二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険 ( No.134 )
- 日時: 2015/03/07 20:28
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: xV3zxjLd)
ディクシア「ちょっと!今の何!?どうやって進化させたの!?話しなさい!」
ディクシアはイグルーンの肩をつかみグラグラと揺らす。その揺れとともに鎧もガチャガチャと音を立てる。
イグルーン「ゆ、揺らすな揺らすな!わかった、わかったから離せ、離してくれ!」
ディクシアはぱっと手を離す。
イグルーン「ゴホッゴホッ!!ま、全く力が強い女子だ………」
ディクシア「ほら、さっさと話す!」
イグルーン「むぅ……………」
ディクシアに少々圧倒されながらも自分がリオルにしたことを話す。
イグルーン「我はリオルの中にある力を引き出しただけだ。他にもクルマユやゴルバット、イーブイやトゲピーにも同じことです進化する。」
ディクシア「ふーん、随分かわいいポケモンばっかし。あなた見かけによらずかわいいポケモン好きなの?」
イグルーン(ゴルバットはかわいいのうちに入るのか……まぁまた縛られるのもごめんだし、黙っておくか。)
ディクシア「なによ。」
イグルーン「なんでも。ほら、先を急ぐぞ。」
ディクシア「でもどうしてそのポケモンだけ?」
イグルーン「そのポケモン達は絆を深めて進化するんだ。その絆は後に力となりポケモンは更に強くなる。そしてその力が一定の量になったら後はそれを解き放つきっかけを作る。それだけ………」
ディクシアはうつらうつらしていた。
イグルーン「……………全く。ほれ起きろ。」
イグルーンはディクシアの肩をたたく。
ディクシア「ふぇっ!?」
イグルーン(か、可愛い……)「ぬおぉぉぉ………苦しい、苦しぃ……………は、離せ………ゴホッゴホッ!!」
ディクシア「今、変なこと思ったでしょ?」
ディクシアはイグルーンの首を締め上げる。
イグルーン「えぇい!思っとらん!全く………女なら少しはおしとやかになされ!」
ディクシア「う、うるさいわね!早く行くわよ!」
イグルーン(はぁ…………)
ガラナ研究所前
すっかり荒れ果てた研究所には、何故か最近誰かが入ってきたような痕跡があった。
イグルーン「明らかに怪しいな………」
ディクシア「ここに妹が………あぁ……こんなところにもし監禁でもされたら………」
ふと、ディクシアはイルミアがあられもない姿であんなことやこんなことをされている光景が浮かんだ。
ディクシア「いやああぁぁぁぁ!!!」
イルミア「お、おい、どうした!何があった!」
ディクシア「イグルーンどうしよう!イルミアがMに目覚めたら!?」
イグルーン「……………は?」
イグルーンは求めていた答えとは違った答えを出されてポカーンとしている。
ディクシア「イルミアが縄を持って『お姉さん、縛って下さい』って満面の笑みで言われたら私、私………自殺してやるううぅぅぅ!!」
イグルーン「落ち着け!そんなに悲観的になるな!お前の妹ならきっと大丈夫だ!」
そしてなぜそんな光景が浮かんだんだ!?
ディクシア「ぐすん………ほんと?」
イグルーン「あ、あぁ………たぶんな。」
ディクシアは手で涙を拭い去る。
イグルーン「ところで………お前の妹、名前はなんて言うんだ?」
ディクシア「……………イルミア。私の、可愛い……たった一人の妹……………」
イグルーン「イルミア………よい名だ。誰がつけたんだ?」
ディクシア「あれ…………思い出せない。なんで……?どうして………?」
イグルーン(やはりこうなったか………ディクシアとイルミア………聞いたことある名だと思ったが………これで全て繋がったぞ………)
イグルーン「さぁ立て。大好きな妹を守るのだろう?ならば立って前へすすむのだ。他のことなど考えるな。守りたいものを守る、それだけを考えろ。」
ディクシア「……………わかった。よし行くわよイグルーン!待っててねイルミア!」
イグルーン(………今はまだ、言わないでおくか………)
ディクシア「なにボーッとしてんのよ!早く行くわよ!」
イグルーン「…………わかったわかった。」