二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンナイト2番外編 羅刹の旅人 ( No.201 )
日時: 2016/04/16 18:00
名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: wXGYBxg0)


『レックウザを退けるとは……やはりあなたは素晴らしい力をお持ちのようですね。』
そこに現れたのは光に包まれた少女とマントを羽織った大きな男だった。スガツは少女の顔をじっと眺めた、どこかで見たことあるような………
スガツ「お前、確かあの森にいた……いや、雰囲気からしてもっと前に会っていたような………」
少女「おわかりですか?」
スガツ「………アディ……なのか……?」
イルミア「半分正解、半分不正解です。私はイルミアと申します、よろしくお願いしますね。」
ウロディアス「私の名はウロディアス、この世界にもう長くから住んでいる者だ。といっても私は既に霊体の身、腹も減らず年も取らず……もう月日の感覚がありませぬ。」
イルミアとウロディアスは改めてスガツ達と話をする。

スガツ「そもそもここはどこなんだ…?」
イルミア「ここはルクレークによって崩壊した世界の欠片が集まって生まれた空間です。ここは世界と世界の境界線も混じりあっているので空間の歪みさえあれば崩壊前の世界へ行くこともできますよ。……もっとも、もうこの世界はバランスを保つ存在がいなくなってしまい……」
ゼアス「いなくなってしまい?」
イルミア「……崩れ去る寸前なんです。」
3人は驚愕した。世界が崩れ去る、そんな現象を今まで目にしたことも聞いたことも無いからだ。
ゼアス「崩れ去る、か……」
ウロディアス「そなた達は共通して『時空を歪ませる力』を持っておられる。……でなければこんな所へ来られるはずがないからだ。」
スガツ「……脱出できる方法はないのか?」
イルミア「城の奥にある大きな歪みにたどり着ければもしくは……」
サウラー「よし、善は急げだ、今すぐ行くぞ!」
スガツ達は大きな歪みに向かうべく城へと駆け出した。

そしてそこに待ち受けていたのは、主を失い力を暴走させているミュウツーだった。
イルミア「お姉さんの……ミュウツー…」
ウロディアス「ルクレークの忘れ形見か……これは本気で相手をしなければならないようだな。」
サウラー「こっちは自分の命がかかっている、勝てなければ……死ぬまで。」
ゼアス「ここが、正念場ね……」
スガツ「さて……これが最後の戦いか。」