二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険 ( No.137 )
- 日時: 2015/03/23 11:50
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: GlabL33E)
そんな雰囲気をよそに、研究所に向かっている団体がいた。
デルタ「ここでいいんだよな?」
アリス「寂れた研究所がここ以外にどこにあるというんだ?」
ライド「確かに、けっこう歩いたけどここだけだよな。」
デルタ達はイルミアを助ける為にガラナ研究所へと向かっていた。
デルタ「ん?あれは……………」
ミレイ「どうしましたか?」
デルタ「………あそこに不審者が………」
メタル「うはぁー!ハッサムだー!硬くても軽くて動きやすい『カタクラクト原子構造』で作られている『フェミライトメタル』のこの輝き!美しい……」
ファル「どっからどうみてもただのハッサムじゃねえか。」
そこには、顔の半分を仮面で隠し、瞳も髪も銀色の少年とクセっ毛のついた髪と鋭い目を持つ少年がいた。後者はジュプトルを連れている。
ファル「しかしこのハッサム、普通この森にはいないはずなんだよな。」
メタル「うひゃぁー!ドサイドンだー!原子構造は岩などによく見られるけど更に硬さを増した『オームノクト構造』で作られている『バラジレイツメタル』のこの重厚感!美しい……」
ファル「人の話を聞きやがれ!」
ジュプトル「ジュプ!ジュプトル!!」
ジュプトルは何かを察したのかすぐにどこかに去っていく。
ファル「あ、おいジュプトル!どこいくんだ!」
メタル「ちょっと待ってよ!」
デルタ「な、なんだ!?」
ジュプトル「ジュッパー!」
デルタ達にジュプトルが迫る。ジュプトルはデルタにリーフブレードを食らわせる。デルタはそれを右手で受けとめ、思いっきり振り払う。
アリス「ジュプトルか!?」
ミレイ「お嬢様、ここは私が……」
ジュプトルは敵意で満ちた目をデルタ達に向ける。
ライド「こんにゃろー!やる気か!?」
ライドは刀を抜いて切っ先をジュプトルに向ける。
デルタ「仕方ない、ルカリオ!応戦しよう!」
ルカリオ『了解!』
ジュプトル「ジュプトー!」
ルカリオ『はっ!てやっ!とやぁっ!』
リーフブレードをはっけいで受け流すルカリオ。しかしリーフブレードの巻き起こすかまいたちは少なからずルカリオを傷つける。ルカリオのはっけいもまたジュプトルの腕を傷つけていた。
ファル「どうしたジュプトル?」
そこにさっきのジュプトルの持ち主が現れる。
ジュプトル「ジュプ!ジュプトル!」
ファル「密猟者だと?お前らがか!?」
デルタ「違うって!」
ルカリオ「ルカ!ルカリォ!」
ファル「違う?誤解だと?おそらくハッサムやドサイドンは別の誰かの仕業だと?…………そうか……」
ふファルはルカリオからデルタに目線を向ける。
ファル「俺のジュプトルが失礼をして悪かった!」
ファルは清々しいほどの勢いで土下座をする。
アリス「わ、わかったから頭を上げてくれ!」
ファル「うおおおおおお!!!!」
しかしファルは頭を擦り付けて更に地面にめり込ませる。
メタル「ちょっとファル君!落ち着いて!」
デルタ「な、なんだなんだ!?」
ファル「俺はファル。ここで修行しにきた者だ。」
メタル「僕はメタル。珍しいポケモンがいると聞いてやってきたんだ。君達はどうしてここへ?」
デルタ達は経緯を説明する。
ファル「な、泣かせてくれるじゃねえか………」
ファルは目頭を押さえて上を向いていた。
ファル「わかった!俺も手伝うぜ!」
メタル「僕も手伝うよ!」
デルタ「おっし!んじゃ行くか!」