二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その一 ( No.110 )
- 日時: 2014/10/27 18:57
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
オシオキ執行、一週間前。
昴達が男子+ジョーカー一味の料理対決を終え、出張してから帰ってきた時の、数日後の事。
「〜♪」
水鏡を鼻唄で歌いながら玄関を掃除する昴。ちなみに、下ではただいま絶賛パステルくんが作業中であったりする。
「おーい、昴さーん!」
「ん? おー、メルじゃないか。」
大量の手紙を入れた鞄を持ってキックボードでやって来た郵便局員の少女、メルが昴の元にやって来たので、昴は掃除の手を止め、彼女を見た。
「配達か? いつもごくろうさん。何か茶でも…って、まだ配達が残ってるな。」
「お構い無くっ! これが私のお仕事だから、気にしないで! それはそうと、昴さんに手紙…うん、手紙、だよ。」
「何だよ歯切れ悪いな。」
いつもはすぐに渡してくれる筈なのに、何だか今日はぎこちないメルに、昴は首をかしげた。
「最近、異世界からも手紙が届くようになったけど、正直これは受け取りたくなかった。」
「どんな手紙だよ。」
「…渡す前に聞いていい? 昴さん、何したの?」
「は?」
何をしたか訊ねられ、昴は更に訳がわからなくなった。
「別に何もしてないけど…。」
「じゃあ、この請求書、何?」
そう言ってメルが差し出したのは、請求書。慰謝料と器物損壊による賠償金だ。
しかもこれ、宛先が昴だけじゃなくてジョーカーも混じっている。
「なっ、なっ、なっ…なんじゃこりゃあぁぁぁぁっ!?」
流石にこれには昴も叫ぶ。
「どっ、どうした昴殿!」
その悲鳴を聞き付け、裏庭で洗濯物を干していたジョーカーがやって来た。
「ジョーカー、これは一体どういう事だ?」
「は?」
訳がわからぬまま、ジョーカーは昴から渡された請求書を見た。
「なっ、なっ、なっ…何だこれはあぁぁぁっ!?」
ある程度見た後、昴と同じように叫び声をあげた。これにはメルも「あー…。」と呟きを放った。
「二人共、知らなかったんだね…。じゃあ、その請求書って何?」
「…ごめん、全然知らない。多分ジョーカーも分かってないな、あの様子じゃ。」
メルは訊ねたが、昴は首をかしげ、ジョーカーは固まってしまっている。
「ど、どしたのすーさん!」
「あ、鏡君。」
「鏡。」
二連続で聞こえた叫び声に、部屋の中で遊んでいた鏡がやって来たようだ。
「メル姉、すーさん、どうしたの? ジョーカー、固まってるけど…。」
「うん、謎の請求書が届いたからちょっと固まってるの。」
「謎の請求書?」
「ああ、これだ。」
昴はジョーカーの手から請求書を取り上げ、鏡に渡した。
「うわ…。すーさん、こんな金額を払うような事したの?」
「したと思うか?」
「全然。…あれ? これ、りゅーさんの世界から?」
「あ、そっちまで見てなかったな。…メル、そうなのか?」
「うん、りゅーとさんって人の世界からみたい。」
どうやら数日前まで自分が出張していた世界からの請求書のようだ。
「…あ。」
「どうした? 鏡。」
「んとね、この請求書が届けられた店の一つでちょっと…。」
鏡は昴にゆっくりと話し始めた。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その二 ( No.111 )
- 日時: 2014/10/27 19:03
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
「…。」
「うーわー…。やっちゃったねー、あの子…。」
鏡の証言を聞いた昴は、その顔に青筋を立て、メルは死んだ目を浮かべていた。
「鏡、そん時に一緒に行った奴とかっているか?」
「えっと…そのお店には月姉と一緒に行ったよ? オレ、途中で目をふさがれちゃったからわかんないけど、周りの人達が言ってた。」
「葉月だな。後であいつにも事情を説明願わないとな。」
「何だか他にも知っている人いそうだね…。私、配達ついでに色々と聞いてみようか?」
メルの申し出に、昴は頷いた。
「ああ、頼む。」
「りょーかいっ! 後で昴さんのロールケーキ一本で手を打つよ!」
「無償じゃねぇのかよ。まぁ、いいけど…。」
「わーい! じゃ、また後でねー!」
そう言ってメルはキックボードに乗りながら神殿を後にした。
「…これはパステルくんに報告しないとな。」
昴はその手に請求書を持ってポソリと言った。…その笑顔の裏に、深い憎悪を隠しながら…。
■
そして、作業中のパステルくんへと報告したその夜。仕事を終えたメルからの報告を聞いた昴は、あるところに電話をかけた。
「…うん、こっちでもその被害状況は掴んでる。…ああ、オシオキは手加減してくれなくていい。じゃあ、オシオキ前日くらいにうちの奴等がそっちにお邪魔するんで、盛大にモフられてくれ。じゃ、よろしく。」
昴はそう言って、通話を切った。
「昴殿、一体誰に…。」
「あっちでうちの烈的立ち位置にいる奴。」
「理解した。」
それだけ言うとジョーカーはすぐに引き下がった。
『まったく、こちらの世界での迷惑行為だけでも許されんのに、他所の世界で散々暴れおって…。』
「クマがアイツに染まらずに生きてほしいよ…。」
イカを食べながら呆れる紅の言葉に、昴は同じように呆れながら、まだ踏みとどまっているクマの事を思った。
「アイツにまだ余罪とかないといいけどな…。」
昴はぽつりと、そう呟いた。
…オシオキ前日、この呟きが現実となるのを、この時の彼女は知らなかった…。
…え、この間に何が起こったか? それはここを辿っていただければ多分分かります。ええ。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その三 ( No.112 )
- 日時: 2014/10/27 19:07
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
時は流れて、オシオキ二日目、今日は悠の命日だ。
「さぁて、と。純粋組は風花や完二に手伝って貰って非難させたし、堂島さんも来たし…そろそろか。」
神殿前にて、昴は傍らに控える人物を見た。
「…何だろうな、うん。俺もこんなナリとか口調をしてるけど、一応女だ。…今のアンタの姿、何かこう、憧れるんだけど。いや、憧れちゃならないって言うのは分かってるけど…。」
「…。」
「ごめんごめん。悪気はないんだ怒らないでくれ。後で鏡にぎゅーするよう頼むから許してくれ。」
鋭い目で睨まれて、昴は思わず身をすくめる。
が、すぐに携帯電話を取り出し、電話をかけた。
「さぁ、徹底的に粛清してやろうぜ。」
今、オシオキが始まろうとしていた。
■
—おーこーめー、おーこめこめー♪
「…ん?」
BEMANI学園寮。今ここでは悠が絶賛勉強中であった。
…え? 何の勉強かって? …裸族技の。
「(昴さんから?)はい、もしもし。」
『あー、悠。ちょっと悪いんだけど、今から聖域に来てくれないか? お前にしか頼めない事があってさ…。』
「俺にしか頼めない事?」
あからさまに怪しい電話。神殿にいる人物達に頼めばいいのでは、そう思ってもおかしくない内容d
「はい、すぐ行きます!」
うん、そうだった。こいつはこんな奴だった。
『じゃあ、神殿で待ってるから。』
その言葉を最後に、昴からの通話は切れた。
(昴さんからの頼まれ事…これを上手くこなせば、コミュ復活、ひいては恋人フラグを立ててもらえるかもしれない!)
