二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンナイト2番外編 羅刹の旅人 〈キャラ募集!〉 ( No.180 )
日時: 2015/09/27 21:50
名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: wXGYBxg0)


かなり久しぶりの更新です!まだまだキャラは募集しているので気軽に投稿してください!
では、番外編スタート!


これは、イルミアが昇天し幻界の終点が閉じた頃のお話。幻界の終点は入り口が閉じただけで今も存在している。そんな中、ボロボロの大地で倒れている青年がいた。その青年はローブを聞かさね、間に見える髪は銀色に輝いていた。
青年「……ここは……どこだ……」
青年は体を起こし周りを確認する。不思議な世界だ、何とも形容しがたい……今まで力の暴走でいろんな世界へワープしてきたがこんな不思議な世界は見たことがなかった。青年はまずは周りを注意深く観察するために歩き回ることにした。
青年「行くぞモノズ、ほら起きろ。」
モノズ「モズゥ……」
モノズは前足で顔をかきながら起きあがった。このモノズはかつて竜の住む洞窟にワープしたときに群れから見棄てられ強いドラゴンタイプのポケモンに襲われているのを保護したのである。それ以来モノズはこの青年の大切な相棒として共に時を過ごしている。青年もまたモノズを相棒として認めていた。
青年はまず歪んだ時空の裂け目を見つけた。その裂け目の中からは平和そうな街が見えた。青年はその中に足を踏み入れる。

幻の街の歪み
そこは一面の緑が広がる草原だった。眼下には街が見えている。青年は街へ行き情報を集めることにした。
青年「普通の街と変わらないな………」
よろず屋や研究所などあまり見ない店も多いがやはり他の街と変わらない。青年は人の集まる広場へ向かうことにした。街のシンボルらしき噴水では何やら住人達が話をしていた。
ライヤ「お?見かけない顔だな、観光客か?俺はライヤってもんだが……」
スガツ「俺はスガツ…忘れてもらって構わない……」
その声はローブに遮られボソボソとしか聞こえなかったがライヤはなんとか聞き取れたようである。
ライヤ「お、おぅ…スガツか、しかしなんでまた忘れてくれみてえなこと言うんだ?」
スガツ「……どうせ俺のような奴は忘れられる運命だ……」
ネネ「あら?そうとは限らないんじゃない?それにあなたはだいぶ特徴的な格好をしているし……覚えてくれてる人もいるんじゃないかしら?」
スガツ「………そうか。」
ツカサ「ここに来るのも珍しいな、いったいどうやってここへ?」
スガツ「………時空の歪みだ。」
ツカサ「時空の歪み?……確か前にもああったような……気のせいかな。」
スガツは住人達と話を重ね、ここが幻の大地であること、時空の歪みが頻繁に出現すること、またそれにより住人が行方不明になっていることを知った。またスガツは是非会ってほしいと住人達に勧められた人に会うことにした。その人は来た人を全て記憶し未来永劫忘れることはないという。
スガツ「未来永劫忘れることはない、か……」
スガツは内心嬉しかった。今まで同じ世界にいたことがないため例えまた来たとしても覚えていた人なんてそうそういなかった。スガツはほんの少しの期待を込めてドアを叩いた。
「はーい。」
そこからは可愛げのある声が聞こえた。その声の主は青髪を伸ばしていた。