二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第五十二話 零の記憶 アルフレドの正体 ( No.230 )
日時: 2014/12/05 20:28
名前: 宝晶初奈@3DSより執筆でうぃす ◆BRHr37GvtE (ID: 6AKtS3PT)
参照: 小説見に来てー

ビアンカ・マルティーニ(後の神院ビアンカ)『お兄ちゃん大好き!』
アルフレド(後の神院アルフレド)『僕もビアンカが大好きだよ!』

※ちなみに神院は「こういん」と読みます。※

アルフレド「ビアンカ……」パチ…

翌朝、アルフレドは目を覚ます。
日本から来たメンバーは皆、空き家を借りて住んでいるらしい。
アルフレドはシトロンの家に帰るのが怖いのが理由で、唯世の借りている家に住んでいる。

唯世「アルフレド起きた?」
アルフレド「唯世…僕、昔の夢を見ちゃった……」

※ここからはアルフレドがナレーターっす。アルフレドファン天晴れ!※


僕は、こう見えて貴族出身なんだ。
だけど、昔叔父夫婦による放火で家が焼けて、父さんと母さんが死んだ。
放火の濡れ衣を僕とビアンカに着せられ、僕らは追っ手に追われる日々だった。


唯世「ところで、ビアンカって誰なんだい?君の友達?」
アルフレド「馬鹿だな、僕の実の妹だよ。
      そっか、君は僕と出会ってから僕の事知らないんだっけ?」


それからね、僕らはある農夫に預けられた。
ビアンカも追っ手の目を欺く為に散髪した。
僕も数日後にその村を旅立った。
そして自称死神、少年狩人のアントニオ・ルイニに捕まって、人身売買に遇ってしまった。
それから、嵐の大荒れの海で『黒い兄弟』の僕らは必死で舟をこいだ。
大波で僕らはバラバラになった。
そして、偶然助かって出会ったのが、『ロミオ・ジョルジョ』。
※ロミオは、後の『際川ロミオ』っす。
 ちなみに『ジョジョ』と呼ばれるとキレます。by.初奈※
そして、その時にりんごをくれた。
あの後ミラノに着いて、僕は86リラ(日本で言うと86リラっていくらっすか?by.初奈)でシトロン親方に買われた。
そしてしばらくロミオと別れた。
そしてつい最近聖バビラ教会でロミオと再会した。
そして黒い兄弟を結成して、僕をリーダー、ロミオをサブリーダーとして活動開始した。


唯世「ふぅん…そういえば僕らもそういうグループに入ってるんだ。僕は『ガーディアン』の一員。
   あと、『ももいろクローバーZ』と、
   『グレートサイエンス』というグループもある。」


そう。
あの後、僕は煙突掃除の時に灰や煤を吸いすぎたせいなのか、最近肺結核にかかったそうだ。
僕が教会にいた時、突然光が現れて、そこに唯世が倒れていた。
あの時、嬉しかったな。
誰も君みたいな誉め言葉は言ってくれなかった。
『美しいし綺麗』
『神秘的』
『笑うと素敵』
その君の言葉が、僕の涙を笑顔にしてくれた。
唯世がいなかったら、僕は今日まで笑う事ができなかった。
そして売られた後の夜に守護霊に願ったんだ。『皆を笑わせられる皆のアイドル存在になりたい』って。
そして翌朝にアヤノのたまごが産まれていた。
そしてその翌日にアヤノが二度産まれした。
アヤノは僕が望むほどのキャラではなかった。ただ人を腰抜けさせるだけのダメダメ馬鹿キャラだった。
僕は今でもビアンカを探している。
だから力を貸してくれ。


唯世「なるほど…そういう事情があったんだ……
   わかった。僕も力を貸すよ」
アルフレド「本当かい?」
唯世「あぁ。」
アルフレド「ありがとう…唯世!」

アルフレドは初めて唯世に涙を見せた。
唯世が信じてくれて嬉しかったからだろう。