こいつ本当に欲望と煩悩の塊だなおい。そんな事書いている間に彼はいそいそと服を着て外に出て行った。
…おい、服着てなかったのかよ。
■
「…あの野郎、まだ俺からの着メロお米云々かよ。」
創造者から同期された内容を見て昴は危うく携帯電話を握り潰しそうだったが、そこはぐっと堪えた。
「まぁ、いい。後はあいつ等に任せるか。」
昴はそう言うと、戦闘中でお世話になったハロボットを更に理乃と直斗と風花と凪の工学系メンバーが改良したものを飛ばした。
ハロボット改は、すぐに辺りの景色に溶けて消え去った。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その四 ( No.113 )
- 日時: 2014/10/27 19:13
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
ウキウキ顔で歩く悠の後ろに、先程昴が飛ばしたハロボット改が到着した。
その視点から見える映像が、今、神殿のリビングに届けられた。
「感度良好、ですね。」
「無線カメラに迷彩機能に自動追尾機能…お前等、もうメカニックになったらどうだ?」
高機能の性能が搭載された物を四人で作り上げたその腕を称賛し、昴は思わず機材のチェックをしていた直斗に言った。
今、神殿のリビングには、ツッコミ属性持ちとパステルくんが待機して、オシオキの様子を見ていた。
「さて、そろそろか。」
「うん! 商店街に入った所で、あの子が動き出したよ!」
「よし、俺らは見守ろうか。」
昴達は、目の前に映る悠の姿を見ながら、ニヤリと笑みを浮かべた。
パステルくんはそっと、看板を持ち上げる。そこには、
『変態裸族への社会的制裁〜鳴上悠へのオシオキ〜』
と書かれていた…。
■
これから何が起こるか何も知らない悠は、呑気に鼻唄を歌いながら歩いていた。
その後をつけるように、赤いキャップをかぶった青と黄色のボーダーシャツの少年が歩く。そう、昨日もオシオキを見守りつつ由梨の作った大学芋をもきゅもきゅと食べていたりゅーとさんの所の悪戯天使☆ネスサンだった。
(あららー、完全に油断してるねー♪)
ネスはしめしめ、と言わんばかりにニヤリと笑みを浮かべ、徐々に悠との距離を積めていく。
(ピーチとの合流地点まであと少し…。)
どうやらピーチもこの悪戯…いやいや、オシオキに関わっているようで、計算しながら距離を積める。
一方その頃、ピーチは聖域の入り口近くにある、烈の住む酒屋の軒下で待機をしていた。
その手が添えられたお盆には、赤い、いや、紅いスープが乗せられていた。
「ご免なさいね、聖域付近が軽く異臭騒ぎになりそうだけれど…。」
「構わんよ。孫に…鏡とリリィに変なものを見せた報いじゃ。徹底的にやっておくれ。」
徐々に近づいてくる悠を見ながら、桃色のドレスを纏ったお姫様、ピーチが傍らにいたオレンジ色の髪をした赤い目の少女、茜に謝罪をするも、茜はいい笑顔で親指を立てた。ちなみにこのピーチもりゅーとさんの所のピーチである。
茜さん、相当プッツン来てるのね。いや、今名前の出てない、唯一の血の繋がった孫から色々聞いていてもおかしくないけど。
「…じゃあ、遠慮なくやらせてもらうわね。」
遠くに見えたネスからの合図に、ピーチはタッ、と駆け出した。
ピーチが来たのを確認したネスは、素早く悠の後ろに回り、そして指を君で人差し指を立て…。
「そぉいっ!」
「ふぐおっ!!」
悠の尻に思いきり突き刺した。そう、カンチョーである。
突然の攻撃に悠は悶絶。その隙にネスはテレポートで素早く逃げる。
「るんたらったら〜♪」
悶絶している悠目掛け、ピーチがスキップをしながらやって来た。悠はまだ尻の痛みに集中し、気づいていないようだ。
「あっ。」
ピーチは悠の近くまで来た時、何かに躓いて転んでしまう。
お忘れではないはずですよね? ピーチは、紅いスープが器に盛られたお盆を持っていた事。当然、今こうして転んだピーチの手にはない。
…その器は…。
「ぎゃあぁぁぁぁっ!!」
案の定、目の前にいた悠へと放物線を描いてかかりました。
ちなみにあのスープだが、この時の為に昴がりせを騙して作らせました。
(ウフフ、大成功ね♪)
ピーチは笑みを浮かべながら素早く起き上がり、酒屋に向かって走っていった。酒屋で待っていた茜とハイタッチをした後、そのまま中に入っていった。
「う、痛た…。って、辛あぁぁぁいっ!」
起き上がった拍子に口の中にスープが入ったようで、暫く悶絶する悠。だがすぐにそうやっている場合じゃないと気づいたのか、神殿の方には行かず、別の場所に向かう。
■
「…烈。」
「ん?」
「お前のばーさん…怖いな。」
「ばーちゃん、ノリノリだったなー。って、悠の奴、どっか行くぞ? あの方角だと…風雅ん家か?」
悠の行動に疑問を持った烈が、ハロボット改の映す先を見て呟いた。
「恐らく、このままでは昴さんに会えないと悟ったのでしょう。…久慈川さんのスープまみれですからね。」
「ああ、そんな奴に会いたかないわ。じゃあ、風雅ん家でシャワーを借りるのか?」
「後は多分服もだろうな。鳴上、クマ吉に頼んで風雅ん家に出しに行って貰ってたみたいだから。」
「じゃあ、服を引き取るついでにシャワーを借りるって感じかな?」
「多分な。…そういや、フランシスがさっき寮から帰ってきてたな。」
フランシスは純粋組の避難誘導をしていたが、あちらを風花と葉月に任せ、自分は帰ってきたようである。
「まぁ、あいつが変な事をしでかすようならあいつが止めるか。」
取り合えず、成り行きに任せる事にしたようだ。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その五 ( No.114 )
- 日時: 2014/10/27 19:18
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
現在、クリーニング屋では二つの存在がお尻を押さえて踞っていた。
「…あのガキ、後で刺す。」
「フランシス…落ち着いて…。僕も手伝うから…。」
どうやら、悪戯天使☆ネスサンはテレポートでここにやって来て、悠にやったカンチョーを風雅とフランシスにもやったようだ。まぁ、後でこの二人にもやると言っていたから、有言実行したのだろうな。うん。ドンマイ二人とも。
「…ん? 風雅、客が来る。」
「ほんとだ。何か気配がする。」
野生の勘で何かを感じたのか、フランシスが反応し、気配を探っていた風雅も反応し、痛む尻を押さえながら起き上がった。
「風雅、いるか?」
カラカラと戸を開けて入ってきたのは、悠。
が、先程のりせちー特性スープがかかったままなので、酷い臭いが辺りに広がった。
「臭っ!」
「何て臭いをさせているんだお前は!」
風雅とフランシスは強烈な臭いに思わず鼻を押さえた。
「じ、実は、誰かにかけられて…。俺が預けていた服と、勝負褌を引き取りに来たんだ。あと、シャワーも貸してほしい。」
「今からどこかに行くの?」
「ああ、聖域に。お礼に新しい裸塩吹き矢パンを」
悠が全てを言い終える前に、彼のスレスレに一本の刃が突き立った。
「貴様の作った変な物はいらん。シャワーは貸すし服も用意しておくしその着ているものもクリーニングに出しておいてやるからとっとと浴びてこい。」
「ハイ。」
上空に残り三枚の刃を待機させながら、フランシスが一気に言い放つ。
悠は流石に危険を感じたのか、そそくさと足早に浴室へと向かった。
■
「裸塩吹き矢パンとか嫌な予感しかしない。」
ちなみに、裸塩吹き矢パンと言うのは、ちくわを裸塩をふんだんに使ったパン生地で包み、時には非常食に、時にはちくわケツ吹き矢用の道具にもなるスグレモノナノダ。
