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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: オリ+αによるボカロ替え歌小説【リク募集中】 ( No.31 )
- 日時: 2015/04/01 12:20
- 名前: 小雪 (ID: CwD5uNz.)
【Whereabouts of curry】
「そもそもあいつが普通の料理を作れたことからしておかしい、神様仕事しろ(事後、彼女の友人の証言)」
主人公:瑠衣
「よーっし!作るかー!」
幸い、今日は誰もいない…カレー曜日だ。いや作れるかどうか心配だけど、今はそんな事言ってる場合じゃない。
「材料はー、もうあるし?ルーは中辛、ちょっと辛めで?」
さあ、エプロンつけて調理開始!
……今なら、ムスカの気持ちが少し分かる。
「玉葱って…こんなに沁みるんだ…」
一口サイズ、少し大き目かな?
でもこれくらいが好きだもんね。
「あー…でも」
みじん切り。
さて、下ごしらえはここで終わり。
鍋に火をかけて、みじん切りした玉葱を入れる。
「うん、いい感じ♪」
じゃがいもも入れて、バジルも使って…
肉は鶏、値段もいいかんじだもーん。
「よーっし、ここから本番…ん?」
ぐつぐつ煮える表面を見て、気がついた。
「もしかして……」
シチューのほうが、おいしいんじゃない?
「そうだ、シチューのルーを入れよう!」
牛乳もある、これは絶対いける!
いやでもな…
『ダメだよ!カレー作るって決めたじゃん!』
『うるさい、シチューのほうがおいしい。後でんちんはかわいい』
『それには同意だけども!』
気がつきゃ俺の中で宇宙戦争。
「だって…シチューもおいしい…」
いっそ両方使ってみよっかな。
うん、そうしよ!
ダブルで投下前に、煮える鍋を見てやっと気がついた。
「…そうだ、今日はカレーを作るって決めたんだ」
この世の中、曲げちゃいけないことが色々ある。
鍋の火を止めて、深呼吸。
「大丈夫、絶対奇跡は起こる」
前を見て、振り返らない。だから…
食材の運命的な出会い。
ああ、おいしそうだな。
でも、堪えなきゃ。
堪えて、
堪えて、
堪えて、
堪えて、
堪えて、
堪えて…
「完成だよ!おいしい………シチュー!」
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