二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 実食 フランシス&烈 前書き ( No.29 )
- 日時: 2014/09/02 22:47
- 名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)
採点方法
五段階評価を下す。内訳は以下の通り。
五、メニューに拘らず、遊び(アレンジ)を加えており、なおかつ美味しい。
四、メニューに依りすぎな所はあるが、程よく遊びを加えており、美味しい。
三、メニュー通りの品。遊びなどはないが、メニュー通りなので普通に美味しい。
二、メニューに沿ったのだろうが、ミスが目立ちすぎて美味しくない。が、まだ改善の余地がある不味さ。
一、救いのない不味さ。キッチンに立たせたら死ぬ。
零、食材を与えないで下さい。
お題:『インスタント麺』
煮るだけで出来る袋麺ならば、種類は問わない。
絶対条件として、袋麺の中身を全て使う事。
アレンジは具材のみ。
フランシス&烈
「な ん で 項 目 増 や し た?」
昴
「…由梨が書き加えとけって。」
フランシス
「俺か烈で地獄を見るのは確実じゃないか!」
烈
「ちょっと俺死にたくないんだけど!?」
フランシス
「俺だって死にたくないさ!」
- 実食 フランシス ( No.30 )
- 日時: 2014/09/02 22:52
- 名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)
難しそうな顔をしたクマと入れ違いに入って来たのは、熊…。
「…二連続で熊が来た。」
「いや、確かに俺は熊だが、その言い方はないだろう。」
もとい、フランシスだった。
彼は昴にツッコミを返すと、ちょん、とテーブルの上に乗った。
「しかし、クマが微妙な顔をして出ていったが、何かあったのか?」
「味がないものに当たった。」
「…? 味がない、ですか? 何を入れればそう…。」
「気にはなるが、怖くて聞けん。昴殿、次なる料理を持ってきてくれぬか?」
フランシスとの会話を一段落させ、ジョーカーは昴にそう促す。
「ああ、わかった。あ、そうだ。さっき理音から荷物が届いたから、開けといてくれるか?」
「分かった。」
Pixivでオリジナル小説を書いており、よく私と合作するマイピクでありリア友、理音から届けられた段ボールを、ジョーカーは開ける。中にはラストエリクサーが99個ぎっちり入っていた。
「…昴殿、理音殿からの物資のようだ。」
「そうみたいだな。まぁ、大方予想はしてたが。」
理音、ありがとね。…絶対ラストエリクサー99個でも足りない料理が出てきそうだけど。
「(だから不吉な事言うな地の文書いてる俺!)さて、フランシス。胃薬回復薬その他諸々準備はいいか?」
「ああ、構わない。開けてくれ。」
「了解。それっ!」
カパッ、と蓋を開けると、そこにあったものは…。
「…冷…麺?」
ひんやりと冷たくて美味しそうな冷麺だった。
周りに盛られたトマトやゆで卵、スープや麺も美味しそうに凍ってい…は?
「え、何でスープとかトマトが凍ってんのかは分かるけど、何で卵と麺まで凍ってんの?」
「…あー…。」
パステルくんは作った人物に心当たりがあるのか、呟く。
「…だからボクは麺と具材は分けた方がいいよって言ったのに…。」
「パステルくんがそう言うなら多分これ作ったのって…。」
昴が訊ねると、パステルくんは黙って頷いた。
恐らくこれは氷結系能力者が作ったもの。そしてパステルくんの心当たり。
十中八九、パステルくんの友達である彼女が作ったものだろう。
「でも、意外に美味いかもしれないな。冷やし冷麺。」
「食べてみないと味はわからんからな。」
昴がアワーグラスβで時間を動かし、フランシスが器を手に取る。
器はひんやりと、冷たい。
「いただきます。」
そして一斉に食べ始める…も。
「ングッ!」
麺を噛んだ瞬間、ガリッ、と音がし、全員俯いてしまった。
「…氷の塊に当たった…。」
「痛い…。」
「麺まで巻き添えにする事はないだろう…。硬い…。」
