二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 玉より食物 その一 ( No.365 )
- 日時: 2015/01/01 19:16
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: f2zlL8Mb)
葉月の実家でのバイトが終わり、仮眠を取ってから戻ってきた昴達は、各自自宅や寮でゆっくりしていた。商店街も今日は、氷海の病院以外はお休みだ。
それは、烈の家も例外ではない。定休日の今日、列はコタツでのんびりとしていた。
「ふー…。」
「烈や。すまんがちょっとリリィと一緒に挨拶回りに行ってくれんか?」
「えー? いいけど…。」
烈はコタツから出て、茜の声が聞こえた店まで行った。
そこにいたのは…。
「…うわ…!」
いつもの姿の茜と…艶やかな朱色の着物に身を包んだ擬人化姿のリリィがいた。
「烈君、似合う?」
「…昴さん達のドレスや巫女服ん時以上の衝撃なんだけど…。」
「似合うの?」
「ああ、似合う似合う。」
リリィの頭を撫でる烈。思わず驚いたが、凄く似合うのは本当だ。
「えへへ…。」
「わしの着物だが、丁度よくてよかったよ。」
(…ばーちゃんとリリィって同じくらいの身長だからな…。)
二人が並ぶと双子の姉妹に見えてもおかしくないのだ。それほどまでに身長が同じなのである。
「じゃあ、烈。近所に挨拶回りに行っとくれ。」
「わかった。行くぞ、リリィ。」
「うん! えへへ、お兄ちゃんとデートー。」
「デートっておい。んじゃ、行ってくるよ。」
微笑ましく歩く二人の姿は、デートというよりは兄弟でのんびり歩いている感じだった。
「仲がいいのぉ…。」
「仲がいいわね。」
茜も、奥から出てきた烈の母親も、そんな二人を微笑ましく見ていた…。
- 玉より食物 その二 ( No.366 )
- 日時: 2015/01/01 19:21
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: f2zlL8Mb)
家から出た烈達がまず向かったのは、向かいのクリーニング店だ。
「ちぃーっす。」
定休日だが、カララ、と戸を開けて入る二人。
「あ、烈。それに…誰?」
「リリィだろう。随分と綺麗な着物だな。」
そこにいたのは、風雅とフランシス。どうやら店の掃除をしているようだ。
「おいっす、風雅、フランシス。あけおめことよろ。」
「あけおめことよろ。」
「お前達は…。新年の挨拶くらいしっかりやれ。」
「あはは、でも烈達らしいね。」
風雅とフランシスは掃除用具を置き、彼らに向き直った。
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
そして、ペコリとお辞儀をした。
「お、おう。」
烈はつられてお辞儀を返す。
「あ、フランシス。ん。」
が、リリィは手のひらをフランシスに差し出した。
「お前な、俺達の挨拶は無視か。」
「リリィらしいね。やっぱり小さな子は挨拶回りよりお年玉だね。」
フランシスがしっかりと挨拶を返した事をなかった事にし、お年玉を要求するリリィにクスクスと笑う風雅。
「たくっ…。ほら、お年玉だ。」
溜息をついて四次元バッグを漁り、可愛らしい花柄がプリントされたポチ袋を取り出した。しっかり用意してあるのは彼らしい。
だが…。
「違う。いらない。」
どうやらリリィの要求は違うらしい。
「は? いらない? お年玉を要求したのはお前だろう?」
「私だって働いてる。だから、お金はいらない。」
「お金以外のお年玉なんかあるのか?」
「…。」
リリィは頷いた後、パァッと笑顔を輝かせた。
