二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈キャラ募集!〉 ( No.85 )
- 日時: 2014/09/17 00:18
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: UcGUlfNK)
円卓
ラフィ「なぜまだ生きているの………フェリーミュ姉妹………」
1人水晶を睨みながらぼやいていた。水晶にはベッドで寝てるフェリーミュ姉妹が映っている。
ラフィはフェリーミュ姉妹のいとこであるが、特別フェリーミュ姉妹とは仲が悪いのである。ラフィは小さい頃両親を亡くし、フェリーミュ姉妹に引き取られた。フェリーミュ姉妹にも両親はいないのに、なぜこうも過ごし方が違うのか。なぜ、あいつらは苦しまないのか……。
ラフィは恨みの炎を赤茶色の瞳に灯して水晶を見据えていた。
ラフィは魔法のもともとの姿の力を操る魔族魔導士である。魔力はみな最初は『魔』という状態で空気中をさまよい学者や魔導士が介入して初めて『火』や『水』などの属性がつくのである。ラフィはその魔の魔力を自分なりに介入して放つのである。更に、魔力と魔力を組み合わせて新しい魔法を生み出すこともできる。(火と水で煙を作ったり、土と風で砂嵐を起こしたり)
魔力によって姿を変える『ジェルスライム』を持つ。
ラフィ「あの男さえ………マッケイルの邪魔がはいりさえしなければ……」
ラフィは倒れていたフェリーミュ姉妹を始末しようとしたが、マッケイルが来て助けたので殺すヒマが無かった。
レイヴン「君が独断で行っておいて、尻尾を巻いて逃げ帰ったわけか。」
いつの間にか背後にいたレイヴンに言われて、ラフィは驚いた。
ラフィ「き、貴様に何がわかるというんだ!?我はただ、あいつらを殺したいだけだ!?」
レイヴン「それは、『自分には無いものを持っている人に対しての嫉妬』じゃないかな?」
レイヴンは相変わらずの冷たい目でラフィを見る。ラフィの瞳の中の炎が更に濁る。
ラフィ「レイヴン………貴様…………」
ラフィは言い返そうとしたが止めた。この後の展開が予想できたのである。彼女に口喧嘩して勝てるものはあまりいないのだ。レイヴンは何をするにも落ち着いて考えてから行動している。なので的確に相手の弱みを判断できるのだろう。
レイヴン「君はまだ考えが足りないようだ。思いつきや目先の物で行動していたら、いつか大きな壁にぶつかる。そうなれば困るのは君自身だ。」
ラフィは黙って俯いた。確かに考えが甘かったのかもしれない。しかし、今歩みを止めたら今自分がいる意味が無くなる。あいつらに会いたくないがために現代世界に来たのに……あいつらまで落ちるなんて………!!
レイヴン「………君はまだ未熟。だから、ゆっくり壁を打破する方法を考えればいい……」
レイヴンは笑って言った後、瞬間移動した。
ラフィ「我は…………我は、どうすれば……………」