二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.54 )
- 日時: 2015/09/09 17:12
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: fMybl0cm)
ヴァイスサイド中心エリア。
『はぁぁぁぁぁ!!』
ハルヒが、相手のキャラに斬撃を決める。キャラを叩き斬った後、相手ファイターにX状の斬撃を決め、それが決着点となった。
「ありがとうございました。……ふぅ」
『どうした?やけに元気が無いぞ?』
「翼……どうにもうまくいかないなぁって思ってね」
『水戸川の言ってた事か』
翼が察したような言葉にミチも落ち込み気味に頷いた。
†
それは、客船の航行中の娯楽室での事だった。しずるはそこの個室でミチ達を招き入れた。
「さて、それじゃあミチにその子——翼のモンスターが持つ『武装解禁』を説明するわね」
「『武装解禁』?」
聞かない単語の登場にミチが疑問符を浮かべる。それを見たしずるは再び彼女に説明する。
「シンフォギアに存在する主演キャラは、モンスターが存在しつつ特定の条件を満たせばエンドフェイズかクライマックスフェイズで自分と特定のキャラの武具になる効果よ。まぁ、今から試しに実際にやってみましょう。クリス、準備いい?」
『ああ。問題ないぜ』
クリスはしずるの言葉に頷くとすぐにカードとなり、しずるのデッキに入る。
とりあえず武装解禁のみを説明するだけなのでファイト全体を行う必要は無い。最初からお互いのレベルを3、ストックと手札5、クロック0でキャラを任意で揃えてからしずるのメインフェイズに入る。
「そういやさ、その武装解禁ってこの前のFantasiaがそうなの?」
「ううん。実はもう一つ持ってるのよね〜♪メインフェイズ、『ビートビースト:レッドホーク』をコール!」
そして次に、赤いステルス戦闘機のような姿をした鷹のモンスターが現れる。
「Fantasiaと違う……新しいモンスターカード!?」
「ええ。この子が武装解禁を発動する為の1枚よ。レッドホークは舞台にコールされた時、控え室のキャラを1枚手札に。1枚破棄。——後3枚」
「……え?」
「ううん、なんでもない。更にストック2を払い、『本当にやりたい事』を発動。キャラ2枚を手札に。そして、『私立リディアン音楽院』を発動!控え室のキャラ1枚を手札に戻し、雪音クリスのパワー+4千。そしてクライマックスフェイズに移行。その前に!」
『“長射程広域攻撃”クリス、つまり、あたし自身とレッドホークを裏向きに思い出置き場に置く事で、レッドホークの新たな効果を発揮!』
突然クリスとレッドホークが炎に包まれ、天井を突き破って空へと飛んで行く。呆然とミチとハルヒに対し、翼は2人に「来るぞ」と呼びかける。
BGM:煌—灼熱の裁き—
「不死なる灼熱の炎の女神、出でて鉛の空を焼き焦がせ!」
しずるのデッキから1枚のカードが引き抜かれ、それを空いた場のセンターにコールする。そのクリスのイチイバルの姿は、紅い銃身に赤い鳥類の爪をイメージした機材が取り付いたガトリングガンを腰の両側に備え、腰に装着されているギミックも、真紅の翼を思わせる物と変化する。
『す……姿が変わった!?』
『これが武装解禁。レッドホークはメインフェイズ中に4枚以上キャラが控え室から手札に戻すことであのカードを呼び出せられる。だがまだ終わりじゃないぞ!』
「はい?」
「登場時効果で裏向きで存在している思い出カード2枚を表に!これにより、相手後列のキャラを——BanG!」
指で拳銃を形作るしずるが後列のキャラに向けると同時に、その後列のキャラ——古泉がデッキの上に飛ばされた。
「デッキに戻された!?」
「クライマックス『宣戦布告』を発動!更に効果でストック3を払って、前列のレベル2以下のキャラを山札の上に!そしてこのカードは、ダメージを無効化にして相手後列に指定アタックできる!」
続け様にガトリングガンの銃口をみくるの黒子トークンへと向ける。その瞬間無数の銃弾が放たれ、あっという間に蜂の巣にして消滅させた。
「そしてマリアでアタック!アタック時効果でコスト2を払い、前列のレベル3以下のキャラを山札の上に戻す!」
クリスに続くようにマリアも突貫。ガングニールのアームドギアから放たれた光が今度は長門を山札の上に戻す。そして相手であるキョンの黒子トークンを一刺しにして破壊した。
「くっ……!ハルヒ、大丈夫?」
『平気!——にしても、あたし以外が全滅なんて……』
「どう?初めての武装解禁の感想は?」
アタックフェイズを終わらせ、軽く伸びをするしずる。一方で場を一掃されたミチは言葉も出ていないようだった。
『そう驚くなって。ま、お前の持ってるREIMEIもその条件は持ってるんだけどな』
「そうなの!?」