「おせち、食べさせて! お雑煮でもいい! お屠蘇も!」
「食い物かよ! あと未成年がお酒を要求するな!」
金よりも食い物を要求するリリィに、流石にフランシスはおろか、烈もツッコミを入れる。しかも同じタイミングで。
「あはは…。リリィ、今準備中だからこれで許して。」
そう言って風雅は一度住居に戻り、リリィに袋を渡した。
そこには多くの蜜柑があった。
「お蜜柑!」
「母さんの実家から届いたんだけど、凄く多くてね…。また食べたくなったら僕に言って。いつでも出すよ。」
「ありがと!」
満足したのか、リリィは挨拶をそこそこに出ていってしまった。
「おいこらリリィ! じゃあ、風雅、また後でな! どうせお前も家の事が一段落したら行くんだろ? 聖域に。」
「うん。昴さんにも挨拶したいし。」
「じゃあ、またな! おいこらリリィ、待て!」
最後まで妹に振り回されっぱなしの兄に、二人は…。
「年が変わってもあの二人は仲いいね。」
「だな。」
終始、笑顔を見せていたそうな。
- 玉より食物 その三 ( No.367 )
- 日時: 2015/01/01 19:26
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: f2zlL8Mb)
所変わって、次は氷海達の家に来たようだ。
「おーい、氷海ー。…留守かな?」
「…? 留守なのかな?」
だが、ドアチャイムを押しても誰も出ないのだ。
「病院の手伝いに行ってんのかな?」
「うーん…セシル、特に何も言ってなかったけど…。」
首を傾げる二人。
その頃、氷海の部屋では…。
「…。」
物凄い疲れきった顔の氷海が、鏡の前で溜息をついた。その髪は物凄く乱れており、とても人前に出られるような姿じゃない。
「昨夜は全く眠れなかったのですね…。」
「烈の神主服に興奮してどうしても眠れなかったの…。」
「もう生粋の烈さん馬鹿ですね…。こんな調子でいざ夫婦となった時はどうなるのか。」
「やめて考えさせないで。また胸が熱くなってくるから。」
真っ赤になった顔を覆って隠す氷海に、セシルは溜息をついた。
「なんかもう、氷海って真面目なクールキャラじゃなくなってきてるよね…。」
「パステルくん、それは言わないお約束です…。」
恋する乙女はこんなにも劇的に変わるのか、そう思った二匹だった…。
■
氷海達が出てこないので、ひとまず鈴花の家に行く事にした二人。
だが…。
「あれー? 鈴花もいねぇの?」
「ローズなら、多分、温室。昴さんに挨拶するがてら、行く?」
「そうだな、行く」
どうやら留守のようなので、帰ろうとした時、物音が聞こえた。
「! リリィ!」
同時に、ポケットに忍び込ませていた警棒を取り出し、伸ばしてからリリィを庇うように後ろに下げさせた。
直後、烈の元に大きな石の塊が吹き飛んできた。烈は何とか警棒で弾く。
「いきなり何すんだよ!」
「そっちこそ、その家に何の用だ?」
烈は構えながら、石の塊を飛ばしてきた人物を見る。
金髪にいかつい顔、ガタイのいい体とどこか完二を思わせるが、その三つ編みに編まれた髪を見て、完二ではない事がわかる。
「友達に会いに来ただけだって! アンタこそ何の用だよ!」
「答える必要は、ねぇよ!」
男が地面に向けて正拳突きをすると、地面が割れる。烈はリリィを抱えて避けた。
(くそっ、何なんだよこいつ! 話す間もなく攻撃ってねぇだろ!)
「お兄ちゃん、大丈夫!?」
「何とかな。先輩と手合わせしてなかったら危なかった…。」
思わずポツリと呟く烈。だが相手はそのリリィとの会話を見逃さない。
素早く接近し、烈に蹴りを食らわせようと足を振り上げていた。
(やべっ!)
