二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険 ( No.142 )
- 日時: 2015/04/16 20:21
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: 9yNBfouf)
第6章 お姉さんに逢うために
イルミア達はひとまず先にマッケイルの研究所へ戻ることにした。
マッケイル「おかえり、話は聞いてるよ。すでに幻の帰る場所の起動点は調べておいた。」
デルタ「はやいな!?」
マッケイル「えっへへー!それほどでもないよ!」
イルミア「マッケイルさん、おひさしぶりです。」
マッケイル「おお!イルミアちゃん!」
目にも止まらぬ速さで抱きつくマッケイル。
イルミア「んなっ…………!?」
マッケイル「いやー、大変だったね…………」
イルミア「……………ありがとう、ございます…………」
イルミアはそう言うとマッケイルを抱きかえす。
デルタ「先に部屋に戻ってるぞー(小声)」
アリス「ゆっくりさせてもらうぞ(小声)」
ミレイ「先におやすみしてますね(小声)」
メタル「今日は本当に疲れたよー(小声)」
ライド「はやく部屋にはいれよー(小声)」
ファル「ぐっすり眠るとするかな(小声)」
それぞれ先に部屋に入っていく。
マッケイル「さ、僕らも行こうか。」
イルミア「………はい!」
マッケイルは軽くイルミアの頭を軽く叩いたあと、部屋に入っていった。
イルミア「皆さん………本当にすみませんでした………」
デルタ「何があったんだ?図書館で拐われたあとの事を話してくれないか?」
イルミア「あのとき、すぐにあの黒い人が現れて、黄色い人と緑の人と水色の人と争って…………」
デルタ「で、じっくり研究されたと………」
アリス「絵に描いたような壮絶っぷりだな。」
ファル「よく生きてられたな………」
イルミア「こうでもしないと、お姉さんに近づけませんから………私は、もっと強くならないと………お姉さんに会えないから……」
イルミアは胸に手を当てて俯いた。せっかくのチャンス、大事にしないと……
マッケイル「じゃあ、そのお姉さんに会う前に力をつけないとね!」
イルミア「でも、どうすれば…………」
ミカ「あの…………」
困惑ぎみな瞳でイルミアを見る人がいた。
デルタ「てめえ、魔導士か!」
デルタはとって食わんとばかりにミカを襲う。
ミカ「キャア!?」
マッケイル「待てデルタ!彼女は敵じゃない!」
デルタ「うるせぇ!んなこと信用できっかよ!」
ライド「やめろデルタ!」
ライドはギラティナの刀を抜きデルタに向かう。思えばライドの怒り顔を見たのはイルミアは初めてかもしれない。
ライド「あいつの鎌は俺が作った鎌だ。服も目の色も違うけどあいつは味方だ!味方ったら味方だ!」
デルタ「……そうか、お前がそう言うなら仕方ないな。」
ライド「……悪いなミカ、あいつは悪いやつじゃないんだ。どうか許してやってくれ。」
ミカ「あわわ、ライド兄さん、わかりましたです!」
イルミア「でもどうしてここに?」
ミカ「レイヴンさんの力が更に激しくなってきて……皆、散り散りになっちゃったんです。ラフィさんとヴォルクさんとガイアさんは行方不明になっちゃいましたしアルファさんとニングさんとエリーナさんとボルトさんはレイヴンさんを裏切っちゃったし、サーシャさんは………だから、もう訳がわかんなくてマッケイルさんに相談したんです。」
マッケイル「彼女は魔導士の中でも一番後輩だからパニックを起こしちゃってね。あのわっかの中にいつまでもいるのは危険だと判断したんだ。」
イルミア「そうなんですか………」
マッケイル「明日からミカちゃんと訓練するから、そこんとこよろしくね!」
ファル「お、訓練か!」
イルミア「はい、頑張ります!ミカさん、よろしくね!」
ミカ「こ、こちらこそですイルミアさん!」