「柔らかい所があったり、完全に凍ったところもあったりと、ムラがあるみたいだな…。」
冷たくて美味しい、そう思っていたが、麺まで凍っており、更に凍り方にもムラがあり、正直美味しくないようだ。
「…なんか、ほんとどっか惜しいんだよな。五番も、こいつも…。あと一息、何か惜しいんだよな…。」
昴は難しい顔をしながら、ペンを手に持った。
☆
総評:二
昴:個人評価…二
多分、汁をシャーベット状にしたかったんだよな? だったら麺は分けような。
パステルくん:個人評価…二
能力を使って凍らせようとしたのはわかるけど、麺まで巻き込んじゃダメだよー…。
にゃぐわ:個人評価…二
ひんやりして美味しいケド、麺までゴリゴリなのは勘弁ニャ…。
ジョーカー:個人評価…二
発想はいいが、せめてムラ無くやれ…。所々固かったぞ…。
フランシス:個人評価…二
意外にいけていたが、ムラは少し勘弁してくれ。だが、結構美味しかったな…。
- 実食 烈 その一 ( No.31 )
- 日時: 2014/09/02 22:58
- 名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)
フランシスと入れ代わりで最後にやって来たのは、烈だった。
「おー、お前で最後だっけ?」
「ああ。後残ってる料理って誰だ?」
烈は席につきながら訊ねると、昴は頭を捻った。
「最初が多分葉月だな。壁を壊すなんざあいつしかいない。二番目は牡丹だ。確実に。」
「三番目は理乃だよね! あの美味しいのは他じゃ出せないよ! 四番目は直斗かな?」
「五番には雪花だろうか。あの失敗は恐らく彼女だろう。六番目が意外にも鈴花だった。風雅が鈴花の料理に当たるとは思わなかったぞおい。」
『七番目は由梨だろう。蕎麦を使うなぞ、あ奴しかいない。八番目は…りせか。あのカレーの如く赤かった…。』
『九番目は千枝か。あの山盛り肉は恐らく彼女だ。十番目は味がないと言っていたから、雪子だろう。味のない料理はあ奴しか作れん。』
「んで? フランシスのは?」
先程食べた料理を思い返しながら、昴は再び考える。
「多分…氷海だと思うよ? 氷海、冷麺を使って夜遅くまで練習していたから…。」
「氷海か…。これで残るは…残りは…。」
昴の顔色が悪くなる。真っ青になる。血の気が引く。
そう、思い当たってしまったのだ。
—あと男子、プラス七海の料理に当たらないよう祈っとけ。こいつのも死ぬから。
そう、烈の剣術の師匠が、和食の得意な女子が…由梨が言っていた、その七海の料理が来る。
「…死、確定かな…?」
「遺言状、書いておくか?」
「…いい。」
全員、ブルブルと震え出す。見た事のない未知数の料理。彼女の仲間達だけが知る、料理。
「…取ってくる。」
不安はあるが、取ってこなければ話にならない。昴は重い腰を上げ、エレベーター前に向かった。
「…。」
静寂が、辺りを包む。時計の秒針が痛いくらいに響く。
「…ただいま。」
昴はお盆を真ん中に置き、烈に向き直った。
「烈、心の準備とこれから世話になる天の神様へのお祈りは済ませたか?」
「もう死ぬの確定かよ。あとアンタも神様だろ?」
「細かい事は気にするな。…心の準備、いいか?」
全員、頷いたのを確認した昴は、一思いに蓋を開けた。
「」
『』
瞬間、この場にいた全員から言葉が消えた。
何故なら…。
「何ラーメン? いやそもそもラーメン?」
「スープ、何で緑なの? 青なの? 馬鹿なの? 死ぬの?」
「そもそも何故固形なのだ? 何故皿に盛られている?」
「何でお皿に盛れるの?」
皿に盛られた緑やら青やら混沌とした色の塊が昴達の前にあったからだ。
『み、みなさん、十二番の子から連絡です。』
「何だ? 風花。」
『…に…“逃げないうちに食べてください。”だそうです…。』
「」
逃げる? 伸びるとかならわかるけど…“逃げる”?
「逃げるって何!? え、ラーメンって生き物だっけ!?」
「お、落ち着けパステルくん! とにもかくにも動かすぞ!」
混乱するパステルくんを宥め、昴はアワーグラスβのボタンを押す。
と、同時にラーメン(?)が上下に荒ぶり出し、更に後ろから触手のようなものが生えたではないか!