烈が咄嗟に、リリィを庇う。直後、男の足が烈の背に直撃した。
「ぐあっ…!」
「お兄ちゃん!」
あまりにも強い衝撃で、鈴花の家の花壇にまで吹っ飛ばされる烈達。このままでは鈴花が大切に育てている花を滅茶苦茶にしてしまう、そう考えた烈だったが…。
「…?」
衝撃は感じたものの、軽い。地面の衝撃じゃない。それに何か、ふわふわしている…。恐る恐る目を開けると、そこには…。
「がうー?」
白熊がいた。
「お前…確か、ローズの…!?」
「烈、リリィ、大丈夫!?」
ふわりと、二人の元にきたのは、ローズだった。
「ローズ…じゃあ、この子、ミルキー?」
「うん! 何か玄関で喧嘩してて、何とかミルキー呼んだんだけど…。」
そう言ってから、ローズはじっと、烈達を吹き飛ばした男を見た。
「ねぇ、ボクの大切な人達に何してるの? しかも人んちの前で。」
「あ? 人んち? ここは…んげぇっ!!」
ゴスゥッ! と盛大な音を立てて、男が吹っ飛んだ。
「…迎えに行ったのに、中々来ないわ散々寒い中で待たされたわ…仕方ないから一回帰って後でまた連絡してから行こうとしたら家の前で…。」
「あぎゃっ!」
男を蹴りながら現れた影は、男をゴスッ! と踏みつけた。
「私の大事な友達と新しい弟みたいな子にに何やってるわけ? 大牙お兄ちゃん。」
「い、いてて…わ、悪かったって、鈴花…。」
「お兄ちゃん!?」
現れた影は、鈴花。どうやら男…大牙を待っていたようだが、中々来ない上に家の前で大事な仲間を打ちのめしている現場に出くわし、怒りのあまり蹴ったようだ。って、結構吹っ飛んでませんでした?
「お前に兄ちゃんいたのは知ってたけど…そういや、お前の兄ちゃんに今まで会った事なかったけど…。」
「それは後々! 烈君、お兄ちゃんに蹴られたんでしょ? 今、お茶と一緒に痛み止めを調合するから、入って入って! お兄ちゃんはさっさと入って? それでお風呂沸かして入って。」
「はひぃっ!!」
大牙は鈴花の威圧にビビリながら、家の中に入っていった。
「私、先に入って準備してるね。烈君達も入っちゃっていいから。」
「お、おう…。お邪魔します…。リリィ、大丈夫か? ローズもありがとな。」
「私は、大丈夫。でも服、ちょっと乱れた。」
「ボクもミルキーも大丈夫! 烈、歩ける?」
リリィは心配ないようだが、少し着衣が乱れている。後で誰かに直してもらおうか、と考えた。
ローズが烈に問いかけると、烈は首を横に振った。
「意外に衝撃が強かったみたいで、ちっと難しいかもな…。痛っ…!」
「お兄ちゃん、大丈夫…? 痛そう…。」
「ミルキー、烈を運んであげて? 一回氷海のお父さんに診せた方がいいかもね…。」
「新年早々お世話になりたかないんだけどなぁ…。」
とにもかくにも、ミルキーに運んでもらって鈴花の家の中に入っていった。
- 玉より食物 その四 ( No.368 )
- 日時: 2015/01/01 19:31
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: f2zlL8Mb)
鈴花の家、和室…。
「…はい、終わり。」
「サンキュ、鈴花。由梨先輩もありがとな。」
「アタシの事は気にすんな。たまたま鈴花んちに挨拶回りしようと考えてたからな。」
簡単な調合キットとガーゼをしまい、由梨は何でもないように答える。ちなみに彼女は烈が鈴花の家の中に入った後に、鈴花に新年の挨拶回りをしようとやってきたのだ。
ちなみに、リリィの服は由梨に直してもらいました。
「にしても、お前の方にも苦労する兄がいるんだな。ポップンでいるのは知ってたけど…。」
「そうなんだよ…本当にもう参っちゃう。ゴメンね、烈君。新年早々大怪我させて…。」
「いや、大丈夫大丈夫。いちち…。」
「二、三日は無理しない方がいい。あくまでも応急処置だから、後で氷海の親父さんにも診て貰えよ?」
「ああ、そうする…。」
挨拶回りが終わったら、後で病院に行こう、そう考えていた烈だった。
