二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- SNS団混合料理対決〜どうあがいても絶望〜 ( No.413 )
- 日時: 2015/04/05 00:34
- 名前: 抜間さん (ID: tKLq8Ooj)
抜間さん「いやー前回のあれはすさまじかったね(吐血)」
リンク「すさまじいとかどうとか以前にまずどうしてああなったかを答えやがれ。あれのせいでムジュリンがダウンして医務室行きになったんだぞ?(#^ω^)」
抜間さん「えっとね、裸族回書くにあたってネタをどうしようか困っていたところでバイト中に突然「…月が阿部さんだったら、うけんじゃね?」って思いついたの。そこからムジュラパロをやろうってなって色々ネタになりそうなのを探していって次々に盛り込んだらああなった」
リンク「だからってあんなカオスになるか?お前の頭がどうなってるか徹底的に調べたいから一度思いっきり脳ミソをかっさばいて見ていいか」
抜間さん「ごめんなさい主夫勇者さんそれだとかっさばくどころかミンチになっちゃいますからメガトンハンマー片手にこっちににじり寄らないでください」
前回のあれに皆さんやはり衝撃を受けたようですが、実を言うとうちもどうしてあれが書けたのか未だに分かりません。多分何かこう…神様的な何かが舞い降りてきていたんだろうなぁ。しかし我ながら自分で自分のギャグセンスがわからない。
まあ、裸族パートに限らず料理対決ネタは評価文とか料理の描写とかをしっかり書けてるかたまにちょっと不安になりますけどね。☆5とか☆4の評価文はマジで悩む…;
とまぁ、前置きはさておきルール確認を。
【役割分担】
司会……バンダナワトルディ、アドレーヌ、ダルニア、ルト姫
審査員……抜間さん、リンク、渚、ファーエ、ソエル+α審査員1〜2名
医療班……ドクターマリオ、奥田、イシス、エンジェル+助っ人の皆さん
【ルール】
・テーマは魚料理。また、今回は魚でなくとも海老やイカ、貝類などといった魚介類ならOKとする。
・準備期間は10日間で予算は1人5000円。調理器具は基本的にキッチンにあるものを使う他、各自必要に応じて持参してもよい。
・審査員の個人評価から総合評価を出し、総合評価が最も高い者が優勝となる。優勝者にはクオカード10000円分+欲しい物1つをプレゼント。ただし、審査員に喧嘩を売るようなゲテモノや医務室送りにしたりするようなものを作った場合にはきつーい罰が……
・参加者には、評価に関わらず参加賞として魔法石がプレゼントされる。
・料理がでる順番はランダムになっており、審査員は料理を作った人物を知ることはできない。ただ、料理の特徴や味などからある程度の推理は可能である。
【注意点】
・料理に使う魚介類は店や市場で手に入るものを買って使うこと。食中毒や毒性生物の誤食防止のために魚の自前調達は今回は無しとする。
・メインの魚以外の食材の自前調達やスマブラ屋敷で栽培しているものを使うのも可。ただし、食中毒や毒物には十分に気を付け、ちゃんと確かめること。
・能力や魔法を使うのは良いが、限度はわきまえること。
・既製品の提供や他の挑戦者への妨害行為、予算を間違った方向に使うなどの問題行動を起こした場合は即失格。強制的にオシオキコースとなる。
・買い物の際に出たレシートは必ず捨てずに取っておき、司会や審査員に言われたら速やかに提示すること。
・当日、材料の買い出しを急遽しなければならない場合は任天街まで買いに行っても構わないが屋敷を出る際は必ず申請すること。その際、火の元には十分気をつけるように。
【評価】
☆☆☆☆☆→プロレベル。これは毎日でも食べたい
☆☆☆☆→美味しい。ちゃんと作って尚且つ工夫やアレンジがしてある
☆☆☆→普通。レシピ通りにちゃんと作ってある
☆☆→努力賞。ミスや間違いがあるけど今後の努力次第では十分に改善できる
☆→色々アウト。お前は頼むからキッチンに立つな
はてさて、今回はどうやるやら…?
