二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈EXミッションキャラ募集!〉 ( No.121 )
- 日時: 2014/12/18 21:04
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: 9yNBfouf)
メクラクは息を切らしてディクシア達の元へ走り出した。手にはクシャクシャになった新聞紙が握られている。メクラクは新聞紙を広げて一面をディクシア達に広げて見せた。
『流れながら星を散らして飛んでいく不思議な隕石が迷いの森に墜落した模様。』
と書かれていた。
ディクシア「なんとも不思議な隕石ね。」
ライヤ「一度拝んでみたらどうですか?」
ミク「うん!ボクも見てみたい!」
ディクシア「そうね!皆で探しましょうか!」
ディクシア達は迷いの森に探険に行くことにした。そしてディクシアは隕石に祈ろうとした。愛する妹の帰りが1日でも速くなることに………………
迷いの森はその名の通りとても迷いやすい森である。森には特殊な磁場があり、コンパスも携帯も狂って言うことを聞かなくなる。その磁場は遥か上空にも届いており最新のシステムを搭載していない昔の飛行機はやはり言うことを聞かずに墜落する。
そしてその特殊な磁場による遭難を恐れて研究者や冒険者も全く訪れなくなり、手付かずの自然が残ったのである。ディクシア達はその中をぐんぐん進む。
ディクシア「まだ先なのかしら?」
メクラク「ここじゃレーダーも使えないから、実際の距離はどうにもわかんないんだ。」
ツカサ「じゃあこの綱が命って訳だな。」
ツカサはどこかで拾ったとても長く古びたロープを腰に巻き、道行く木々に巻き付けていた。コレが無くては遭難してしまう。そんな不安で一杯であり、思いの外キツめに巻き付けていた。腰に巻いたロープはまだ結構余裕はある。今まで結構歩き回ったがこれなら足りそうだ。しかしムダにロープを使いたくはない。
どんどん進むほど光が通らなくなる。コクーンやフシデ、パラセクトなど暗くてジメジメした所を好むポケモン達が多く目に入る。ディクシアとミクはビクビクしながら先へ進んでいく。
と、急に光が入ってくる。どうやら光を遮る木々が無くまーるくくりぬかれたようにその広場には木々は無かった。その代わりに何かの衝撃で根元から吹き飛ばされ倒れた幹がある。そしてその広場の真ん中には
???「うぅ………………………」
小さな少女が倒れていた。
ディクシア「ちょ、大丈夫!?しっかりして!!」
メクラクが少女の脈を確認する。
メクラク「脈はある…………でもかなり危ない状況だ……………もう探険は終わりにしよう。ツカサ君、案内を頼むよ!」
ツカサ「わかった!」
メクラクは少女を背負い、ツカサはロープをたどり、ディクシアとミクはメクラクの荷物を持って迷いの森を出た。
メクラク達が出たあとに人影ひとつ。
バーバラ「ありゃ!なーんも残っとらんのか!?とーんだ骨折り損のくたびれ儲けだよ!?なーにが不思議な隕石じゃ!あーばかばかしぃ!ムウマージ、帰るよ!」
ムウマージ「マージ……………」
バーバラは何度も転んだりスピアーに追いかけられたりしてやっとたどり着いたのに奥には何も残っていない。これはバーバラもご立腹である。
バーバラ「…………………しかし、どーしてこんなバカでっかい穴が空いたんじゃろう?やはり凶星の仕業かのう?」
そう考えつつバーバラはこの森を後にした。