二次創作小説(映像)※倉庫ログ

女体と男体、時々擬人 ( No.50 )
日時: 2014/12/11 23:44
名前: 抜間さん (ID: IQFPLn6c)

【特に意味のないプチネタ】

台所組による定期会議でのとある一コマ

ロゼッタ「あのー私、時々思うんですけど………ポイズンクッキングの達人の皆さんって作る過程で味見というものをしないのでしょうか?」
ルカリオ「それは我も思った。ちゃんと味を確認しながら作ったのであればあのような殺人兵器はできないはずなのだが……」
ピット「料理で人が死ぬなんて普通ないですよぅ…凡ミスならともかく意図的となると…;」
リンク「参考になるかはわからないが…ガノンは味見を一切しないと言っていた。ワケわからない薬やモンスターやらぶちこんでも「どうせ食うのは自分じゃないし」的な感じらしい」
むらびと「だからって無責任だよ(泣)」←以前野菜スープをゲテモノに変えられた
フォックス「カービィやゼルダみたいに自覚あって反省するタイプならまだ救いはあったんだがな……」
ルキナ「あの、一ついいですか?ふと気になったんですけども」
ピット「どうしたんですか?」
ルキナ「ガノンさん、カービィさん、ゼルダさん以外にも料理に問題ありきな方っているのですか?

ピーチ「いるわよ。私達も全員分を把握してるわけじゃないんだけどね」
リンク「俺が知っている奴だと、64組に1人いるな」
フォックス「あぁ、あいつか………;」
ルカリオ「そういえば我も1人心当たりがある。ポケモン組にいるあいつだな;」
デデデ「………話を聞いていると意外といそうで怖いゾイ( ; ゜Д゜)」
むらびと「いっそこっちでも料理対決する?そうした方がてっとり早いよ」
ルカリオ「それもありだな…ただ、その前にまずは今進めてる長編を完結させるのが先だろうな」
フォックス「絶対死者が出るぜ………?つか、絶対審査員俺らから出されるだろ!?;」

実際、味見ってしてるんですかね?



【前回のあらすじ】
主夫勇者がボインに、チビ勇者が光源氏ロリに、女賞金稼ぎがハンサムになりました。

ルカリオ「状況が何一つ分からない件について」




フォックス「ったく、クレイジーの野郎も人騒がせな………」
サムス「全くね。あんな弟でマスターも大変よね………」
ピカチュウ「ねぇサムスー、なんでぼくはサムスに抱っこされてるの?」
サムス「抱っこしなきゃやってられないわよこんな状況………はぁ、ふかふかする♪ピカチュウ、貴方冬毛に生え変わったわね?ぬいぐるみみたい……(*´∀`)」
フォックス「リンクといいお前といいピカチュウを抱いてるお前らってホントシュールな絵面だよな;」
ピカチュウ「ぼくはいいけどね。二人とも優しく撫でてくれるし」

こちらはフォックスとピカチュウとサムスの64組。ピカチュウを抱っこしているサムスとその横を歩くフォックスは、リンク達のチームと分かれた後、とりとめのない会話をしながら南棟にある娯楽エリアの廊下を歩いていた。
この南棟には図書館や医務室や会議室といったファイターの為の部屋とトレーニングルーム、バトルステージにつながる部屋などが数多くあり、日中は常に多くのファイター達の楽しげな声であふれる棟になっている。

ピカチュウ「みんな大丈夫かな?」
フォックス「早いところ確認しようぜ」

今は朝早くということもあり人の気配はあまりないようだが、中にはこの時間から読書やトレーニングをするファイターもいるため、いつ何が起きるか油断はできない。
さあ気を引き締めて屋敷を見回っていこうとしたその時だった。


???「あわわわわわわー!!!!」
フォックス「おわぁっ!?何だ今の!?あっぶね!」
ピカチュウ「あぶなっ!!」

不意に何か小さいものがものすごいスピードでフォックスの横スレスレを横切ってきた。持ち前の反射神経でなんとか回避したものの、小さいものはさらにこちらに迫ってくる。
このままではぶつかると判断し、一旦廊下の端に寄った3人は、目の前を猛スピードで駆け抜ける何かを見つめる。それを視界にとらえたサムスが呆然とした様子でぽつりと呟いた。