悠ハドウヤラ実際ニ売ラレテイルちくわパンカラヒントヲ得テ編ミ出シタヨウダ。
「(書いている最中にすげー憎悪が芽生えやがったなコイツ。まぁ、ちくわパンは実際に売られてるし…。)烈、陽介、大丈夫か?」
「あの悪ガキ、燃やしてやりたい…。」
「烈、ちょっと二人でシメようか。」
どうやらこちらにも悪戯天使☆ネスサンの被害が出たようだ。この分だとクマもやってるな。あのコ。それと、運命浄化と地雷屋は落ち着け。
「さて、あいつが着替えて…オイ。」
昴が見たもの。それは…“漢と刺繍された褌をつけて仁王立ちしている悠”だった。しかも裏地をよく見るとそこには、“擬人化済みのセシルとリリィが抱き合っているイラスト”が描かれていた。しかも二人とも、服が破れて(これ以降は昴が消しました。)
「…。」
「ジョーカー。落ち着こう、うん。」
二人の大事な愛娘とも呼べる存在の成人未満ご遠慮願うイラストを見て、ジョーカーはブチギレないわけがない。
そんな中で、テレビ画面内ではフランシスが服を持ってやってきた。
『上がったか。服ならそこに…って、オイ。何着ている。お前が履いていた下着はどうした。』
『これが履いてた下着だが?』
『…。』
フランシスは黙って褌をめくり、裏地を見た。見てはいけないものを、見てしまった。
『いやんフランシスのエッチ。』
『貴様、昴の用件が終わったら覚えていろ。セシルやリリィに何をするつもりだ。』
『コミュフラグと恋人フラグ期待。』
『今から俺が死亡フラグを立たせてもいいか? 嫌なら褌を脱いで完二が通販で買ったこの普通の褌を巻け。それは俺が切り刻む。』
『嫌だ! これは昴さんの汗水たらして働いたお金で作って貰った大事な褌だ!』
「てんっめえぇぇぇっ! やっぱりあの請求額の中にお前の痛い褌、縮めて痛褌(いたふん)が入ってやがったのかよ! もう許さねぇ! スキルコンバート、MZD!」
あ、昴が怒った。いや無理もない。自分の汗水たらして働いたお金が痛褌によって消されたのだから。しかも知らないところで。
って、昴の怒りがハンパねぇ! MZDのスキルを使う気だよこの子!
「す、昴さん落ち着いてー!」
「落ち着いてください、昴さん! 気持ちは十分分かりますが!」
「神殿がメチャメチャになっちゃうよー!」
それに気づいたパステルくんと直斗、千枝が慌てて止めた。これにより、昴の暴走は収まったようだ。
話を元に戻して、悠はフランシスが用意していた普通の褌を巻き、外に出て行ったとか。ちなみに痛褌はフランシスの手によって切り刻まれ、昴にちょっとだけ痛褌代を支払ったのは、後の話。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その六 ( No.115 )
- 日時: 2014/10/27 19:23
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
そんなこんなで、悠は聖域へと戻り、神殿へと向かった。
「随分待たせてしまったな…。」
クリーニング屋で時間を取ってしまった悠は、足早に神殿へと向かう。
その途中、黒のノースリーブに赤とオレンジ色のキャミソールを重ね着して、下にこげ茶色のショートパンツと茶色のブーツを履き、右腕の袖が短めのアームウォームをはめた女性とすれ違う。顔はネイビー色のフード付きローブで顔を隠しているので見えないが、悠はすれ違いざまに一目見ただけで分かった。この人は美人だ、と。
「あっ…。」
女性の方も悠に気づいたのか、ローブの下でにこりと微笑んだ。そして、悠に小走りで近づいた。
「あ、あのっ! 貴方は鳴上悠さんですよね!?」
「あ、ああ、そうだが。」
悠だと気づいた女性は、いきなり悠の手を握る。突然のふれあいに、悠はしどろもどろになる。ローブからわずかに、赤と黄色のオッドアイをした女性の顔が見える。それがとても魅力的で、悠は思わず、胸を高鳴らせる。
「私、貴方のファンなんです! ペルソナ4のゲームやアニメで貴方の活躍を見て、私、一目惚れしました…。」
「ありがとう。俺も君のような女性に惚れられるのは悪くない。」
おい何言ってるこの女誑し。
…はぁ、何を言っても無駄だな。話を戻して、照れながら女性は話を続ける。
「あの、よろしかったら私の手料理を食べてもらえませんか? 時間もあるようでしたら、少しお話でも…。」
「えっと、その…。」
女性はそう迫るが、悠には昴という先約がいる。彼女を放って行く訳n
「はい、いいですよ? この神殿の裏手に、高台があるんです。そこからの眺めは最高なので、そこでお話でもしませんか?」
「本当ですか!?」
おい待て貴様。昴を蹴って見ず知らずの女を取りやがった。この変態、最低。
「ありがとうございます! では、早速行きましょう!」
悠は女性をエスコートしながら神殿裏手にある高台に向かった。
■
「…。」
「なぁ、昴さん、未だかつてここまで機嫌悪い時ってあったか?」
「ない。」
ツッコミ属性は全員きっぱりとそう言う。
…今、昴は切れていた。あからさまに怒りの表情を見せ、片肘を付いて椅子の足を踵で蹴っている。
「オシオキはうまく行ってるけど、これ昴さんとのコミュ永遠に元通りにならないんじゃないのか?」
「誰が戻すかあんな変態裸族とのコミュなんか。」
「あ、大丈夫。俺も元に戻す気がないから。」
「アタシも立てる気ない。アタシとフラグ立つかは知らないけど。」
昴はおろか、既にコミュを築いている烈と、未だ築いていない由梨がきっぱりと言い放つ。
どうやらもうリバースどころかブロークン…いや、ブレイクしているかも。由梨に至っては立つ前に。
「まぁまぁ、怒らないで、昴さん。アイツはこの後痛い目見るから。」
「…そうだな。さて、続きを見守るとしようか。」
パステルくんの説得に、少しだけ機嫌を直したのか昴は画面を見つめた。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その七 ( No.116 )
- 日時: 2014/10/27 19:28
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
高台に移動した悠と女性は、美しい町並みを見つめていた。
「…。」
女性は隣にあるクレーターをちらりと見つめてから、悠へと向き直る。
「綺麗な場所ですね。」
「ああ。神様のお気に入りの場所だからな。」
そう、辺りの景色を一望できるここは、昴のお気に入りの場所であり…忌まわしい場所でもある。
「(お気に入りの場所か…。何か、分かる気もするな。)では、私は料理を準備してきますので、少しここに居てください。すぐに取ってきますから。」
「どこかにあるなら、手伝おうか?」
「大丈夫です。」
そう言って女性は先程来た道を降りていった。
「…綺麗な人だな…。」
ぽつりと、景色をみながら呟く悠。あぁ、もう末期かも、こいつの変態度合い。消去してリカバリかけたいけど、私、もうこいつを変態に書かない自信がない。
うん、つまりは終わってる。
(あらら、また油断してるよ。あの人の正体も知らないで鼻の下伸ばしちゃって…。)
そんな悠の後ろにある藪の中から、再び悪戯天使☆ネスサンが出てきた。
(さて、と。僕も行きますか。)
後ろに気配があるのを確認してから、スッ、と音もなくネスは動き出した。
「ふぅ…。あ、そう言えばあの人の名前聞いて」
「そぉい!」
「ふぐおぁっ!」
再び尻に盛大な痛みを感じた悠は、先程以上に変な悲鳴をあげた。そう、またネスサンがカンチョーをしたのである。
そしてテレポートを使って再び逃げる。
「う、うぐぐ…。」
尻の痛みと戦う悠。そんな彼の耳に、音楽が聞こえてきた。
(この曲は…ボカロのルカの…ダブルラリアット?)
