二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 戦闘前線異常あり ( No.706 )
- 日時: 2015/11/05 22:30
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
【特に意味のないプチネタそのいち】
Q:クソガキトリオの皆さんにお聞きします。あなたが特によく絡むお気に入りの人は誰ですか?
ブラピ「色々いるが一番はダントツでリンクだな!嫁さんや夜も狼関連で茶化したり、ケツやら胸板やら触ってセクハラしたりはもはや日常茶飯事かもな〜。よくシバかれるけど」
カルマ「うーん…悪戯やトラップなら確実に寺坂だけど、いじるなら渚君かな?色んな女装をさせたり性別や茅野ちゃん関連でからかうと毎回いい反応するから飽きなくてさー♪」
瞬木「やっぱりキャプテンだな。子犬みてーにバカ純粋に反応するもんだから見てて楽しいし飽きないぜ?やりすぎると神童や剣城に止められるけど」
Q:では、新作トラップやえげつない悪戯に巻き込んだりするなら?
クソガキトリオ「「「不憫組!!(即答)」」」
不憫組「ざけんなこのクソガキ共がぁぁぁぁぁ!つか、落とし穴に落ちたと思ったらまた落とし穴の二重仕掛けってなめてんのかぁぁぁぁぁ!!」←新作トラップの餌食になった
ブラピ「隊員に告ぐ!敵襲につき一時離脱ーーーー!!(°∀°)」
カルマ&瞬木「「あいあいさーーーー!!(°∀°)」」
リンク「……まーた不憫組に悪戯したのかよあいつらは…後でまとめて説教コースだなこりゃ;」
渚「ご苦労様です……;」
天馬「あれ、みんなが瞬木達を追いかけてる?あのー、一体何があったの?」←純粋組故にクソガキトリオの本性を知らない
リンク&渚「「知 ら な い 方 が 身 の た め だ」」
※不憫組の扱いェ……wwwwww
【特に意味のないryそのに】
抜間さん「今さらだけかもだけど、うちのセガチューキャラはみんな原作に出た技は勿論、オリジナル設定で元ネタつながりの技や特殊スキルが使えます」
渚「本当に今さらだね;いやまぁ、セガチューだけでなく他ジャンルもかなりオリジナルの技ばっかりだし;うーん、例えばどんな技があるの?」
抜間さん「例えばギアならスマブラでソニックが使ってた技、ミョムトならドラクエの技や特技も使える、みたいな感じ。アイアとパトリーなんて原作だと戦う描写がほとんどないから、かなりオリジナル設定や技を盛り込んでるしねー。マノスに至っては元ネタがバトル系じゃないから捏造まみれだよ;」
リンク「あー…何せ「ポートピア連続殺人事件」だしなぁ;確かに補正加えなきゃやばいよな;」
抜間さん「でしょ;だから彼はミョムトの付き人だし後方支援型の人かなぁって感じで、それ系のスキルを多めにつけてるの。前回、瞬木の心の中を読唇術で読んだでしょ?あれも元ネタが推理ものだからってのがあるし」
リンク「ふーん、お前なりに色々考えて設定してるのな。…もしかして、こっちのアイアがギャグカオス組でエロいのは…?」
抜間さん「元ネタであるモリガンの気ままな愉快犯イメージを練り込んだから(爆弾投下)。まあ、あの人の場合は公式のキャラプロフに「エロい」って書かれてたから、ギャグカオス組はともかくエロいのは半ば公式かもwwwちなみにトーファイとの友情は原作通りだよー」
※ちなみに、セガチューチームの元ネタは
ギア→ソニックシリーズ
ゼリグ→ゼルダの伝説
ファーエ→ファイヤーエムブレム
カーヴァイ→星のカービィ
ミョムト→ドラクエ(名前はドラクエで有名な復活の呪文「もょもと」から)
マノス→ポートピア連続殺人事件のキャラ「マノヤスヒコ」
パトリー→ドラクエに出てきた馬「パトリシア」
トーファイ→ストリートファイター
アイア→ヴァンパイアセイバー(多分ビジュアルのモチーフはモリガン)
となってます。ポートピアは「犯人はヤス」って言葉だけなら知ってる人も多いかなと。