クリスの言葉に改めてシンフォギアデッキに入っているREIMEIを調べる。だが、ミチの口から出たのは意外な一言だった。
「——無いよ?」
『え?』
「その条件、見当たらないよ?」
「嘘!?」
ミチの言葉に慌ててREIMEIを手にする。見ると、そのカードは武装解禁の条件となるテキストが存在していなかった。
「本当、どういうこと?」
本来はそれに書いてある効果が無い事に、目を丸くしていた。
†
『ファイトを繰り返していけば、何とかなると思ったんだけど、あまりうまくいってないわね』
『こんなド三流に教える義理は無い、とでも言いたげだな?』
『お前が言うな!』
今の戦いでもREIMEIの武装解禁のテキストは出てこなかった。REIMEIは形式上はミチを認めたものの、まだ完全に認めたわけでは無いのだろう。そして同時にこんな事を思う。『ひょっとしたら、このままずっと武装解禁できないかもしれない』と。
『——気にしなくて良いわよ。こんな奴の本当の力がなくたって、ミチは十分強い。それで良いじゃない』
「ハルヒ……ありがと。ちょっと気が楽になったわ」
昔から一緒だった自分の契約キャラの励ましに元気が出るミチ。今日はここまでにして、明日に備えて休む事にした。
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.55 )
- 日時: 2015/09/09 17:16
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: fMybl0cm)
翌日。
「さて、今日も張り切っていくわよ!」
「「みゅー!」」
宿から出て、早速相手を探すミチ。初日よりも対戦者の数は減り、探すのも一苦労。中々見つからず、Sサイドの北エリアに到達する。
「うわぁ……」
『こりゃまた凄い所に来たわね』
場所はまるで産業革命以前のヨーロッパの様にも見える。だが、一部の建物は爆弾か鉄球で粉砕されたような残骸がある。戦争映画の撮影場所のような所だった。
相手を探す前に、ミチはこのエリアを探索する事に決めた。
「爆破して壊したのかしら?それとも鉄球?」
『その手の痕跡は無いわね。多分初めからこうしたみたい』
『となると後者か。ここまででかいとなると、想像できな……』
ミチの推測はハルヒがばっさりと切り落とす。翼が後者の推測を想像しながら振り向くと、直後に硬直した。
「?どうしたの?」
『涼宮、桜庭。振り返らずに今すぐ真っ直ぐ前に走れ』
『はぁ?どういうこと——』
2人も思わず振り向いた瞬間、硬直した。まぁ無理も無い。巨大な人間の頭が巨大な口を開けていたのだから。
「『うぎゃああああああー!!!』」
咄嗟に悲鳴を上げた2人は一目散に逃走。翼も背後の怪物に警戒しつつ同じく逃走する。
「ななな、何なのよあの怪物!?」
『知る訳無いでしょ!とっとと走るわよ!』
「あ、ミチ——ってちょっと、どうしたの!?」
同じく来ていたしずるがミチに気付いて声を掛けようとしたが、全力逃走の2人に思わず仰天の声を上げた。と、その時に翼が気付く。
『おい?ちょっと待て!』
「え?」
『これ……作り物だぞ』
翼の言葉に思わず間の抜けた声を上げる2人。恐る恐る近付いてみると、全く動かない。ぽっかりと大口を開けたままのシーンで停止しているかのようだ。
「うわ、かなり精巧に作られてるわね」
「本当。ちょっと見ただけじゃ区別つかないわね」
思わずそのリアルさに引いてしまう女子一行。その時、マリアがなにかに気付いてそこに声を張り上げた。
『——誰かいるの!?』
その声に応じたのか、突如飛び上がった2つの影が、しずると道を挟むように着地した。
相手はお互いが耳の後ろの後頭部以外髪を剃っており、その残った髪を三編みにしている。2人の顔はまるで蛇と狐を足して2で割ったような凶悪な顔をしており、服は冬雅のと似た服、アオザイと呼ばれるベトナム地方の服を着ていた。
「双子が相手とは面白いわね。貴方達、何者?」
「「我らは人呼んで巨人双宮。我ら双子の今宵の得物よ、選べ。降伏か敗北か」」
双子からいきなりの宣言に思わず目を丸くする女子一行。だが、相手の顔を見てハルヒが何か思い出した。
『確かこいつら、双子のファイターよ。中国で最近噂になり始めて、まず最初に降伏か敗北かを選ばせる。んで、敗北を選んだ奴を徹底的に叩きのめして勝利するバトルスタイルみたいよ』
『いきなり勝利宣言かよ。随分自信満々じゃねぇか』
『退路もふさがれていては戦うしかあるまい』
「そうね。翼、お願いできる?」
『承知した』
「条件成立だな。ならば賭けるカードは全員3枚!」
早速ミチは翼を、しずるはクリスをデッキに入れてバトルボードにセットする。
「風鳴る刃の花吹雪、舞い散る桜が鬼を斬る!セットアップ!『月華之剣』!」
「土砂降り警報!炎の豪雨!セットアップ!『灼熱ヘビーレイン』!」
