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願いを食らいつくす為に彼方から現れたレックウザを止める為にデオキシスを纏ったスガツが立ち向かう。しかしレックウザは更なる力を覚醒させスガツに挑む。

レックウザ『ウゴアァァァァ！！』
物凄い勢いで宇宙の彼方へと飛び去るレックウザ。スガツもすぐに追いかける。無数に並ぶ星々を破壊しつつ直進するレックウザはとうとうスガツを引き離し消えてしまった。
スガツ「どこへ消えた？」
スガツは星の残骸が広がる宇宙を見回す。
デオキシス『来るぞ、構えろ！』
スガツ「何！？」
受け身を取るよりも速くレックウザはとてつもない速さでスガツに突進した。『シッコクノガリョウテンセイ』と呼ばれるこの技によりスガツは吹き飛ばされ星を貫きやっと止まった。デオキシスの力があるとはいえそうとうなダメージを負ってしまいスガツはふらつく。
スガツ「……なんてパワーだ。しかし、ここで負ける俺ではない！」
スガツも負けじとサイコパワーを集めた拳をレックウザに叩き込むが、黒曜石のように堅い鱗にはあまり効果が無い。
スガツ「チッ……どうすれば……」
デオキシス『意識を１つに重ねよ、集中するのだ、宇宙の真理を体に委ねよ。』
スガツ「………わかった。」
スガツは瞑想した。宇宙の真理を体に感じとり、気持ちを沈める。恐怖心、対抗心、一切を切り捨て無をつかみ取る。

するとスガツの体に宇宙の真理が集中していく。青く淡く光り耀くオーラとなってスガツを包み込む。
スガツ「おお……パワーを感じる……これだったら！」
スガツは思いっきり力を込めてレックウザを殴りかかる。
スガツ「俺と宇宙の全力を食らえ！コスモブレイク！」
その力はレックウザの鱗、そしてイベルタルの洗脳を打ち砕き耀く光を放った。

レックウザ『……私は、なぜ………』
デオキシス『気がついたかレックウザよ。』
レックウザ『デオキシス！？なぜお前が……』
デオキシス『話せば長い、省略しよう。』

レックウザ『そうか……そんなことが……感謝するぞ、人間よ。……なんだかお前のような人間を見たような気がするが、気のせいだろう。』
デオキシス『ゆっくりと休むがよい、さて、行くぞわが主よ。』
スガツ「あぁ……そうだな。」
スガツは元の星へと飛んでいった。


ロロ「あ！スガツさんお疲れ様です！」
ククリ「ありがとう！もうすぐ全ての願いが吸収されるわ。」
ジラーチへ延びる光が途切れジラーチが目覚めた。全て吸収した証である。
ジラーチ『終わったよ、守ってくれてありがとう。』
スガツ「当然のことだ………」
サウラー「しかし、まさかレックウザを退けるとは………」
ゼアス「やるわねスガツ！」

ロロ「では、私達は願いを叶える旅に出ます。旅の方、本当にありがとうございました！」
ククリ「皆、またね！」
ロロ達はジラーチと共に光に包まれ消えていった。
ゼアス「私達も行きましょ！」
サウラー「そうだな。」
スガツ達も歪みを通り元の世界へ戻っていった。

そしてスガツ達を待っていたのは、意外な人物だった。