原作では他にも「桃太郎電鉄」や「みんなのゴルフ」、さらには「テトリス」や「インベーダーゲーム」を元ネタにしたキャラもいたり。マイナーだけどセガチューはかなり奥が深い漫画ですぜ。
次レスからサバゲー本編ですー
- 戦闘前線異常あり ( No.707 )
- 日時: 2015/11/05 22:38
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
ピピピピピ……
皆さんの腹筋と全国のルイージの堪忍袋をぶち壊した前回の罰ゲームからしばらく経った頃、SNS団のスマホが一斉に鳴り響いた。確認するとそこには『南軍:ヘラの罰ゲーム』と、闇の末妹の罰ゲーム執行を知らせるメッセージと共にデータが添付されている。
茅野「……あ、メールだ。なになに?『ヘラの罰ゲーム執行』?」
オリマー「ヘラの罰ゲームが届きましたか…しかし、いくらなんでも遅くないですか?リタイアからかなり時間が経ってますよ」
ヘラがムジュリンに撃破されてから既に30分近くは経っているため、一部のメンバーはどうして届くのがこんなに遅くなったのだろうと首を傾げたが、ルール上どんな罰ゲームなのかをチェックしなくてはならない。早速画面をタップしてスマホに添付されていたデータを確認。すると…
添付されていたデータ:頭に特大たんこぶを作ってうつ伏せに倒れているヘラとムジュリン。その背後には、見る者全てを威圧する凄まじいオーラを放ちながら指をゴキゴキ鳴らす時の勇者と姉者様の姿が…
一同「いや、何があったし!?!!?!」
スマホを見た一同が一斉に疑問符を頭に浮かべまくった頃、運営の多目的ルームではというと。
リンク「……(・・;)」
ソエル「ヘラ、貴女という人は私だけならまだしも、リンクさんやムジュリンさんにまで多大な迷惑をおかけして一体何をしてるというのですか?しかも、あのような見苦しく品のない罵りあいまでして…お姉さんはとても恥ずかしかったですよ。もう少し自重というものを覚えなさいヘラ(姉者様モード)」
ヘラ「だって…ムジュリンが最初にヘラをバカにしたのが悪いんだもん…ヘラは悪くないもん…(ボソリ)」
ソエル「最初に言い出したムジュリンさんにも勿論反省すべきところはありますが、そこでやり返してしまった貴女の喧嘩腰にも非がありますよ……聞 い て い る の で す か ?<●><●>」
ヘラ「ひぃぃっ!?ごめんなさいお姉ちゃん!!;;」
はい、ヘラは姉者様にお説教されてました☆
姉妹から少し離れたところにはムジュリンを小脇に抱えたリンクがおり、荒ぶる姉者様をなんとか鎮めようとするも相手は聞く耳を持たない。ヘラはいっそ可哀想なくらいに震えており、さながら地獄から這い出た魔王にひれ伏す生け贄のようだ。
リンク「……ソ、ソエル、俺らはまだサバゲーもあるし、ムジュリンの方は話が済んだ。ヘラも完全に怯えてるしその辺にして「先に戻っててくださいまだ話は済んでません」…ダメだこりゃ;」
ムジュリン「先に帰ってよくねーか?当分は止まらないと思うぜ…」
何があったのか疑問に感じる方もいるかもしれないが、ふとしたきっかけから口喧嘩を始めてしまったヘラとムジュリンの様子を、運営がしばらく様子を見ていたところまではまあ皆さんご存じだろう。しかしあのあと喧嘩は終息の兆しが一切見えないどころか、終いには二度目のガチバトル&破壊活動勃発寸前にまでエスカレートしてしまったのだ。運営はこれを見て「これは止めないとマジでやばい」と判断し、保護者であるリンクとソエルを急遽召喚。保護者達は急に呼ばれたことに驚くも、すぐに事情を察して喧嘩を制止(物理)した。そのあとソエルはそのままヘラへの説教を始め、今に至るというわけである。
ちなみに、SNS団に送られたあの画像は、保護者達による制止(物理)の瞬間をフォーカスしたものらしい。すいません、二人のたんこぶの大きさが小玉すいかぐらいあったんですが?