「ぎゃあぁぁぁぁっ!」
『ぎゃあぁぁぁぁっ!』
これにはその場にいた一同、ダッシュで壁まで逃げた。
「何あれ何あれ何あれぇっ!」
「何でふなっしーみたいに荒ぶってんのぉっ!?」
「麺が動くなんて聞いた事ないんだけどぉっ!?」
「何故動くのだ!? あれは生物なのか!? 生物なのかっ!?」
「にゃぐうぅぅぅっ!」
『ヒャッハアァァァッ! とか聞こえてきそうなんだが!』
『怖い怖い怖い怖い!』
恐怖でパニックになる一同。
「おお、これは決定的な瞬間であります。動くラーメン…初めて見ました。」
『アイギス、録画するつも…あ、あれ? この気配…。』
「ど、どうした風花!」
急に黙り込む風花に、全員心配になる。
『…み…みな、さ…大変な事に気付いてしまいました…。』
「な、何だよ風花さん! 勿体ぶらずに早く言ってくれ!」
『…そ、そのラーメン(?)から…かっ…“刈り取る者”の、気配がします…!』
「」
先を促す烈の言葉の後に呟かれた風花の言葉。その言葉に、ペルソナシリーズを知る昴、烈、黒、紅の顔色が変わる。
『かっ…刈り取る者…だと…?』
「あの滅茶苦茶強い死神のアルカナ持ちのあのシャドウだよな!?」
『タルタロスでは長時間同じフロアにいる時、いきなりジャラジャラ鎖を鳴らしながら『来ちゃった(*≧∀≦*)』と来て、テレビの中では宝箱に入って『やぁ。( ・∇・)ノ』からの『死ぬがよい☆(o≧▽゜)o』としてくるアレか!?』
「えっ、えっ? な、何でそんなシャドウがあの麺に!?」
『わ、分かりません! ですが、危険すぎるのは確かです!』
「刈り取る者の成分は入っていませんが、おぞましい気配を私のセンサーでも感じているであります。」
何故、最強のシャドウたる刈り取る者の気配が感じられるかは分からないが、とにかく、危険な物質なのは確かだ。
「これ、死、確定かな…。」
「…。」
ジョーカーはスッ、と立ち上がり、料理に向き直った。
「…? ジョーカー…?」
そして適当な触手を掴み、昴の近くにある、男女の待機所に通じるマイクを持った。
- 実食 烈 その二 ( No.32 )
- 日時: 2014/09/02 23:06
- 名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)
『ローズ、フランシス、リリィ、セシル。』
「…?」
急にスピーカーからジョーカーの声が聞こえ、名前を呼ばれた四人は顔を見合わせ、首をかしげた。
『我はお前達に会えて幸せだった。血の繋がりはないが、家族のように思えて、毎日が楽しかった。』
「ジョーカー様…?」
何だか様子がおかしいジョーカーに、全員、心配になる。
『出来る事なら、生まれ変わっても、お前達四人と過ごしたい…。』
「生まれ変わってって…。」
『我は一足先に逝く。お前達を遺して逝く事を、許してほしい。』
悲しそうなジョーカーの声。流石におかしいと思ったフランシス達は、ふわりと浮き上がった。
『さらばだ。』
その声が響いた後、何かを食べるような音。そして…。
『ぐはっ…!』
その呻き声が聞こえた後に、何かが倒れるような音がした。
「ジョーカー様あぁぁぁぁっ!」
ジョーカーに何かあったと判断したフランシス達は、すぐに部屋を出ていこうとした。
『ジョーカー…敵ながら…あ、いや、今は味方だけど、あっぱれだよ…。』
次に聞こえたのは、パステルくんの声。
「パステルくん…?」
女子の待機所にいた氷海は、嫌な予感がして、胸の辺りを握った。
『氷海、ボク、氷海と出会えて幸せだった。氷海の成長を見られて、幸せだった。』
「ぱ、パステルくん…? 何を、言っているの…?」
『ボクは一足先に遠いところに行っちゃうけど、氷海ならもう平気だよね? だって氷海はもう一人ぼっちじゃないもん。』
嫌な予感がひしひしと感じられ、氷海は口許を覆った。
このままでは、パステルくんが本当に自分の手の届かないところに行こうとしている。
『鈴花、風雅、雪花。氷海の事、お願いね?』
「ぱ、パステルくん!」
『じゃあ、さよなら、氷海。』
先程のジョーカーと同じく、何かを食べるような音の後、倒れるような音が響いた。
「ぱっ…パステルくーーんっ!」
氷海は叫び、泣き崩れる。心にぽっかりと穴が開いたような気がして、虚しくなる。
…お気付きの方もいるでしょうが、パステルくんもジョーカーも、あの荒ぶるラーメンを食べただけ、なのだ。
なのに何で今生の別れみたいな感じになっているんだ。
『にゃぐー。』
「! に、にゃぐわちゃん!」
今度はにゃぐわ。鈴花は先程のジョーカーやパステルくんの件もあり、本気で心配し始めた。
『鈴花、今まで食事の世話をしてくれてありがとう。美味しいご飯の数々のお陰で、自分は幸せだったと言っている。』
にゃぐわの言葉を訳しているのか、悲しげな赤い鴉の声が響く。
『にゃぐー。にゃーぐ。』