サムス「………子供?」

サムスのいう通り、それは子供だった。
子供は全部で7人おり、年は3、4才くらいといったところだろうか。廊下の突き当たりまで走っていた後、蜘蛛の子を散らすかのようにあちこちを走り回り始めた。しかし、よく見るとなにやら様子がおかしい。走っているというより、まるで混乱してがむしゃらになっているかのような無茶苦茶な動き方だ。
3人は、一度物陰に隠れて恐る恐る子供達の集団を観察してみる。

鼻がピノキオのように高い赤髪の子供。
ハイリア人のような長い耳が目を引く黄髪の子供。
首筋にえらのような切り込みがある青髪の子供。
ぽっちゃり体型で少しのろまな紫髪の子供。
小柄ですばしっこく赤い目が特徴的な白髪の子供。
額や頬にごつごつした鉱石のようなものが浮き出た黒髪の子供。
青い目にピンク色の髪をした、羽根が生えた子供。
そして、極めつけは全部の子供達の頭にある、なにやらアンテナのように突き出したな緑色の物体。そう、あれは例えるなら枝に付いた1枚の木の葉のような……


フォックス&サムス&ピカチュウ「「「………………………」」」


フォックス達は当然、こんな子供なぞ知らないし見たこともない。しかしよくよく見ると、子供自体には見覚えがないが、その子供が持つ特徴1つ1つにはかなり見覚えがある。なんだか嫌な予感がする。

ピカチュウ「………ねぇ、二人とも。もしかしてあの子供って……」
サムス「いいえ、もしかしなくても…まさか…」

「待ってくださーーい!!」

と、先程から拭えない不安を助長するかのように叫び声をあげながら誰かがこちらに走ってきた。あれは……!




オリマー「ピクミン達ー、待ってください!まずは落ち着いて隊列を立て直しましょう!;」
フォックス&サムス&ピカチュウ「「「やっぱりピクミンだったかコンチクショォォォォォォォォォ!!!」」」



そう、今の7人の子供達は全員、オリマーが連れている7色のピクミン達だったのだ!!
どうやらオリマー自身は幸いにも薬の影響を受けずに済んだのだが、その代わり彼が連れているピクミン達が薬の餌食になってしまったらしい。薬の影響で、突然自分達が人間の姿になったことに酷く錯乱したピクミン達は、リーダーであるオリマーの言うことすら耳に入らない程に慌ててしまい、それをオリマーが止めようと必死に追いかけて今に至ったというわけだ。



感想まだ

女体と男体、時々擬人 ( No.51 )
日時: 2014/12/11 23:59
名前: 抜間さん (ID: IQFPLn6c)

ピクミン達はすっかり錯乱しきっており、オリマーの呼び掛けにちっとも答えようとしない。しかも、手当たり次第に炎や雷、水を吐き出したり壁に激突したり花瓶に頭をぶつけたりと、もはや何がなんだか分からない状況に。

ピカチュウ「なんか大変なことになってない!?」
フォックス「つか、あの子供全部ピクミンかあれ!?」
サムス「まさかピクミンが擬人化するなんて……(汗)」
オリマー「あの、皆さん!すみませんがピクミン達を捕まえるのを手伝っていただけませんか!?」
ピカチュウ「わ、わかった!えーい、ってすばしっこいよぉ!!;」
フォックス「よっしゃ捕まえたって、いでででででで尻尾引っ張るなてめぇ!!」
オリマー「あわわわわわ!!白!君はパニックになってるからって手当たり次第に毒を吐かないで!まずは落ち着いてください!;」
サムス「オリマー、早くホイッスル吹いてホイッスル!!;」
ピカチュウ「1人だけでも大変なのにこれが7人もいるなんてぇぇぇぇ!?;」



※しばらくお待ちください



オリマー「ぜぇ………ぜぇ………皆さん、ご迷惑をおかけしました………」
サムス「なんか、どっと疲れた……はぁ………はぁ………」
フォックス「ぜぇ……正直ピクミンを……甘く見てた………不覚だ……ぜぇ…」
ピカチュウ「うへぇ………めがまわるぅ………」