ソエル「全く…あの、このたびは妹がとんだご迷惑をおかけしまして本当にすいませんでしたリンクさん;」
リンク「い、いやいや!うちのちび勇者こそ無礼極まりない暴言を吐きまくって悪かったな…むしろ謝るのはこっちの方だソエル…;」
と、こちらを振り向き姉者様からいつもの内気な女性に戻ったソエルに深々と謝罪され、リンクも慌てて首を横にふる。ムジュリンはリンクによる拳骨1発と注意だけで済んだものの、ヘラは拳骨+罰ゲームを兼ねたソエルからの長ーい説教を喰らっているので色々と辛い。…あ、説教が再開した。
感想まだ。前回のせたサンプルは冒頭のシーンでした。
- 戦闘前線異常あり ( No.708 )
- 日時: 2015/11/06 00:46
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
リンク「…普段は大人しくて内気な奴なのに、怒るとあんなに人…つーかモンスターが変わったみたいに恐ろしくなるのか…;」
ムジュリン(いや、ソエル並みにマジギレしたら怖い兄貴がそれを言うなよ…;)
マスター「…お前、これをさせるためにわざわざ会場からあの二人を呼んだのか?」
抜間さん「いやだって、埒が明かないじゃん;もうヘラの罰ゲームはこれでいいってことでさ…リンク、ムジュリン、あんたらは先に戻ってていいよー;」
ヘラ「うぎゅぅぅぅ…足がきついよぅ…早く終わって…;;;;」←めっちゃ足がしびれてる
ちなみにこの姉者様によるながーい説教の後、おこちゃま二人が保護者によって強制連行されたのは言うまでもない(ヘラはリタイアしたので墓地ルーム行き)。
ヴァルキリー「いきなり目の前から消失イリュージョンよろしく消えたと思ったらそれだったか……ソエルも苦労しているのだな;」
ソエル『はい……運営やリンクさん達にも多大な迷惑をかけてしまって恥ずかしい限りですOTL』
一方、アウトレットの生活エリアでは、ヴァルキリーがスマホでソエルと連絡を取り現状を把握していた。どうやら彼女は、ソエルと一緒に行動している時にいきなり彼女がいなくなったことにかなり驚いたようで、5姉妹の苦労人長女の弱々しい声に内心かなり同情している。
ソエル『そういうわけでもう少し説教が続きますから、そちらに戻るのは難しそうです。ヴァルキリーさん、申し訳ありませんが……その……』
ヴァルキリー「わかっている。私は大丈夫だからお前はお前で上手くやってくれ;』
ソエル『恐縮でs…ヘラ、誰が逃げていいと 言 い ま し た ?』
ヴァルキリー『……じ、じゃあ、また後でな!?(ピッ)……いやはや、恐ろしいものを見た気がした…あいつも妹に振り回されてるからなぁ;今度光属性だけでショッピングにでも誘ってみるか?ついでに心安らぐ花の種でもおすすめして……』
ある意味で恐ろしい瞬間に電話越しで立ち合う前にヴァルキリーは急いで通話を切る。電話の奥から「お姉ちゃんゆるしてぇぇぇ」という叫びが聞こえたのは気のせい…だと思いたい;
それからしばらく歩いたところで、ふと彼女の目に大きくて綺麗なフラワーショップが入ってきた。植物に詳しいヴァルキリーは、気苦労が絶えない友人のために花の種を見てみようかと何気ない気持ちで店内に。しかしそこには、既に先客がいた。
ミョムト「……」
ヴァルキリー「…ミョムトか?」
そう、ミョムトだ。どうやら彼は単独行動を取っていたらしく、ヴァルキリーに気づくと手にしていた鉢植えを置いた。それから背中の剣を抜き、目を薄く開き彼女の様子を伺う。
ミョムト「……」
ヴァルキリー「……まあ、こうなったらやることは一つしかないな…言っておくが、私は強いぞ?」
ヴァルキリーも、なんとなく彼の言いたい事を察すると剣と盾を構えた。そしてじりじりと互いに間合いを取り…
ダッ!!ガキーーーン!!