『自分は一足先に、遠くへと向かう。寂しくなると思うが、お前には完二と言うライバルと、氷海と風雅と言う仲間がいるから心配していない。と言っている。』
「そ、そんな…! 嫌だよ! 私、にゃぐわちゃんがいなくなるのなんて嫌!」
鈴花の言葉は、残念ながらにゃぐわには届かない。スピーカーからは一方通行での放送しか出来ないのだ。
『にゃぐ!』
『さらばだ、鈴花。達者で暮らせ。』
ジョーカーやパステルくんの時と同じように、食べる音と、倒れる音が虚しく響いた。鈴花は膝を付き、ぽろぽろと涙をこぼした。
「にゃぐわ…ちゃん…! にゃぐわちゃあぁぁぁぁんっ!!」
鈴花の声が、神殿中に響き渡った。
『泣くんじゃねぇよ、鈴花。ジョーカーもパステルくんもにゃぐわも、男らしく散っていったんだ。小さいながらもかっこよかった。』
「烈君!?」
「烈っ!?」
男子の待機所にいた鏡と風雅と陽介、女子の待機所にいた氷海と鈴花が同時に叫んだ。
「烈、駄目! 貴方まで行かないで!」
氷海は必死で叫ぶ。大切な人が遠くに逝くのは、もう嫌なのだ。
だが、この叫びは烈に届かない。
『氷海、鈴花、風雅。お前達と出会えて、お前達と戦えて、凄く楽しかった。鏡、お前と出会えて、お前に兄ちゃんって呼んで貰えて、凄く嬉しかった。陽介先輩。先輩の恋路の手伝いができて、嬉しかった。千枝先輩と仲良くな? 由梨先輩。不甲斐ない弟子でごめんな。』
「烈…!」
不安に押し潰されそうな由梨。思わず泣き出しそうになるも、グッとこらえる。
『…心残りがあるとすれば…氷海に、好きだって言ってやれなかった事かな? でも、世界中にはきっと、俺よりもいい男がいるだろうし、その内俺なんか忘れて、新しい恋に目覚めるかな。』
「…! そっ、そんなの出来る訳ないわ! 私が好きなのは、これからも思い続けるのは、貴方一人よ! 烈!」
その叫びは、烈に届いただろうか。届いていてほしい。そう、氷海は願った。
『じゃあ、みんな…さよなら。』
先程同様、食べた音と、倒れる音。
だから何でこんな今生の別れになっとるんだ。
「烈うぅぅぅぅっ!」
全員叫んでるしっ!
『うるせぇな、お前ら。人を送り出す時くらい静かにしてやれよ。』
「! すーさん!」
烈の後にマイクに向かって話始めたのは、昴。
『…みんなに会えて幸せだった。理乃、由梨、葉月。お前達をこの世界に招いて正解だって思った。ローズ、フランシス、リリィ、セシル。お前達と会えて最高の気分だった。陽介、千枝、雪子、完二、りせ、クマ、直斗。お前達と仲良くなれて最ッ高に楽しかった!』
「昴さん!」
セシルと雪子は思わず目に溜まった涙を拭う事もせず、叫んだ。
『氷海、鈴花、風雅。初めて出会ったのがお前達で、よかった。』
「や、やだよ! 昴さんまでいなくなるなんて嫌! 嫌あぁぁぁっ!」
泣き叫ぶ鈴花。その鈴花に、氷海が寄り添って泣き出す。
『雪花、牡丹、凪。それから…鏡。お前達は手がかかる子供だったけど…胸を張って言える。お前達は…俺の自慢の子供達だ。これからも、誇りに思え。』
「す、すーさん! や、やだ! いかないでっ!」
飛び出そうとする鏡を、凪がそっと留める。
『…みんな…。さよなら。』
その言葉を最後に、プツッ、と通信が切れるような音がした。どうやら倒れる音を聴かせたくないようだ。
「…なぁ、何で俺の名前がなかったんだ?」
「何で私の名前呼んでくれなかったんだろ、昴さん。」
悠と七海は腑に落ちないような表情で呟いた。
変態とこうなった原因の名前なんか呼びたくないだろ、普通…。
- 実食 烈 その三 ( No.33 )
- 日時: 2014/09/02 23:09
- 名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)
「…逝くなら一緒だ。お前達一人には逝かせないさ。」
昴は泡を吹いて倒れている一同を見て、そっと手に握られた触手を見つめた。
手が震える。恐怖を抱いているのが良くわかる。
「…黒、紅、アイギス。後は頼んだ。」
綺麗な笑顔を見せ、昴は一思いにそれを口に含んだ。 と、同時に、一同を包むように倒れ込んだ。
『神、その勇姿は忘れん…。』
「昴さん、にゃぐわさん、パステルくんさん、ジョーカーさん、烈さんの心肺停止を確認。皆さん、凄いであります。私なんかでは、とても真似できません…。」
『感傷に浸るなこの馬鹿黒! 淡々と言うとる場合かアイギス! 悠うぅぅっ! クマあぁぁぁっ! 早く部屋に入ってこい! 神達が死にかけてる! 氷海いぃぃぃっ! 父親を呼べえぇぇぇっ!!』
『い、医術と回復スキルが使える人ーっ! みんな、早く二階に上がってえぇぇぇっ!!』
完全に狼狽える紅と風花を余所に、目を覚ます気配がない昴達と、完全に葬式ムードなアイギスと黒だった。
☆
総評:零
昴:個人評価…零
動く料理なんか聞いた事ないんだが。
パステルくん:個人評価…零
料理で生物作らないでくれる?
