二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈EXミッション始動!〉 ( No.118 )
- 日時: 2014/12/11 18:21
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: G1aoRKsm)
シェイミミッション『感謝に包まれた幻の地』
スタート!
幻の大地エクセデアの夜空に1つの流れ星が流れていた。流れ星は白銀の尾を引いて瞬く星の隙間を縫うようにして飛んでいく。流れ星は消えることなく漆黒の夜空を進んでいく。
すると流れ星から別の流れ星が出てきた。本体が進むにつれてどんどん別の流れ星が出てくる。別れた別の流れ星は力を失いまた白銀の尾を引いて別々の方向に落ちていく。全部で8つの欠片を落とした本体はまるで燃料の切れた飛行船のごとくゆっくり角度を変えて森の奥に落ちていった。落ちた先の森からは光が見えた。
そしてそれを見ていた人が1人。
予言者の谷 家のベランダ
バーバラ「なんじゃ?あの不気味な星は?凶星かのう?」
自称エクセデアの予言者、バーバラである。黒のローブに身を包み腕には呪いの呪文が刻印された腕輪が動くたびにシャナリシャナリと音を立てる。バーバラは未来のことがわかる『予言』という能力を使える人であるが、的中率がかなり低く、当たったとしても話を余計に盛ってしまうためイマイチなのである。
バーバラは明日流れ星の落ちた森の調査に出ようとした。
バーバラ「なんだか嫌な予感がするのぅ……………」
翌朝
街の広場
ディクシア「はぁ…………本当にどこに行っちゃったのかしら、イルミア…………………」
広場の真ん中の噴水のレンガに座ってディクシアは頬杖をつき、妹のことを思っていた。
幻の大地ではイルミアが現代世界へ落ちて8ヶ月が経っていた。どこを探しても見当たらず目撃証言もない。更に同じような出来事が前にもあったことを聞き、ディクシアは半ば諦めかけていた。
ライヤ「もう諦めましょうディクシアさん、きっと異世界かなんかに飛ばされちまったですよ。」
ミク「うん、ボクもそう思う。これだけ探しても見つからないんだもん、きっと何かあったんだよ………」
ツカサ「あぁ、俺もそうとしか思えない。」
捜索を手伝ってくれた仲間達ももう諦めかけていた。イルミアがいなくなってからこの街には元気がまるで無くなってしまった。すれ違う人にはほぼ全員挨拶をしているので無意識に覚えていたのだろう。特にツカサの店には毎日のように通っていたため、ツカサは寂しがっていた。それほどイルミアはこの街にとって重要な存在だったのだろう。
ディクシア「もう、諦めるしかないのね………あら?」
ディクシアはふと噴水の中を覗いた。水の中に光り輝く緑色の宝石が落ちている。子供が遊んで落としたのだろうか。とにかくまずはそれを取ってみることにした。ディクシアは服の袖を上げ濡れないようにして噴水の中に手を突っ込む。水は中々冷たかったが水は浅くすぐ取ることができた。
ディクシア「何かしら、これ?」
すると、奥からメクラクが新聞紙を持って走ってきた。
メクラク「皆〜!大変だ〜!!隕石だよ〜!!」