」
ひかれたかな・・・

「そうなんだ!!よかった、あたしも一人目なんだ〜★」
「えっ、ほんとに?」
「うん。だからね、あたしはあんたのこと嫌ったりしないよっ!!」
こんなこと、初めていわれた・・・
「・・・ありがとっ」


ねぇ、聞いてよ。美奈。
私、友達できたんだよっ!!信じてもいいよね?

そういいたくて私は放課後に見滝原病院へ行った


ガラガラ・・・


「美〜奈っ!!・・・あれ?」
・・・美奈がいない・・・。
カーテンがパタパタと揺れている。
「美奈・・・まさか・・・!!」
窓があいているということは・・・!!
「う・・・そだ・・・。あはは、うそだよね・・・?」
そうつぶやきながら窓に近づいた私がばかだった・・・
そして、下をみた。
「うそ・・・そん・・・なぁ・・!!」




美奈が、









自殺した。







その場に私は膝をついた。
なんで?なんでよっ!!!
美奈・・・美奈ぁ!!!


膝をついたところに紙が落ちていた。

「て、がみ・・・?」
開くと美奈の字だった。




『お母さん、美月ねぇへ


あのね、お母さん 美月ねぇ。
お医者さんにね、君は一週間後には死んじゃうってきいたの。
私ね、言えなくて助かるって言っちゃった。
ゴメンね。
しかも、この間。クラスメイトがきたの。
その時に、たくさんの石をぶつけてきたの。
痛くて、つらくて・・・なにもできない自分が嫌いだったの・・・
手術をしたところに石があたっちゃったの。
傷がひらいちゃったんだ。

緊急手術をした後に、
あのね、美奈ちゃん。君は一週間後には遠くへいくんだよ

って言われたんだ。
すぐに意味が分かったの。あぁ、私死んじゃうんだって


ねぇ、美月ねぇ。死のうって思ったことあるよね?
つらいときは、私がそばにいるとおもってね
私はいつでも、死んでも、美月ねぇのそばにいるから。

枕の下に隠してあるものを肌身離さずもっていてね 』

お母さんにむけた文は読まなかった。

そして言われた通りに枕をどかしてみた。

「なにこれ・・・きれいな


宝石・・・」

朱色の卵型の宝石が光輝いていた。
手にもった瞬間、

「うぐっ・・・!なにごれぇ・・・!!」
胸が締め付けられるように苦しくなった。
息ができなくなった。
その時、
『美月ねぇ、私だよ。美奈だよ。
私のこの体、あげるね。』

そう聞こえた途端、
「・・・なに?なんなの・・・?!」
こえが・・・
変わっていた。