- SNS団混合料理対決〜どうあがいても絶望〜 ( No.414 )
- 日時: 2015/04/04 21:41
- 名前: 抜間さん (ID: tKLq8Ooj)
苗木「何で救援に来たはずの僕たちが会場の掃除をする羽目になるのさ;これ、料理対決だよね?」
杉野「ごめん、こっちが聞きたいんだけど……;何でもマジギレした渚達が衝動的にいろいろぶち壊しまくったらしくて……」
ウルフ(り)「だろうな……。とにかく、さっさと瓦礫を片付けるぞ!」
チョッパー「力仕事なら俺も出来るぞ…ランブルボール!」
ルフレ「あいつらも申し訳なさそうにしてたから大目に見てやってくれないか?あんなもん見せられたら誰だって怒るだろ。特にW勇者は怒るなって方が無理じゃねーか?;」
悟空「だろうなー。あと、オラ達の世界のバカどもが悪いな迷惑かけちまって!」
アラレ「ぽよよー!ごみ袋がいっぱいになったよー。捨ててくるね!」
サクラ「あ、私も手伝う!行こっかアラレちゃん?」
磯貝「とりあえず、ふざけたもんを出しやがった裸族はマジでしばく!!!」
フォックス「なぁマリオ、俺もオシオキに行っていいよな?料理を侮辱した上に副リーダーコンビの相棒に変なもん食わせたからにはあいつらマジでぶっ潰す……!!」
ブラピ「なんだったらオレも行かせてもらうぜ?今回ばかりは養護できねぇ」
マリオ「わかった。それにこの際だ。フォックス、その辺の判断はお前と磯貝に一任するぞ……ってテーブル真っ二つになってるんだが;この見事な切り口絶対リンクか渚がやっただろ;」
日向「こっちはボールペンが木っ端微塵だぞ……備品置き場はどこだ?」
神童「あ、こっちです!ついでにテーブルと椅子も持ってきちゃいましょう」
トリコ「よし、力仕事なら俺達に任せろ!」
爆笑と悲鳴とマジギレとトラウマのオンパレードとなった7番の試食の後固定審査員とムジュリンはダウンし、医療班と救援とSNS団のメンバーはフルボッコされた会場の修理にあたっていた。マジギレした審査員(主に作者とW勇者と暗殺者)によってあちこちが破壊された会場の備品やごみを片付け、予備の備品や新しいテーブルなどを運びこむ。
アドレーヌ「みんな、大丈夫…?」
抜間さん「これが大丈夫に見える?」
バンダナワト「まあ、そりゃあそうッスよね;」
ファーエ「何なのよあれは…トラウマにも程があるじゃないの」
ソエル「悪夢以外の何者でもないですよぅ…」
リンク「つーか何であんなバカが俺のライバルなんだよOTL」
一方固定審査員達は、バケツタイムからなんとか帰還し、届いていた物資で次の試食に備えようとする(ちなみにムジュリンは結果発表まで医務室で休んでいることに)。
今回はユリカさんからユリカ特性ベリータルトとメシウマ組の作ったちらし寿司、りゅーとさんからブラピ特性トマトクリームの生パスタ、たけジアンさんからティーナ特性アップルパイが届いていたので口にし、さらにユリカさんからトゥーンとリュカとルナとサユリとポエットが戯れている癒しのビデオ、リンク宛に姫様ベストショット集、渚宛に茅野のベストショット集、作者宛にユリカサイドの裸族ビデオとお好きなジャンルのNL本が届いたのでそれを使ってSAN値を回復。皆さんマジでありがとうございますOTL
イズン「みんなー、大丈夫なの?さっきまで会場がすごい散らかってたわよ?」
渚「まあ、なんとかね…なんかごめんね、僕たちが会場を散らかしたばかりに;」
そこに、天馬に仕えている水と光を操る双星姉妹の姉が段ボールいっぱいの物資を運びながら入ってきた。
イズン「よいしょっと…これ、ユリカさんからのヒールベリーとポーションベリーと、それからりゅーとさんからの救急セットと鎌鼬の毒とアムリタとネクタル。何かあった時のために一応こっちにも置いといた方がいいってドクターが言ってたわ」
ルト姫「そうじゃな、備えあれば憂いなしじゃ」
段ボールに入った物資をテーブルの近くに置き、審査員席に座るイズン。確かに、いつゲテモノが来るか分からない以上用心するに越したことはないだろう。
ダルニア「おーい、次の試食だぜー」
と、そうこうしているうちにダルニアが8番の料理を手にやってきた。しかし、その手にあるその料理を見た一同は一斉に首を傾げた。というのも…
イズン「…なにこれ、ガラス…?」
渚「なんか、琥珀みたいだね」
それは、何故かガラスのような琥珀のような透明で硬い何かに包まれていたからだ。大きさは全長30センチくらいだろうか…巨大なそれは中に白い何かが見えている。
ダルニア「…これ、どうやって食うんだよ?」
ファーエ「外側を割るしかないわね。誰か、トンカチ持ってきてー」
渚「こういうキャンディありましたよね?ほら、中にパウダーが入っていて舐めていくとシュワシュワするやつ」
リンク「あぁあるな。コーラとかソーダのキャンディだよな、あれ好きだぞ」
アドレーヌ「トンカチ持ってきたよー」
司会が急遽持ってきたトンカチで外側を割ると、中からカチカチに固まった粉状の何かが。さらにそれをトンカチで割ったら中から小さめの鯛が丸々一匹。これは…?
感想まだ。料理にガラス…?
- SNS団混合料理対決〜どうあがいても絶望〜 ( No.415 )
- 日時: 2015/04/04 21:43
- 名前: 抜間さん (ID: tKLq8Ooj)
抜間さん「これ、もしかして塩釜焼き(魚介類や肉類などを塩または卵白を混ぜた塩でおおい、天火などで蒸し焼きにした料理)ってやつ?」
ソエル「おそらくは…そうでしょうね。ですが、結局このガラスみたいなものの正体は何なんでしょうか?」
色々と疑問はあるが、まずは試食してみなければ分からない。そう判断した審査員は箸で魚にまとわりついていた粉をよくはらってから魚をほぐしとりわけ、一斉に食べ始める。しかし一口食べた途端…
抜間さん&ファーエ&渚&ソエル「ごぺらばしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
バンダナワト&アドレーヌ「「みんなぁぁぁぁぁぁ!!!Σ(((((( ; ゜Д゜)))))」」
何と、料理を口にした審査員達が一斉に嘔吐したではないかぁぁぁぁぁ!!?てか何で塩釜焼きで嘔吐!?塩で一番やらかしそうなやつは7番で既に出たはずなのに!?
