二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈キャラ募集!〉 ( No.80 )
- 日時: 2014/08/31 18:04
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: ZoJzIaOM)
イルミア「ここは、どこかしら?」
イルミアは森の中をさまよっていた。見知らぬ木々が生い茂り、得体の知れぬ生き物が鳴いている。イルミアは恐怖すら覚えた。
イルミア「とりあえずこの森を出ないと…………」
歩いていると、小さなポケモンたちが倒れているのを見つけた。
イルミア「酷い…………どうしてこんなことを………」
バッグの中から傷薬を取り出し、傷ついたポケモンたちに吹きつける。これはメクラクが珍しくまともな薬を作り出したのを貰ったのである。普通の傷薬よりも回復力が優れている。
みるみるうちに傷が治りポケモンたちは元気を取り戻した。
イルミア「ふぅ………良かったわ……」
???「お前が例の密猟者か?」
茂みの方から声がした。
イルミア「だ、誰?」
デルタ「俺はデルタ。お前、見かけない顔だな……密猟者か?」
デルタと名乗る少年が話しかける。瞳の色がおかしいことはすぐに気づいた。メクラクが言っていた『網膜剥離』だろう。しかし、目が見えないのになぜデルタはこちらを見れるのだろう。
答えはすぐにわかった。相手はルカリオを連れているのだ。ルカリオは結びついた相棒に波動で周りの環境を教えているのである。
デルタ「ここにいたポケモンたちはどうした?」
イルミア「傷ついていたので治してあげたんです。」
デルタ「何?そうか、ならお前は密猟者ではないのか……疑って悪かった。それにしても、お前、おかしな格好しているな……」
イルミア「へ、変ですか?」
イルミアは自分の服を見回す。
デルタ「その服は薄くて繋がってるんだな……風が吹いたら見えそうだな。」
デルタは笑いながら言った。イルミアは複雑な気持ちになる。
デルタ「気を悪くしたら謝る。この森はよく密猟者が出るんだ。よかったら俺が外に案内しようか?」
イルミア「あ、お願いします!」
???「ちょいと待ちなぁ!」
デルタ「誰だ!?」
木の上にヴォルクがいた。
ヴォルク「俺はヴォルク。灼熱魔導士よ!」
デルタ「魔導士だと?なぜここに?」
ヴォルク「説明は後だ!異世界から来たお前の力、見せてもらうぜ!行け、ヘルガー!」
イルミア(この人、私のことを知ってる……)
デルタ「後にしてくれ!この森でやりあったら大変なことになる!」
ヴォルク「仕方ねぇなぁ。確かに、無駄な殺生はしたくねぇ。んじゃ、またあとでな!」
ヴォルクは瞬間移動した。
デルタ「さて、俺たちも行こう。」