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翌朝
イルミア「はぁ……ひどい目に遭った…………」
すっかり元気になったようだ。
ディクシア「あら、おはよう。もう平気？」
イルミア「はい……あら？」
周りにある果物に気づく。
ディクシア「ああ、これはツカサ君たちのお見舞いよ。ミクやネネも来てたわよ。」
イルミア「そうなんですか……けど、もう心配いりません。すっかり元気になりましたから。」
イルミアは起き上がり、着替える。

リュン「あ、治ったんだ……」
クロナ「イルミアちゃん、治ったんだ！！」
リュンとクロナが挨拶してきた。
リュンはツカサと一緒に万事屋を経営している。口が悪く性格もキツいがパソコンの腕は確かなもの。ネットでいろんな情報を知り得ているのでネネほどではないが物知りである。だいたい外で行う仕事はツカサ。中で行う仕事はリュンが行っている。しかしリュンが外に出るのは本当に稀である。
クロナは街に住むマンガ家。赤いベレー帽がいかにもである。性格は明るくオープン気質であり、小さい子供には人気がある。本人も『モデルにはなる』といってスケッチをしたりする。見た目は若いが実年齢を聞こうとすると怒る。女性に年齢を聞くこと自体まず無いのだがライヤがこの前聞いて地獄を見たようである。いつもはスケッチブック片手にポケモンを描いている。
リュン「元気になって…なによりだな。」
クロナ「君の寝顔描きたかったなぁ。」
イルミア「また今度お願いしますね。では。」
イルミアは散歩にでかけた。

広い草原
イルミア「あれは…………何かしら？」
ひし形の形をしたものが浮いている。イルミアは触ってみた。
ひし形の奥にはもう一つの空間があるようだ。
イルミア「なんなのかしら？」
イルミアが帰ろうとした途端、ひし形が大きくなり、周りを吸い込み始めた。
イルミア「きゃああぁ！何これ！？」
木にしがみついていたが根こそぎ剥がされイルミアはひし形に吸い込まれてしまった。



イルミア「あいたたた…………ここ、どこ？」
イルミアは森で目を覚ました。

次からは現代世界の冒険となります。
魔導士やメインキャラはここから出てきます。