ファーエ「ゲホゲホ…何よこれ!?誰か水!水ちょうだい!」
ソエル「舌が……変です…ゲホッ…」
バンダナワト「ちょ、皆大丈夫ッスか!いきなり水をがぶ飲みなんかしてお腹壊しますよ!?;」
抜間さん「それどころじゃないって…お腹より先に舌が壊れるよ…」
渚「」←気絶
そして一斉に近くにあった水をひたすらがぶ飲みし始め、たちまちコップを空にしたかと思ったら新しい水をコップに注ぎまた飲み始める者や、先程イズンが運んだ段ボールをあさりヒールベリーやポーションベリーを貪る者、はたまた糸が切れたようにパタリと気絶する者と、千差万別ながらその光景はまるで水かあるいは食べ物に飢えた砂漠の旅人の集団のようだ…。突然の展開に司会はなすすべもなくわたわたするばかり。
やがて水を大量に消費し、審査員達がようやっと落ち着いたところで司会達が彼らの背中をさすりながら何があったかを問いかけるが、どうやらそれどころじゃないらしく一向に返事がない。一体何があったのか…?
リンク「……なるほどな?」
イズン「あの子はやらかしたわね…!ったく…あれほど言ったのに!!」
と、突如として先程の料理で唯一嘔吐せずに沈黙していたリンクとイズンの二人がわなわなと顔に青筋を立てながら呟いた。
ダルニア「え、キョーダイに双星の姉ちゃんは大丈夫なのかよ!?つか、他の連中に何があったゴロか?」
アドレーヌ「あの、さっきの料理に何があったの?」
リンク「…結論から言う」
リンク&イズン「「この白いの、塩じゃなくて全部砂糖。しかも人口甘味料入り」」
全員「」
…はい、そういうことです。つまりどういうことかというと、砂糖やら人口甘味料やらを容赦なく使いまくった塩釜焼き…改め砂糖釜焼きのあまりにも濃すぎる甘味にほぼ全員の舌が拒絶反応を起こし、その場でリバースしてしまったということです……;ちなみに補足すると、人口甘味料は砂糖とは比べ物にならないくらい甘い(例えばアスパルテームという人口甘味料は砂糖のおよそ200倍と言われている)ので普通は何倍にも薄めて使わなければならないのだが、あろうことか8番はそのまま使ったらしい…。
リンク「しかもこの外側のやつ、飴だぞ…?あの女、絶対他人の話を聞いてなかっただろ…」
ソエル「つまり、飴細工で砂糖釜焼きを包み込んだってことですかぁ…?」
抜間さん「どうりでね…」
ちなみにリンクとイズンが平気なのは、こっちのリンクは元々甘党だから、イズンは何度も妹である彼女の料理の被害にあっているからである(でも流石に舌が狂いかねないので二人とも水をがぶ飲みしポーションベリーを食べた)。てか、ここに来て人の話を聞かないやつが来るって何?8番、お前人の話を聞いてたか?なんでハズレが2連発で来るんだよオイ。
8番の総合評価:☆
抜間さんの評価:☆
この白いのは全部砂糖かよコンチクショウ。とりあえず8番、主夫勇者と桃姫とあんたの主と永遠の0が作る料理やスイーツと一度比べてみな。雲泥の差とかどうとかってレベルじゃないから。
リンクの評価:0
あれほど俺達がきつく注意したにも関わらずバカの一つ覚えみたいに砂糖をぶちこむとかバカかお前。しかもこの舌にくる異様な甘さから察するにこれ絶対人口甘味料の類いを遠慮なしにどかどか入れただろ。お前、後で俺と話し合いな?
ファーエの評価:☆
どうして人の話を聞かないバカが二人もいるのよ?今回くじ運おかしすぎるでしょ…;しかも、二人を当てたのが私とかOTL…って渚がぁぁぁぁぁ!
渚の評価:0
(コメントなし+顔がウルトラマリンブルーに…)
ソエルの評価:☆
甘いとかどうとかってレベルじゃないですよ…貴女の主は料理上手なのにどうしてこうなったんですか?あと、貴女は私の主を潰す気ですか?
イズンの評価:0
あのねぇ…あんたもちゃんと人の話を聞きなさいよ。私やリンクや天馬や他の甘党組から甘いのは控えろって散々注意されてたわよね?ごめん、いくら妹と言えどこればかりは説教の手加減不可避
ハズレ2連発って何ですかOTL
- SNS団混合料理対決〜どうあがいても絶望〜 ( No.416 )
- 日時: 2015/04/04 22:22
- 名前: 抜間さん (ID: tKLq8Ooj)
固定審査員「この悪夢のコンボはマジできついOTL」
アドレーヌ「みんな、御愁傷様…;」
ルト姫「水を大量に用意して正解だったようじゃな;」
魔の砂糖釜焼きとなった8番の試食のあと司会と審査員はまず気絶した渚を物資の回復アイテムで復活させ、ヒールベリーと薬草で作ったうがい薬でよく口をゆすいだが、まさかのハズレ2連発に気力体力はもはやすっからかんだ。
渚「ごめんみんな、僕が気絶したばかりに迷惑をかけちゃったみたいで;」
ファーエ「気にしてないわ。それにしても人口甘味料をまるまる入れるバカがどこにいるのよ…ったく」
リンク「あのバカは後で説教だ…甘党組の評判を下げるようなことするんじゃねーよ(怒)」
ソエル「まだ気持ち悪いですよぅ…」
剣城「来たぞみんな……っておい、なんだこの空気は」
ヴァルキリー「皆顔色が悪いぞ?何があったのだ;」
フェリオ「きゅー…;」
ダルニア「あー…ちっと色々あってな;」
そこに雷門のエースストライカーと光と木の戦乙女(と彼女の相棒である光の玩具竜)がやってきた。会場に漂うすさまじい負のオーラに一瞬圧倒されつつ席に座る。
抜間さん「さっきでた料理がハズレ2連発、しかも味が濃すぎるのに加えて片方はトラウマ料理だった…おかげで胃がムカムカするよ…」
剣城「それはまた壮絶だな…おいヴァルキリー、フェリオ、お前ら回復タイプだろ。回復魔法は使えないのか?」