「半径85センチが この手の届く距離」
「今から振り回しますので 離れていてください」
伴奏の後に声が聞こえ、それに気付いた悠は茂みを見た。そこには、緑色にLと書かれた帽子を被った男と緑色を基調とした服を着た金髪の男がいた。
そう、前日に葉月達反省組を指導したりゅーとさんの所のルイージとリンクである。
二人は歌いながら、ゆっくりと悠に近付く。
「ただ回る事が楽しかった このままでいたかった」
「ただ回る事を続けていたら 止まり方を忘れていた」
「周りの仲間達が 自分より上手く回れるのを」
「仕方ないと一言 つぶやいて諦めたフリをしていた」
そこまで歌った後、二人は覚醒したかのように目を見開き、腕を振り回した。
「半径250センチは この手の届く距離 今から動き回りますので 離れていてくださいぃぃぃっ!」
「うぎゃあぁぁっ!」
なんと! 二人は悠の首目掛けてその腕を振りかぶった!
そう、いわゆるラリアット。しかもそれが二人分だからダブルラリアットである! 誰が上手い事言えと!?
悠が悶絶している隙に、二人はすかさず撤退する。
「ふ、ふぐぅ…ぐぅぅっ…!」
暫く、悠は動けなかった。
■
「あっはっはっはっ! や、やべぇ! 腹が痛い!」
「い、今の悠の顔、見たか!?」
「見た見た! こ、これは録画ものだよ! あはははは!」
「あ、安心してください、プフフッ! ろ、録画機能なら、は、初めから、働かせ、アハハッ!」
「直斗、落ち着いてから話せ。まぁ、つまりは録画してんだな。」
完全に大爆笑をしている一同。っておい、このオシオキ録画してんかい。
「ボクもお腹痛いんだけど! ヤバイ、ボクのオシオキ要らなさそう! 色々考えてたけど忘れちゃったよ! あっはっはっはっ!」
「そ、それ、次以降に回せば? って、鳴上、まだ悶絶してるし!」
暫く、大爆笑は続いた。え? 外に聞こえてバレないか? ご心配なく。一時的に防音加工済。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その八 ( No.117 )
- 日時: 2014/10/27 19:33
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
「(ダブルラリアットを歌いながらダブルラリアットって上手い事考えるな…。)お待たせしまし…大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫だ…。」
痛む尻と首を押さえながら悶絶する悠に声をかける女性。…あの、心なしか、笑顔じゃありません?
「あの、お料理を持ってきましたが…食べられます?」
「だ、大丈夫だ。いただくよ。」
「はい! では、今準備しますね!」
女性はシートを引き、持っていたバスケットの蓋を開けた。
「」
出てきたものを見て、悠は絶句してしまった。
そこにあったものは、青い液体とゼリー状の何かが入った鍋、見た目 は美味しそうな天ぷらそば、同じく見た目は美味しそうなちゃんぽん、見た感じ普通な塩ラーメン、そして…この世の混沌という混沌のような黄色やら緑やら青やらの 色をした、ケキャキャと笑い異臭を放つ謎の物体(現在は歪な形をした人形の形)だった。そう、りゅーとさんの所のポイズンクッキング達だ。
「私、頑張って作ったんです! さぁ、どうぞ!」
女性は無邪気な笑顔を浮かべ、悠に薦める。
「え、いや、その…うん、ラーメン貰おうかな。」
「はい!」
そう言って女性はサムスの味噌ラーメン(の予定だったもの)を差し出した。
「いやそっちじゃなくて」
「はい、どうぞ!」
女性はレンゲを使い、青い鍋からスープと麺を掬って悠の口元に持っていった。
「あーん。」
「…あ、あーん…。」
悠は笑顔の女性に逆らえず、口を開けた。その隙に、レンゲを盛大に突っ込まれる。
「…。」
すぐに、メトロイドとナイトメアの混じった変な味がした。味噌味? 全然しないよ。
あまりの不味さと不思議な食感と独特な何かで、悠は意識を手放した。
「あれ? 悠さん? もーっ、眠るなんて酷いですー!(起きろやオラァ! テメェにはまだまだオシオキ残ってんだよ!)」
「ぶべっ!」
何と、倒れた悠を女性は盛大にビンタをかました! それにより悠は起きたようだ。無論、毒状態はそのままだが。
「次は何を食べますか? あっ! このポモドーロ何ていかがでしょう?」
「いえ、結構です。美味しいのは十分わかりました。」
あ、拒否りやがった。
「そうですか…。」
女性はしょんぼりとした表情で料理をしまった。
■
「さて、ここからがクライマックスだな。」
昴はそう呟いて、アップを始めた。
「だな。」
「正体を現した時の先輩の反応が楽しみです。あと、この後のイベントも。」
「取り合えず、証拠は全部堂島さんに預けたし…あとはあの野郎をムショ送りにするだけだな。」
怪しげな笑い声が、神殿を包んだ…。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その九 ( No.118 )
- 日時: 2014/10/27 19:39
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
「そう言えば、小耳に挟んだのですが…。」
「ん? 何だ?」
女性は料理を片付け、悠に向き直った。
「りゅーとさんの世界のマリオとワリオとニッキーとゲレゲレの…裸族と呼ばれる方達と大暴れをしたとか…?」
「ああ。楽しかったな。憧れの師匠達と暴れられたんだから。」
「その際に、楽器店で大暴れしたとか…。」
「ああ。楽器店で師匠達とケツタンバリンをしたんだ。楽しかったな。」
□
悠の証言を聞いて、昴はローズの証言を思い返していた。
『え? りゅーとの世界の楽器店に行ったか? うん、行ったよ?』
『そこでなんかあったみたいだけど、何か知らないか?』