あれから数十分。なんとかピクミン達を全員捕らえることができた一同は全員床に座り込み息も絶え絶えでまさに満身創痍状態。スマブラの実力者とスピード自慢とピクミンの隊長が4人がかりで行ったにも関わらず擬人化したピクミン達は彼らをものともしないくらいにしぶとく、かつアホみたいに素早かった。
捕まえられたピクミン達はまず落ち着きを取り戻させた後、オリマーがホイッスルで合図を出し、全員を北棟にある自室に帰らせて待機させることに。一度正気にさえ戻ればピクミン達はオリマーの命令に忠実かつ素直なのでこれでひとまずは安心できるはずだ。

フォックス「やっと解決したか;なんにせよ、これではっきりしたぜ。マスターのいう通り、被害は性転換だけじゃなかったっつーわけか……」
オリマー「性転換?あのー、一体何があったんです?それに……そちらの金髪のお方は?」
サムス「えっとね……」



オリマー「それはまた……厄介なことになりましたね。貴方方も大変でしょうに;」
フォックス「こんな状況に不本意ながら慣れてきた自分が我ながら悲しいけどな」

オリマーに事情を説明し、半ば諦めたような顔をしながら明後日の方向を見るフォックス。
彼の感覚が麻痺し始めるのもまあ無理はないだろう。なにせ、朝からダブル勇者やら左手やら賞金稼ぎやら未知の生命体×7やらが起こしまくってるハプニングに見舞われまくったのだから。

オリマー「とにかく、私も手伝いますよ」
サムス「ありがとうオリマー、意見役の貴方がいれば心強いわ;」
ピカチュウ「だね」

3人が心強い仲間の同行にほっと胸を撫で下ろしたその時だった。


「止めろてめぇぇぇぇぇぇ!!」
一同「「「「!!?」」」」
ピカチュウ「!!?今度は何!?何があったの!?」
オリマー「一難去ってまた一難ですか;」

???「いい加減にしろ!しつこいぞ!」
???「なによぅ、元はと言えば貴方が悪いんじゃない?」
ピカチュウ「ねぇ、なんだか様子がおかしくない?この声はまるで……」
サムス「ええ、まるで、喧嘩してるような声ね。とにかく、喧嘩なら急いで止めるわよ!!」
フォックス「この方向は……図書館だな!?」

声を聞く限り、2人の人物が激しい言い争いをしているらしい会話を繰り広げており、しかもよく耳をすましてみると、何やら取っ組み合いをしているかのような音も聞こえてくる。これは早く止めなくては怪我人が出るのは時間の問題だと察し、全速力で図書館にダッシュする。
そして扉の前に立ち、フォックスとサムスが半開きになり光が漏れている扉を勢いよくバーンと扉を蹴り飛ばした……!!




ルフレ「女の身体になったからって精神も女になるわけねーだろ!バカかあんたは!」
ピーチ「往生際が悪いわね。いいから大人しくこのメイド服に着替えなさい!そんでもってルキナちゃん部屋に行って「ご主人様、ルフレをご主人様だけの恋のしもべにして身も心もご主人様だけのルフレにしてください」って誘惑してきなさい」
ルフレ「誰 が 言 う か<●><●>」
ピーチ「言 い な さ い<●><●>」
全員「」



なんと部屋には、服を半ば強引に半分脱がされているルフレ(女体化しており女バージョンの姿になっている)と、彼の服を追い剥ぎよろしくひっぺがしてメイド服片手にルフレに強引に迫っているピーチの姿が……。これには流石に一同唖然……;;てか、桃姫よ、そんなセリフどこで覚えてきたんだお前;




はい、桃姫がやらかしました;感想まだ

女体と男体、時々擬人 ( No.52 )
日時: 2014/12/12 00:07
名前: 抜間さん (ID: IQFPLn6c)