「「大いなる力を持つ者達よ!喰らえ暴れろ!世界を壊せ!セットアップ!『アタックオブタイタン』!!」」
「「「「ヴァイスシュヴァルツ、ステージオン!」」」」
『Stege ON.』
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.56 )
- 日時: 2015/09/09 17:24
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: fMybl0cm)
ついに開始したバトル。先攻を得たミチがクロック&2ドローする。
「“仲間への信頼”翼を前列中央にコールして、そのままダイレクトアタック!」
手札の1枚を投げ飛ばし、それが黒子トークンとなり、兄弟の片割れを攻撃してターンエンド。
「……?クロック&2ドロー!“謎の少女”クリスを前列中央にコールしてアタック!」
しずるがもう片方の双子にアタック。トリガーチェックでソウルトリガーを得て、3ダメージを与えてターンを終えた。
「兄者」
「応。我々の宣告を無視した愚か者共、敗北を知って公開するが良い!」
しずるの相手をしている片割れに、兄者と呼ばんだミチの相手が康応する。
「「ドロー!クロック&2ドロー!“捕食”巨人を5体コール!」」
7枚の手札を一気に5枚消費していきなり盤面をフル展開させる。同時に双子の場に合計10体の巨人が現れる。その巨人達はコールされたにも拘らず、上半身が地面から飛び出した形で現れる。
「ちょ、何で5枚も使ってるの!?」
『あれ、まさかインフィニットカードか?』
「インフィニットカード?」
「本来ヴァイスシュヴァルツは、同じ名前のカードは通常は4枚まで入れられるのは解ってるよね。けど、強烈過ぎる効果で使用者が増えてゲームバランスが崩れないように枚数を制限したり、あんな風に5枚以上デッキに入れられるカードが存在するのよ」
インフィニットカード。本来デッキに同じ名前のカード(能力が異なっていても同じ名前なら計4枚まで)を投入できるのはしずるの言う通り通常4枚だが、規定により1枚、もしくはゲームバランスを崩さないように本部が1枚も入れられないカードが存在する。だが、中には無数にデッキに投入できるカードも存在する。
『“捕食”巨人』もまたインフィニットカードの1種であるのだ。しかし、それだけではない。
「「“捕食”巨人は前列の他の同名カード1枚に突き、パワー+2千!」」
「って事は、それぞれパワー5千の怪物になるって事!?」
「「これぞ我らの十八番技、『捕食者魔真丸(ほしょくしゃマシンガン)』。ゆけっ!巨人共!あの者共を喰らい尽くせ!」」
前列アタックのフルコースが開始されると同時に、巨人達が咆哮を上げてミチとしずるに襲い掛かる。まず最初に2人がコールした黒子トークンを噛み砕き、そして2体がバリアに巨大な歯を突きたてた。
「○×△□&%#!?!?」
「〜〜〜〜〜!!!」
その攻撃でミチもしずるも合計4ダメージを受け、クロックに5枚のカードが並び、双子は満足してターンエンドした。
「あいつら……かなり厄介な陣形ね」
『ええ。奴らは前列にいる他の同名カード1枚につきパワーを2千ずつ追加する……それが3体ともなれば、序盤でパワー5千の壁が出来上がるわ』
「5千……3千のキャラに2千パワーを追加するクライマックスで漸く相討ちできる壁か……あ、まさかこれって!?」
「そ。例え倒せたとしても、せいぜい1、2体。後列に控えているキャラがすぐに前列に回ってやり直し。さながらマシンガンの様に、撃った直後に弾が装填される感じね」
投入枚数に制限が無い能力を最大限に生かし、場の制圧が奴らのデッキの序盤の展開だろう。正面からは無理だが、突破できない訳ではない。
「それに、ミチちゃんも手札事故起こしてるでしょ?」
「……!」
「さっき鎧の映り込みから見たけど、手札の全部がレベル1以上だったわ。控え室にも高レベルのキャラがちらほら……」
「……」
しずるの指摘にミチは言葉を出さなかった。確かに彼女の手札には、レベル0が1枚も無い。次にレベル0を引かなければ巨人のダイレクトアタックを受けてしまう。息を呑みながらも、ミチは意を結してドローとクロック&2ドローした。
「……友里あおいを右後列、“冷徹な態度”翼を前列中央にコール!クライマックス、『蒼ノ一閃』を発動!1枚ドロー、翼にパワー2千を追加&ソウル+1。そしてフロントアタック!」
何とかレベル0を呼び出し、盤面を整えて中央の巨人を倒した上でトリガーチェックのソウルトリガーを合わせた3ダメージを与える。彼女の目には、手札事故を起こしているというのに『諦め』の文字は存在しなかった。
「絶対に……!負けない!」
†
ターン経過。現状確認。
双子兄 レベル2 クロック6 手札3 ストック4 思い出0
双子弟 レベル2 クロック5 手札3 ストック4 思い出0
