二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re:自転車は持っていません(オチ) ( No.74 )
日時: 2014/11/26 15:54
名前: 影島忍 ◆G8g14AXIqo (ID: .Hx7EboP)

タケシがユウヤの問いにびくっとした。
やっぱりそうだ。あのツツジは偽物だ。だったら本物はさっきの怪しいドアの奥。
海の科学博物館に行くのならあいつを止めないといけない。それで聞き出すんだ。「貴様は偽物ではないか?」と。たぶん逃げ出すだろうけど。
「なぁツツジさん…ちょっといいか。」
「何かしら?」
「俺ちょっと思ったんだけど…もしかして貴様は偽物ではないか?」
ユウヤがこういった瞬間やはり逃げ出した。やっぱり偽物だ。
「ちょっと待ってください」
タケシがこういって後を追う。それに続きユウヤたちも後を追う。
「なぁなんで偽物と分かったんだよ!」
ジュンがユウヤにこう聞いた。
「タケシが反対しなかったからだ。普通なら反対するはずなんだけど…。」
「それはわからなかったよ。俺、最初は油断していた。」
「やはりな。俺が気づかないとスロアがつかまっていたかもしれないし。」
「私は最初っから気づいていたんだけどね。」
「アスカは未来が読めるからだろ!」
ユウヤがこう突っ込むとアスカが少し笑った。
でもその偽物のツツジはどこに向かっているのだろう。カイナシティの海の科学博物館はとっくに過ぎているし…あ、サイクリングコースに行き上がった。ということは…キンセツシティまさかそこに向かう気なのか?
いやもしかしたトンネルにいってそれを抜けてカナズミシティのポケモンスクールに行ってそこの生徒たちに助けを求めに行く気ではないのだろうか?…もしそうなら、それまでに足止めしないと…そういえばサイクリング道路って自転車が必要なんだっけ。
「なぁ一つ思ったんだけど…」
「なんだよ。」
「自転車ってもっていたっけ?」
「「あ!」」
全員持っていなかったというオチである。ということはあのややこしい草むらを通らないといけない。ずいぶんと遠回りをしてしまうことになってしまった。