「そうだよ、大事な事言わないとね。」
「だな。」
全員で向き直り、そのままの体制で新年の挨拶をするかと思いきや…。
「明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。」
「」
由梨が綺麗な礼で挨拶をし始め、烈と鈴花はびっくりし、リリィとローズはそれを見てかっこいいと思ったのか、真似し始めた。
「明けましておでめとうございます!」
「今年も宜しくお願いいたます!」
だが、何だか舌足らずなので、これには烈と鈴花も顔を見合わせ、由梨は体制を解き、微笑んだ。
「明けましておめでとうございます。」
「今年も宜しくお願い致します。」
烈と鈴花も同じように挨拶をしてから、全員で向き直って笑う。
「やっぱ剣道場の娘だからか、すげー作法かなってんな、先輩。」
「うん! 凄いかっこいい!」
「あんま褒めんなよ、照れる。それに、やんなきゃやんないでうちのばーさんうっさいんだよ。和食の指導だって滅茶苦茶厳しいし…。」
「あ、そういえば先輩の和食の腕って、ばーちゃんの直伝なんだっけ。」
由梨は烈の問いに頷く。
「ちなみに兄貴も同じくらいの腕だぞ? まぁ、それ以外は平凡だけどな。」
「へー…。」
暫く、家族の話に花を咲かせるかと思いきや…。
「あ、そうだ。鈴花さん。ん。」
リリィが手のひらを鈴花に差し出した。どうやらまた食べ物を要求しているのだろうか。
「ごめんね、リリィちゃん、私、そんなに持ち合わせが…。」
「違う、お金はいい。おせち頂戴。昆布巻き、伊達巻、数の子、お豆さんが食べたい。あと、お屠蘇!」
「食い物かよ! しかも未成年が酒要求すんな!」
「由梨先輩、俺やフランシスと同じ事突っ込んでんだけど。」
先程のやり取りと同じようなやり取りに、思わず烈がそう言う。
「えっと…お屠蘇はないけど、おせち料理で作ってて余ったものがあるから、それでいい? あ、ローズも食べる?」
「うん!」
「食べる!」
そう言って子供達は二人共、鈴花に連れられて駆けていった。
「…リリィ、金よりも食いもんかよ。食欲旺盛だな…。」
「あの小さい体のどこに入んだか…。先輩、俺達もおこぼれ頂戴しにいかね?」
「だな。アタシもなんか腹減ったし。烈、ここ周ったらどうすんだ? 寮は今誰もいないぞ。みんな昴さんとこに行っちまったから。」
「そうなのか? じゃ、俺らも昴さんに挨拶してくっかな…。」
由梨と烈も、リリィ達がいる部屋に向かった。
- 玉より食物 その五 ( No.369 )
- 日時: 2015/01/01 19:36
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: f2zlL8Mb)
鈴花のお手製おせちを堪能した烈達は、そのまま鈴花・ローズ・由梨を加え、聖域に向かった。え、大牙? 鈴花権限でおいてきた。理由? 初対面の烈を蹴る様な兄貴がいたら色々と面倒でしょ?
神殿の入口には、一人の女性が後ろ向きで立っていた。艶やかな翡翠色の着物に身を包み、上をアップにしている。
「ん? 誰だ?」
「さぁ…。」
「…ん? おー、お前ら、来たか。」
「え、その声、昴さん!?」
くるりと振り向くと、そこには見知った顔…昴がいた。
「え? 正月飾り付けんの忘れただけだから飾り付けてただけだけど?」
「今!? つか、何でそんな格好してんの?」
「…俺が望んでこうなってると思ってるか?」
「ごめん、思わない。」
どうやら誰かにやられたようだ。恐らく…MZDだろうな。
「挨拶回り? つか、リリィなんか可愛い着物きてんな。」
「茜おばあちゃんの。」
「へー、茜の。あ、立ち話もなんだから中に入れよ。ほら、中にみんないるし。」
「んじゃ、お邪魔します。」
全員、中に入っていった。
中には既に全員待っていた。リビングの上にはおせち料理やお寿司などが並んでいる。恐らく昴が出前でも取ったのだろうか。
「おっ、烈。おめっとさん。」