ミチ レベル2 クロック3 手札4 ストック4 思い出2
しずる レベル2 クロック4 手札5 ストック7 思い出2
巨人双宮共通の場。
“高い知性”女型の巨人 なし
※“侵攻”巨人 ※“硬い体表”鎧の巨人 ※“侵攻”巨人
※現在“侵攻”巨人は現パワー7千 鎧の巨人は現パワー1万
しずるの場
※“巫女”フィーネ ※雪音クリス ※“背負った重み”クリス
“QUEENS of MUSIC”マリア “響の師匠”弦十郎
※雪音クリスは思い出にある『ネフシュタンの鎧』1枚の効果と応援、自身の効果で現パワー1万1千。巫女フィーネはパワー1万。“背負った重み”は9千。
ミチの場
戦場で歌う翼 ※“抜き身の刀身”翼 ※“ツヴァイウィング”翼&奏
“響の師匠”弦十郎 “仲間への信頼”翼
※風鳴翼は『天羽々斬(2期)』の効果と応援で合計1万3千5百。 逆鱗REIMEIはパワー9千5百。
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.57 )
- 日時: 2015/09/09 17:39
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: fMybl0cm)
「クライマックス、『千ノ落涙』!全てのキャラにパワー+1千&ソウル+1!更にクライマックスコンボ。1枚引き、パワー+3千!一気にフロントアタックよ!」
翼&奏現パワー 9千5百>1万5百
抜き身の刀身現パワー 1万3千5百>1万4千5百>1万7千5百
ストック 4>7
手札 5>4
一気に3体を強化させ、3体の巨人を纏めて倒す。そしてダメージも与え、レベル3のクロック3枚に追い詰める。
「やるわねミチ。こっちも負けてられないわね。“QUEENS of MUSIC”マリアの『集中』発揮!山札の上から4枚を控え室に置き、この効果で控え室に置いたクライマックスの数だけ、相手前列のコスト0のキャラを退却させる。今落ちたのは『宣戦布告』と『RED HOT BLAZE』。よって“侵攻”巨人を2体退場!クライマックス『ソロモンの杖』!ストックを増やし筒つつソウルを追加。巨人達に連続攻撃!」
手札 5>4
ストック 8>7>11
しずるも退場能力を繰り出して相手に対応できる盤面を整える。そして、クリスの効果を利用して鎧の巨人と“侵攻”巨人を倒し、更にダイレクトアタックを決め、レベル3に上げた上でクロックを4に並べた所でターンを終えた。
「兄者よ」
「案ずるな。手札は万全。ここで決めるぞ」
前列を全滅されたにも拘らず、至って平静を保つ双子。
手札を引く。流石にクロック量を気にしたのか、クロックに置かず、そのままメインフェイズに移行した。
双子手札 3>4
引いた手札で双子の目の色が変わる。その変化にしずるも目ざとく判断し、ミチに「何か来る」と告げる。そして兄の方が行動を開始する。
「——見るが良い。これが我らの最強の切り札!」
兄が言うと同時に弟も兄の動きに合わせ、太極拳のような動きをシンクロさせて3枚全てのカードを前列に呼ぶ。
手札 4>1
ストック 5>0
「「現れよ!絶対なる巨人の王!超大型巨人、召喚!!!」」
召喚と同時に、地響きが渡る。
『とと。何だこの地響き?』
「闘争心を燃やすクリス」のクリス達も地響きに思わず膝を付ける。地響きが大きくなるにつれ、双子の前列のフィールドにも徐々に亀裂が走り、ついに巨大な爆発が地表を突き破った。土煙さえも瞬く間にかき消し、蒸気と共に筋肉質がむき出しになった、先ほどの巨人たちと比べ物にならない程の巨人が現れた。
「でっ、デカ過ぎ……!」
「デカ過ぎて頭しか出せてないわよ……!」
『なんて巨大な……ネフィリムの心臓の比じゃない……!』
『フィーネの言葉を借りるんだったら、ありゃあ人の形をした化け物だな……』
あまりの巨大さに呆然とする一同。一方、双子の方は勝利を確信したのか、呆然とする相手に悠々と説明する。
「人類の脅威と突き破る壁は、それぞれ自分以外の前列にパワー+1千追加。更に巨大な体躯は中央に存在する場合、左右前列のキャラのリバースを防ぐ」
「更に、後列の女型の効果で左右のパワーは1万2千5百。中央はパワー1万3千!ここで“正解を導く力”アルミンをコール効果で中央の超大型巨人を指定。パワー+1千5百!更に応援でパワー+5百だ。そしてクライマックス!『そして、850年……』!すべてにパワー+1千&ソウル+1!」
「これだけでは終わらん!まずは突き破る壁の効果で1枚ドロー。そしてその手札を人類の脅威のコストに、巨人すべてにパワー+3千5百!」
手札 1>0
巨大な体躯現パワー 1万3千5百>1万5千>1万6千>1万9千5百 ソウル 2>3
突き破る壁現パワー 1万2千5百>1万3千>1万4千>1万7千5百 ソウル 1>2
