二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 特に意味のない短文 ( No.650 )
- 日時: 2015/09/22 20:45
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
突然始まり突然終わる短文そのじゅうさん
『ちいさなゆうしゃとちいさなねずみ』
今回はムジュリンとピチューメインの短文5本立てになります。基本的にほのぼのめでギャグも少々。
果てしなくどうでもいいことですが最近逆転裁判をやり直し始めました。しかし久しぶりにやると結構覚えてないもんだなぁ;新作ゲームとアニメも楽しみです。あとだいぶ前からディバインゲートも始めてます。こちらもアニメ化するようで2016年が待ち遠しい。
①ふとしたきっかけでの出会い
それは、ある晴れた日の夕暮れのことであった。
ムジュリン「えっと…スマブラ屋敷ってのはこの辺りのはず…」
ここ、任天街の外れにある林の小道では、子供リンク…のちにムジュリンと呼ばれる少年が、地図と招待状を片手にこれから住むことになる屋敷を探していた。
ムジュリン「ったく…大人数で住む屋敷が何でこんな林の中にあるんだよ?確かに自然は豊かだし、任天街から近いから買い物とかには便利だろうけどさ。えっと次は…こっちだな」
雑木林の中にあるその屋敷を地図のみをたよりに探すのはなかなかに大変で、しきりに辺りをキョロキョロしては方向を確かめながら進む。時間が夕暮れということもあり、日が完全に沈む前にとムジュリンは文句を言いつつもひたすらに歩き続けている。
ムジュリン「…とにかく、道にそって行けば屋敷のはずだし、さっさといこ…」
「こないでくだちゃーーーーーーい!!!」
ムジュリン「悲鳴…!?方向は…こっちだ!!」
先を急ごうと歩く速度を早めたその時、林のどこかから小さな子供のものと思われる叫び声が聞こえてきたではないか。切羽詰まった悲鳴に本能的に弓を構え、いつでも放てるように矢を一本出しながらムジュリンは声の方にひたすらダッシュで走る。
しばし走った先にいたのは、狂暴そうな野犬と、小さくて黄色くて、それでいて今までに見たことのな生き物だった。
野犬「グルル…(じゅるり)」
ピチュー「あっち行ってくだちゃい!!ピチューは食べてもおいしくないデチュ!」
野犬「ガルルルル…!!」
ムジュリン「あれは…もしかしてやばいんじゃねーか!?」
黄色い生き物…ピチューは怯えきった様子で野犬に抵抗しようとするが、あまりの恐怖にお得意の電撃を放つ気力すらなくしてしまっている。
野犬はこれはチャンスとばかりに飢えた獣の目つきでお構い無しに舌なめずりをし、ピチューに勢いよく襲いかかった!!
ピチュー「ピ…ピチゅ…」
野犬「ガオォォォォォォ!!」
ピチュー「いやデチューーーー!!」
ムジュリン「させるか!!炎の矢!!!」
野犬「ギャウ!!?」
野犬の牙と爪がピチューを切り裂くかと思われたその時、間一髪でムジュリンが炎の矢で野犬を狙い打ち野犬の気をピチューから気を逸らした。
野犬「ヴゥゥゥゥゥ…ガウゥ!!!」
ムジュリン「当たるかよっと!さっさとあっち行きやがれ!はあぁ…ジャンプ斬り!回転斬り!!!」
野犬「ギャゥン!グルル…;」
野犬はせっかくの食事を邪魔されたことに腹を立てムジュリンを睨み付けるが、ムジュリンは怯むことなく剣を抜き、野犬と間合いを詰めて冷静に狙いを定めて野犬を斬りつける。深手を負った野犬はムジュリンの放つ剣幕に、やがてあきらめたようにくるりと後ろを向いて林の奥に消えていった。
野犬が完全に遠ざかったことを確認し剣を鞘に納め、ピチューに歩みより無事を確認するムジュリン。