『うーん、ボクは途中でにゃぐわに目を塞がれちゃったからわかんないけど、何かね、らぞくって言う人達がお尻にタンバリン挟んで暴れてたって周りの人が言ってた! 一瞬見えたけど、ほんとに裸の人がお尻にタンバリン挟んでたよ。顔は見なかったけど、昴くらいの身長っぽかったから、大人の人じゃないかなー?』
ローズの証言通りだ、昴はテレビを見ながらそう心の中で思っていた。あとにゃぐわ、ナイス。
□
「それから、ポップン学園の生徒や八十神高校の生徒達のズボンを男らしく引きちぎったり…。」
「ああ。最初はうまく切れなかったけど、慣れてきたらうまく千切れて…たまに下着も巻き添えにしてしまうが、いつかは師匠達みたいにうまくやりたいかな。」
□
今度は理乃の証言を思い返す。
『えっ? ポップン学園に行ったか、ですか?』
『ああ。』
『はい、行きましたよ。あ、そう言えば…その時、校庭で裸で踊る人達を見かけましたが、何かのイベントでしょうか? 途中で巽さんに目を塞がれてちらりとしか見ていないのですが…。』
『見ないで正解だ。』
理乃の証言の裏付けもとれた。完二君、君もナイスだ。よく純粋組の純粋を守った。
□
「…お寿司屋さんで乳首に寿司ネタをのせて回転寿司台に乗って流れたとも聞きましたが。」
「ああ。俺のオススメはイカだな。ひんやりしていて適度にペトッとしているから、乗せてると気持ちがいいんだ。」
お前それイカ好きのリリィが聞いたら切れられるぞ。
□
今度は、メルと一緒にいた時の鏡の言葉を思い出す。
『あのね、らぞくって人達が暴れてたみたいなの。回転寿司の台に乗ってね、流れてきたんだって。多分横を通ったのかな? 烈の煌が聞こえたの。あと、鈴花の曲も聞こえたし、ペルソナ4のオープニングとかも聞こえたよ? あ…悠兄の声もした気がする。』
あの鏡の証言は本当だったのか、そして、葉月、グッジョブ。後でお前の好きなものをプレゼントしてやる。そう思っていた昴だった。
□
「…デートスポットで股間にビームソードを挟んでチャンバラをしていたとも聞きましたが…。」
あ、女性の声が震えている。何かを思い出したのだろうか。
「ああ。あの時は師匠の弟さんが途中で制裁しに来たけど、三人の女性とお知り合いになれて嬉しかったな。」
「…。」
女性は、フッ、と笑みを浮かべた。少々、冷酷な笑みを。
□
昴は女性に同情する横で、リリィの証言を思い返す。
『えっ…? りゅーとさんの世界のデートスポットに行ったか…?』
『ああ。』
『…うん、行った。氷海さんの付き添いで。』
『(将来のためかよ。)何か、そこで変な事なかったか?』
『うーん…。うん、あった。氷海さんに目を塞がれてわかんなかったけど、らぞくって人達がこかんちゃんばらって言うのをしてたって悲鳴混じりで聞いた。』
氷海は完全に最初から目を塞いでいたようだ。グッジョブ。
そして最後にもう一度、理乃のある証言を思い返す。
『あ、あの…巽さんに目を塞がれていてよくわからなかったので風達に聞いたのですが、その…暴れてる一団の中に、鳴上さんがいたそうです。』
鏡の証言で薄々予感はしていたが、この理乃の証言で、あの請求書は悠の仕業だと確定できた。
ちなみに、この証言達は全員その人達の保護者たる存在の、烈、由梨、ジョーカー、紅の前で語られた為、
『昴さん、あのバカ燃やしていい?』
『昴さん、あのバカ感電させていい?』
『昴殿、あのバカを潰していいか?』
『神、あのバカにラリアットしていいか?』
『うん、許可する。思いきりやれ。』
当然こうなりました。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その十 ( No.119 )
- 日時: 2014/10/27 19:44
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
「あの光景を見せてあげたかった…。」
完全に有頂天になっている悠。女性に完全に心を許しているようだ。
「なんだか君とはうまくやれそうな気がするな。ここまで話を聞いてくれたし、俺の事を知ってくれていたし…。」
「そう?」
にこり、と笑う女性。
「ああ。よければ俺と絆を」
「それはダメだ。…俺様のプリンや恋人持ちの女性を口説くような変態はお断りじゃボケエェェェッ!」
女性は急に男勝りな口調をし、悠を背負い投げをする。
「えっ、えっ?」
うまく受け身はとれたが、突然の事に、悠は動揺。そんな悠を尻目に、女性はローブを脱ぎ去った。
そこには赤と黄色のオッドアイを持つ人物がいた。
パッと見女に見えるが…男である。
「あ、あの、貴方は…?」
「そういや、まだ名乗ってなかったな。俺様はウルフ・オドネル。りゅーとの世界からお前のオシオキの為に出張してきた。」
「りゅーとさんのウルフ!?」
そう、彼は擬人化こそしているものの、元は狼。りゅーとさんのお気に入りである、スターウルフのリーダー、ウルフ・オドネルその人だった。
「オイ、変態。お前は俺様のプリンを拐かしただけでなく、うちの世界の裸族と大暴れし、その下らない褌代と一緒に賠償金を自分のところの神様に送りつけるってどういう了見だ? アァ?」
「昴さんやジョーカーならポンと出してくれるって信じてた。」
「大分カンカンだったぞ? あと、すべての行動を純粋な奴等に見せるってどんな神経してんだ?」
「え? あ、確か寿司屋に鏡がいたな。葉月ばかり目に入ってわからなかった。」
「あの純粋な鏡やリリィやローズに何見せてんだこの野ろおぉぉぉっ!」
ウルフは素早く悠に接近し、彼をアッパーで宙に浮かせた。
「ぐふっ!」
「テメェ、みたいな、変態、ロリコン、腐男子野郎、誰が、フラグ、立てるかっつーのおぉぉぉっ!」
「ぐはぁっ!」
その後も空中でコンボを決めたかと思えば、地上に叩きつけ、更にコンボを決める。
「毎度、毎度、裸族や、ポイズン、クッキングや、腐女子に、悩まされる、俺や、昴や、ツッコミの、気持ちに、なりやがれえぇぇぇっ!」
愚痴兼毒舌を交えながら、ウルフはコンボを決めていった。
■
