二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 悪夢相談室:ケース「青柳 氷海」 前書き ( No.831 )
- 日時: 2015/04/20 23:03
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: qUfyS13Y)
私
—今回は、リフレクのイベントで新たに登場したパステルワンダークエストの新マップのネタバレが盛大に盛り込まれているので、ネタバレが嫌な方は回れ右してください。
昴
「アレは本当に衝撃だったよな…。」
私
—うん…。
- 悪夢相談室:ケース「青柳 氷海」 ( No.832 )
- 日時: 2015/04/20 22:05
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: qUfyS13Y)
いつも爽やかな緑と風が吹き抜ける聖域…。
その真ん中辺りに建つ白い神殿には、神様が住んでいる。
この物語は、そんな神様の元に、一人の少女と一匹のネズミが来た事から始まる…。
■
いつも通り平和な聖域。その奥地にある神殿で、一人休暇中の昴は…。
「中二病か、中二病か、貴方の何かめーがけてファイヤー!」
おいぃっ!! 何でブレイブリーセカンドのヒロイン・マグノリアのスーパースターのジョブで純愛☆十字砲火を歌って…って、最初のはジャッカルの聞き間違いネタじゃねぇかー!! しかも途中歌詞わすれたろ!?
(フッ、俺。歌詞は耳で聞くものじゃない。心で補完して聞くものだ!)
こいつ馬鹿か!? 生粋の馬鹿なのか!? しかもノリノリでアイドルステップなんかしてんじゃねぇし!! 何どや顔して返な事言ってんの!? 良い事言ったみたいな顔して言ってる事ワケわかんないよ!?
(ここでそっと…決めポーズ☆)
あ、無視しやがった。なんか腕突き出してマイクを持って決めポーズしてやがる。
そんな彼女の視線の先には…。
「」
「…。」
「…。」
恐らく窓を叩こうとしたのか、手を振り上げたまま固まる氷海と、そんな彼女の肩でスマホを掲げるパステルくんがいた。これには昴も固まる。
「…。」
が、何を思ったのか、昴は再び決めポーズをして…。
「祝☆ブレイブリーセカンド発売!」
「まだ数日先だよー。」
なんと、そのマグノリアが出るゲームの発売を祝ったのだ。無論、パステルくんにツッコミを入れられたが。
そこで満足したのか、昴は窓を開け、氷海に鍵を渡した。彼女は何を望んでいるのか一瞬で察知し、昴から渡された鍵を使い、中に入った。
「いつからいた。」
「裏に来たのは中二病を歌ってた時です。こちらに来たのはその少し前ですね。」
「…。」
どうやらいつものようにチャイムを鳴らしたが出てこなかったパターンらしい。まぁ、いつもの事なのでそっとしておこう。
「他言無用。即座に忘れる事。それからパステルくんはそのスマホのデータを即座に消す事。」
「えー! 折角可愛い昴さんが撮れ」
「消せ。」
「ハイ。」
昴が即座にそう言うと、パステルくんは素直に従い、データを消した。
「さて、茶出すからゆっくりしてけ。丁度昨日レアチーズケーキ作ったんだ。」
レアチーズケーキ、と言うと、パステルくんの表情が一瞬、青ざめた。おい、前にもなかったかこんな展開。
そんなパステルくんの顔を見ずに、昴はキッチンに消える。数分後、微妙な顔をして昴が戻ってきた。手には、お茶だけを持って。
「あら? 昴さん、チーズケーキは…。」
「ない。影も形もないんだよ…。窓は烈に言われて閉めといたはずなんだけどな…。」
「まぁ、また不思議な事もあるものですね…。」
首を傾げる昴達を見て、パステルくんは更に表情を青くさせる。
「ひ、氷海! また相談しに来たんでしょ!? 早くしないと日が暮れるよ!」
「相談?」
まるで話をはぐらかすようなパステルくんの態度に昴は疑問を持つが、まずは相談事の方が先だと考え、氷海に訊ねた。
「ええ、また、昨日見た夢の事なのですが…。」
そう言って、氷海はゆっくりと話始めた…。
