二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈キャラ募集!〉 ( No.84 )
日時: 2014/09/14 11:03
名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: ZoJzIaOM)


これは、イルミアが現代世界に落ちる前の話である。

ツカサ「そういえば、最近フェリーミュ姉妹を見ないな。」
ミク「どこかバカンスにでも行ったんじゃないの?」
メクラク「だったら誰かに話すと思うんだが………」

ツカサたちが話している『フェリーミュ姉妹』とは、幻の大地に住む大富豪である。家や庭がとにかく大きく、別荘もある。姉と妹の二人暮らしだが溢れる財で不自由なく暮らしていた。
姉妹はその財を独占することなくいろんな団体に寄付や支援をしている。場合によっては本人たち自ら任地に赴いたりする。その性格からか住人たちにとても良く思われている。
が、すごく前の晩から姉妹が行方不明なのである。

メクラク「いなくなる前に何か言ってなかったか?」
ツカサ「たしか、調べたいものがあるって言ってたな。」
ミク「何なんだろうね?大富豪が自ら調べたいものって。」
イルミア「あら、皆さん、どうしたんですか?」
イルミアとライヤが袋を持ってきた。
ミク「あ、イルミアさん、ライヤさん。」
ツカサ「フェリーミュ姉妹が行方不明なんだ。何か知ってるか?」
イルミア「さぁ………見てませんね……」
ライヤ「俺もだよ……旅行じゃないか?」
メクラク「同じことを思ったんだが、どうやら違うようだ。」

皆で半年捜索したが、姉妹が見つかることは無かった…………



イルミア「まさか、落ちていたなんて………」
マッケイル「そんなことがあったのか………でも、気を失ってるだけだよ。」
マッケイルがベッドで寝ているアリスたちを見ながら言った。
デルタ「魔導士が現れたことと関係があるのか………?」
マッケイル「魔導士だって!?」
マッケイルが驚く。あまり表に出ないのだから当然だろう。
デルタ「ああ、炎の魔導士がいきなり現れたんだ。」
デルタはヴォルクのことを話した。
マッケイル「そうか………なら関係が無いとは言えないな。」
イルミア「どうしましょう………アリスさんたちから話を聞きたいのですが………」
マッケイル「どうやら落ちた途端ラフレシアの花粉を吸ったらしいんだ。」
イルミア「ラフレシアの花粉………!!」
イルミアは思いだした。ラフレシアの花粉はアレルギー性であり、吸ってしまうと様々な症状が出てしまうが、フェリーミュ姉妹は特に酷く、いつも薬局に通い詰めていたし、メクラクに薬を頼んでいた。
マッケイル「心配ないよ。山にあるモモンの実を採ればいいんだ。」
イルミア「じゃあ、行きます!」
デルタ「なら、俺もついて行こう。魔導士が出たら大変だ。」

イルミアは山に向かって歩きだす。