人類の脅威現パワー 1万2千5百>1万3千5百>1万7千 ソウル 1>2
お互いの効果を互い違いに説明する双子。前列を陣取っている超大型巨人のパワーを累計すると、なんと5万4千達していた。
全ての準備を終えた双子はアタックを宣言。超大型巨人も目の前の邪魔者を一掃せんと、上空に現れた時空ホールから蒸気を噴出す巨大な拳が現れた。ミチ達も何とか反撃しようとするが、相手のパワーが高過ぎてまともなカウンターを使っても倒せようが無い。巨大な腕が振り下ろされ、ルナアタック級の——いや、最早月そのものを落としたと言ったほうが適格か——拳がフィールドに叩きつけられた。その轟音は戦車の砲撃の10倍近くの衝撃で辺りを揺るがした。
†
「うわぁっ!?」
その頃、ヴァイスサイドのとあるエリア。超大型巨人の攻撃が決まった轟音は武が戦っている場所にまで届いた。
「な、何だよ今の衝撃!?」
『向こうから……って、反対側からかよ!?』
当麻達もその轟音に驚き、場所を見て更に驚いた。ミチとしずるが戦っているのはSサイド。武の戦っている場所とはかなりかけ離れている。
「誰かが戦ってんのか?まさか、チームの誰か……?」
『武、こりゃうかうかしてらんねぇぞ!』
「そうだな。こいつを倒して連絡を……!」
†
「いたた……」
「ミチ、大丈夫?」
その轟音の震源地。ミチ達のファイトステージでは凄まじい土煙が上がっていた。擬似ダメージの一撃とはいえ、威力は火を見るより明らかだった。前列は今の一撃で全滅——。いや、そうではない。
『おい、大丈夫か?』
『叔父様、助かりました……』
後列にいた弦十郎が瓦礫を押しのけ、中にいた翼を助けたのだ。ツヴァイウィングの黒子トークンもまた、ストック3を払って退場を免れた。
『他に誰かいないか!?』
『こっちも大丈夫だ。おっさんが無かったら今頃叩き潰されてたぞ……』
しずるの場も弦十郎と自身のアンコールの効果で2人生き延びていた。だが、もしこれが本物の攻撃だったのかと思うと正直ゾッとする。
ミチストック 7>4
しずるストック 11>8
ミチ、レベルアップ クロック2
しずる、レベルアップ クロック3
『破壊力が凄まじすぎて、まともなカウンター封じるとはな……だが、あいつの馬鹿げた攻撃力もこのターンで終わる。桜庭君!奴は中央に陣取っている奴を倒せ!左右のカードは無視しろ!1万3千5百にまで落ちれば奴を討つ事が出来るはずだ!』
「……そっか。クライマックスコンボはこのターンで終わる。ゴリ押していけば、勝てるんじゃ……」
弦十郎はそれだけ言い残して控え室に消えた。確かにそれだけのパワーなら、翼のクライマックスコンボで何とか倒せるかもしれない。そう思った時だった。
巨大な体躯パワー 1万9千5百>1万8千>1万4千5百>1万3千5百>1万6千5百
手札 0>1
『何ッ!?』
「パワーが跳ね上がった!?」
「甘い!巨大な体躯も他と同じく、アンコールステップに『そして、850年……』をクライマックス置き場から控え室に置く事で、相手のターン終了までパワー+3千。1万6千5百だ!更に、クロックの上のカードを手札に戻す。これで我がクロックは4、弟は2だ」
寄りにもよって、相手の反撃に対応したタイプの能力を持っていたことにより、ほぼ確実に勝利の手が断たれてしまった。
「こんなの、どうやって倒せば……!」
「弱気になっちゃダメ。ファイターってのは、こういう時でも強気にならなきゃならないわ」
「でも……」
しずるもミチに活を入れるが、ミチは完全に戦意を失いかけていた。
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.58 )
- 日時: 2015/09/09 17:39
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: fMybl0cm)
——情けない目だな。
「え?」
その時、彼女の脳内にREIMEIの声が響いた。
——お前、今俺をはじめて手に入れた時と同じ目をしているぞ。
「だけど、こんな状況でどうやって勝つのよ?」
——そんなんだからお前に武装解禁はやれん。
ミチの弱気な声をばっさりと斬り捨てるREIMEI。そして盛大な溜息を吐く。
——これは俺の知ってる限りの記憶だがな。俺はこの世界の「壬生の浪士」って奴を基にしている。地方によっちゃ「新選組」なんて呼ばれてる。
「それが?」
——連中は旧幕府側に付き、そして戦争を繰り広げた。結局賊軍として新政府に降伏したが、奴らは最後まで戦った。何故だか解るか?譲れぬ誇りがあったんだよ。
「譲れぬ誇り?」
——例え負け戦と解ってても、奴らは「新撰組として選んだ道」から一歩も引かず、何倍もいる敵に果敢に立ち向かった。傍から見れば意味の無い負け戦だろう。だがな、お前も一つくらいはあるんじゃないのか?