ムジュリン「なんとかあきらめたみたいだな。…えっと…そこの黄色いの、大z「うわぁぁぁぁぁぁん!怖かったデチュぅぅぅぅぅぅぅ!!====(ノ´;Д;)ノ」うぎゃぁーーーーー!!?;;」←勢いよく飛び付かれて尻餅
ピチュー「うわああぁん怖かったデチュぅぅぅ!!どうしてあんな怖いのがいるんデチュかぁぁぁぁ!!えぐっぐす…」
ムジュリン「いや俺が知るかよ!?いきなり飛び付くなびっくりしたじゃねぇか!つか服が涙と鼻水で服がぐちゃぐちゃじゃねーか!?まずは落ち着けって…;」
ピチュー「えぐっ…ピカチュウお兄ちゃんやマリオおじちゃん達に内緒でお屋敷から出て散歩しているうちに、怖い犬さんに追いかけられて…ぐすっ…もうだめかと思ったデチュぅぅぅ!うわぁぁぁぁぁん!!」
ムジュリン「だからまずは落ち着けよちっさいの!;野犬が怖かったのは分かるけどそろそろいい加減に泣き止め…ん?今何て言った…?」
弾丸のごとく自分に向かってすっ飛んでしがみつきひたすら泣きじゃくるピチューを落ち着かせようと必死にあやしながらも、ムジュリンはピチューが言った言葉を聞き逃さなかった。今、確かにスマブラ屋敷って言ったような…じゃあ、もしかしてこの小さなネズミは屋敷から来た…?
ムジュリン「お前…もしかしてスマブラ屋敷の住人なのか?なぁちっさいの、泣いてる暇があるなら屋敷まで案内してくれよ!」
ピチュー「ぐすん…ちっさいのじゃないデチュ!ピチューにはピチューって名前があるデチュ!お兄ちゃん、屋敷に行くんデチュか?だったら近道があるデチュー!」
マリオ「なるほど…そいつは大変だったな。なんにせよ、ピチューを保護してくれてサンキューなちっちゃいリンク!」
あれから数分後、野犬に教われたピチューを保護しなんとかスマブラ屋敷にたどり着いた二人。林で起きたことをみんなに話した後、リビングに行き夕飯時までしばし一休みをすることに。
ムジュリンは屋敷にいたファイター達にある程度自己紹介を終えた後でソファーに座って荷物を傍らに置き、ファルコンに出されたコーヒーを飲んで喉の渇きを癒す。一方のピチューは夕方の日が沈みかけてる時間帯に勝手に外に出たことをピカチュウに注意されてちょっとしょんぼり気味だ。
- 特に意味のない短文 ( No.651 )
- 日時: 2015/09/22 21:32
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
リンク「マリオ、その言い方どうにかならないのか?医者のお前にも言えることだがややこしすぎる;」
ムジュリン「適当に呼び名決めてくれてかまわないぜー?呼び名がどうであれどっちもリンクなんだし」
サムス「とにかく、ピチューが無事でよかったわ」
ファルコン「ああ。いつのまにいなくなってた時はヒヤヒヤしたぜ」
ピカチュウ「ピチュー、大丈夫だった?もう勝手に外に出ちゃダメだからね?」
ピチュー「お兄ちゃん、ごめんなちゃい…;でもちっちゃいリンクお兄ちゃんが助けてくれたから大丈夫でちた!」
ムジュリン「よく言うぜ…俺にすがりついてびーびー泣いてたくせにさ;」
ピカチュウ「あ、やっぱり泣いてたんだ;ムジュリンが来てくれなかったらピチュー今頃大変なことになってたんだよ?」
ピチュー「チュウゥ…;(シュン)」
ムジュリン「まあまあもういいんじゃないのか?こいつもちゃんと反省してることだし、あの野犬なら俺が追い払ったからもう懲りてるだろ。つか、なんだよその呼び名は;」
兄に叱られて気を落とすピチューを抱き上げてよしよしと頭を撫でるムジュリン。ピカチュウはやれやれといった感じでひとまず納得し、近くにいたリンクの肩に飛び乗る。
ピカチュウ「子供って無自覚にやんちゃが過ぎるから困るよね全く!」
