二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈キャラ募集!〉 ( No.106 )
- 日時: 2014/11/09 22:20
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: HTruCSoB)
第4章 それぞれの物語
アリーヴォ山脈 登山口
デルタ「さぁ〜て、調査しますか。」
アリーヴォ山脈とは現代世界において最高峰の山脈である。大陸のはじに属し海沿いにそびえ立つ。自然は豊かで緑も豊富だが海沿いから吹き付ける寒風と荒波によって海側は自然はおろか草一本生えない岩場なのである。
なので内陸側はオタチやキャタピー、マリル等種類豊富なポケモンがいるのに対し、海側ではライボルトやヘルガー、サイドン等荒い環境に適したポケモンが住む。更に崖なのでペリッパーやファイアロー等の鳥ポケモンが巣を作る。
デルタ「あんまり鉢合わせしたくないんだがなぁ。」
当然海側のゴッツいポケモンもエサを求めにくるので速く幻の帰る場所を起動させたいデルタとしては絶対に避けたいリスクである。それに無駄に体力を使って魔導士の不意打ちに絶えられなかったら意味が無い。
それにミレイはどう見たって運動系ではない。しかも酸素も薄くあまり無理はさせたくない。速く元いた世界に帰してやらねば。
ミレイ「どこにあるのかわかってるんですか?」
デルタ「………いや。」
マッケイルから幻の帰る場所を知らせるレーダーを貰ったのだが具体的な場所がわからないのでやることは手当たり次第にすぎない。近づくほど反応が強くなるのだが世界最高峰のアリーヴォ山脈、そう簡単に見つかる訳ではないだろう。
デルタ「たぶん、長い長い道のりになると思うぜ。」
ミレイ「でも………行くしか私達は帰れない………ならば仕方ありません。」
迷いの無い目をデルタに向けハッキリとした口調でこう言った。見たことの無い世界の山脈を冒険するというのに、まったく、よほど元の世界に帰りたいんだな、とデルタは思った。
……そりゃそうか。家があるんだから。
デルタ「よし、んじゃ、行きますか………」
ミレイ「速く行きましょう…………」
レーダーを起動させ山へ入る。ゴッツいポケモンに出会うかもしれないという不安となにが起きるかわからないワクワク感で心はモヤモヤに包まれていた。