二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険 ( No.150 )
- 日時: 2015/05/10 19:19
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: Z6QTFmvl)
その日の翌朝
それは唐突な質問から始まった。
イルミア「マッケイルさん、私はいつになったらお姉さんに会えるんですか?」
マッケイル「んー………まだまだだよ。レックウザとの特訓をちょっととレジロックを倒したくらいじゃ程遠い。イルミアちゃんには更に精進してもらう必要がある。今の君にはレジロックを打ち倒した『力』をてにいれた。君に必要なのは『絆』と『勇気』、そして『覚悟』、この4つをてに入れられたら君はお姉さんに会えるかもしれないよ。」
イルミア「その4つを手に入れれば………」
マッケイル「そゆこと。じゃあ頑張ってねー!」
イルミア達は大空を見下げるほど高い塔の上にやってきた。そこにはラティアスとラティオスが悠々と空を飛んでいる。
イルミア「これが『絆の試練』………」
ミカ「うう…………高いよぅ……………」
マッケイル「今から君にはラティアスに乗って絆を結んでもらう。ラティアスの気持ちを感じながら危険を共に乗り越えるんだ。」
マッケイルはラティアスを呼ぶとイルミアにあいさつさせた。ラティアスは興味深くイルミアを見る。
マッケイル「こらこらラティアス、この目的を忘れてもらっちゃ困るよ。ほらイルミアちゃん、乗って。」
イルミアはラティアスに乗るとラティアスは勝手に飛び立ってしまった。
イルミア「キャー!!」
マッケイル「よしイルミアちゃん、そのままラティアスをのりこなすんだ!」
しかし高速で飛び回るラティアスに乗ったイルミアにはマッケイルの言葉が届くことはなく
イルミア「降ろしてー!助けてー!」
ラティアス「ティアース!!」
ラティアスは楽しいのかどんどん縦横無尽に空を飛び回る。そんなに飛び回って疲れないのかとこっちが心配するほどだ。
マッケイル「ほらほらイルミアちゃん、ちゃんとしないと!」
イルミア「も、もうだめ……………」
イルミアはラティアスに振り落とされてしまった。
マッケイル「あっ!イルミアちゃん!?」
ラティオス「ティオース!」
イルミア「う、うーん…………」
マッケイル「お、気がついたようだね。」
マッケイルはイルミアが激しく動く乗り物に弱いことを知ったのはこのあとであった。
イルミア「ごめんねラティアス…………私が乗り物に弱いせいで………」
ラティアス「ティアス、ティアス!」
ラティアスは心配そうにイルミアを見つめる。
マッケイル「申し訳ない………」
ミカ「イルミアさん…………」
イルミア「でも、これを乗り越えないとお姉さんに会えないなら…………行こ、ラティアス!」
イルミアはラティアスに乗る。するとラティアスもそれに応えたように飛んで行く。
イルミア「うふふ、楽しいね、ケロマツ!」
ケロマツ「ケロ!」
ラティアス「ティアース!」
一人と二匹は空中を完全に支配していた。
そしてそれを見ていたマッケイルは太陽を仰ぎ見ながら
マッケイル「『勇気の試練』、成功だね。」
ミカ「おめでとうございます!」
マッケイル「さて…………君の仕事ももうすぐだよ。」
ミカ「………わかってます!」