「おめっとさん、陽介先輩。」
早速仲のいい陽介と烈が、互いに挨拶を交わす。
「新年早々みんなでいられるっていいねー。」
「ええ、そうね。」
「あれ? 氷海、朝から出かけてたのか?」
「え? 私、結構長い時間家にいたけど…。」
烈の言葉に首を傾げる氷海。何の話か読めないが…。
「え、嘘だろ? 鈴花んちに寄る前にお前んちに行ったけど、ドアチャイム鳴らしても誰も出で来なかったぞ?」
「あ。」
そう、氷海が丁度疲れ切った顔で髪がぼさぼさだった時に来たのが、烈とリリィだった。
「…ご、ごめんなさい、その時はちょっと…人前に出るには…みっともない姿だったから…。」
「ふーん…。まぁ、いいけど。あ、風雅、そこのマグロ取ってくれ。」
「うん、はい。」
早々に氷海との話を打ち切り、烈はすぐに料理に手をつけた。
「リリィ、随分と可愛らしい着物を着ているな。」
「茜おばあちゃんに借りたの。」
「とても似合っていますね。髪の色と同じような感じで可愛らしいです。」
所変わってリリィ。彼女は今、理乃やジョーカーに囲まれて仲良く話していた。
「ジョーカー様、ん。」
三度、手のひらを出すリリィ。だが、ジョーカーは後ろを指差した。
「食い物ならあっちにあるから好きなだけ食え。」
「よく分かったなジョーカー!」
その意図を一発で理解したジョーカーに、由梨と烈が突っ込む。
「え、風雅かフランシスが話したのか?」
「ううん、僕らは何にも。」
「リリィの事だから、金品は要求しないだろうかと思ってな。だとしたら、食い物だろうと考えた。」
「やっぱり娘の事は分かるもんなんだな。血の繋がりじゃなく、一緒にいる時間がそうさせたのか?」
昴が問うと、ジョーカーは難しそうな顔をして頷いた。
「多分な。昴殿、そういえばお吸い物はどうなった?」
「あ、やば。そろそろいいかな…。」
「昴さん、私も手伝いますよ。」
そう言って三人程台所に消えていった。
「まぁ、なんにせよ…。」
その前に、昴は全員に向き直る。その表情はどこか柔らかい。
「今年も宜しくな。」
了
- 玉より食物 後書き前の注意書き ( No.370 )
- 日時: 2015/01/01 19:41
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: f2zlL8Mb)
私
—…ごめんなさい、新年早々気分悪くさせて申し訳ないですが、やっぱり言いたくて仕方ないんです。次からの後書きも前半はいいけど、後半が…。
昴
「言っとくけど、これは作者側にじゃない。やらかすんだったら盛大にやらかしてもらって構わない。だってそう見えるのはその通りだから。現にこっちで盛大にやらかした奴だからな。逆に気を遣ってやらかさないのはやめてほしい。これから言うのは、その人に感想を送っている人達に対しての苦言だ。感想を書く前に、お願いだからこれと裏回を見てほしいんだ。皆さんにとってはただの他人とコラボしているキャラかもしれないけど、俺達にとっては我が子も同然なんだよ! 頼むから問題を起こした子の作者がその子達の事をどう思っているか読んでから感想書いてくれ!」
私
—もう貸した相手の作品に送られた感想を読むのが怖い…。
- 玉より食物 後書き ( No.371 )
- 日時: 2015/01/01 19:49
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: f2zlL8Mb)
後書き de 雑談
私
—新年、明けましておめでとうございます。今年もこんな稚拙な作品達と我が子達を宜しくお願い致します。…明けたね。
昴
「明けたな。」
由梨
「明けたけど、どうすんだよ。この後の話題。」
私
—取り合えず、今後の私の目標発表かな。では、ほい。
・烈の過去回&亜空間事件&戦闘中&つぎネク!?(つぎドカ!×永い後日談のネクロニカ)ノベルティ化を終わらせる
・料理対決第四回戦の完結
