二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンナイト2番外編 羅刹の旅人 〈キャラ募集!〉 ( No.199 )
日時: 2015/12/15 21:55
名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: wXGYBxg0)



そして光の波が草原を流れていく時、空から招かれざる者が願いの尊き光と力を感じてやってきた。それは黒い体躯を持つ伝説のポケモンで、スガツ達を睨みながら体を縦横無尽に動かす。

ロロ「レックウザ!?どうして!?」
ククリ「黒いレックウザは古来から願いを喰らう悪魔として伝えられているけれど、まさか本当に実在するとは…………」
スガツ「あいつがレックウザか……なるほど、確かに伝説のポケモンと呼ぶに相応しいオーラを放っている。」
ククリ「どうしよう……ジラーチはエネルギーが溜まるまでああしないと動けないし……私達で守るしかないわね。」
ロロ「あ、あんなのと戦うの!?無理だよ………」

するとスガツのペンダントが反応しデオキシスが現れた。
デオキシス『久しぶりだなレックウザよ。』
レックウザ『デオキシス………生きていたとはな。』
デオキシス『空を統べる者がイベルタルに挑み負けた挙げ句呪いまでかけられるとは……愚かなことよ。』
レックウザ『そちらこそ、永きの間姿を見ぬと思ったら人の僕となっていたとは……堕ちたものだな。』
デオキシス『いざ……お前を苦しめ縛る呪いを解いてやろう。宇宙の真理を知る私の力でな。』
レックウザ『よいだろう……その願い、跡形もなく喰らってやろうぞ。』
デオキシス『行くぞ主よ………油断するでないぞ!』
スガツ「ああ……そうだな。サウラー、モノズを頼む。」

スガツはモノズをサウラーに預けると、デオキシスを身に纏った。膨大なサイコパワーがスガツを包み背中には新たにデオキシスの触手が生えた。
スガツ「行くぞ!」
スガツはサイコパワーのこもったパンチをレックウザに飛び込む。しかしレックウザは巧みに体をくねらせてスガツのパンチをかわす。
レックウザ『甘いな……私にとって空中にいる敵など恐るるに足らぬ。我が力を見るがいい!』
レックウザは力を溜めたあと思いっきり吐き出した。その波動は周りの空気をかき回して大きな突風を作るような勢いでスガツに向かい、スガツは直撃こそ避けたが突風で吹き飛ばされてしまった。スガツは冷静にサイコパワーを操り体制を整える。
スガツ「なんて威力だ………だが俺も負ける訳にはいかない!」
スガツはサイコパワーを放ちレックウザの動きを止める。逃れようとうねるレックウザの体躯を掴み触手をくっつけ膨大なサイコパワーを送り込む。しかしレックウザは束縛を逃れスガツを振り払う。
レックウザ『なかなかやるな………さすがはデオキシス、僕となってもその力は衰えていないか……』
デオキシス『お前も呪われの身になってもその力……やはり少し侮っていたか。』
レックウザ『そろそろ本気でいかせてもらうぞ………はあぁぁぁ!』
レックウザの周りを黒い電気が包み込みレックウザを憎悪の塊へと変貌させる。

レックウザ『コレゾ、私ガ手ニシタ力………』
デオキシス『やはりここまで侵されていたとはな…………』




イルミア「まさか、レックウザ師匠がイベルタルに負けるなんて……」
ウロディアス「やつは憎しみを糧に空を制し我が物にしてきた。しかしその憎しみは留まることを知らずレックウザまでも侵してしまうということか。」
イルミア「スガツ君………どうか、我が師匠に救いの手を………」