二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈キャラ募集!〉 ( No.86 )
- 日時: 2014/09/20 19:55
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: wVVEXLrP)
何もない山道をただ黙々と歩くイルミアとデルタ。いくら荒々しく熱血なデルタでも異性と2人きりで歩くのは気まずいのだろう。
ルカリオ『主、どうしましたか?いつもより落ち着きがありませんが………』
デルタ『いや、ちょっとな……ちょっと胸が苦しいぜ………』
ルカリオ『それは………大変ではないですか!すぐに病院に………』
ルカリオはデルタを抱えて逆方向に走り出す。
イルミア「で、デルタさん!?どうしたんですか!?」
デルタ「放してくれルカリオ!これは病気じゃないんだ!」
ルカリオはデルタを降ろした。
イルミア「だ、大丈夫ですか?」
デルタ「あぁ…………すまない。」
イルミア「行きましょう。モモンの実を速く取りに行かないと!!」
デルタははっとした。そうだ、イルミアは元々異世界から来たのだ、しかも今は友達の為に頑張っている。俺はイルミアを魔導士から守るガーディアンにすぎない。きっと友達を助けて元の世界に帰ったら俺のことは忘れてしまうだろう。俺としたことが、少し浮かれてたみたいだな。こんな簡単なことに気づかないとは。
デルタは心に妙な涼しさを感じた。
イルミア「どうしたんですか?速く行きましょう!私……あまりここに詳しくないので………あなたのお力を貸してくださらないと!」
デルタ「あぁ…………わかったよ!」
デルタはまたはっとした。今はやるべきことをやるんだ。ただ、それだけのこと!
イルミア「さぁ、行きましょう!」
デルタ「ま、か弱い女子を守るのが俺の今の仕事だからな。」
イルミアとデルタは無意識に手を繋いで歩いていた。
そしてそれを見ていた寂しい人が一人………
ニング「何よ………あんなにいい雰囲気になって……私が苦労して調べ物してるってのに………ムカつくわ………」
ニングは単独で調べ物に出ていた。本来はレイヴンに頼まないとキツいお仕置きをくらってしまうが、それでもニングは調べたいものがあったのである。
ニング「モモンの実を探すって言ってたわね……私の不幸を分けてあげるわ………」
不適な笑みを浮かべてニングは後を追いかけた。