二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケモンナイト2幻界冒険〈キャラ募集!〉 ( No.88 )
日時: 2014/09/23 21:48
名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: KS1.rBE0)



イルミア「さて、大分奥まで来たとは思うのですが………」
デルタ「モモンの実は結構見かけるんだがなぁ……」
山の奥まで進んだのに全くモモンの実を見かけない。
デルタ「今が旬だからポケモンが皆食べたんじゃないか?」
イルミア「そ、そんなに人気なんですか?」
ルカリオ『主、どうやらモモンの実は更に奥の木になっているようです。』
ルカリオは波動で全ての森を見通していたのである。
デルタ『そうか………わかった。今は時間がない。』
デルタ「イルミア、少し走るぞ!」
イルミア「は、はい!」
デルタとイルミアは山の奥に向かって駆け出した。

山の森を抜けると花畑に出た。高山植物が沢山原生していて、中心に大きな木があり、周りはいろんな花で埋め尽くされてとても綺麗だ。イルミアとデルタは木に向かって近づく。
イルミア「大きな木………でも………やっぱりありませんね………」
デルタ「おかしい………波動の力は確かなのに………」
すると、バスケットを持った魔導士、ニングが木の裏から現れた。
ニング「ふぅ………やっぱモモンの実はおいしいわねぇ。」
ニングはバスケットからモモンの実を一つずつ取り出しては食べていた。
イルミア「あの………それ………モモンの実ですよね?あの、もし良かったら分けていただけませんか?」
イルミアはニングに恐る恐る問いかける。
ニング「いいわよ。最後の一個、分けてあげるわ。」
ニングはバスケットからモモンの実を取り出し、真下に落として足で踏み潰した。
イルミア「あぁっ!!モモンの実が…………」
ニング「あらぁ、手と足が滑っちゃったわ!ごめんなさいね!」
ニングは嘲笑いながら謝った。
イルミア「うぅっ……ぐすん………最後の一個なのに……」
デルタ「あんた…………ワザとだな……??」
ニング「あら……だったらなぁに?」
デルタ「あんたをぶっ飛ばす!!覚悟しろよ………」
ニング「私とやる気?いいわ、相手になってあげる。」

デルタ「ルカリオ!イルミアの仇だ!」
ルカリオ「ルカァァ!!」
ニング「そのイチャつきぶり……ムカつくわ……行きなさいロズレイド!」
ロズレイド「ロズレ!」

デルタ「あんただけは許さない………ルカリオ、はどうだん!」
ルカリオ「ルカ!リオォォ………ハァッ!」
溜めた波動の玉を放った。玉は地面をえぐって進む。
ニング「ロズレイド!ジャンプしてマジカルリーフ!」
ロズレイド「ロゼッ!レイドッ!」
飛び上がったロズレイドは不思議な葉っぱをルカリオに放った。
デルタ「かわせルカリオ!」
ニング「甘いわね。」
放たれた葉っぱはルカリオを追いかける。
ルカリオ「ルカ………リオッ!?」
どこまでも追いかける葉っぱに耐えきれずルカリオは食らってしまった。
ニング「マジカルリーフは絶対に避けきれないわ。どんなに速くても、ね。」
デルタ「クソッ!大丈夫かルカリオ!?」
ルカリオは立ち上がった。
デルタ「絶対に倒してやる……人を悲します奴は許さない!」
ニング「ならあなたも絶望の底に落としてあげるわ!」