ヴァルキリー「無理を言うな;私は確かに回復タイプだが、それとこれとは別なのだぞ?」
フェリオ「きゅ!きゅーんきゅーん!(`Δ´)」
剣城よ、回復魔法が使えるものならヴァルキリーとフェリオだって使いたいはずだ。まあ確かに二人は回復力は高めだしそう思っても無理はないかもだが(パズドラではキャラの容姿やステータスによってタイプが分類されるので、回復タイプみんなが回復魔法を使えるわけではない)。
さて、そんな会話をしているうちに9番の料理が運ばれてきたので気力を振り絞りつつ次の試食へ。9番の料理は煮魚と炊き込みご飯のセットだ。煮魚の方はあまり見慣れない魚と豆腐と水菜がシンプルに煮付けにされており、上には薬味として細切りにした葱と生姜が乗せられている。炊き込みご飯はヒジキ、人参、シイタケ、こんにゃくと具だくさんになっている他、湯気に混じってかすかにマーガリンの香りが漂ってくる。おそらくは炊き上がりに少々入れて混ぜこんだのだろう。さらに傍らにはグラスに入った茶と、4分の1に切ったシークワーサーが乗った小皿が添えられていた。
バンダナワト「9番さんから伝言ッス。「おれの故郷から取り寄せた新鮮な食材を沢山使って母から教わってきた郷土料理を作りました!良かったら皆さんもいつか故郷にご招待したいです!それと、シークワーサーは好みに応じて魚にかけて食べてくださいね」とのことッスよ」
ソエル「煮魚ですか?でも、このお魚は見たことがない魚ですね…」
ルト姫「どれどれ?…ふむ、これはアイゴじゃな。ひれの棘に毒があるが食用にもなる魚ゾラよ。どうやら下処理はしっかりしてあるようじゃから安心せい」
抜間さん「あー懐かしい、これ修学旅行で行った沖縄で昔食ったわ!いわゆるマース煮(塩と泡盛で味付けする煮魚)とジューシー(沖縄風炊き込みご飯)ってやつだよこれ」
剣城「…っつーことはこれを作ったのは…!?」
そう、出された料理はいずれも沖縄で古くから親しまれている伝統的な郷土料理だった。思い返してみれば今回の挑戦者の中に沖縄に関係する人物は一人だけおり、その彼の料理スキルは親戚のお姉さん仕込みとあって最高クラス。つまりこれは…!
ファーエ「これは間違いなく大当たりよ!剣城、ヴァルキリー、あなた達はいいキャプテンとご主人を持ったわね!」
ヴァルキリー「流石は我が主だな…む、この茶にこの香りはジャスミンか?にしては香りは少し薄いが…」
リンク「沖縄風だから多分これはさんぴん茶なんじゃないか?(さんぴん茶は一般的に飲まれているジャスミン茶よりも香りが薄め)」
剣城「ごちゃごちゃ言ってないで早く食べましょう皆さん、俺もさっきから腹がなりっぱなしです」
マース煮もジューシーもほかほかと湯気を立てており、辺りに漂ういい匂いに審査員の期待は高まる。待ちに待った大当たりに一同はさっそく箸を取り手を合わせると一斉に試食に入った。
渚「ーーーー!!すっごく美味しいよ!魚はシンプルだけど上品な味付けでいくらでも食べられる!」
ソエル「ジューシーも美味しいですよ。炊き込みご飯にマーガリンって合うんですね…!それに、マーガリンの量を控えてあるから全然しつこくないです♪」
リンク「今度は魚に少しシークワーサーをかけてっと…お、これも美味いぞ!シンプルな調味料でここまで素材の味を引き立たせるのは流石だな」
ルト姫「おそらくは普段から魚料理を作るのじゃろうな。魚のことを知り尽くしておるゾラねこやつは」
抜間さん「こんな美味しいものを食べられるんだから雷門イレブンもイナズマジャパンも幸せだよね〜…」
フェリオ「きゅきゅー♪(もきゅもきゅ)」
剣城「ガツガツガツガツ!(無言でジューシーをひたすら掻き込む)」
マース煮はシンプルな味付けながらも上品さと魚本来の旨味が共存しており煮込み時間や付け合わせのバランスもベストの状態。また、ジューシーもマース煮と合うようにややしょっぱさを控えながらも素材の香り豊かな味付けの中にマーガリンのアクセントが効いており文句なしの出来映えとなっている。沖縄の文化と魅力が詰まった伝統料理ランチにどんどん箸が進み全員瞬く間にきれいに完食した。
奇跡が起きました
- SNS団混合料理対決〜どうあがいても絶望〜 ( No.417 )
- 日時: 2015/04/04 22:27
- 名前: 抜間さん (ID: tKLq8Ooj)
抜間さん「にしても、6番も9番も純粋組で料理上手って完全に天使じゃん(真顔)」
渚「作者、顔がやばいよ;まあ片方は本物の天使だし、もう片方も翼生えたしあながち間違いじゃないかもね(映画のやつとソウルのペガサスとか)」
剣城「俺もあいつがいなかったらきっとサッカーに向き合えなかっただろうな…」
ファーエ「そういえばあなたたち雷門イレブンも色々大変だったみたいだしね。人生を変える出会いって本当にあるのねぇ…なんだか感慨深いわ(しみじみ)」
ヴァルキリー「うむ、まさに運命だな。私も主の為に全力をかけていかねばならぬな」
味、ボリューム共に大満足の料理に、ハズレ2連発に気が滅入っていた固定審査員もすっかり復活し気力体力は全回復!皿を空にしたところで冷たいさんぴん茶の香りをゆっくり楽しみつつ評価に移る。評価は当然…
9番の総合評価:☆☆☆☆☆
抜間さんの評価:☆☆☆☆☆
すっごくおいしかったよ!あの悪夢2連発を払拭してくれてマジでありがとうOTLマース煮の上品な味わいもジューシーの絶妙な味付けも修学旅行で食べたやつを上回るよ。これ、沖縄料理専門店を開いたら絶対バカウケするレベルじゃないかな?魚やヒジキは沖縄から新鮮なやつを取り寄せたんだね。きみを純粋組にしてマジで正解だったよ〜。後で5番やバステト達にも持っていってあげて!
