二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2番外編 羅刹の旅人 〈キャラ募集!〉 ( No.195 )
- 日時: 2015/12/03 14:30
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: ToOa8xAk)
ウロディアスと呼ばれた大男は静かにイルミアを見据える。その瞳の中にはすでに光は灯っておらず生きる意思すら感じられなかった。それもそのはず、ウロディアスはルクレークによって死んだのである。ウロディアスが住んでいた世界に突如として別の世界が衝突し原型を留めず崩壊し、ウロディアスはそれに巻き込まれてしまったのだ。しかしウロディアスの強き意思により幻界にのみ存在することを許された。実際はイルミアよりも長くこの世界の欠片の集積所に住んでいる。このことから『幻界の亡き王』と呼ばれていたのだ。
ウロディアス「おまえがそこまでするぐらい深刻な問題が今起ころうとしているのか…………?」
イルミア「ええ、ルクレークはもう倒れこの世界はもとあるべき主を失っています。そのうち均衡を保てなくなり崩壊してしまうでしょう、しかしここを出るには力がいります。それもかなり大きな………だからデオキシスを呼び起こし味方とさせたのです。これ以上ここへ迷い混む人が来ないことを祈るばかりです……」
ウロディアス「スガツ………つくづく運の無い男よ。」
イルミア「残念ですが私にはこれくらいしか………」
そう言うと2人は消えていった…………
スガツ「………今、誰かいたような…………」
サウラー「…………気のせいじゃないのか、だいたい俺らの他に人なんているわけがないだろう。ここにこれた時点で奇跡としか言いようが無い。」
???「じゃあ私はその奇跡に選ばれたって訳ね。」
いきなりの声に2人は身構えた。そこには1人の少女が立っていた。少女は少し奇抜な衣装を着ていた。そして少し堅苦しい口調でこう話す。
ゼアス「私はゼアス・ガルシア、よろしくね。」
スガツ「お前………なぜここに!?」
ゼアス「さあ、私も気づいたらこんなところにいたのよ。でも安心したわ、私1人だったら心細いもの。」
サウラー「こんな所、速く抜けてしまいたい所だ…」
ゼアス「そうそう、私気になる所を見つけたんだけど……1人だけじゃ無理だから来てくれない?」
スガツ「女を残すわけにもいかない……仕方ないか。」
ゼアスの案内でついた先は広大な星空が広がる夜の世界だった。