「うわー、すげー。格ゲーみたいなコンボだ。あんなコンボを現実で決められたら気持ち良さそうだなー。」
「アタシが馬鹿七海や理乃や葉月の援助を受けてようやくあんな連続コンボになるのに、アイツ、一人でやってのけてんな。理乃の作ったアワーグラスβはいらないな。」
『二人とも、感心しすぎだろ。』
格ゲー上級者の烈と、テイルズ世界でコンボの重要性を学んだ由梨が感心していると、横から紅のツッコミが入った。
「さぁて、堂島さん、準備はできてるか?」
『おぅ、バッチリだ。いつでも来い。』
昴が電話をすると、電話口にいた遼太郎が即座に答えた。
「あっちも準備はいいみたいだな。多分ウルフの旦那は気づいてるから、俺達はこのまま見守ろう。」
通話を切り、昴は気持ちいいくらいの悪い笑みを浮かべた。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その十一 ( No.120 )
- 日時: 2014/10/27 19:50
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
聖域の入り口にパトカーが止まったのを横目で見て、ウルフはスマッシュボールを砕いた。
「さぁて、そろそろフィニッシュだ! ランドマスターッ!」
ウルフは戦車のような機体—ランドマスターを呼び出し、乗り込む。
「昴! 神殿壊したらスマン! ファイヤー!」
一応家主に謝ってから、ランドマスターからエネルギー弾を発車させ、降ってくる悠に直撃させ、吹き飛ばした。
「俺様のプリンに下心見え見えで近付こうなんざ、百年早いんだよ!」
転送されるランドマスターから現れながら、ウルフは高々と言った。
一方、落とされた悠だが、急に何かに吸い寄せられるように方向を変え、神殿に向かっていった。
「あーらら、気絶しちゃってるみたいだね…。」
吸い寄せる何かの先にいたのは、ルイージ。どうやら彼の道具である、オバキュームで吸い込んでいるようだ。
「(あ、花壇のお花少し吸い込んじゃったかな…? うぅ、後で弁償しないと…。)気絶してるから聞いてないかもしれないけど言っておく。俺の大切なデイジーを泣かせた報いはきちんと受けやがれえぇぇぇっ!」
花壇の花を後で弁償しなきゃとは思いつつ、すぐにそれ以上の怒りでオバキュームを振りながら、ある方角に飛ばした。
その先には…既にスマッシュボールを砕いて最後の切り札を発動させる準備が整った、リンクがいた。
「さぁて、最後の総仕上げだ!」
リンクは勇気のトライフォースの力を解放し、トライフォースの結界に悠を閉じ込めた。
「おらおらおらおらおらぁっ!」
そして、手にしたマスターソードで何べんも切り刻む。無茶苦茶恨みがこもってますねリンクさん。
「ゼルダに手を出した奴に…天誅じゃあぁぁぁいっ!」
そしてトドメに、盛大に吹き飛ばす。ええ、盛大に、ある場所へと。
—ドカーンッ!
盛大な音を立て、悠が飛び込んだのは、白と黒の車の中。そう、パトカーだ。
「おーおー、随分ズタボロにされたなァ。」
「これ、大分酷いですよ。僕の起こした事件の時より酷いでしょ…。」
しかもそこには、あろうことか悠の母方の叔父である遼太郎と、彼の相棒である足立透がいた。
ちなみに何故透がここにいるかというと、やり直しにより事件は一度なかった事になった為、その罪もなかった事になり、二度目の事件も彼の仕業ではない為、こうしてまたパートナーを組む事となったのだ。まぁ、遼太郎の監視付きの自由、といったところか。
「足立、このまま近くの警察署に向かうぞ。多分昴さん達も追いついてくるはずだ。」
「了解しました、っと。」
透は遼太郎の言いつけ通り、気絶したままの悠を近くの警察署に向かって運んでいった。
「ふー…。」
「ごくろうさん、ウルフ、ルイージ、リンク。特にルイージとリンクは昨日に引き続き悪かったな。」
「構わないよ。葉月や凪に料理を教えるの、結構楽しかったし。」
「俺は風雅に教えるのはもう遠慮したい。何だか悲しくなるから。」
リンクは死んだ目を浮かべながらそう言った。いや、嫌な訳ではないのだろうが、色々な意味で同属性(緑色を基調としている不憫組)である為、同属嫌悪というもので教えていると悲しくなるのだろう。
「じゃあ、俺達はもう一仕事あるんで行くわ。」
「おう、いってこい。後はこっちで勝手に観光がてらぶらついてから帰るわー。」
そんな感じで昴達は警察署へと向かっていった。
「さてと、俺達は適当にぶらついてから帰ろうか。」
「そうだね。…ん?」
ドドド…と砂煙でも上がりそうな勢いの音をさせて、何かがやってくる。ウルフとルイージとリンクは首を傾げ、そちらの方角を向いた。
「きゃあぁぁぁぁっ! ウルフさんが女装をしているって本当でしたわあぁぁぁっ!」
「ウルフさん! その姿で色々と描かせてえぇぇぇっ!」
「色々お着替えさせてえぇぇぇぇっ!」
「ウルチャーン! クマとデートしてクマー!」
なんと、うちの腐った女子である牡丹と雪子と七海と、ウルフをナンパしようとクマがやってきたではないかあぁぁぁっ!
その際にリンクがこの波に吹っ飛ばされた事は、ちょっとだけ付け加えておく。
「うわあぁぁぁっ! う、ウルフ! 何か来たよ!」
「…。」
こちらに向かってくる女子の大群に、ウルフはどこからかホームランバットを取り出した。
「テメェら…ふざけんじゃねぇぇぇぇっ! ちょっとは自重しやがれえぇぇぇぇっ!!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁっ!!」
ウルフが思い切りホームランバットを振ると、女子達とクマは吹き飛ばされていった。
ちなみにこの時、すばやくクマの急所を蹴っていたと、後で付け加えておく。
※
『変態裸族への社会的制裁〜鳴上悠へのオシオキ〜 りゅーとさん分』
・番長を別の要件で神殿に呼び出す
・ネスが背後からカンチョー(あと、ついでに烈や風雅や陽介やクマやフランシスにもする気(笑)
・ピーチがこけた演技をしてりせの料理を頭にそぉい!!!