桃姫やらかした。




ルフレ「いい加減諦めろ!!第一俺は男だ!!」
ピーチ「あら、今は女の子じゃない。女の子になったんだから女の子としての身支度くらい大人しくおねーさまに任せなさいよ?」
ルフレ「絶対嫌だ!!俺の中の何かが失われる!!;あとルキナを巻き込むな!」
ピーチ「貴方が女心を水に流すようなことをするから私がなんとかしなきゃって思っただけよ。可愛い後輩の落ち込む姿なんて私だって見たくないもの。第一、ツインテール美少女姿のルフレなんてなかなか拝めるものじゃないんだし、いい加減諦めてメイド服になりなさい!!」
ルフレ「誰が着るかぁぁぁぁぁ!!つか、絶対そっちが本音だろ!あとどこ触ってんだピーチ!!?てめ、ローブに手突っ込むな!!」
ピーチ「あら、女の子同士ならこれくらい当然のスキンシップよ♪(さわさわさわさわさわさわry)」
ルフレ「ちょ、やめ、んなとこ触んな……うわぁぁぁぁぁぁ!!;」

おぃぃぃぃぃ!!朝からカオスと色恋沙汰の大好物な女が全力で荒ぶっているんですけどぉぉぉ!!?

サムス「ちょっとぉぉぉぉぉぉ!!あんたどこ触ってるのよ!てか、あんたはあれなの?To LOVEるの回し者か何かなの!?」
ピーチ「あら?私がどこを触ってるって?決まってるじゃない♪勿論ルフレのここよ?」
ピカチュウ「言わなくていいよ!良かったよ活字で!!あと、ピーチがルフレのどこを触ってるかは読者の皆さんの想像に任せます!!;(やけくそ)」
オリマー「ピカチュウさんそれメタ発言です;;」
サムス「え、なにこれ百合?百合なの?私達、もしかして未知の領域に足を踏み入れちゃった……?( ゜Д゜)」

服を半脱ぎ状態にされた白髪ツインテールの可愛らしい魔導少女と金髪碧眼のドレス姿のプリンセスがメイド服を着る着ないの押し問答を繰り広げるその光景はどこからどうみても白百合が妖しく咲き乱れる禁断の楽園です本当にありがとうございました。
これには流石の宇宙を股に駆ける最強の賞金稼ぎも思考回路がショート寸前に。

サムス「NLとかBLとかGLとかワケワカンナーイキャハハハハハハー」
ピカチュウ「サムスぅぅぅぅ!正気に戻って!誰かキーの実(混乱を治す木の実)持ってきてぇぇ!;」
ルフレ「その前にまず俺を助けろてめぇらぁぁぁぁぁぁ!!!」



フォックス「空が青いぜ………」

そして、朝から色々とカオスな展開に巻き込まれまくったフォックスは精神的疲労からツッコミを放棄し、ルフレやピカチュウ達がこの場をなんとか収束させようとするのを、浜辺に打ち上げられて3日くらい経った魚のような目でぼんやりと見つめていた。今度、アーウィンでどこか遠く景色の良いところにいこうかな、とか場違いなことを思いながら……。

フォックス「そういやあいつら、今ごろどうしてんだろうな………」






ピチュー「みんな大丈夫デチュかねぇ……」
ムジュリン「早いとこ見て回ろうぜ」
リンク「何事もなけりゃいいんだが………そうはいかないだろうなぁ;」

フォックス達のチームが白百合咲き乱れる何かに足を踏み入れかけている頃、リンクとムジュリンとピチューのダブル勇者と子ネズミ組はというと、屋敷の北棟にある住居エリアを歩いていた。フォックス達がいる南棟とは違い、ここ北棟にはファイター達の部屋と大浴場と食堂とリビング数部屋などがあり、多くのファイター達の生活の場となっている。