「……」
そう考えてみると、確かに心当たりがあった。
大会前日。ミチの部屋。
『いよいよ明日ね』
「そうね……」
その部屋にハルヒと翼を招き入れたミチ。彼女の顔には少し不安げな色が見えていた。
『どうした?顔色が優れんぞ?』
「あ、ごめん。明日の大会は、きっと強いファイターがうじゃうじゃいる。想像したらちょっと気分が……」
要するに、明日のプレッシャーで気分を崩したらしい。それを知ったハルヒは呆れて溜息を吐く。
『あんまりネガティブになるとつまんなくなるよ?寧ろこう考えたら良いんじゃない?「見たことの無いファイターとファイトにワクワクする」って』
『確かに涼宮の言うとおりだ。あまり後ろ向きになると勝てる戦も負けてしまうぞ』
「ハルヒ、翼……ありがとう。でも私はそれだけじゃないわ」
感謝の後に続いたミチの言葉に疑問符を浮かべる2人。
「私がお見合いさせられそうになった時、皆に助けてもらった。今の私がいるのはみんなのお陰。だから、今度は私がみんなの力になりたいの!」
『……そっか』
ミチの言葉を聴いたハルヒと翼はすっと腕を突き出した。
『明日はお前だけではない。この4人で大会に行くぞ。そして、チームで優勝する!』
「ええ!——って、4人?」
『REIMEIのことでしょ?』
ハルヒの言葉に、『まぁな』と返した翼。その日は、3人とも盛大に笑い明かしたとか。
思い出したミチは息をすぅ…と吸い、そして……。
「わあああああああああああああー!!!」
「「「!!?」」」
突然喉が張り裂けそうな叫びを上げる。突然の叫びに双子も驚き、隣にいたしずるやハルヒ達は思わず耳を塞ぐ。
「——ふぅ。みんな、さっきまで弱気になっててごめん。私は皆の力になる為にこの大会に参加したのに……この程度で折れていたら皆の力になるなんて夢のまた夢だったわ。これから先、まだまだ強い人が来る。そんなので一々折れていたら2人のファイターの資格なんて無い!1万だろうが2万だろうが、越えられない壁は無いわ!」
『そうだな。お前がここで諦めてどうする』
『そうよ!3人がかりでなら越えられない壁なんて——』
「ううん。チームと契約キャラ、デッキの皆と合わせて無限大よ!まずは“学園祭の準備”翼を右後列へ!これで《音楽》キャラが4人!逆鱗REIMEIを左前列にコール!」
手札 4>5>4>6
ストック 4>2
『ふん、漸くまともな面構えになったか』
「そろそろ力を与えても良いんじゃないかしら?」
『大きなお世話だ』
ミチがREIMEIに声を掛ける。その言葉に少し頭に来たようだが、改めて舞台に手を翳す。
『だが、その志を持っているならギリギリ合格点だ!後は貴様がどうにかしろ!』
その時、ミチの舞台のカードに光が灯り、一つのテキストが浮かぶ。武装解禁のテキストに違いない、そう感じたミチは早速発動させる為に舞台を整える。
「学園祭の準備と交代!“シンフォギア装者”翼をコール!」
『漸くそっちでの出番が来たか!』
抜き身の刀身が黒子トークンになり、ミチの傍にいた翼がギアを纏い、後列に登場する。その能力で抜き身の刀身とツヴァイウィングの黒子トークンにパワーとソウルを追加する。
ストック 2>0
手札 6>5
抜き身の刀身現パワー 1万5百>1万1千5百 ソウル 2>3
ツヴァイウィング現パワー 9千>1万 ソウル 2>3
「メインフェイズ終了と共に、私の場のソウルは10を越えた!REIMEIの武装解禁条件はメインフェイズ終了時に全てのキャラのソウルが10以上あること!よって……戦火を斬り裂け、蒼炎の浪士!武装解禁!発動!!」
『初めてにしては上出来だ!』
解禁されると同時、REIMEIの鎧の隙間から青白い炎が噴出。大炎上して炎の塊となったREIMEIが翼を包む。
炎の火柱を切り裂き、右肩に般若の面のような肩当を装備し、右腕と左脚が鬼の様な鎧装の姿『“ЁVOLUTIΦN”翼』へと換えた。
「更にクライマックス!『騎刃ノ一閃』!1枚引き、パワー+2千&ソウル+1!更に、武装解禁した翼はアタックフェイズ開始時、自分の手札1枚につきパワー+1千する」
手札 5>4>5
ЁVOLUTIΦN現パワー 1万>1万5百>1万2千5百>1万7千5百
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.59 )
- 日時: 2015/09/09 17:44
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: fMybl0cm)
「やるじゃない。それじゃこっちもいくわよ!ドロー!クロック&2ドロー!“ビートビースト”レッドホークをコール。イベントアクション『本当にやりたい事』!控え室から4枚のキャラを手札に!これで条件成立!素直になれないクリスとレッドホークを思いで置き場に置き、“灼熱の裁き”クリス、スペリオルステージアップ!」
手札 3>2>4>2>6
ストック 8>6>4
翼が超大型巨人を上回ったと同時、しずるも一気に手札を増やしつつ条件を成立させる。