リンクの評価:☆☆☆☆☆
これは脱帽クラス。あの悪夢の後にお前が来てくれてマジでよかったOTL魚の味付けに使った調味料自体はシンプルなのに全くそれを感じさせないところが流石お前だな。上品かつ素材の味が引き立っていて美味かったし、勿論ジューシーやさんぴん茶も最高だったぞ!それと、無茶しすぎてあんまり5番や剣城に心配はかけてやるな?何かあったら俺も力になるから遠慮なく言えよ。
ファーエの評価:☆☆☆☆☆
ねぇ、6番といいあなたといい純粋組の天使属性ってどうしてこんなにいい子ばっかりなのかしら?私、今すぐにあなた達を愛でに行きたいんだけど…あ、評価ね?魚は皆が言う通りに「上品」って言葉がぴったりでおいしかったし、それにシークワーサーを絞って味に変化をつけたのも私達への気遣いがあって○よ。あなたの日々の努力が伝わってくるわ。これからも頑張って家事スキルを磨いていきなさいね!
渚の評価:☆☆☆☆☆
ファーエさん、気持ちは分かりますが落ち着いてください;でも確かに、僕も一度くらいは君みたいに上手に作ってみたいなぁ。マース煮も勿論最高だったしジューシーも控えめなマーガリンの香りが出汁とあわさってこれだけでもおかわりしたくなるね。それにしても、沖縄料理や文化ってなかなかに興味深いものがあるよね。良かったらレシピや沖縄の歴史について教えてくれないかな?
ソエルの評価:☆☆☆☆☆
とってもおいしかったです!きっと努力家なあなたのことですから魚もジューシーも具材や味付けを沢山考えたんでしょうね。それぞれのお料理のバランスが互いに釣り合っていて最高に良かったですよ。それと、ジューシーに加えたマーガリンの量は控えめにして正解です。あれがもししつこかったら星が減っていましたからね。…てゆうか、8番さんにもあなたを見習ってほしいくらいですよ…あなたは本当にあの方の主なんですよね?OTL
剣城の評価:☆☆☆☆☆
お前の腕前ならきっと美味いものを作るんだろうとは思ってはいたが、正直ここまでとは予想外だった。ちゃんとした感想を考えようとしたが…悪い、美味すぎて感想を考える前に完食しちまったから「めちゃくちゃ美味かった」とだけ言わせてくれ。きっと秋さんやお袋さんからがっつり料理を仕込まれているんだろうな…お前が俺たちのキャプテンでマジで良かった。後でイナズマジャパンの皆や秋さんにも作ってやれ。あと、皆さんは7番と8番で何を食べさせられたんですか?;
ヴァルキリーの評価:☆☆☆☆☆
これは最高に美味だったし完食したぞ。魚も米も今までに食したことのない味だが、これがお前の故郷の味というものなのだろう。魚の塩煮はシンプルながらも純粋な実力が問われる料理だと聞いたが、それをここまで作れるのは流石だな。これはバステトも食い付くレベルだし、きっと他の奴らも喜んで食すだろう。私も、お前が主で誇り高い限りだ。それと皆の者、私の同胞が本当にすまなかった…;後で私からも厳しく言っておこう;
渚「本当にありがとう9番!あんな美味しいものをただでご馳走になるなんてなんだか悪いよ…」
ソエル「おかげで体力全回復しました…!」
リンク「作者、後で9番を1日借りていいか?それと休暇も取りたいんだが」
抜間さん「いいよー。あんたと一緒ならあの子もきっと喜ぶしね」
ファーエ「あ、私にもお願い!なんだったら6番も呼びましょう?行き先はどこがいいかしらね…」
9番の料理のお陰でハズレ2連発の悪夢は完全に取り払われ審査員の顔にも笑顔が浮かび、わいわいと料理の感想を言い合ったりお出かけのプランを相談しあっている。
ピーチ「お待たせみんなー。さてさて、何が出るかしら?」
ルイージ「でも不安だよね…今までのがあれだし;」バンダナワト「あ、α審査員が来たッスよ!」
そこにα審査員として選ばれたキノコ王国のプリンセスと緑の人気者の二人が、料理対決前半に起きた数々の大惨事にやや圧巻されながらも会場に入ってきた。二人を審査員席に座らせつつ司会が試食の準備に移る。
抜間さん「次は二人なのね。じゃあそこに座って待っててー」
アドレーヌ「じゃあ運んでくるね」
ピーチ「みんな、今までのはどうだったのかしら?」
渚「大当たりが2つ、ハズレが4つ。うち1つはまだマシなハズレでした」
ルイージ「前半だけでハズレがだいぶ減ったんだね…;ねぇ、今回くじ運おかしくない?」
ソエル「そうですね…私達固定審査員のせいですみません皆さんOTL」
抜間さん「うちなんて順番決めで悲劇を起こしたからねOTL悪夢2連発って何さOTL」
ルイージの言う通りにこれまでの経緯を見ても明らかにおかしい挑戦者と料理の数々に固定審査員はもはやOTL状態。
SNS団混合の料理対決とだけあって挑戦者に色々とぶっとんだ面子が多くなるのはまあ仕方ないにしても、3分の1がハズレ、しかもハズレの大半が前半に固まるって今回のくじ運はなんなんだろう…;
ダルニア「おーい、次の料理を運んできたゴロ」
ファーエ「次はこれね?あら、これは…」
と、審査員と作者のくじ運の悪さに嘆いているうちに司会が10番の料理を持って戻ってきた。
さて、10番の料理は鱈のムニエルだ。香ばしくムニエルにされた鱈の上にはシメジやえのきや椎茸、1UPキノコやスーパーキノコなど沢山のキノコが入ったあんがたっぷりかかっており、その上には大根おろしとあさつきが添えられていた。ほんのり醤油とだしの香りがしてくることから察するにこれは言わば和風のムニエルなのだろう。傍らにはなめこと豆腐とネギが入った味噌汁と白ご飯がある。