ムジュリン「ん?あれは……」

と、ムジュリンがリビングから出てきた人影を指先した。赤い帽子にオーバーオールの後ろ姿。あれはそう、マリオだ。

ムジュリン「おーい、マリオーー!!」
ピチュー「マリオお兄ちゃーん!!無事デチュかー!!」
マリオ「お、ピチューにムジュリンか、おはよう………ってその女は誰かと思えばお前リンクかっておま胸wwwどうしたその身体はwwあっははははははwwww」
リンク「笑うなぁぁぁぁ!!俺だって好きでこうなったわけじゃねぇぇぇぇぇ!!」
マリオ「ぎゃぁぁぁ痛い痛い痛い!!お前こめかみぐりぐりは止めろ止めろ痛いからギャァァァァァァ!!」
ピチュー「マリオお兄ちゃんーー!;」
ムジュリン「ちょちょちょちょぉぉぉ!?兄貴気持ちは分かるけどその辺で止めてやれって!ガチで痛そうだから!!;;」
リンク「ったく………マリオ、お前はなんともないのか?」
マリオ「いててて、お前手加減しろよなぁ……俺は別にいつもどおりだぞ。なんともって……一体何があったんだ?」
ムジュリン「実は……」


マリオ「なるほどなぁ……だからクッパ親子がいきなり人間になってたのか」
ムジュリン「え?擬人化した奴がいたのか?」
リンク「まあマスター曰く元が作りかけの擬人薬らしいしな…」

マリオは先ほどまで擬人化したクッパ親子とリビングで会話しておりついさっき別れたばかりらしい。彼の話によれば、どうやら2人もみんな同様朝起きたら身体が…とのこと。
やはりマスターの危惧した通り被害は性転換だけではなかったらしいことを悟り、深くため息をつくリンク。と、マリオがワイシャツの下で相変わらずたゆたゆと揺れるリンクの胸をガン見しながら指差した。

マリオ「てかリンク、お前そんなにでかいんだしせめてブラジャーくらいしろよな;ゼルダに借りたらどうだ?」
リンク「借りれるか!!?バカかお前!?」
ムジュリン「まずゼルダ姉ちゃんだと胸のサイズが合わねーぞ?」
ピチュー「そういう問題なんデチュか?」
マリオ「じゃあサイズが近いピーチ辺りにでも借りるとか?」
リンク「あのなぁマリオ……お前親友の彼女に「ブラ貸してくれ」とかほざいてみろ?ただの変態じゃねーかそれ」

……ごもっともです;てかムジュリン、どういう意味だそれは;



感想まだ

女体と男体、時々擬人 ( No.53 )
日時: 2014/12/12 03:09
名前: 抜間さん (ID: IQFPLn6c)

マリオ「まあそれはいいとして……」
リンク&ムジュリン「「いいのかよ」」
マリオ「元に戻る手だてはあるのか?」
リンク「今のところ何ともいえない。ドクターも不在だし、マスターに委ねるしかないな」
マリオ「万事休すか……」

マリオが呆れたように頭を抱える。
と、ムジュリンの頭に乗っていたピチューが突然背後を指差しで叫んだ。

ピチュー「見て見てお兄ちゃん達!誰かがお部屋から出てきまちタ!」

ピチューの声にマリオ達が後ろを振り返ると、ちょうどファイターの部屋から誰かが出てくるところだった。
青い髪に腰に携えた細身の剣。全体的にブルーを基調とした服に頭部に飾られたティアラ。それに風にたなびく長いマント。あれは……

リンク「あれは…マルスか?おーい、マルス!!!」
マルス「!!?」

リンクがマルスに駆け寄り、後に続くようにマリオ達も駆け寄っていく。

ムジュリン「マルス!お前無事だったのか、よかったー」
マルス「あ、あの……」
マリオ「あぁ、ダブル勇者のことか?いろいろあってな。今非常事態なんだ」
マルス「すみません、その………」
リンク「まあ、そりゃあ驚くよな。いきなりこんなワケわからない事になってるんだし」
マルス「えっと………」

仲間の無事をひとまず確認し、ほっとしながらマルスに話しかける一同。だが、彼らの表情とは裏腹にマルスの様子がなんだかおかしい。

ピチュー「マルスお兄ちゃん、すっごく大変なんデチュ!お手伝いしてくだチャイ!」
マルス「あの、すみません皆さん!話を聞いてください!」
リンク「話?」




「私……ルキナです;」
全員「(  Д )           ゜゜」

……まあ、マルスとルキナが似ていても無理はない。無理はないのだが…いくらなんでも似すぎである。



ムジュリン「なんか………うん、ごめんルキナ;;」
ピチュー「ごめんなチャイ……;;」
マリオ「悪かった;俺としたことが;」
ルキナ「いえ、いいんです!そんなに気になさらないでください皆さん!無理もないですよ…私も鏡見て驚いたくらいですし;」
リンク「にしたってなぁ。似ているってレベルじゃねーぞ…(唖然)」