リンク「いや、一昔前のお前もあんな感じだったぞピカチュウ。俺ら64組からしてみたらお前もいっちょまえにお兄さんやってるんだなって意外に見えたぐらいだ」
サムス「同感。ピカチュウも端から見たらやんちゃなマスコットだものねー?」
ピカチュウ「むぅ…;」
ファルコン「まあまあいいじゃないか!子供ってのは色々やんちゃしてこそ成長するんだ!とはいえ、流石にどこぞのクソガキみたいなことをやらかしたら怒るけどな」
ムジュリン「ふーん…そっちもそっちで色々あったんだな。まあいいや…まあピチューはいかにもチビだし泣き虫だもんな。なんだったら俺が色々教えてやってもいいぜピチュー?こう見えて旅とかしてるからお前よりは経験あるしな」
ピチュー「本当デチュか!?わーいデチュ!お兄ちゃん、よろしくお願いしまちゅ♪」
どうやら野犬騒動での強烈な出会いと持ち前の面倒見のよさからかムジュリンはなんだかんだでピチューを意識していたらしく、彼を友達兼弟にすることにしたようだ。ピチューも早速ムジュリンにかなりなついており、出会って数分とは思えない和気あいあいとした雰囲気になっている。
ムジュリン「へぇ、お前なかなか可愛いとこあるじゃん♪(頬をぷにぷに)」
ピカチュウ「あっ!待ってムジュリン!!;」
リンク&サムス&ピカチュウ「「「ピチューの赤い頬を迂闊に触ると麻痺るから気をつけて」」」
ムジュリン「それを早く言えぇぇぇぇぇぇぇぇいででででで!!!(ビリビリビリビリビリry)」
ピチュー「あ…ごめんなちゃい;」
②暇をもて余した子供達の遊び
ムジュリン「あー、今日はなんか暇だなぁー。大乱闘は午前中に参加したし夕飯まではまだ時間あるし…ピチュー、ちょっと来い」
ピチュー「はーい、なんデチュか?」
ムジュリン「よーしよし、ちょっと我慢しろよー」
ピチュー「(・ω・)?」
ムジュリン「…(スッ)」←ピチューの頬に手を伸ばす
(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ
o< ・ω・ >oビローン
(((・ω・)))ポワワーン
ムジュリン「…(スッ)」
ピチュー「(・ω・)?」
(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ
o< ・ω・ >oビローン
(((・ω・)))ポワワーン
ムジュリン「ジー…」
ピチュー「ジー…」
ムジュリン「(*´∀`)」
ピチュー「(*´∀`)」
マルス「………何のやりとりだい、何の?;」
ゼルダ「そういえば、いつのまにピチューの頬を触っても感電しなくなったのですね」
ミュウツー「あやつなりに触り方のコツをつかんだのだろう」
ゼルダ「ふふっそうかもしれませんね♪あらあら、ピチューの頬がおもちみたいに伸びてますよ?あれは止めるべきでしょうか?」
ピカチュウ「いいんじゃないゼルダ?好きにさせておきなよ。本人達が幸せそうなんだし」
マルス「うーん、まあ確かに二人とも仲良しだしね」
ピカチュウ「それに…」
ドドドドドドドドド…
ファルコン&ファルコ&メタナイト&スネーク&ソニック「クオォラァァァ待ちやがれこのクソガキ共がああああぁぁぁぁぁぁぁ!!! !!!!!」←全身洗濯バサミまみれ
ブラピ&ネス&パックマン「「「アーッヒャヒャヒャヒャヒャ(゜∀゜)wwwww」」」
ピカチュウ「…あれに比べたら平和なんだしさ;」
マルス「そうだね;てゆうか、犠牲者地味に多くない?;」
③お泊まり会
ピチュー「おじゃましまーちゅ!」
ムジュリン「はいよー。適当にその辺に座っていいぜ」
またある日のこと。この日は前々から約束していたピチューがムジュリンの部屋にお泊まりをする日であり、夕食と入浴を終えた二人は親しい人たちにお休みと挨拶をすると、そのままムジュリンの部屋に入っていった。