- SNS団混合料理対決〜どうあがいても絶望〜 ( No.418 )
- 日時: 2015/04/04 22:30
- 名前: 抜間さん (ID: tKLq8Ooj)
抜間さん「随分キノコが沢山入ってるね?」
リンク「このキノコの量に種類…これは確実にあいつだろうな」
渚「キノコをここまで沢山使うってことは彼しかいませんよね?あの人らしいなぁ」
ピーチ「ふふっ頑張ったのね♪あなたの料理なんだから勿論全部食べるわ!みんな、キノコは毒とかはないから大丈夫よ」
ファーエ「なら安心ね。でも確かにこれはα審査員にとっては大当たりよねー」
キノコの量と種類から、これを作ったのは任天堂名物の赤い彼でまず間違いないだろう。ピーチとルイージにとっては大当たりな料理に顔を綻ばせつつ二人はすぐに食べ始め、固定審査員も後に続く。あ、念のため言うけどこっちの彼は脱がないから大丈夫だからね。もう一度言います、脱ぎません。
アドレーヌ「10番さんェ…;」
ファーエ「そういえば彼も1番同様裸族が多いものね;」
ピーチ「ふふっおいしいわ♪キノコが沢山で食べごたえあるわね」
渚「でもキノコの種類がちょっと多いですね。えっと、1234…ざっと10種類は入ってます」
ソエル「和風のあんが鱈に絡んですごく美味しいです。うーん、ただとろみがちょっと強すぎるかも…」
抜間さん「んー…あ、水溶き片栗粉をちょっと入れすぎちゃったんだろうね。見て、よく見たら一部片栗粉が混ぜきらなくてゼラチンみたいになっちゃってるや」
リンク「きっと火を付けたまま入れちまったんだろうな。でも大根おろしと食えばそんなに気にならないしさっぱりしてて食いやすいぞ。あいつなりに色々考えたんだろうな」
ルイージ「準備期間中によく僕らに聞きにきてたからね。きっと色々試行錯誤もしたんじゃないかな?」
鱈はこんがり焼き色がつくまでしっかり焼かれており、上にかかった濃厚な和風あんと淡白な鱈の相性は抜群で大根おろしもさっぱりとしていて味に変化をもたらしている。あんのとろみがやや強く粘りが強かったものの、ご飯がどんどん進む味付けだ。味噌汁もなめこがやや多かったが、だしをちゃんととっているらしくおいしい。
若干のミスはあったものの、2番や5番のようなあからさまなものではない些細なものであるのと味は美味しいのでそれなりにいい評価はもらえるだろう。一同は料理を完食し、評価用紙に書き込んだ。
10番の総合評価:☆☆☆☆
抜間さんの評価:☆☆☆☆
これまた個性が出る料理が出たねいやはや。こっちのあんたは辛党だからてっきり辛いもので来るかなって思ったけど多分1番とのかぶりを避けたのかな?キノコあんかけとムニエルにした鱈が絶妙にマッチしてておいしかったし大根おろしを添えたのもさっぱりしてて良かったよ。ただ、片栗粉のダマってこういう料理には出がちだからそこは気をつけようね。
リンクの評価:☆☆☆☆
見た瞬間誰が作ったか分かった。キノコといえばやっぱりお前だよな、うん。あんかけのとろみとキノコの量が多かったのがちょっと気にはなったが、味は十分に美味かったから今度作るならもう少し片栗粉を減らしてみるといいぞ。後でピカチュウとカービィにも作ってやれよ?…ただ、お前ピーチと一緒になって俺とゼルダ関連を色々おちょくるのは止めろ;こちとらお前らみたいに色々オープンじゃないんだぞ;
ファーエの評価:☆☆☆
オープンじゃなくても所々で無意識にリア充しては地味にボロを出してる癖に今さら何を言うのよあなた;これだからリア充は…まあそれはともかくとして、鱈とあんかけとおろしがマッチしてておいしかったけど、やっぱりあんかけのとろみが強すぎるのが気になったわね。ちょっと喉で引っ掛かって食べづらかったから、片栗粉を減らすといいわ。それと、水溶き片栗粉を加える時は一度火を止めてから入れるとうまくいきやすいわよ。
渚の評価:☆☆☆☆
多分あなたのことですから、ピーチさんやルイージさんにアドバイスを聞きながら作ったんでしょうね。片栗粉のダマがゼリーみたいになっていたのがちょっと気にはなりましたが、和風に味付けされたあんかけは隠し味も効いていておいしかったですよ。それと、この間はラジオのゲストに招いてくださってありがとうございます。すごく楽しかったです!良かったら僕にもおすすめのゲームを教えてくださいね。
ソエルの評価:☆☆☆
おいしかったですよ。流石はキノコに詳しいだけあってキノコによく合う味付けにしていましたし、下ごしらえもちゃんとしてありましたね。キノコの種類が多すぎたかなというのは気になりましたけれど、そこさえ気をつければきっともっとランクアップしますよ。それにしても、配管工と勇者とポケモンとピンクの玉の4人でスマブラ四天王ってちょっと不思議な組み合わせですよね。
ピーチの評価:☆☆☆☆
あらあら、あなたらしいお料理が出来たわね♪あなたの得意分野であるキノコを沢山入れていてとてもおいしかったわよ。大根おろしのアクセントも効いていたし、あなたなりに色々考えたのね。でもみんなの言う通りとろみとキノコの量がちょっぴり気になったかしら。大丈夫、次はきっと成功するわよ!それと、次の休日空いてるかしら?キノピコちゃんが遊園他のチケットをくれたんだけど、良かったらデートに行かない?