男体化したルキナをマルスだと間違えたことをルキナに詫びる4人と慌てながら首を横に振るマルス改めルキナ。今のルキナはまさにマルスそのものだった。なにせ、スマブラチームの代表と剣士組リーダーが素で間違えるくらいなのだから。
マルスが元々女性のような整った顔立ちをしているのを差し引いても反則レベルである。父親であるクロムですら下手したら間違えるのではないだろうか。

マリオ「なんにせよ、ルキナも薬の被害者だったってわけか」
ルキナ「そうなりますね。……あの、リンクさん、その…さっきから気になっていたのですが、その…胸が……」
リンク「ん?これか?だいたいの事情は、お前と同じだ;朝起きたらこうなってた」
ルキナ「………………………」
ムジュリン「ルキナ?どうしたんだ?」

ルキナ「羨ましい………(ボソリ)」
リンク&ムジュリン&マリオ「「「はい?」」」

ルキナ「一体何を食べたらこうなるんですか?主夫だから?主夫勇者だからですか?それともゼルダさんに揉んでもらったんですか?私なんて「なくはないです」レベルなのに……」
リンク「ちょっちょちょちょっと待て、まずは落ち着けルキナ!第一俺は今は女だが男だぞ!?;」
ルキナ「落ち着いていられませんよ!私にだって女としてのプライドがあるんですから……(泣)」
マリオ「つくづく思うんだけど、女って難しい生き物だよな」
ムジュリン「同感」
リンク「助けろよ!語ってないで助けろよ!!」
マリオ「そもそも、ゼルダが揉んででかくしたってよりもむしろリンクがゼルダの胸を揉んででかくし「マリオォォォォ!!!お前は黙ってろやぁぁぁぁぁぁぁ!!!////;;」」
ムジュリン「マリオだって人のこと言えるのか?」
ピチュー「あのー何のお話をしてるんデチュか?リンクお兄ちゃんお顔真っ赤デチュよ?」←ムジュリンに耳を塞がれてる

ルキナさん、目が怖いですよ目が;てか、なんだこの会話?いつの間に揉んだ揉まないの話になってるし。
念のため言うが、本人達は至って大真面目である。


ガチャ


マリオ「ん?」
ブラピ「おーい、朝からうるせーぞ」
ルキナ「え?ブラピさん?」
ムジュリン「お、ブラピだ。って、あちゃー……お前もか;」

アホすぎる言い争いが余程やかましく目が覚めてしまったのか、部屋からブラピが寝惚け眼でのそのそと出てきた。ん?ブラピ、お前も胸が膨らんでないか?

ブラピ「何なんだよお前ら、さっきから人の身体をアホ面こいてじろじろ見やがって」
ムジュリン「ブラピ、胸、胸」
ブラピ「は?胸?……………ちょwwwwwやべ俺女になってらwwwぶっほwwwww何があったしwwwwwww」
リンク「お前は呑気でいいよなぁ;;こっちは朝から大変だったってのに……」

なんと、ブラピも例のごとく女になっていた。
だが流石はギャグカオス大好物組、適応力が半端ない。自分に起こったことを理解するやいなやブラピは腹を抱えて大爆笑。これにはリンクも呆れ顔だ。てかルキナが今度はブラピの胸を見て落ち込んでるし;

ルキナ「……ブラピさんにも負けた………OTL」
リンク「だからいちいち張り合うなっての;」
ブラピ「我ながらそこそこあるなーこれ(胸)。こいつはCかDってところか。でもルキナ、いくら俺でもこの主夫勇者には負けるぜ?さすが嫁さんの胸をでかくし「五月蝿い黙れみなまで言うな」」
ムジュリン「もう揉んだ揉まないはいいから;;」




なんだこの会話(お前が言うな)。感想まだ