ピチュー「ムジュリンお兄ちゃん、まずは何をするデチュか?」
ムジュリン「そうだなー。まずはゲームでもしようぜ。3DSは持ってきてるよな?」
ピチュー「はいデチュ!カセットもスマブラにポケモンにイナイレにパズドラVにスーパーマリオにとたくさんあるデチュよ!」
ムジュリン「じゃあイナイレで対戦しようぜ!ちょうどスーパーノヴァで新しいチーム作ったところなんだ!アクロウスがマジ強いかんなー?」
ムジュリンが二人分の飲み物をいれて戻ってテーブルに置くとピチューはさっそくムジュリンに飛び付く。まだあどけなさが残る少年とちいさくて愛くるしい電気ネズミがソファーでじゃれあう姿はほのぼのとしており、誰が見ても心癒されるほんわかするお泊まり会の光景だ。しかし…
ムジュリン「じゃあさっそくゲームやるか「イェェェェーーーイ夜中のテンションで裸族会開催じゃーーー!!」「勝負下着で夜の裸族プロレスを披露してやるぜーーー!!」うるせえぞちったぁ黙れやあの黒豚に黄デブが今すぐにゴロンプレスでミンチにしてやろかあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ピチュー「下がうるさいデチュー!てゆうかムジュリンお兄ちゃん顔が怖いデチュよ!!(; ゜Д゜)」
はい、ムジュリンの部屋の真下は裸族の部屋でした(爆弾投下)。おい、平和なちびっこのお泊まり会を台無しにするようなばか騒ぎをするんじゃねーよ。てゆうかスマブラ屋敷は防音防災対策ががっつりとられているのに音が響くってどういうことだ?
裸族ェ…感想まだ。
- 特に意味のない短文 ( No.652 )
- 日時: 2015/09/22 20:50
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
ムジュリン「相当でけー声で騒いでんなこれ;ギガクッパ渾身の唸り声だってここまでひどくねーぞ?」
ピチュー「下がうるさいデチュ…;そういえばお兄ちゃん、らぞくってなんデチュか?」←ムジュリンに耳をふさがれてる
ムジュリン「ピチュー、今の言葉は忘れろ、いいな?…ったく…おいガノン、黙れよ!!(ドンッ!!)」
この騒ぎにムジュリンはピチューの耳をふさぎながら下にいる裸族を黙らせようと勢いよく床にかかと落としをした。ドンッ!という強い音が一度鳴むが、裸族の騒音は止まず、それどころかばか騒ぎの音は大きくなるばかりだ。そこでムジュリンは下の音を聞こうと試しに床に耳を近づけてみた。すると…
ワリオ「パンパンパンパンパン! 相変わらずケツ欲しい、いいな?」
ガノン「パンパンパン! とにかくションベン!とんがりコーンOK? 」
ワリオ「はぁはぁ…おいガノン、上が何か言ってきてるぜ!俺達の夜のプロレスに興奮しちまったんじゃないのか!?」
ガノン「ハハハハ、当然だろう!我らが裸舞はどこぞのバカップルどものあはーんうふーんな最強○×計画にも負けぬ熱気を持っているからな!!あのちび勇者もさぞかし我らが裸族プロレスに熱狂してるに違いない!!」
ワリオ「裸族同士が熱くプロレスしながら服を脱がしあい、鍛え抜かれた肉体をさらけ出すこの伝統の舞を拝めるのだから興奮するのはもはや宿命だな!」
ムジュリン「ざけんなテメェらこちとら怒りと殺意である意味興奮してるっつの全国のカップルに土下座で謝罪しやがれや(######^ω^)ビキビキビキビキビキビキ」
おい、それ早い話最低なストリップじゃねーか。裸族がガチムチパンツレスリングの空耳台詞を言いながらプロレスして服を脱がせるって想像もしたくないんですが。…え、あはーんうふーんな最強○×計画って何かって?皆さんならなんとなく想像つくでしょ?