・ボロボロになった番長が神殿に来ると、そこに綺麗な女性が登場。女性は「私、悠さんのファンです!」と番長のファンである事を言う。
・絶景が見える神殿のテラスや庭へ行く。そこで一旦女性が席を外して、一人になった悠にネスが再びカンチョー(笑)。
・二度目のカンチョーでもだえる彼にルイージとリンクがダブルラリアットを歌いながら物理ダブルラリアット
・絶景を見ながら番長と女性が会話。番長にも☆1女子に食べさせたあの料理を食べさせる。
・そのあとの会話で女性が悠がりゅーとサイドの世界でやらかした事件を暴露(気づかれないように自然に混ぜて)
・番長が有頂天になった瞬間に女性が「そう? だけど、俺様のプリンや恋人持ちに手を出す変態はお断りじゃボケェェェェェー!!!」と背負い投げ。
・女性がローブのフードを取ると旦那が登場☆笑顔の旦那が毒舌をぶちかまし、切り札のランドマスターでぶっ飛ばす
・ちなみに悠のオシオキは別室でみんなが見てます(酷い)。最後は遼太郎のおじさんに番長がやらかした事件(証拠品あり)を告げておしまい
ちなみに、その馬鹿がりゅーとさんの世界でやらかした事件がこちら。
・裸族化した番長がマリオとワリオとニッキーとゲレゲレの裸族と一緒に大暴れ
・その際に、ケツタンバリンとズボンワイルドひっちぎりと股間チャンバラとちく寿司をしてた
・被害は楽器店で大暴れ、ポップン学園の男子生徒のズボンを引き千切る(暴れ足りなかったのか八十神高等学校の男子生徒のも…。)、デートスポットで股間チャンバラ、有名寿司屋でちく寿司(その際にペルソナ4のOPやつぎドカの担当曲熱唱)
・請求書は昴とジョーカー宛てに(請求額は500万円)
・番長がデイジーとゼルダとプリン(擬人化)を口説いた
・たまたま純粋組が目撃し「ねーねー、お寿司屋で「らぞく」って人が暴れてたよ〜(・ω・)」「ポップン学園で裸で踊る人がいたみたいだけど、あれは何かのイベントなの?」「楽器店でお尻にタンバリンを挟む大人がいたー」と保護者達が聞いて激怒
まだまだ余罪もあるぜよ☆
・ジュネス店内で「ジュネス! ジュネス! エブエブエブエブエブリディ!」「菜々子! 菜々子! 菜々菜々菜々菜々菜々子ぉ!」と三三七拍子のリズムで尻こんにゃくをし、そのこんにゃくをあろう事か鮫川に流した。(りゅーとさんのI談)
・前述のプリンとゼルダとデイジーを口説いた際、あらぬ格好をしていた。しかもデイジーのスカートをこけてずり下ろしたのに謝罪なし…。(同じくりゅーとさんのM談。詳しくは次のオシオキにて。)
・らぞ1という裸族が集まるレース競技に遼太郎のパトカーのパトランプを盗んで出場。しかも二位…。(同じくりゅーとさんのF談。同じく詳しい事は次で。)
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その十二 ( No.121 )
- 日時: 2014/10/27 19:55
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
「う、うぅ…。」
「おー、気が付いたか、悠。」
眩い光でゆっくりと意識を覚醒させた悠は、目の前にいる存在に目を見開いた。
「お、叔父さん…。」
「昴さんから色々聞いたぞー。さぁて、悠。お前を今から迷惑防止条例違反と公然わいせつ罪で取り調べる。いいな?」
「俺はそんな事やっていません!」
許可を得る前にいきなり容疑を否認する悠。
「証拠は挙がってるんだ。大人しく諦めろ。」
そう言って遼太郎は数々の写真とiPodを取り出す。まずは一枚目…。
『乳首にリフレクビートのロングオブジェクト+痛褌の番長がプリンからビンタされる写真。褌はピンク色の布に「女誑かし」と真ん中に大きく達筆。周辺にはカンフー少女・ボーイッシュ・黒髪ロング・ストッキング・眼鏡・アイドル・ツインテール・男装・ボクっ子・巨乳・ロリ・女教師・看護婦・コスプレ・妹などと書かれている』
「」
「これはウルフって奴の恋人を口説いた時か。あの時はこの子はデートスポットの下見に来ていたらしいな。こんな事になって、さぞ怖かっただろうな。取り合えずビンタの件は正当防衛だ。次。」
そして次の写真には、
『乳首にリフレクのチェインオブジェクト+痛褌の番長がゼルダを口説けずにOTZの写真。褌は表がラブリーンのコスプレをした菜々子Ver、裏面がR18Verプリント』
が写っていた。
「」
「この人もデートスポットの下見に来たらしいな。…この天然が菜々子にもあったら怖いが、それはいい。問題はこの時にしていた褌だ。何だこれは?」
「菜々子が可愛すぎて作ってしまいました。」
「しかも人の金だろ? この件は姉貴にも報告しておく。後で盛大に怒られろ。それからこの褌はすぐに処分しろ。次だ。」
更に次の写真には、
『乳首にリフレクのトップオブジェクト+痛褌の番長がデイジーのスカートをずり降ろしてパンツを凝視する写真。褌はアルカノスジャケットの少女の萌えプリント(擬人化リリィ)』
が写っている。
「」
「…ジョーカーの娘にまで手を出す気か? あぁ? しかもこの娘さんのデートを邪魔しただけでなく、何もない所でこけてスカートをずり下ろして「ワァオ、フラワーファンタジー」と流暢な英語を話して謝罪はなしだったって? 彼氏さんもさぞかし怒り狂っただろうな。さて次だ。次は動画だな。」
そしてiPodから映し出された映像には、
『らぞ1で「菜々子ぉぉぉぉぉー! 鈴花ぁぁぁぁぁー! 氷海ぃぃぃぃぃー! 雪花ぁぁぁぁぁー! 直斗ぉぉぉぉぉー!」とつぎドカ女子やペルソナ女子やジョーカー一味女子の名前を叫びながら裸のライドオンで爆走。この時は乳首に同時押しオブジェクト+菜々子痛褌+遼太郎おじさんのパトカーのパトランプの格好をした悠の姿が映る動画。更に最後の方まで見ると、表彰台で銀メダルを掲げてつぎドカ曲を熱唱する悠が。この時に風が吹いたか暴れたか裏面のR18プリントが見えている』
な出来事が流れていた。おい、足立、後ろで笑いをこらえるな。
「」
「…あぁ、窃盗もやってたか。何か言う事は?」
「ありません。」
流石にここまで証拠が上がっていると何も言えない。悠は自分の罪を認めた。
「はぁ…。」
「堂島さん。」
甥のやった罪に頭を痛めていると、透が耳打ちしてきた。
「昴さんが来ましたよ。」
「わかった。丁度自供も取れたし、頃合だな。悠、これからお前にはある独房に入ってもらう。そこでみっちり反省しろ。」
「はい…。」
悠はしょんぼりと頭を下げた。そして彼は遼太郎に連れられ、取調室を出て行った。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 その十三 ( No.122 )
- 日時: 2014/10/27 20:00
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
通されたそこは、独房というにはとても広い空間だった。中はとても暗く、何があるか見えない。
「…え? 叔父さん、これは」
悠が何かを聞こうとした時、扉は閉められた。