にゃぐわ:個人評価…零
トラウマだニャ。まだ口の中でウゴウゴしてる気分だニャ…。
ジョーカー:個人評価…零
貴様は料理をするな。もう一度言う。料理をするな。
烈:個人評価…零
胃の中が気持ち悪ぃ。あんなの二度とごめんだ。
- 実食 フランシス&烈 後書き ( No.34 )
- 日時: 2014/09/02 23:15
- 名前: 奏月 昴 (ID: WpxyeKoh)
後書き de 雑談
昴&烈&ジョーカー&パステルくん&にゃぐわ
「」
※集中治療室(空き室)にて治療中…。
紅
『神ぃぃぃぃっ! ジョーカーあぁぁぁっ! 烈うぅぅぅぅっ! 起きんかあぁぁぁぁっ! お前達はここで死ぬべき奴等ではないだろおぉぉぉっ!』
※必死に昴の体を揺さぶる。
鏡
「すーさんっ! 烈っ! ジョーカーっ! うわあぁぁんっ! 死んじゃやだあぁぁぁっ!」
※昴に泣きつく。
由梨
「おい、昴さん、烈! いい加減目を覚ましやがれ! 烈! アタシはお前をそんな柔に育てた覚えはないぞ!」
※点滴を準備しながら叫ぶ。
氷海
「嫌あぁぁぁっ! 烈っ! パステルくんっ! 目を、目を覚ましてっ!」
※烈に泣きつく。
氷海の父
「烈君! 君が婿入りして氷海と一緒にウェディングドレスとタキシードで歩く姿を私は夢見ているんだ! ここで死なせはしない! 絶対に!」
※必死に烈に心臓マッサージ。
雪花
(お父様、もう二人の結婚を認めているんですね…。)
※同じく昴に心臓マッサージ。
鈴花
「烈くうぅぅんっ! にゃぐわちゃあぁぁんっ! 起きてっ! 起きるのおぉぉぉっ!」
※薬草を精製中。
フランシス&ローズ&セシル
「ジョーカー様あぁぁぁっ!」
※ジョーカーに泣きつく。
リリィ
「ジョーカー様…お兄ちゃん…起きて…!」
※ジョーカーの体を揺さぶる。
理乃
「ちょっ…【リカバー】が効かない毒って初めてなんだけど!」
クマ
「クマの【アムリタ】も全然ダメクマよおぉぉっ!」
悠
「【メシアライザー】も全く効果なしなんだが!?」
雪子
「回復系大体全部かけたけど、全然ダメだよっ!」
理乃
「何てものを作ったのよあの馬鹿はっ! 鳴上さん、クマさん、天城さん、【サマリカーム】を! 早くっ!」
クマ
「りょ、りょりょりょ了解クマ! カムイイィィィッ!」
悠
「ゆ、ユルング!」
雪子
「アマテラス! 早く【サマリカーム】! 早くーっ!」
★
私
—以上。雑談前に集中治療室から必死の声を生中継でお届けしました。
風花
「あぁぁぁ…!」
※gkbr状態。
私
—刈り取る者の気配が感じられる荒ぶるクトゥルフラーメン、恐るべし。状態異常回復が効かないってどんだけの毒だよ。
風花
「毒のバステ以上に酷くありませんか!?」
私
—…死なないといいけど…。
風花
「祈りましょう…。」
私
—じゃあ、今回はこの辺で…。
風花
「また、会えたらお会い致しましょうね…。」