ムジュリン「…ピチュー、いいか?俺、ちょっとガノンに静かにするように頼んでくるからピチューは布団に潜って耳ふさいで待ってろよ」
ピチュー「え、ガノンおじちゃんとデチュか?どんな話をするんデチュ?」
ムジュリン「んーちょっとな。いいか、話し合いだから音が響くかもだけどすぐに終わるからしっかり耳ふさいで待ってるんだぞ?男同士の約束だかんな?」
ピチュー「はいデチュ!男のおやくそく守るデチュ!(`・ω・´)」
裸族の会話にムジュリンははぁと一つため息をつくと、ピチューをベッドの上にあげてちいさな親友と目線を合わせて言い聞かせる。ピチューは頷くとムジュリンの言葉通りにベッドに潜り込み耳をふさいだ。こんもりと膨らんだ布団ごしにムジュリンはそれを確認するとしまってあったコレクションの仮面のうち一つを取りだし…。
バタン←窓を開ける
カッ!ドゥルルルルル…グサッ!スタッ!←フックショットで窓の外の木に飛び移る
ガサガサガサ!←木を器用に降りてガノンの部屋の窓の前にスタンバイ
※この間、約1秒
ワリオ&ガノン「「パンパンパン!!GAY♂!BAYYYYYYY !!」」
ワリオ「…ぐっ、やるなガノン!さすがはハイラルきっての裸族魔王だ!」
ガノン「貴様こそ、黄色の裸族貴公子を名乗るだけあるな!フンガー!」
ワリオ「だがしかし手加減はしないぞ裸友よ…ん?ちょっと待てよガノン。いつのまに窓が開いて…」
ムジュリン「へい、構わん、殺すぞ★<●><●>」←鬼神リンク発★動&窓を真っ二つに斬って侵入
ワリオ&ガノン「「」」
※ただいま、楽しいお泊まり会のために話し合いをしています。しばらくの間子供チームのホットケーキパーティーの映像をお楽しみください。
ムジュリン「ただいまピチュー。いい子で待ってたか?」
ピチュー「あ、ムジュリンお兄ちゃんおかえりなちゃい!あれ?もうお話は終わったんデチュか?」
ムジュリン「ああ、もう終わったから気にしなくていいぜ。じゃあ早速イナイレやろうぜー♪(ケチャップまみれの剣と鬼神の仮面をベッドの下に隠す)」
しばらくして部屋に戻り、ピチューをベッドの中から抱き上げたムジュリン。その顔はやけに清々しく、いつもの3割り増しで笑顔が眩しかった。うんムジュリン、お前絶対悪役裸族と一方的話し合い(物理)をしたよな?そんでもって子守唄(物理)で無理やり黙らせたよな?
ムジュリン「あいつの自業自得だっつの。あーあ、あの豚魔王また兄貴と姉ちゃんとサリア達に封印されてくんねーかな…いっそ俺がパワーダウン魔法と魔封じをかけて呪われたイカーナに置き去りにするって手もありだよなぁ」
ピチュー「お兄ちゃん、どうしたんデチュかー?」
ムジュリンさん、あんたどれだけガノンに容赦ないんですか?封印はともかく呪われたイカーナに置き去りってそれ確実にパメラパパのトラウマ再来フラグじゃないですか。あのイベントは初見の時作者も大絶叫してあまりの恐怖に問答無用で剣構えたんだからな。
このあと、二人はゲームをしたりおやつを食べたり漫画を読んだりと楽しい時間を過ごした後、仲良くベッドに入って眠りにつくことになった。なお、この翌日ワリオとガノンが食堂に朝飯を食べに来ないことを疑問に思ったファイター達が部屋を訪ねたところ、フルボッコ&モザイク処理された二人が部屋の真ん中でカチコチに氷付けにされているのを見つけたという。ちなみに氷の傍らには、矢が数本刺さっていたとか…。
④ピチューは見た
ピチュー「お兄ちゃーん!!」
ムジュリン「おわっ!!」
ムジュリンが庭で花壇に水やりをしていると、後ろから唐突にピチューが自分を呼ぶ声がした。振り向くとピチューは勢いよく飛び自分に飛び付いて顔によじ登り、ムジュリンの頬に可愛らしいキスを一つ落とす。