・りゅーとさんのところでやった第三回戦のエピローグ&一回目からの試食
・テストネタ
・カラオケネタ
・キャラ設定カキコVer.の完成(現在昴達とMZD達とつぎドカ!組とペルソナ組の悠と陽介のみ)
・ペルソナ組のキャラ設定の完成
これが多分優先事項。目下烈君の過去回に何とか決着つけたい。
昴
「多いなおい。」
私
—まぁ、そこは、ね。で、以下がやりたいこと、やってみたいこと。
※やりたい事
・理乃と七海の過去回
・由梨の過去回
・パステルワンダートラベラーの三匹を加える
・ラピス2Pドカとサニパ3Pドカを加える
・聖域にあと二人程同居人を加える
・手帳所持者を後二人程増やす
・後何人かテレビに突っ込む
※やってみたいこと
・逃走中
・他作者さんとのコラボ
個人的に七海と牡丹の悪いだけのイメージはそろそろどうにか払拭してあげたい。七海のいい所が生かせるのは、烈君の過去回と理乃ちゃんの過去回、かな。理由は…この二人の背負う過去が似ているから、理乃ちゃんと烈君を重ねてるのよね、七海ちゃんは。カキコにはないけど、林間学校の件で烈君も認めてるし。似た者同士って。で、牡丹はやっぱり亜空間事件かな。せめてあの二人にはいい所がある事も知ってほしいんだよ。料理対決がクローズアップされがちだけど、他の作品ではちゃんと真面目だからね。まぁ、どうせどこの馬の骨とも分からぬ人の作品なんか見たくないんでしょうね。感想が少ないのも、それが証拠か。
由梨
「もうガチでオシオキ案が送られるのが見たくないと見た。」
私
—やらかした事を考えれば無理もないけど…やっぱり我が子がボコボコにされるのはあんまり見たくないよ。オシオキ案がつけられた感想見ると今でもそう思う。…謝罪系もあんまりなかったから、あの後書きもあんまり効果なさそうだったし…。やっぱりその人の作品だけは見てコラボ相手の作品は見ないタイプなのかな。こんなのが続くとキャラを貸すのは嫌になる。…悲しくなるよ。
理乃
「コラボはしてみたい。そこで他人が自分のキャラをどう動かすか、どう見えているか見てみたい。だけど、いざ盛大にやらかした時に私達をズタボロ言う作者さんの感想は見たくない。…うーん、相当なジレンマですね…。」
私
—前に他の人の作品で怒りを買うようなへまをやらかしたような我が子は絶対に何があろうとも貸し出さないってパターンも出来るけどね。うん、悠とりせとクマと雪子と牡丹と七海はどんな企画でも絶対に貸さない選択肢が出来たよ。とりあえず、キャラ貸しは慎重になったのはいうまでもないわね。もう人の子だと知っているのかわかんないけど、人の子なのにズタボロ言う作者さんがトラウマになった。自分が怒ったからって、何が何でもオシオキ送るのはおかしいよ。みんなが反省してくれるようなオシオキの方法をこっち側への謝罪込みで送るならここまで文句は言わないのに、ただぶん殴るとか、ボコボコにするとかじゃ…。何か、そんなの望む私が馬鹿なのかな。って思っちゃう。
昴
「これ以上他のところにキャラを貸し出して、そんな感想目にしちまったら…。」
私
—…多分、キャラ貸しを完全に禁止するね。コラボもしない。するとしても友人と。こっちもしないし、向こうからお誘いあっても絶対にやらない。こっちはこっちの話だけで進める。どんなにキャラを貸したって、うちの子が盛大にやらかしちゃえばオシオキだー! ぶっ潰すー! が始まるから。反省しない子を作ったこっちも悪いのは分かってるけどさ…。やばい、キャラ貸しがトラウマになりつつある…。キャラ貸しがこんなに怖いものだと思わなかった…。
昴
「…とにかく、これを見てほしいんだよ。これと、裏回の後書きを。俺達はただ一言、生みの親であるこっち側への配慮がほしいだけなんだよ…。」
私
—新年早々愚痴っぽくなって済みませんでした…。それでは、これで失礼します。
■
私
—…こんなの願うの、馬鹿げてるのかな。
昴
「苦情あったらどうぞ。だけど、俺達はそう願っているんだよ。」