「灼熱の裁きを中央に移動し、雪音クリスをコール。効果で全員にパワー+2千。更にクライマックス!『クリスの夢』!右前列にパワーとソウル追加!クライマックスコンボ!コスト合計2を支払い、巨大な体躯のパワーを8千下げる!」
手札 6>5>4>5
ストック 4>2>0
雪音クリス(左)現パワー 1万1千>1万3千
雪音クリス(右)現パワー 1万5百>1万2千5百>1万4千5百 ソウル 2>3
灼熱の裁き現パワー 1万1千>1万3千
巨大な体躯現パワー 1万6千5百>8千5百
『ここまで下がれば助太刀も意味無ぇだろ!』
『後は叩っ斬るだけだ!』
バトルを開始したと同時、翼が高く跳躍して弟側の超大型巨人の脳天に蹴りを叩き込み、更に飛び上がって『天ノ逆鱗』の要領で蹴りを兄側の超大型巨人の脳天に叩き込む。その2体を異空間の穴に叩き落すとクリスと共にその中に落ちていった。
『んで、どうするんですか先輩?』
『簡単だ。奴らに特大の傷を与え、お前の大火力で内側から粉々にしろ!』
『そりゃ簡単だな。って、来てるぞ!』
その間に両方の巨人が翼達を握り潰さんといわんばかりに巨大な手を伸ばしてきた。気付いたクリスは回避したが、翼は遅れてしまい巨人の手に潰される。だが次の瞬間、無数の剣閃が拳に走るとその拳がバラバラに斬り刻んで脱出する。そして、直刀の姿に換えた天羽々斬による刺突の衝撃波、『死蜂一閃』を放ち、更に十八番技の『蒼ノ一閃』で左の超大型巨人の心臓に杭打ちの要領で突き刺し、刀傷を与える。
『そっちはこっちが付けた刀傷から大火力でトドメを刺せ!』
『解った!』
BGM:煌—灼熱の裁き—
早速クリスが左の超大型巨人に紅のガトリングガンの炎を纏った弾丸で傷口を集中的に狙い、更に真紅のミサイル乱舞の集中放火する。イチイバルの大火力を思う存分使い、超大型巨人にダメージを与える。
『トドメはイチイバルとレッドホークのありったけのミサイルで……全部、持って逝きやがれ!!』
ターゲットを定め、一斉に集中砲火。まるで炎の土砂降りの如く降り注ぎ、刀傷だけでなく口にまでミサイルを叩き込み、大爆発を巻き起こした。
BGM:ЁVOLUTIΦN
続く翼——いや、今はREIMEIの精神が翼の身体を操っていると言った所か——も、超大型巨人討伐を行おうとしていた。
『(これだけデカいと、叩き斬った時の爽快感はさぞ凄まじいだろうな)』
『マグロの解体ショーでもするつもりか?だが、その意見には賛成だ』
会話をしている内に超大型巨人が残った拳で翼を殴り倒そうとする。だが、それを一瞥した瞬間翼は刀を袈裟に振るう。その瞬間指と指の間を4等分に両断。バラバラになった拳は光のカードが散らばった用に消滅する。それでも翼は逃さず追撃し、更に刀を取り出し、その二振りの刀で一気に巨人の下半身をブツ切りにする。そしてへその辺りに剣を突き立てると頭へと突き進み、そのまま胴体をバッサリ切断する。
『これで終わりだ……!』
再び跳躍し、二刀を重ねて巨大な刀に変形させる。脚のブレードを飛行機の両翼の様に展開。そこからジェット噴出し、接近すると同時に青白い炎を纏った刀で居合斬りの要領で両断する奥義『壬生ノ葬牙』で頭を文字通り一刀両断。その斬られた痕から光が漏れ出す。脱出しようとこちらに向かって来たクリスの背に着地し、そのまま閉じかけの異空間の出口から脱出。その直後に異空間の中で超大型巨人が大爆発を巻き起こした。
「更に相手を倒したので、手札の青カード2枚とストック3枚を破棄」
「じゃあこっちはそろそろクライマックスかしら?雪音クリスのダブルフロントアタック!」
「うわあああああ?!」
「兄者!」
しずる側はトドメといわんばかりのフロントアタックのミサイル乱舞が兄に決まる。ダメージチェックの結果は全てにクライマックスは存在せず、レベル4に達して決着した。
弟側は超大型巨人の中央を倒したものの、そのダメージはキャンセルされる。ツヴァイウィングのサイドアタックもトリガーは無く、抜き身の刀身のサイドアタックが決まってダメージ1に終わる。
「だ、だがこっちのストックは3ある!アンコールを使えば——」
『無駄だ。この姿で私が相手を倒した時、コストを支払えば……』
「『このアンコールフェイズをスキップさせる!!』」
「何ぃ!?」
『凄い!コストを払えれば確実に相手を葬り去る事ができるって事ね!』
ミチ達が高らかに宣言した効果に弟が愕然とする。アンコールは通常効果を持つキャラに記されたコストを、持たないキャラは1人につきストックを3枚支払えば、バトルに負けても場に残る。しかし中にはそのアンコールを封印する効果も存在する。アンコールできないとなれば撃破されたキャラは控え室に直行する運命にある。
巨大な体躯が控え室に置かれると、左右にあったキャラも自動的に控え室に送られた。
「あれ?左右はサイドで攻撃したのに勝手に消えた?」
『どうやら中央を倒したら左右は勝手に消滅する効果があるみたいね。司令が言っていたのはこの事だったのね』
『でもこれであのデカブツは完全に消えたわ!』