ミョムト「…!!」
ヴァルキリー「はぁ!!!」
一気にヴァルキリーがミョムトの横をすり抜ける旋風の如く猛スピードで駆け抜け斬りかかった!しかしミョムトもそれを慌てることなく受け流し風の刃を生み出し、素早くカウンターアタックを仕掛ける。まさに一瞬の刹那とも言うべきここまでの流れの速さと鋭い剣術に、カマイタチを回避したヴァルキリーの口の端が自然に上がる。
ミョムトは続いて手にした剣にエネルギーを圧縮させ、刃にメラメラと炎を纏わせた。
ヴァルキリー「貴様…剣術だけでなく魔法も使えるのか?いや、違うな…これは属性付加か」
ミョムト「はい」
炎を纏った剣をミョムトが勢いよく降ると、炎はたちまち業火の翼を持った鳥になり、ヴァルキリーに襲いかかった。
ヴァルキリー「くっ!!」
炎属性に木属性は明らかに不利であることからヴァルキリーはとっさの判断で、近くにあった水撒き用の水道管を斬りつけた。辺りに水を撒き散らして火の鳥の威力を弱めてから凪ぎ払い、直撃を回避すると、反撃のためにヴァルキリーが地面に剣を突き刺す。
ヴァルキリー「本物の植物悪魔であるべオークのようにとはいかないが、私も植物を操る術をそれなりには掌握しているのだぞ!……ローズ・ガン!!」
ミョムト「!!?」
すると、地面から人の頭くらいの大きさがあるであろう真っ赤な蕾を咲かせた薔薇が大地を裂いて登場。それから蕾が優雅にほころび花を開かせたと思ったら、花がマシンガンのように種を無数に吐き出した。素早い剣技で斬り捨てることで種の猛攻をしのぐミョムト。しかし、いざ反撃しようてしたら何故だか思うように動けない。
ミョムト「……!?」
足元を見ると、いつの間にか店内に設置されている花壇から伸びた蔦が彼の右足にがんじがらめに絡み付いていた。さらにそれだけではなく、なんと先ほどのローズ・ガンによってミョムトの身体に付着した種子から薔薇の茨がたちまち発芽し成長したではないか。茨はそのままシュルシュルと意思を持ったかのように右往左往に巻き付き、ミョムトの自由を奪おうとする。
ミョムトvsヴァルキリー!感想まだ。
- 戦闘前線異常あり ( No.709 )
- 日時: 2015/11/06 00:21
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
ピキ、ピキキキ……!パリーン!!
ミョムト「……」
ヴァルキリー「ちっ!凍てつく波動か!?」
しかし、このままあっけなくやられるほどエリールの英雄も弱くはない。身体中に強烈な冷気の波動を纏い、自分に巻き付いてきた棘を凍らせ砕くことで呪縛を解いたのだ。そのままミョムトは水晶の如く輝き散った薔薇の欠片をものともせずに、剣を構えてヴァルキリーと距離をつめて斬りつける。ヴァルキリーも応戦し、両者とも一歩も譲らぬ斬り合いになり、激しく甲高い太刀音を辺りに鳴らした。
ミョムト「…!!」
ヴァルキリー「くっ!互いの技が悪い方向に働いたか…」
ミョムト「……はい」
ヴァルキリー「やはり、お前もそう思うか。だが、だからと言って今さら止まるわけには!はぁ!やっ!」
だが、ヴァルキリーが先ほど撒き散らした水と、ミョムトが茨を降りきるのに使用した冷気の波動の影響で店内は氷があちこちに張り、しかも床の水溜まりが凍りついたことで足場が悪くなっていた。
足元が不安定な状況下での激しい斬りあいは容赦なく二人の体力を奪う。今後の戦いもあるのだから、ここであまり時間を喰っていては、仮に勝ったとしても冷気と足場によって参ってしまう。
ミョムト「……」
ヴァルキリー(……このままやりあうのは不味いな…きりがないし、こうしている間にも体力が限界になるのは目に見えている…こうなったら!)
