二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険 ( No.155 )
- 日時: 2015/06/16 19:32
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: Ku3ByRAK)
第7章 幻の終点へ
異空間の訓練を果たした後、イルミアとミカは元の世界へ戻ってきた。現代世界では1週間の間訓練していたことになる。たった1週間で伝説のポケモンでありイルミア達の師匠でもあるレックウザを倒したのはイルミアがアリアルスの真の力を見出だし使いこなせられるようになったからだろうか。
イルミア達が訓練に行っている間はデルタ達は訓練をしつつ幻の起動点を探していた。その結果すべての起動点を起こすことができたのである。青空の真ん中に黒い歪みが浮かんでいるのは最後の起動点を起こした時に急に開いたものだという。おそらくあれがディクシアのいう『幻界の終点』だろう。
イルミア「あそこにお姉さんが………」
デルタ「マッケイル、どうやってあそこに行くんだ?」
マッケイル「確か物置に小さな飛空艇があったはず………それをメンテナンスすればあそこにいけると思うよ。」
デルタ「だったら速く済ませよう……これ以上幻の大地と現代世界をくっつけるわけにはいかない。」
メタル「メンテナンスだったら僕に任せて!ついでに補強もしてあげる!」
マッケイル「ありがとうメタル君、じゃあ行こうか。」
男3人はドアを開けて物置へと歩いていく。
アリス「いよいよ元の世界に帰れるのだな………」
ミレイ「そうですね…………」
アリス「しかし、本当にどうして2つの世界がくっつく現象が起きたのだ………?」
イルミア「恐らくそれが破壊の現象『ルクレーク』だと思います。ルクレークはどんどん進行していって最終的には2つの世界とも崩れ去ってしまいます。」
ミレイ「では、それはあなたのお姉さんが意図的に起こしているということですか?」
イルミア「それとは違います。ルクレークはもともとアリアルスと対等していて2つのバランスがちょうど揃っていれば現象は起きないんです。しかし私が捕まり力を封印されたこととお姉さんの力が半ば暴走しかけたことにより2つのバランスが崩れていったんです。私がここにやってきたのも歪みに吸い込まれたからでした。なのでおそらくその時点でバランスが崩れてたんだと思います。今はもうだいぶバランスが取れてきたので進行は遅れていますが……このままではやがてこの世界も幻と化してしまいます………」
ファル「世界の為に姉を倒す、か………なんと悲痛なことか……」
イルミア「倒すのではありません、止めるんです。」
マッケイルの研究所 物置
マッケイル「これだね。」
メタル「うっわー………なにこれ、ボロボロじゃないか。」
マッケイル「墜落してたのを適当に修理して、それっきりだったからね。」
そこにはボロボロになっている飛空艇があった。
デルタ「ったく………なんとか原形は保っている、これをベースに変えていくしかないか………」
メタル「大丈夫!金属加工なら任せてよ!」
デルタ「………わかった。んじゃああの鉄板をカーブに合うように曲げてくれ。」
デルタは山のように積み上がっている鉄板を見ながら視察していた。
メタル「おっけー!」
マッケイル「そんじゃ僕はエンジンのテストでもしようかな。」
マッケイルがエンジンを取ろうとした途端爆発した。どうやら墜落したときにオイルが電圧装置にかかってショートを起こしたらしい。
デルタ「テストする手間が省けたな。」
マッケイル「………ゲホッ。」