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大いなる森の歪み

スガツ達は深い森に着いた。
スガツ「ここは……さっきの街があった大陸か。」
サウラー「これからどうするんだ？」
スガツ「まずは探索だ、行くぞ。」

スガツとサウラーは森を歩き回った。何気ない森だがどこか懐かしい感じがする、特にサウラーはずっと幻界をさ迷っていたので何もかもが新鮮に感じるのだろう。
サウラー「この風の感じ……懐かしい……」
サウラーが懐かしんでいるとすぐそばに少女が立ちすくんでいることに気がつく。スガツはその少女に見覚えがあった、どことなくアディに似ているからだ。しかしそれはアディではなく
イルミア「……………」
スガツ「髪や服は違うが……もしかしてアディか？」
イルミアはスガツの方を向くと笑顔を見せながら消えていってしまった。
サウラー「……消えた………」
スガツ「…消えたな。」

呆然としていたとき、天空から声がした。
ヴォルク「おうおうお前ら！何者だ！」
スガツ「誰だ！」
そこにいたのは炎の魔導士ヴォルクだった。幻界が消滅し世界が平和になった後、ヴォルクは武者修行の旅に出た。そして強豪達と競いあい最強に相応しい魔導士になったという。
ヴォルク「俺はヴォルク、最強の魔導士だ！」
スガツ「知らないな、そんなやつ。」
ヴォルク「なら、俺が教えてやるよ！」