二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンナイト2幻界冒険 ( No.135 )
日時: 2015/03/19 15:20
名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: 9AGFDH0G)


ディクシアとイグルーンはガラナ研究所の奥へと進む。
ふと、ディクシアはガラスケースに飾られている不思議なまーるい石に目がいく。
ディクシア「ねぇ、これはなに?」
イグルーン「それは………メガストーンだな。」
ディクシア「メガストーン?」
イグルーン「ポケモンに眠っている力を最大限まで引き出すことができる石だ。ここへきた記念にもらっておこう。」
するとイグルーンはガラスケースを割り、ルカリオナイトとアブソルナイトとキーストーンを奪い取った。
ディクシア「い、いいの?」
イグルーン「どうせまた悪さに使われるんだ。だったらこちらで有効活用した方がいいではないか。」
ディクシア「そりゃまぁそうだけど………」
イグルーンはマントを翻し先へ進む。
ディクシア(人の物を勝手に奪い取っておいてよくもまぁ偉そうに………)

ガラナ研究所 謎の小部屋
イグルーンはドアを蹴破り奥に入っていく。すると、壁に絵が掛けてある以外何もない部屋があった。
ディクシア「この絵………エクセデアににてる……」
その絵は、二つの浮遊大陸がぶつかり崩れ散るものだった。
額縁の下に『幻界崩滅 〜Luklake〜 』と書かれていた。
ディクシア「…………ルクレーク?」
イグルーン「どうやら所長は大層その絵が気に入ったようだな。風化を防ぐ為にこんな隠し部屋まで作ってしまうとは。」
ディクシア「所長さんは幻の大地のことを知っているのかしら?」
イグルーン「……知らないんじゃないか?」
ディクシア「………そう。」
ディクシアは絵に見いったのかその場を離れない。
イグルーン「どうした?」
ディクシア「なんだろう。………すごく似てる気がするの、私と。」
イグルーン「絵と人が同じ感じがするわk」
ディクシア「あるのよ!……なんか、この絵を見ると忘れてた何かが思い出せそうな気がするの。」
イグルーン「ルクレークは幻界が現代世界と衝突する超時空現象だぞ?それがお前のやることなのか?」
ディクシア「わからない………でも、もしそうだとしたら例えそれが超時空現象でも私はやらなきゃいけない………そんな感じがする。」
ディクシアはまじまじと絵を見ながら言った。
イグルーン「…………そう感じるのも無理はない。」
ディクシア「え?」
イグルーン「それは………妹が揃わんと話せん。さぁ、先を急ごう。」


そのころ 地下研究所では
研究員1「資料のデータが取れました。」
研究員2「そうか………しかし、なかなかどうして興味深いデータだ。」
研究員3「あの実験台………とても弱っています。このままでは実験を続けられなくなってしまいます。」
研究員2「そうか。様子を見に行こう。投与剤を持ってきてくれ。」

地下牢
イルミア「…………………」
イルミアは鎖で両手を縛られて倒れている。しかしその姿はとてもボロボロで、薬の投与の副作用でどんどん体が蝕まれていくのだ。なんとか呼吸はしているようだが、目には光が灯っていない。
研究員1「やはり飲まず食わずの薬漬けではさすがに女子は持ちませんか………」
研究員3「何か食べ物持ってきましょうか?」
研究員2「たぶん疲れすぎて食べる気力が無いだろう。食べたとしても消化器が弱りすぎて消化に時間がかかる。薬で充分だ。」
研究員は鍵を開けてイルミアを起こす。もはや自力では起きられず肩を支えて起こされる。
研究員2「大丈夫か?」
イルミア「………………ぅ…………」
研究員2「腹が減ったか?」
イルミア「…………………」
研究員2「この生活は嫌か?」
イルミア「…………………」
研究員1「なんだか可哀想だな。果たしてこの娘にあの才能は宿っているのだろうか。」
研究員2「とりあえず投与剤をうつ。」
研究員は注射器を取りだしイルミアの首筋にうった。イルミアの身体は一瞬痙攣するがすぐに治まった。
そしてやすらかな寝息を立てている。