ピチュー「やりまちた!ふいうち成功デチュ!」
ムジュリン「ピチュー、くすぐったいっての!どうしたんだよいきなり?」
ピチュー「ちゅーデチュ!ピチューはムジュリンお兄ちゃんに挨拶するデチュ!」
ムジュリン「は?挨拶?…ってピチューだからくすぐったいから一旦とまれってあっはははははは!!」
ピチュー「ちゅーちゅー♪」
ムジュリン「うぎゃ!耳はやめろってのむずむずするああはははは!」
ピチューの言葉に素っ頓狂な声をあげて頭の中をクエスチョンマークにするムジュリンにも構わずに、ピチューは顔中にひたすらちゅっちゅとキスを連発する。端から見たらかなり平和な光景だが、当のムジュリンはひたすらにむずがゆいことこの上ない。なんとか顔からピチューをひっぺがしてむんずと抱き寄せてキスの雨を静止した。
- 特に意味のない短文 ( No.653 )
- 日時: 2015/09/22 21:05
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
ムジュリン「よしっピチュー捕獲っと!!はぁーくすぐったかった…;でもピチュー、あんなことしたらいきなりびっくりするだろ?」
ピチュー「好きな人にはちゅーで挨拶することもあるそうデチュからね!ピチューはスマブラではムジュリンお兄ちゃんが大好きデチュからちゅーしまちた!」
ムジュリン「ありがとな。まあ、思い立ったが吉日って言わんばかりに行動するのはピチューらしいよなぁ」
ピチューが小さな手足で懸命にしがみついてあちこちに触れるだけのキスをする姿はなんとも可愛らしいものであるし、ピチューに一切の邪念も下心もないのはムジュリンもわかっている。しかし、それを差し引いても彼にはどうしても気になることがあったので、腕の中にいる親友に訪ねてみた。
ムジュリン「…なぁピチュー、一ついいか?その…好きな奴にキスなんてどこで学んだんだ?」
ピチュー「あぁ、それデチュか?それなら…」
ピチュー「ゼルダお姉ちゃんのお部屋に遊びに行ったら、お姉ちゃんがリンクお兄ちゃんとちゅーしてたデチュ!」
ムジュリン「」
はい、まさかの情報源にムジュリン思わず絶句しました。そりゃあ、未来の自分とその嫁が原因だったなんて想像したくないに決まってる。
恐らくはピチューがゼルダに遊んでもらおうと何気なく部屋を訪問したところで、旦那と休日を仲睦まじく過ごしていたのを運悪く見られてしまったのだろう。しかし、キスシーンを見られるとはタイミングが悪いとしか言いようがない…本人達もきっと慌てふためいただろうなー;
ピチュー「ゼルダお姉ちゃんもリンクお兄ちゃんもピチューに気づいたらすごくびっくりしてたデチュ」
ムジュリン「だろうな!そりゃあキスシーンを見られたらびっくりするだろ!つーかピチューもせめて部屋に入る前にノックしてやれよ!!;;」
ピチュー「何をしてたのか聞いたら「好きな人にする挨拶だ」ってお姉ちゃんが言ってまちた。それから、マリオおじちゃんとピーチお姉ちゃんも食堂のどまんなかで仲良くケーキをあーんして食べさせあいっこしてまちたよ!あれも挨拶なんデチュか?」
ムジュリン「すいません、いつからスマブラ屋敷はリア充の巣窟になったんだよコンチクショウOTLつーかマリオとピーチも自重しろよ食堂のど真ん中ってめちゃくちゃ目立つじゃねーかOTL」
ピチュー「そういえば、サムスお姉ちゃんとマックお兄ちゃんがマリオおじちゃん達を見ながらなにかぶつぶつ言ってたデチュが、どうしてあんな怖い顔をしていたんでちょうか…?」