ミョムト「……!?」
ヴァルキリー「光よ!我が力となれ!!やあぁぁぁぁぁ!!」
そう悟ったヴァルキリーは決着をつけるべく、ミョムトを押し返すと剣に光を宿らせた。同時に、光の持つ力と光速の速さをその身と刃に宿らせてまばゆく輝く!
ミョムト「!」
一方でそれに対するミョムトの行動も素早かった。まるで楽しそうに顔に笑みを浮かべると、相手が宿した光に対抗するべく、彼は闇属性を剣に付加。同時に、闇の持つ禍々しさ纏った!
ミョムト「ガンガンいこうぜ!!」
ヴァルキリー「望むところ!はぁぁぁぁぁぁ!!!」
カアァァァァッッッ!!!ガガガガガガ!!
そして強烈な閃光を秘めた斬撃と、暗黒を纏った斬撃が激しくぶつかり合った!!
ヴァルキリー「はぁぁぁぁぁぁ!!!」
ミョムト「!!!」
光を纏ったヴァルキリーは攻撃を緩めることなく、絶えず蛇のごとく凪ぎ払いや突きをくりだしてはミョムトを襲う。一方でミョムトは、ヴァルキリーの攻撃を真正面から剣で受け止め、防御に徹した。先ほどとは比べ物にならないくらいに甲高く鋭い太刀音が辺りを支配する。
ヴァルキリー「甘い!!やっ……!てやぁ!円月斬り!シャインセイバー!」
ミョムト「…」
ヴァルキリー「なんの!!はっ!……そこだぁぁぁぁぁ!!」
ミョムト「……!!」
やがてヴァルキリーは、いよいよ決着をつけるべく剣に力を貯め、一気に斬りかかろうとした。
ドカッ!!
ミョムト「!」
ヴァルキリー「うぐぁ!!!」
……しかし、技を受け止め続けて大きなダメージを受けながらも、ミョムトは彼女の技に潜んだ一瞬の隙を決して見逃さなかった。
すばやくその瞬間を捉えると、電光石火の如く右足を伸ばしてヴァルキリーを蹴り飛ばし、彼女を吹き飛ばす。不意をつかれたことでヴァルキリーは大きく吹き飛ばされ、花壇に強く背中を叩きつけられた。体制を立て直して応戦しようにも、もはや間に合わない。
ヴァルキリー「くっ………!」
ミョムト「!!」
そして……
ピシッ……
パリーーーン!!
ミョムトは、花壇に叩きつけられたヴァルキリーに素早く飛びかかり、彼女に反撃する隙を与えることなく胸元スレスレに刃を突き付けた。突き付けられた剣の切っ先には南軍の証であるペンダントがあり、伸びていく植物の根のようにゆっくりとヒビを広げたそれはやがて力尽きたかのように割れ、硝子の欠片と青いインクを撒き散らす。
セガチューチームリーダーにしてコンシューム大陸唯一の勇者は、その二つ名に相応しい実力と存在感を光と木の戦乙女に見事見せつけてみせた。
ヴァルキリー「負けたか………無念…。すまない、皆の者…」
ピピピピピ……
天馬「あれ?メールだ…あ、ヴァルキリーがミョムトさんに負けたんだね。ヴァルキリー、おれなんかよりずっと剣も魔法も強いのに…」
杉野「まあ、相手が相手だしな。でも、あの戦乙女もミョムトが相手なら正々堂々といったんじゃねーか?」
ゼリグ「へぇ、あの女も千両役者と互角に戦ったのか。なかなかやるじゃねーか」
ルキナ「同じ剣士組として、これは負けていられませんね…」
ヴァルキリーとミョムトの戦いの行方は、すぐさまSSW参加者にメールによって知らされた。SSWのメンバーは、普段から無口でニコニコと笑っていることが多いセガチューチームリーダーが意外な危険人物であったことを知り、特にヴァルキリーの主である天馬はかなり驚いているようだ。
しかし、負けたとはいえヴァルキリーもかなり健闘しており、この戦いがどちらが勝ってもおかしくない戦いであったことは誰が見ても明らかであろう。
- Re: スマブラ的(非)日常日和 ( No.710 )
- 日時: 2015/11/05 23:51