「ぐ……!ドロー。クロック&2ドロー。前列を立て直さなければ……!後列のキャラを前列に。“捕食”巨人を前列にコール。ターンエンド……!」
咄嗟に守りを固めたが、最早突貫工事でしかない。ミチが一気に攻撃を叩き込む。
「翼で女型の巨人にフロントアタック!」
「うわああああ!」
最後に女型の巨人を刀で斬り倒し、弟も斬り捨てる。そのダメージにトリガーチェックとあわせて4枚のダメージを受け、決着した。
『GAME,END. WINNER' MITOGAWA SHIZURU,&,SAKURABA MICHIKO.』
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.60 )
- 日時: 2015/09/09 17:50
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: fMybl0cm)
「ついに私にも、武装解禁が……」
「良かったわね」
戦いの後、合計でタロット6枚を手に入れた2人。ミチは言葉を失いながらもREIMEIのカードを見る。そして気持ちを改めるように深呼吸する。
(やっと私も自分なりの答えと力を導けた。これからは、チームの為にこの戦いを……)
気持ちを改めようとした時、島中に非常サイレンが鳴る。
「何かしら?防災訓練?」
「流石に無いでしょ」
疑問符を浮かべたしずるにミチがツッコミを入れる。その時、サイレンから声が放送された。
【現在、この王国から5チームが追放されました。繰り返します。現在、この王国から5チームが追放されました】
5チーム、つまり50人は全てのタロットを失って脱落を報告する放送だったようだ。ここから先、更なる強敵が現れるだろう。志を改めたミチ達にとってはある意味試練のような放送だった。
†
『今回のフェイバリットカード』
ミチ「とうとうREIMEIの武装解禁が発動!能力を解放した翼とクリス、更に新たなモンスターも紹介!」
しずる「今回はまとめて紹介するわ!」
逆鱗REIMEI
レベル2 コスト2
ソウル2
POW9千
『永』このカードは舞台に《音楽》か《武器》のキャラが4人以上いなければプレイできない。
『自』このカードが舞台に置かれたバトルフェイズ中、あなたのレベルが3以上で、このカードがそのターンで2回目以降のアタックをした時、2枚引き、1枚を選び、控え室に置く。
『自』武装解禁:貴方のクライマックスフェイズ開始時、貴方のソウルが10以上なら、このカードとレベル2以上の『翼』を含むカードを裏向きで思い出に置いてよい。置いたなら、あなたの手札か山札か控え室から、『“ЁVOLUTIΦN”翼』を1枚選び、前列のキャラのいない枠に置く。
“ЁVOLUTIΦN”翼
レベル3 コスト2
ソウル2
POW1万
『永』このカードは手札からコールできない。
『永』あなたのアタックフェイズ中、このカードのパワー+X。Xは貴方の手札1枚につき1千。
『起』[③手札から青のキャラを2枚選び、控え室に置く]バトルしている相手のキャラがリバースした時、コストを払ってよい。払ったら、このターン全てのプレイヤーはアンコールできない。ルールによる『アンコール③』も使えない。
『自』[思い出置き場の裏向きのカードを2枚選び、表にする]バトルしている相手のキャラがリバースした時、コストを払ってよい。払ったら、2枚まで引く。
ビートビースト:レッドホーク
レベル2 コスト1
ソウル1
POW7千
『起』武装解禁:貴方のメインフェイズ中、貴方が控え室からキャラを4枚以上手札に戻した時、このカードとレベル2以上の赤の『クリス』を含むキャラを裏向きに思い出に置いてよい。置いたら、あなたの手札か山札か控え室から、『“灼熱の裁き”クリス』を1枚選び、前列のキャラのいない枠に置く。
『自』このカードが舞台に登場した時、貴方の控え室のコスト0以下の赤のキャラを1枚選び、手札に戻してよい。
“灼熱の裁き”クリス
レベル3 コスト2
ソウル2
POW1万1千
『永』このカードは手札からコールできない。
『自』[思い出置き場の裏向きのカードを2枚選び、表にする]このカードが『ビートビースト:レッドホーク』の効果で登場したとき、コストを払ってよい。払ったら、相手の後列のレベル2以下のキャラを選び、山札の上に置く。
『自』[③]クライマックス置き場に赤のクライマックスが置かれた時、コストを払ってよい。払ったら相手の前列のレベル2以下のキャラを1枚選び、手札に戻す。そのターン中、このカードは次の2つの能力を得る。『【永】 このカードがアタックする時、あなたはかわりに相手の後列のキャラを1枚選び、このカードはそのキャラを防御キャラとしてフロントアタックしてよい』『【自】このカードは相手にダメージを与えられない』。
ミチ「改めて見ると凄い能力ね」
しずる「手札の数だけパワーを上げる翼、後列の指定アタックと場を吹き飛ばすクリス。手札からコールできないデメリットを抜いても十分強いわね」
ミチ「次回もお楽しみに!」