ムジュリン「あーうん、それ絶対ヘタレっつー名の負け組がバカップルに負け惜しみしてるだけだと思うぜ?」
色々とツッコミ所が満載なところではあるが、とりあえずリンゼルの慌てる姿と勝ち組と負け組の放つオーラの温度差が食堂にて周りを絶句させている様子がありありと想像ができてしまい、ムジュリンは思わず苦笑する。とはいえ、ピチューがあかん勘違いをしたままだと周りにところ構わずキスしまくり後が面倒なので、あまりない頭を振り絞りながらピチューになんとか説明することにした。
ムジュリン「さーて、どう説明したもんかな?…ピチュー、挨拶のキスはよっぽど親しくて特別に好きな奴にしかしない方がいいぜ。そもそも友達の好きと恋人の好きは似てるけど全然違うしな。わかるか?」
ピチュー「ピチュー、恋人とかはよくわからないデチュー…」
ムジュリン「あー、だよなぁ…;えっと…じゃあピチューはりんごは好きか?」
ピチュー「りんご?大好きデチュ!りんごは甘くておいしいデチュ!」
ムジュリン「そっか。ところでピチュー、俺は好きか?」
ピチュー「大好きデチュ!ムジュリンお兄ちゃんはピチューの一番のお友達デチュよ!」
ムジュリン「えっと…じゃあ、ピチューは大好きな俺を大好きなりんごと同じように皮を向いて切ったり、搾ってジュースにしようって思うか?」
ピチュー「剥く…!?お、思わないデチュぅぅぅぅ!!ムジュリンお兄ちゃんもりんごも大好きデチュがお兄ちゃんをりんごと同じようにはしたくないデチュ!!!(´;Д;)」
いきなり親友の口から飛び出してきた恐ろしい例え話に思わず絶叫するピチュー。ムジュリンはまあまあ落ち着けとピチューの頭を軽く撫でる。
ムジュリン「やっぱり思わないよなー?それと同じだ。好きだからってそれをどうしたいとかどんな風に扱いたいかとかって気持ちは違うだろ?兄貴のキスやマリオのあーんも同じだ。あいつらのキスは特別に好きな奴にしかしないんだ。わかるか?」
ピチュー「ピチュ……なるほど〜。ムジュリンお兄ちゃん、よくわかりまちた!じゃあピチューも挨拶のちゅーはすごく大好きなお友達にしかしないデチュ!」
ムジュリン「うんうん(ほっ…なんとか伝わったな;)」
なんとかピチューが納得してくれたことに内心で胸をほっと撫で下ろしながらムジュリンはピチューを抱っこした。後でマリオと兄貴にピチューにいちゃいちゃを見られないように注意するように言っとかなきゃなぁ、と思いながら。
ちなみに、ルフレとロゼッタが正式に子供チームの保護者に任命されるまでこういったようなやりとりが何度か二人の間であったらしく、ムジュリンは後に「ルフレもロゼッタも説明めちゃくちゃ上手いし分かりやすいし、二人が来てからピチューへの説明がだいぶ楽になった」とぼやいたらしい。
ムジュリン「兄貴ー、ピチューに姉ちゃんとのちゅーを見られてたってマジかよ?;」
リンク「ああ…じゃれってる時の軽めなキスだったからまだよかったが、まさかノックせずにいきなり入ってくるとはな;」
マリオ「いやぁー俺も姫とのあーんを見られてたらしいな。姫お手製のケーキがうますぎてつい周りが見えんかった、すまんすまんww」
リンク&ムジュリン「「すいません、あんたらバカップルはせめてもう少し隠れていちゃついてください」」
カップルは通常運転でしたwww感想まだ
- 特に意味のない短文 ( No.654 )
- 日時: 2015/09/22 21:29
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
⑤寝る前のLINEと朝の一コマ
弟ねずみ:モンスターボール!
牛乳勇者:ルカリオ!