- 悪夢相談室:ケース「青柳 氷海」 ( No.833 )
- 日時: 2015/04/20 22:11
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: qUfyS13Y)
気がつくと、私は薄気味悪い、炎が揺らめく場所にいたのです。
後ろには平原が広がっていましたが、何故かそちらに行こうとは思わず、目の前に広がる地獄のような道を歩いていました。
「おい!」
その最中、私は誰かに話しかけられ、声のした方を見ると、そこには青い被り物をした小さな子供がいました。
「おまえ、おれのこと好き?」
突然訳のわからない事を聞く子だなとは思っていました。出会ってすぐの私に、いきなり好きかどうか聞くなんておかしな子ね、と思っていたら…。
「うん、好きだよー!」
ふと、聞き覚えのある声が足元からして、私は下を見ると、そこにはパステルくんがいました。
「じゃあ、どっちがお互いのこと好きか勝負や!」
「うん!」
話が読めないのですが、とにかくその、パステルくんと謎の子供はリフレク対決をし始めて…。
結果は勿論、ランカーレベルのパステルくんが勝ちました。
「おまえ、おれのことめっちゃ好きやん…。」
「えへへー! じゃあ、またねー!」
そんな感じで訳のわからぬまま二人は別れました。私はパステルくんについていく事にし、しばらく二人で並んで歩いていると、また今度は猫の被り物をした子供がいました。
「もうねこやめる感極まってるワン!」
「えー、かわいいのにー。」
「なら、どっちがかわいいか勝負やー!」
またワケわからない内にリフレク勝負になり、パステルくんが勝ちました。
「」
そこで、私は信じられないものを見ました。
パステルくんの姿が…何だか変わっているのです。ええ、絵のタッチが変わってるのです。しかも耳が何故か翼になりました。
「ハーエーマーシーターーー!」
「」
普段絶対に有り得ないパステルくんが目の前にいるので、できる事ならそこで目を覚ましたかった。ええ、完全に覚ましたかったのですが、いるかどうかはわかりませんが、夢の神様は許してくれませんでした。夢から覚められるのならば、覚めたかった…。
次に、沼のような場所まで辿り着くと、女の子が現れました。
「呪い感テッペンきてますよコレは。」
「えっ、ごめんねー!」
またも訳のわからない内に勝負となり、パステルくんが勝利して…。
「!!!」
「」
今度は、ゆらゆら揺れました。ええ、起き上がりこぼしのようにゆらゆらと。絵のタッチがどんどん変になっていって、私はとにかく早く目が覚めるよう願いましたが、またも夢の神様は許してくれなくて、そのまま一緒に進みました。
少し行くと、今度はてんとう虫のような服を着た男の子が待ち構えていました。
「愛情ゲーム、いや、いとをかしゲーム、するか?YES or はい やで!」
「ズキューーン! YES&はい! キュキュン!」
そこでまた勝負となり、パステルくんが勝つと…。
「をかしがあるところ、パステルの影ありと昔からいわれとるんやで。」
「」
…なんかもう、訳のわからないどこの方言だかわからない言葉を呟くようになり、服も髑髏マークの服なんか着ちゃってどや顔決めるわで私はもう現実逃避をしつつ、パステルくんについていく事にしました。
「いとをかし、いとをかし…。」
どう考えてもこのパステルくんは今氷を頭に落としても元に戻らないので、成り行きに任せる事にした私は、太陽を見据える雲の上に来ていました。
そこにいたのは…。
「いとをかしあそび うむ or はい!!」
「うむ&はい!! 好き!!!」
何かもうよく分からない、アフロ姿の男性でした。もう変になったパステルくんしか見ていなかったのですが、よくよく考えれば他の子もアフロだった気がします。特にヅ…髪の毛がずれていた女の子とか。
もう会話の内容がよくわからないと言うか、完全に筋道が読めない会話を繰り広げた後、また勝負となり、激しいバトルの末、パステルくんが勝ちました。
「では元気でね! ばばーーい!」
「ばい!」
「」
