二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2番外編 羅刹の旅人 ( No.203 )
- 日時: 2016/11/04 20:21
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: wXGYBxg0)
約半年ぶりの投稿となってしまいましたがまだ生きてます、ピコパです。
スガツはデオキシスの力を引き出す為に瞑想を行っている。サウラー達はその間少年と共にミュウツーにダメージを与えていくが、崩壊はまだ止まらない。
サウラー「スガツ!まだか!早くしねえと……」
ゼアス「このままだと私達も巻き込まれるわよ!」
???「そう焦るな、今はミュウツーを止めるのが先だ!」
するとミュウツーの辺りに崩壊した世界の欠片が集まる。その欠片は段々と竜巻のようになりミュウツーをスッポリと覆ってしまった。
サウラー「な、なんだなんだ?」
イルミア「………竜巻から、光が……」
光が竜巻から漏れだし、その中から力を解き放ちメガシンカした『メガミュウツーX』が現れた。暴走したミュウツーはもはや自分を抑えられず戦闘兵器と化してしまっている。
ミュウツー『ウオオォォォォ!!』
スガツ「………よし、行くぞデオキシス!」
スガツはデオキシスの力を見にまといメガミュウツーXと対峙する。ミュウツーも憎しみの籠った目でスガツを睨む。
サウラー「後は………頼んだぜ!」
ゼアス「さっさとやっちゃってよね!」
スガツ「……任せておけ。」
するとスガツは全力でミュウツーのもとへ飛んでいき、拳を交わす。ミュウツーとの力はもはや互角、互いにラッシュ状態となり、体力を削りあっていく。するとミュウツーは己に宿るサイコパワーを全開し、最強戦力でスガツを消し去りにかかる。
スガツ「うおぉ…なんて力だ………しかし、俺も負けない!」
手のひらに宇宙の力を溜め、ミュウツーに向かって一気に殴りかかる。
スガツ「うおぉぉ!!」
ミュウツー『ウオオォォォォ!!!』
2つの力がぶつかり、波動が生まれ全ての大地を消し飛ばす。サウラー達も吹き飛ばされてしまった。
サウラー「うわぁぁ!?」
ウロディアス「こ、このような力が………」
イルミア「皆さん、捕まって下さい!」
イルミアが手を繋ぐよう促す。するとイルミア達の前に大きく平たい岩が作られ、そこで衝撃をしのいでいく。
ゼアス「……大丈夫かしら………」
???「見ろ、あれを。」
少年が指を指した先にスガツの体がフラフラと揺れていた。ミュウツーの姿は見当たらず、どうやらスガツの力に押し負け、消え去ったらしい。気がついたスガツは一向の元へ戻ってくる。
サウラー「………やったな、スガツ!」
ゼアス「もう、心配したんだから!」
スガツ「………ああ、やってのけたよ。」
ヘナヘナと倒れこむスガツをウロディアスが抱える。
ウロディアス「よくやった…………」
イルミア「さあ…世界を移動しましょう、いずれこの空間も崩壊します。この中に入れば、もといた世界に戻ることができますよ。」
イルミアは青いワープホールを作った。
サウラー「おい、お前はどうするんだ?」
イルミア「私はもう長くありません、ウロディアスさんと共に消滅を望みます。もう私の願いは叶いましたから。さあ、消えてしまわない内に………」
するとゼアスが一足先にワープホールへ入っていく。
ゼアス「じゃあね皆、一緒にいられて……よかったわ。また会いましょう!」
そしてサウラーも続く。
サウラー「……じゃあなスガツ、お前との旅、悪くはなかったぜ!」
そして最後はスガツのみとなった。
スガツ「………ありがとう、イルミア。」
イルミア「どんな世界にいてもスガツさんはスガツさん、これだけは忘れないで下さいね。」
スガツ「………ああ。」
こうして幻界の終点の崩壊から逃れたスガツ達はそれぞれの世界に帰っていったのである。
帰って来たスガツを待っていたのは、もうすっかり忘れていた父と母の姿だった。年老いてしわくちゃになりながらもその面影は最後に会った頃と変わらなかった。母に抱かれたスガツの頬には一滴の涙が流れていた。
番外編 〜羅刹の旅人〜 完結
あとがき
なんか無理やり終わらせた感が否めないのですが、これで番外編も完結です。半年間更新せず申し訳ありませんでした。そして今までポケモンナイトを読んで下さった皆さん、ありがとうございました!
新シリーズ『ポケモンナイト3』のキャラも募集していますのでよければ投稿お願いします!
時期も時期なので更に遅れてしまうかもしれませんが、また次の作品で会いましょう!