弟ねずみ:お……オーベム
牛乳勇者:む……ムクホーク
弟ねずみ:クルミル
牛乳勇者:るって何気ムズいよなぁ……ルージュラ
弟ねずみ:そうデチュね……ラブカス
牛乳勇者:ストライク
弟ねずみ:またくデチュかぁ〜;クラブ
牛乳勇者:ぶかよ!?ぶ…ぶ…豚魔王、は違うしなぁ……あ、ブーピック!
弟ねずみ:おにいちゃん、連続でくはひどいデチュ;く…クサイハナ!
牛乳勇者:あ、ごめん;ナックラー
弟ねずみ:…おにいちゃん、このばあいってらデチュか?あデチュか?
牛乳勇者:うーん、じゃああで!
弟ねずみ:あデチュね!あー、アリアドス
牛乳勇者:スコルピ
弟ねずみ:ピカチュウおにいちゃん!
牛乳勇者:…んじゃなくてうだよな?ウルガモス
弟ねずみ:そうデチュ!スピアー
牛乳勇者:アギルダー
弟ねずみ:アイアント
牛乳勇者:トランセル
弟ねずみ:ルギア
牛乳勇者:アチャモ
弟ねずみ:モンジャラ
牛乳勇者:ラグラージ
弟ねずみ:ジバニャン
牛乳勇者:ちょっとまてピチュー、それは二重の意味でアウトだ;
弟ねずみ:…あっ!?Σ(゜Д゜;)
牛乳勇者:ありゃりゃ。じゃあピチューの負けー!
弟ねずみ:うわーん、くやしいデチュー!
牛乳勇者:ルールはルールだから仕方ないな。罰ゲームはどうする?
弟ねずみ:うーん…きまらないしあいであもうかぼないちゃ…
牛乳勇者:…ピチュー、眠いのか?
弟ねずみ:ピチューはまだおきwれれであゅ
牛乳勇者:無理すんなって;
弟ねずみ:うぅ…もうだめでちゅねるでちゅ…おにいちゃん、おやすみなちゃい!
牛乳勇者:はいよ。オヤスミー( *・ω・)ノ
翌日…
ピチュー「おはようございまーちゅ!!」
ムジュリン「おはようピチュー!もう眠くないのか?」
ピチュー「大丈夫デチュ!たくさんねたら元気になりまちた!」
ムジュリン「それはよかった。朝飯ならまだだぜ?今みんなで作ってるからもうちょい待ってろよー?」
ピチュー「朝ごはん作ってるデチュか?ピチューもお手伝いするデチュ!」
ムジュリン「え?手伝えるのか?あはは、頼りにしてるぜ?じゃあ手を洗ったらレタスをちぎって洗ってくれ」
ピチュー「はーい!がんばりまちゅよー!」
食事当番一同「和むなぁ…(*´∀`)」
こうして、ちいさい勇者とちいさいネズミの1日は今日も始まるのであった。
おわり
【後書き】
今回はムジュリンとピチューの出会ったきっかけや日常話を書いてみました。前々からこの二人のエピソードは書きたかったので自分では満足してます。SNS団や長文だといろんなキャラのごった煮状態だからなぁ…以前掲載した剣士組短文にも言えることですが、こういう日常的な短文詰め合わせは書いてて楽しいです。一部確実にギャグな展開もあったけど。
ちなみに補足ですがうちサイドのムジュリンとピチューはかなりの仲良しさんで、例えるなら四天王組や暗殺チーム並みに和気あいあいとしています。ちっちゃい子供とちっちゃいポケモンの組み合わせっていいよね。しかし、ふと思ったけどムジュリンってギャグカオス組が多いからうちの割りと真面目なちび勇者って珍しいかも。
ムジュリン「ベースが兄貴だし、姫川明版をだいぶ参考にしてるしな。言葉使いは兄貴やトゥーンに比べてだいぶ砕けた感じにしてるらしいけど」
ピット「確かにムジュリンって、ゼル伝組の中だと言葉使いが一番荒いよね」
マリオ「後は裸族に一番容赦ないところとかも違うよな。お前はガノンをなんだと思ってるんだwwwww」
ムジュリン「あんな奴宿敵だなんて思いたくない(キッパリ)」
それではこれにて。コメントあればどうぞー