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
ヴァルキリー「…私もまだまだ修行が足りないというわけか…」
ミョムト「……(スッと右手をヴァルキリーに差し出す)」
ヴァルキリー「…相変わらずニコニコ笑ってるばかりで何を考えてるか分からない奴だな…だが、楽しかったぞミョムトよ。貴様も同じであろう?」
ミョムト「はい」
ヴァルキリー「ふふ…だが、私はこれでは終わらぬぞ。次に戦う時は必ずや私が勝ってみせよう!!」
今回は惜しくも撃ち破れたヴァルキリーだったが、全力での1vs1を挑み心から闘いを楽しんだことで満足げな笑みをうかべている。差し出された手を握りしめ立ち上がり、互いの健闘を讃え合う握手を交わしたあと、ヴァルキリーは潔く墓地ルームへと転送されていった。
ヴァルキリー…戦死
南軍残り26人
正々堂々とした闘いを見せつけ、ギャラリーを圧巻してみせたミョムトとヴァルキリー。前回の闘いで激突したヘラやムジュリンや中学生組も十分に健闘し、その実力を思い思いにふるってみせたことだろう。
……しかし、このサバイバルゲームはその性質上、リタイアする人が必ずしもガチバトルによって満身創痍で敗れるわけではない。たとえば、ある家電量販店では…
シュルルルル…ビッターン!!
信助「いったぁ!!何かにつまずいて…なにこれ、確かお掃除ロボットだよね…!?ケットシーと両足にコードが絡み付いて動けない!!」
イトナ「……店にあったルンバを改造した特性マシンだ。スイッチを入れれば搭載されたコードが相手を捉え、両足を束縛する。これだけ部品が揃っていれば、このくらいは容易い(ドライバーかちゃかちゃ)」
磯貝「お前、周りに機械があると急にいきいきするよなぁ。もはやこの店もイトナラボと化してるじゃないか;……悪いな信助、そういうわけだからここで脱落してもらうぞ?」
信助「磯貝に、イトナ…そっか、これは君たちが……」
イトナ「正々堂々も悪くはないが、今後の闘いのために力を残しておくとする。ペンダントは割らせてもらう」
信助「あはは、まいった、降参だよ……ごめんね、天馬ぁ〜;」
パリーーーン!!!
小さな守護神は、E組きっての発明家の開発したトラップによって動きを封じられリタイアとなった。
信助…戦死
北軍残り27人
さらに同時刻、フードコートエリアでは…
パリーーーン!!!
イース「…なっ!!?まさか、狙撃でペンダントを割ったというのか!?ペンダントは光っていないのに、一体どこから…」
茅野「まだ近くにいるかもしれないよ!?急いでパラソルでバリアを展開して(バシュッ!!)…あっぶな!」
イース「茅野、このままではお前まで撃破される…一旦待避しろ…」
茅野「わかった!ごめんなさい、イース…!」
イース「…してやられたな…くそっ…!」
演技派暗殺者と共に辺りを探索していた氷の四女が、ハンバーガーショップの屋上テラスにて狙い撃ちをしたバウンティハンターにペンダントを割られ、戦う間もなくリタイアとなってしまう。突然の出来事に、イースはただ悔しそうに歯を食い縛るしかなかった。
サムス「ふぅ、ヒヤヒヤしたぁ…この距離だから当たるか不安だったけど、当たって良かったわ;カエデには逃げられたけど深追いは禁物よね…」
ファルコン「ほぅ…あの距離で当てるなんてすごいじゃないかサムス!」
イース…戦死
南軍残り25人
…とまぁ、このようにトラップやお助けアイテム、さらには思いもよらぬ戦法で敗れることもザラにあるのだ。少しずつだが、確実に脱落者は出てきており、メンバーにも緊張が走る。
そして、このサバゲーで忘れてはならないもの。それが……
ピピピピピ!ピピピピピ!ピピピピピ!