「…?」
突然こんなところに入れられて、悠はいぶかしみながら歩く。
「どっせーい!」
「うわっ!!」
そんな悠の横から、氷の礫が飛んで来た。すんでのところで避けられたが、反応が少しでも遅かったら当たっていただろう。
悠はその礫を放った存在に、心当たりがあった。
「あー、おしかったなー。もう少しで直撃だったのにー。」
「やはりパステルくんだったか…。」
そう、氷の礫を放ったのは、パステルくんだった。
「悠、あのね、ボクだって無駄なオシオキはしたくないの。だからー…。」
「えっ、うわっ!」
急に勢いよく上に吹き飛ばされた悠は、すぐに背後を確認した。
そこにいたのは、足を振り上げた直斗。どうやら彼女が悠を蹴り上げたようだ。少し風を感じる事から、スクナヒコナを出し、【ガルダイン】の援助を借りたのだろうか。
と、同時に、明かりがつく。自分が向かうその先には…千枝がスズカゴンゲンに乗っている姿だった。
「手っ取り早く終わらせるよー!」
にこっと笑って千枝はスズカゴンゲンから飛び降りた。
「簡易版のー…どーん!」
「ごふぅっ!」
千枝は踵落としを悠の腹に食らわせた。そしてそのまま悠は再び地面へと落下していく。ちなみに千枝は再びスズカゴンゲンにキャッチしてもらいました。
落ちる先にいたのは…陽介だ。既にスサノオを出して準備は万端のようだ。
「…おい、鳴上、言う事はあるか?」
落ちる最中に、その声が聞こえた気がした。
「…死ぬ前に理乃やリリィを口説きたかっ」
「いい加減自重しろこの変態番長っ! あと思い出の場所汚すんじゃねえぇぇぇぇっ!!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁっ!!」
陽介はスサノオに【ガルダイン】を命じ、スサノオもそれに答えるかの如く素早く放った。心なしか、威力も高い。
地面に着地する事無く、悠は再び宙を舞った。
「…。」
次に自分が向かう先にいるのは、ジョーカーだった。
「じ、ジョーカー」
「リリィとローズに変なものを見せた報いだ。…消えろ。」
「せめて弁解はさせぶべぇっ!!」
ジョーカーは弁解を許さずにすぐに力を放った。重力のような力により、悠の体は再び地面へと真っ逆さま。
「とめてくれえぇぇぇっ!!」
「無理だな。」
きっぱりと、凛とした声が響く。この声は間違いない、由梨だ。そう思った悠は、体の向きを空中で上手に変え、由梨に飛び込む形になった。
「由梨いぃぃぃっ! 俺を受け止め」
「理乃に変なもの見せるんじゃねえぇぇぇっ!!」
「ぐぼあぁぁっ!」
だが由梨はすかさずジャンプしながらアッパーをかました。おい、お前体術専門じゃないだろ。まぁ、由梨なら無手で戦えるよう鍛錬していてもおかしくないけど。
アッパーの勢いが良かったのか、再び悠の体は宙に舞い上がっていった。
が、すぐに背中に強い衝撃を感じ、地面へと真っ逆さまに落ちる事になった。
『鏡に』
「リリィに」
「純粋な奴等に」
「『変なもの見せるんじゃねえぇぇぇぇぇっ!!』」
「うぎゃあぁぁぁぁっ!!」
どうやら背中の衝撃の正体は、紅と烈と昴がラリアットと焔付きの拳で殴りつけたのと鈴花のスキルを付与しての踵落としだったようだ。
そしてうつ伏せで地面に…いや、丁度そこにあったベッドの上に落ちた悠は、すぐに鈴花のスキルを付与していた昴が茨で縛り付けられた。
「イタイイタイ! こ、これは…茨!? あだだだだだっ!!」
その直後、たらいが何十個も落ちてくる。誰がやったかって? 私だけど? 流石の私もここまできたら切れますよー。
昴は私からのオシオキを確認した後、茨を操作して悠の腰を持ち上げた。簡単に言うなら、悠の尻を突き出した状態にしたのだ。
突如、ざりっ、という音が響く。いつの間にかこの場に現れたのは、黒いローブを纏った存在だった。
黒いローブの存在は悠の前に立ち、その手を彼に向けた。
「理音、トドメは任せた。…徹底的にやれ。」
『解りました。』
仕事が終わり、去り行く昴の背に、黒いローブの存在—理音はにこりと微笑んだ。とはいっても、ローブの下からでは表情は見えないが。
が、すぐに無表情になり、悠を見据えた。
『無防備たる醜態曝す愚か者よ。救いを求む声を殺す轟に飲まれ、餓えた鬼の如く嘆くがよい。』
そう言った理音のローブの袖口から、何本ものペンシルロケットが飛び出した。
そしてそのロケットは悠を追い抜いて旋回し、目指す場所は、突き出された悠の…尻。
※ここから先は暫くお見せできません。会話文のみでお楽しみください。
「ぎゃあぁぁぁぁぁっ!」
『…。』
「ぐぎゃあぁぁぁぁっ! ぺ、ペンシルロケットが、し、尻に入ったあぁぁぁぁっ!!」
『…。』
「いぎゃあぁぁぁぁっ!」
(…愉しくなってきました。)
あ、これ絶対理音にやけ顔を堪えてるな。とにかく、悠の叫び声と爆音とともに、悠へのオシオキは終わりを告げた…。
このあと、昴はマリオとワリオとニッキーとゲレゲレと悠にそれぞれ500万の請求書を送りつけ、今回迷惑をかけた人達に報酬として支払ったとか。
※
『変態裸族への社会的制裁〜鳴上悠へのオシオキ〜 昴&理音分』
・ツッコミ属性が悠へ連続コンボを食らわせる。
・そしてトドメにベッドへと寝かせ、尻を突き出した状態にさせる。
・そこに理音がペンシルロケットを尻狙いでどーん。
そんなところで、おーわれ。
- O・SHI・O・KI☆後半戦 後書き ( No.123 )
- 日時: 2014/10/27 20:06
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: QLqt9zto)
後書き de 雑談
昴
「裏話だが、実は理音がやったオシオキ、りゅーとさんの所のネスに頼もうとしてたらしいんだよ。だけど俺のキャラならいいけども、人のキャラだし、だったらお前が出ろと言って…こうなったんだ。さて、オシオキも全部終わったな。」
私
—長かったなー。でも楽しかった。何気に私初の企画募集だったし。オシオキ案を出してくださったSUSUKIさん、りゅーとさん、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました! …さてと、次は何を更新しようかなー。
昴
「テストネタもあるし、船の事件も残ってるし、亜空間事件と戦闘中も終わってないだろ。あとはつぎネク!?のノベライズ版もか。」
私
—…言わないでくれ。絶望的に筆が載らないんだ。特に後半三つ。船の事件とテストネタならまだ書けるけど…。
昴
「…for、発売されたぞ。亜空間事件、Xの話だろ?」
私
—…新作出るまでには完成させたかったけど…仕方ない。取り合えず亜空間事件の方だけはこれから何が起こるかって言うあらすじみたいなのは書くつもり。書きたいシーンを交えてね。でも、打ち切りにはしたくないかな。見切り発車とはいえ、書いてて結構愛着湧いたし。
昴
「すみません、全体的に気長に待ってください。ええ、大分気長に。」
私
—それじゃあ今日はこの辺で!
昴
「またなー。」
■
感想OKです! …またまた長かった…。