そしてまた筋道が読めない話とドヤ顔の後、いきなりパステルくんの頭身が高くなり、先程まで着ていた髑髏マークの黒い服を脱ぎ捨て、緑色を基調としたパステルくんワンポイントの服とズボンになり、そのままどこかに走り去っていきました…。
■
「そこでようやく目を覚ました私は、このパステルくんを見て盛大に安堵したのを覚えています。そして気分転換のためにゲーセンでリフレクをしたら、丁度見た事のあるような子供達がローズのいるマップの左…いつもならワンダーコロシアムがある場所に現れてて…。」
「氷海、なんっつー悪夢見てんだよ。」
「なんかよくわからないけど、カオスな夢だねー。(ヤバイ、これもしかしたらあさき氏作画のボクの絵を氷海の枕に悪戯で突っ込んだから…?)」
どうやら、随分カオスな夢を見たようだ。しかもあろう事か、そのお友達のネズミのせいで。
「確か、四月の間まであさきさんのイベントがやってるんだったな。」
「勿論、即座に最後まで撃破してきました。ええ、あのイベントは夢のせいもあって遠慮したいです…。」
あのおどろおどろしさと物凄くおかしくなったパステルくんを見るのはもう遠慮したいそうな。
「…気分転換に前のマップでバトっとけ。」
「そうします…。」
氷海は頷き、そう返した。…その横ではパステルくんが青ざめているのは、知らなかった…。
- 悪夢相談室:ケース「青柳 氷海」 ( No.834 )
- 日時: 2015/04/20 22:16
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: qUfyS13Y)
別日…。
「ただいまーっと。」
「わーん! もう許して雪花ー!!」
買い物帰りの昴は、袋を置きながら、声がした説教部屋を見た。
声の主は、パステルくんと雪花のようだ。
「パステルくん、流石に今回ばかりは許せないわよ? この間は私が楽しみにしていたレアチーズケーキを、勝手に開通した神殿への道を使って食べるし、今朝は鏡の枕にあさきさん作画のあのパステルくんを入れて悪夢を見せて泣かせるし…。氷海のにも同じようにしたと聞いたわよ。」
「ちょっとした悪戯心なのー!」
「そのちょっとした悪戯心が時には人を怒らせる事を学びなさい! 罰としてしばらく説教部屋で正座よ!」
「うわーん!!」
どうやら、レアチーズケーキは雪花が楽しみにしていたのに奪われて怒り、更に悪夢を見せた原因であるのも相まって、パステルくんはしばらく正座の刑を受けたようだ。つか、また開通させたのか。そりゃ窓閉めてても入ってくるわけだ。うん。
(…あー、今朝鏡が大泣きしてたのはパステルくんのせいか…。自業自得。)
昴はパステルくんの泣き言を聞きながら、夕飯の支度を開始した。
- 悪夢相談室:ケース「青柳 氷海」 後書き ( No.835 )
- 日時: 2015/04/20 22:22
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: qUfyS13Y)
後書き de 雑談
昴
「な ん ぞ こ れ 。」
私
—リフレクのあさきさんのイベントを一日で終わらせたんだけど、あまりの衝撃でつい書きなぐった悪夢。
昴
「あー、あのイベントはなー…。特にパステルくんが…うん。」
私
—あさき曲をいっぱいやってて何か精神的におかしくなったのかもしれない。
昴
「何か、わかる。しかも野球とか米とかなかったからな…。余計に色んな意味で応えた…。」
私
—公式でこれを認めるのが凄いと思った。でも個人的にあさきさんが考えたストーリーをポップンとかでもやってみたいかも。何だか面白そうだし。
昴
「確かに面白そうだけど、あさき曲オンリーはもうちょっと勘弁してほしいかな…。ポップンとかだとラメント(雫)とかこうもり男の曲とかぐらいしかできないんだけど。」
私
—せめて野球入ってればよかったかも。まぁ、あの雰囲気で野球出てきたら場違いだけどね。
昴
「わかる。」
私
—さて、お話もないし、この辺りで終わらせよっか。
昴
「だな。またなー。」
■
本日はここまで。感想OKです。