ルイージの評価:☆☆☆☆
姫、ここでデートのお誘いって不意討ちすぎるよ…相変わらずラブラブだなぁ;まあそれはともかくとして、僕はこの料理大好きだよ。塩加減もいい感じだし、キノコの下処理もちゃんとしているみたいね。ただメインはあくまでも魚だからキノコはもっと減らして、種類も4、5種類に絞っても良かったね。もし加減がわからないなら僕も教えてあげるからさ、良かったらファミリーみんなに振る舞ってあげて。
ダルニア「そういやあのラジオは俺達も聴いてるゴロ。あれだな、四天王の連中っつーのはなかなか愉快だな!」
ファーエ「そうね。そもそも、あなたたち4人が親友同士って設定自体が珍しいんじゃないかしら?」
リンク「そうか?ぴくしぶとかには結構四天王タグがついた作品もあるし、オープニングムービーやCMではしょっちゅう共演してるぞ」
渚「作者さんによって色んなキャラのくくりやちょっと変わった組み合わせがあるのって面白いよね」
感想まだ。作者さんによる違いって奥が深いよね
- SNS団混合料理対決〜どうあがいても絶望〜 ( No.419 )
- 日時: 2015/04/04 22:35
- 名前: 抜間さん (ID: tKLq8Ooj)
アイア「やっと呼ばれたわ。あー退屈だった…」
次にα審査員として選ばれたのは、ガンプ連合の美しくも妖しき女戦士。肩をぐるぐる回しこった身体をコキコキとほぐしながら悠々と会場に入ってきた。
アイア「お待たせ。それにしても随分待たされたわねー」
ファーエ「確かに、待ち時間ってあなたや他のα審査員にとってはだいぶ退屈な時間よね」
ソエル「なんだかごめんなさい、私達のせいで退屈させてしまって…;」
アイア「いいえ、気にしてないわ。だってポイズンやら何やらの一番の被害者は貴方達だしね;…それにしても……(リンクをガン見)」
リンク「…何だ?」
アイア「貴方、ファーエといい渚といいソエルといい審査員が美人な女ばっかりでさりげなくハーレムよねー♪」
リンク「…生憎ゼルダ以外の女には興味ないけどな」
ファーエ「うん、でしょうね」
渚「ってちょっとちょっとちょっと!!ちょっと待ってくださいアイアさん!!僕は男ですよ!?あとリンクさんとファーエさんも受け流さないで!!;」
リンク&ファーエ「「あ……ゴメン渚;」」
抜間さん「まあまあ、渚は公式で男の娘だから違和感ないって。それにリンクだって女体化したらすごいじゃん?今度写メりたいから二人ともあの薬飲んで女装してよ<●><●>」
渚「それは言わないで作者OTLただでさえ常日頃からカルマ君や中村さんにおちょくられてるのにOTL」
リンク「それと薬は勘弁してくれ;あの姿になった時のルキナの俺の胸に対する目線がマジで戦慄ものなんだよ;」
渚が元々華奢でかわいらしく、女装をしても違和感がないレベルの女顔をしている上に、リンクも元が整った顔立ちなのに加えて女体化したら巨乳美人になるので(性転換エピソード参照)、彼らが女装したら間違いなく大きなお姉さま及び腐女子達が食い付くだろう。あ、写真が欲しい人はNL本で手を打ちますぜ。
ソエル「作者、本音がだだ漏れですよ;」
抜間さん「サーセンwww」
リンク「作者お前ぶっ飛ばしていいか?」
バンダナワト「まあまあ落ち着いてくださいッス;」
ルト姫「皆のもの、料理を持ってきたゾラ…なんじゃ、随分賑やかじゃな?」
ファーエ「あ、ありがとう。ほらほらみんな、遊んでないでさっさと試食に移りましょう;」
アイア「はいはいっと」
女装云々はともかく料理が運ばれてきたので気を取り直して試食に入る。
11番の料理は野菜と魚が入った煮物だ。煮物には鰆と大根と人参とさやえんどうが入っており、器に山盛りに盛り付けされている。傍らには白ご飯と、鰹節がかかった菜の花のおひたしが添えられていた。
ソエル「菜の花に鰆ですか。春らしいですね…あら、菜の花の大きさがいびつですね」
ファーエ「これ、煮崩れがすごいわねー…って野菜の切り口が汚いじゃない!?これ、絶対切るってよりも砕いてるわよね;」
リンク「こっちは切り口はきれいだな。つか、切り口が汚いのときれいなのがあるってどういうことだ?」
渚「味は…うん、ちょっと濃いめだけどご飯のおかずにはちょうどいいかな?ただ、魚はちゃんと捌いて欲しいよ;」
ルト姫「魚はデリケートじゃからな。無理矢理に引きちぎるのはよくないゾラよ」
