二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈キャラ募集!〉 ( No.108 )
日時: 2014/11/17 16:43
名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: mJV9X4jr)


レーダーの反応を頼りに幻の帰る場所を探すデルタ達。今のところゴツいポケモンには出会ってはいないがまだまだ油断はできない。ゴツゴツした岩場を越え、果てのない森を抜け、そうして何時間も歩いていくうちに、ミレイの足には限界がきていた。

ミレイ「はぁ…………はぁ……………あっ!!」

足がもつれ転んでしまったようだ。デルタが慌ててミレイの様子を見る。どうやら足をくじいたらしい。

デルタ「立てるか?」

ミレイ「えぇ……………うっ!!」

左足を気にするミレイ。デルタが恐る恐る確認してみると、やはり腫れていた。白い肌に青々しいアザとなっており、かなり痛々しい。

デルタ「少し休むか………………悪いな、無理させて。」

ミレイ「いえ…………………構いません。」

デルタはミレイをおぶさりゆっくりと岩の上に座らせた。

デルタ「待ってろ、水と木の実持ってくる。」

ミレイ「あ、ありがとうございます………………」



デルタは川のほとりにたどり着いた。ペットボトルに川の水を汲んだ。春先なのにまだまだ水は冷たい。そしてオレンの木の葉っぱをたくさん摘んだ。すりつぶして使えば湿布の代わりになるとマッケイルに聞いたなけとがある。

デルタ「採れたか?じゃあ帰るぞルカリオ。」

ルカリオ『お…………………お待ちください。』

見ると、山盛りに摘み取り動けないでいた。

デルタ「おいおい…………………ったく。」

デルタは仕方なく袋に山盛りの葉っぱを詰め込んだ。



デルタはタオルを川の水で濡らしオレンの葉をすりつぶし、それを優しく患部に塗りつけた。ミレイは多少痛がったが我慢したようだ。その後濡らしたタオルを足に巻き付けた。なぜこんなに手際がよいのか、ミレイはそう思ったがそれより先に

デルタ「よっし、終わり!」

デルタはミレイの足を軽く一発叩いた。

ミレイ「痛いっ!!!」

デルタ「あ、すまん。で、歩けるか?」

ミレイ「はい、行きましょう。」

足を引きずりながらも先へ進むミレイ。



山の山頂

デルタの持っているレーダーが激しく反応した。

デルタ「これが…………………」

ミレイ「幻の帰る場所の起動点…………………」

ひし形の空間が浮かび上がっている。もうすぐ夕暮れでもあり高い所であり夕陽と紫色の異空間のコントラストがまた神秘的で美しい。

ミレイ「これでやっと…………………」

すると

デルタ「危ない!」

ミレイ「キャッ!?」

デルタがミレイを抱き抱えた。ミレイがいた場所には矢が刺さっていた。

デルタ「誰だ!姿を見せろ!」

???「あら、よくかわせたわね。私の矢を避けるなんて。」

絶壁の上から聞こえた声の主は青いローブを着ていた。見るからに魔導士だろう。更に右手にはパルシェンに見立てた弓矢がいた。その魔導士は妖しい笑顔を浮かべながらゆっくり降りていった。

???「幻の世界から落ちた人は必ずここに現れる………」

デルタ「また魔導士か…………今度は逃がさんぞ!」

???「いい目ね……………いいわ、かかってらっしゃい!」

その魔導士はデルタを誘うかのようにローブを開いた。露出しきった服装が覗かせるが、魔導士を恨みきったデルタには効かなかった。その魔導士は残念そうに笑った。





作者より
端末を変えたので名前の後が少し変わってるかもしれませんが、ちゃんと本人です。

これからもよろしくお願いいたします。