二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第三十六話 黒野覚醒 光の道へ ( No.178 )
- 日時: 2014/11/19 22:05
- 名前: 綾崎紫月@3DSより執筆でうぃす ◆BRHr37GvtE (ID: 6AKtS3PT)
- 参照: 小雪、これでいいっすか?
黒野「ここでゲームオーバーだ、白い星の者達、ここは僕が相手する、闇キャラなり ブラックディスピアー」
清夏「黒野、あんたを絶対倒してルリアに歯向かってやる!!キャラなり ゲームマスター」
れに「そんなのどうでもいい!アタシはアンタを助けたいんだ!キャラなり パープルクローバー」
美来「アタシと姉貴もアンタ達の為に来てやったよ。キャラなり オリハルコンナイト」
美海「美来、それだけにしときなさい。キャラなり トライフォースナイト」
そして
美来「ギルティーソードGUTS!」
美海「ぺリアルギルティーソードGUTS!」
れに「呪いの魔法!」
清夏「スクロール!」
スクロールは「恋愛の魔法【彩夏の技】」になった。
清夏「恋愛の魔法!」
黒野「くだらない。ヘルダークネス(地獄闇)」
ゴォッ!
黒野の技で一瞬で周りが闇に覆われた。
※獅子舞、ちなみにヘルダークネスはパクってません。ずっと考えてた技なんです。本当にすみません。※
清夏「何…これ……」
れに「闇!?アタシの放つ闇の技とは全く違う感覚……」
美来「この闇…悲しいじゃん……」
美海「あの時を思い出すじゃない……」
黒野「僕は、人を絶望させられるなら何だってします!希望なんてくだらない連中共が撒き散らす事……」
美来と美海が反論する
美来「アンタ、自分勝手だね。アタシ達は絶望なんて信じないよ。篠原、アンタの言ってる事は大間違いだ。」
美海「篠原、アンタ馬鹿?人が絶望すればいいって、そんなの間違ってる。篠原は人を呪って楽しいの?他人の不幸を喜んで楽しいの?アタシはアンタの考え方が気に入らないわ、何しろ、アンタは希望が完全に無意味とか馬鹿げた事言うしさ!!」
美来「どっちみち甘ったれんなよ。ふざけんなよ。お前さぁ、たくさんの人や両親はいつも篠原に優しくしてくれた。それなのに人を呪うなんて、勘違いにも程がある!」
美海「アンタは"優しさ"を知らないの?優しさを無意味だと思ってるなんて……」
美来「お前ら人間じゃねぇ!!」
そう言うと黒野は事実を話し始める
黒野「……しょうがないなぁ、じゃあ清夏さんとれにさんと美来さんと美海さんにだけ教えますよ」
そして語る
黒野「……僕はいい子ちゃんが大嫌いなんです、白い星の者達みたいな。『あたしはいい子です♪』って態度がムカつくんですよ、
両親を殺した犯人は、のうのうと生きていく、善人も悪人も皆平等に死んでいく。
それで…死んだ父さんと母さんが教えてくれたんです
いい子ちゃんで生きるなんて馬鹿馬鹿しいってね!!
それで、やっとわかったんです
神様なんかどこにもいないってね!!
こんだけ自分が苦しむなら、悪人でいた方がよっぽど楽なんじゃないか!?
だから絶望させて教えてあげるんです!!これが現実だってね……!」
れには黒野の言葉に心を射抜かれてしまう。絶望の矢で。
そして
れに(もう…ここにいるのは、アタシ達が知っている黒野じゃない、どうして!?)
「……わかんないよ…篠原の言ってる事わかんないよ……
篠原、アンタは怒りの矛先を間違ってるよ。
今の篠原は、自分を正当化して楽になりたいだけだよ。
今の篠原は、アンタの両親を殺した犯人と同罪じゃない!!
どうしてそんな事もわからないのよォ!!」
(目を覚まして黒野!!
醍醐だけじゃなく黒野までアタシから奪わないで……!!)
黒野は怒りのゲージが最高まで高まってしまう。
黒野「……だ…黙れ!黙れ!!黙れーーーーーーーーーーッ!!!」
ガシッ
黒野はそう叫んでれにの首襟に掴みかかる
れに「きゃあ!何するのよ篠原……っ」
(苦しい!息ができない……!)
黒野「僕はあんな奴らとは違う!違う!!絶対に……!!!」
れに(黒野の瞳…もう暗くて何も映してない…もう真っ暗で黒い闇だ…もう黒野にも黒野の瞳にも、もう光は差さないの……?)
その時
ポロッ……
黒野はれにの顔を見ると涙を流した
黒野「れに…ちゃん……」ポロポロ
れに「篠原……?」
(黒野の光なき闇の目元に、涙……?)
そして
黒野「れにちゃん!うぅっ!!胸が…苦しい…!これが…希望!?」
その時
清夏「あのさ、あんた馬鹿?
そりゃーさー、親が死んだら絶望するけどさー。
だからどーした?
黒野には黒野の道がある。それを進めばいいんじゃない?
……言っとくけど、あたしはあんたの事大嫌いだから!
……でもさ、"希望"って信じたくなるじゃん?
黒野も同じ。
黒野はあんたじゃない。
"黒野"に取り憑いてるのが『狂悪魔』…あんたでしょ?
早く離れろ!失せろ!じゃないと虫の死骸テメェの頭に詰めんぞ!
だからさ、黒野……さん。
戻って来なよ……?
そんな絶望なんかに支配されたままじゃ進めないでしょ?
ほら、あたしだけじゃないし…さ。
やれば何とかなるって奴だと思うよ!
こんな魔神がどーだのゲームみたいな幻想言ってるのは放っといてさ!」
れにも清夏に加担する
れに「篠原、アンタ落ち着きなさいよ!
言っとくけど、清夏の言う通り、地界はアタシ達が希望を持って生きていく世界なんだよ。
いや、別にアンタの味方してる訳じゃなくてね?
実際、アタシも凛も一条も清夏もイラついた事あったもん。
だけど、清夏の言う通り、絶望に支配されたままじゃ進めないよ。
こんな事して、ユリアや天界の神様が喜ぶ訳ないよ。
だから、アタシ達を絶望させるような事考えないで。
篠原、アタシ達ももクロも、アンタ達みたいな奴らと同じ事してた。
人を消すような自分本意な事ばかりやってきてさ。
でも亜夢達のおかげでやっとわかった。
あの時のアタシ達は、自分らを正当化して楽になりたいだけだったって。
戦中にアタシ、夏菜子を裏切って亜夢達側についちゃった。
だけど…アタシ…ずっと悪い心に負けてた。
このままももクロ以外の人間を苦しめようとした。
だけど…人を苦しめる事って自分らも苦しめる事ってやっとわかったの。
アタシ…もう人を苦しめる事はしたくないの!!」
そして
黒野「うぅ!」
そして
狂悪魔が離れた
黒野「あれ?僕、どうして魔界なんかに……」
狂悪魔「おのれ役立たずめ!!お前らもろとも消し去ってくれるわ!!」
黒野「お前が僕を苦しめていたんだな、お前は終わりだ、悪事はここまでだぞ狂悪魔!!」
狂悪魔「あ…あいつら……っ」
美来「何をしているんだれに、早くあいつに罰を与えろ」
れに「えぇ、わかってるわ美来さん」
そして
れに「現世をさまよう怒れる者…黒き闇に堕ちていきなさい」
そしてれには呪いの魔法を発動し、狂悪魔に電撃を落とす
狂悪魔「ギャアアアアッ」
フッ
そして、狂悪魔は姿ごと消え去った