味はちょっとしょっぱめだがそれなりに美味しいし野菜や魚にも火が通ってはいた。しかし人参や大根の切り口が汚かったりまっすぐだったりとまばらになっており、それに加えて力を入れてかき混ぜたのか煮崩れがあちこちに見られる。菜の花も大きさがバラバラで、まるで切ったというよりも引きちぎったという印象だ。
アイア「これ、あの子ね…;まあ、包丁を頑張ってちゃんと使おうとしたのは偉いけど、我慢出来なかったのかしら?」
抜間さん「かもね。多分、始めは包丁を使ってたけどそのうち我慢できなくなって手でバキッと…ってところじゃないかな?」
ソエル「なるほど…だから切り口がまばらなんですね?まあ、元々包丁を一切握ろうとしなかったのですから、それに比べれば進歩はしてますよ」
リンク「だな。あいつなりに頑張ったんだろうな」
これを作った人物と最も付き合いの長いアイアがちょっと呆れたように呟いた。
まあ本人も慣れない料理を一生懸命頑張ったのだし、ここは大目に見てやろう。包丁をちゃんと使おうとしたのだから、彼女なりにちゃんと努力はしたのだ。
- SNS団混合料理対決〜どうあがいても絶望〜 ( No.420 )
- 日時: 2015/04/04 22:37
- 名前: 抜間さん (ID: tKLq8Ooj)
11番の総合評価:☆☆
抜間さんの評価:☆☆
あらら、やっぱりこうなったか…;まあ、あなたなりにきっと仲のいいアイアに習いながら包丁をちゃんと使おうとしたんだよね?味はおいしかったし野菜に味も染み込んでたけどさすがに拳で砕くのはあれだからそこは考えてね。でもまあ頑張ったのはよく伝わったし怒らないからちゃんと結果発表には顔をだしなよ?
リンクの評価:☆☆
拳でここまで魚や野菜を粉砕できるってのも逆にすごいな…;気持ちしょっぱめな味付けは米のおかずや酒の肴にはぴったりだし俺はいいと思うが、お前絶対途中で細かい作業に我慢出来なくなって包丁を放り投げただろ?根っからの挌闘家気質なのはわかるが、今度作る時はちゃんと最後まで包丁を使ってやるようにな?
ファーエの評価:☆☆
あなたのことだからきっと片手で粉砕したわね?挌闘家らしいといえば挌闘家らしいんだけど、岩と同じ感覚で野菜を砕くのはちょっといただけないわね;切り口(っていうより砕き口?)がぼろぼろだから荷崩れがすごいことになっていたわ。料理は味もなんだけど見栄えも大事よ、次からは気をつけなさい。
渚の評価:☆☆
うわぁ、これはまた…;さすがに☆3はちょっと無理ですごめんなさい;でもきっとあなたも慣れない作業に戸惑ったりしながら頑張ったんですよね?その努力は伝わってきましたしこれからもめげずに頑張ってほしいです。それにしても、貴女は女性なのにどうしてそんなにパワーがあるんですか?僕なんて腕相撲ですら女子に勝てないのに…OTL
ソエルの評価:☆☆
渚さん……;うーん、ぼろぼろな野菜の中にちゃんと切ってある野菜がちらほら混じっているあたりがまたなんともコメントしがたいですね;まだまだ反省点や課題は沢山ありますけどまずは包丁を使える時間を一秒でも長くしていけるように頑張っていきましょうね。継続は力なり、続けることが大事ですよ。
アイアの評価:☆☆☆
まあ、こうなるってことは薄々予測はしていたわ;でも一切包丁を握ろうとしなかった最初の頃に比べたらだいぶ進歩してるわね。貴女なりに頑張ったのはちゃんと伝わったし、みんなわかってくれるから安心しなさい。貴女にその気があるなら私もまた料理を教えてあげるから、少しずつ一緒にやっていきましょ?
今回はここまで。最後にヒントを。
8番は人の話を聞かない奴がやらかしたパート2。サッカリンやらアスパルテームやらスクラロースやらを使っており吐き気をもよおすレベルで甘いので色々とヤバい
9番は大当たり。マース煮という料理そのものが大きなヒント。しかし何故に純粋組達の間が裸族と問題児なのか……。
10番は得意分野で勝負した。流石はキノコの専門家、反省点は少しあるもののなかなかにいい評価
11番は頑張ったものの途中で我慢できなくなった。本人も頑張ったんだし大目に見てやってください;
例によって試食は自由ですが、いくつか注意点をば。
8番のやつを試食する際はあらかじめ水なり回復アイテムなりをスタンバっておくことをオススメします。あと、表面の飴はくっそ硬いのでトンカチで割ってください。
感想OK