マリオ「うわっ!連チャンで鳴りやがったぞ!?」
フォックス「…ん?動画が3つ?まあ、見てみるか。どれどれ、まずはこれをダウンロードして……」
感想まだ。着実に数は減っています
- 戦闘前線異常あり ( No.711 )
- 日時: 2015/11/06 00:28
- 名前: 抜間さん (ID: EL31vbVI)
信助『ピッピカチュウ☆』
ドンガラガッシャンガターン!!!←動画を見た全員が盛大にずっこけた
A:罰ゲームです。
BGM:めざせポケモンマスター
瞬木「おまwwwある意味で危険すぎるネタに挑戦しやがったwww本物もSNS団、しかもスマブラ四天王にいるってのになにやってんだwwwファーwww」
神童「いや確かにちょっと思ったけど!!確かに信助はピカチュウに似てるってファンにもよく言われていたけど!!;;;」
神崎「とゆうか、磯貝君は確実に巻き込まれたよね……;」
何と、添付されていた映像にはサトシのコスプレをした磯貝の肩に乗っかるようにしてピカチュウの着ぐるみを着た信助がカメラ目線を送っていた(爆)。すいません、イナイレファンの間でも一時期話題になったネタを盛大にパロディにしてやらかすって何ですか?まあ確かに作者も信助を一目見た時には「これ絶対ピカチュウだろ」って思ったりもしたし、アニメややぶてん版コミックでもしばしばピカチュウみたいな扱いを受けてたけど。あと、サトシが磯貝って地味に違和感がないんですが!?
信助『はぁ、これ思ったより恥ずかしいよ…;』
磯貝『だろうな;俺も同じだ…』
まあ当然ながら、信助は軽く落ち込んでいるし、巻き込まれた磯貝も色んな意味で恥ずかしい。サバゲーが終わった後にこの映像をネタにチームメイトやクラスメイトが自分たちをいじるのは避けられないだろう。
信助『きっとSSWが終わったらまた僕ネタにされるよね…(ウィィィィン)え?うわぁぁぁぁー!?』
磯貝『信す…じゃなかった、ピカチュウ!!?ロボットアームか!?何なんだよ一体!!?』
と、そこにロボットアームが現れて信助をむんずと掴んで檻に入れてしまったではないか。アニメではお約束の展開に、磯貝は思わずどこぞのスーパーマサラ人よろしく勢いよく叫んでロボットアームを操った相手の方を見る。するとそこには…
中村『「何なんだよ一体!!?」と聞かれたら!!』
前原『答えてあげるが世の情け!!』
渚&杉野&寺坂&烏間「オイコラちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!何をやってるんじゃあいつらはぁぁぁぁ!!!?」
磯貝『』
…ってちょっと待てwww何で女たらしクソ野郎とギャル英語がムサシとコジロウの格好をしてここにいるんだよwwwしかも背後にはニャースの格好をしたバカなるエロのチキンのタコまでいるしwwwまさかの人選に貧乏委員も思わず固まっちまったじゃねーかwww
カルマ「待ってwww何で中村と前原がここにいるのさwwwしかもご丁寧にロケット団のコスプレまでしてるしwww」
抜間さん「しかもニャース役が殺せんせーってwwwでかいし無理がありすぎるんだけどwww」
殺せんせー『ヌルフフフwww先生はこういうのは大好きですよwww』
信助『あのー…どうしてE組の人たちがここにいるの?;』
イトナ『俺が呼んだ。二人ならいい案が思い付くだろうと思い、罰ゲームを考えろと頼んだらこの様だ』
磯貝『いやいやいや何勝手に呼んでるんだ!?あとお前らもノリノリで来るな!!;』
中村『細かいことは気にしない方がいいよジャリボーイ!!』
磯貝『気にするわ!!あと、誰がジャリボーイだ!!』
前原『ちなみにこのあと、ピカチュウは俺と中村によっていじられまくるからそのつもりでな!あ、勿論命までは奪わないから大丈夫だ』
中村『というわけで、ピカチュウはもらっていくよー♪』
信助『うわぁぁぁぁ!!揺れる揺れる揺れる!!てゆうか、いつ解放されるのさぁぁぁぁ!!(ウィィィィン)』
磯貝『もう何がなんだか…;』
まさかのE組屈指のゲスい空気クリエイターの二人に、さすがの磯貝も着いていけない様子である。ちなみになんとなく想像つくかと思いますが、抜間さんサイドの中村と前原はギャグカオス組です(笑)
暴れる信助と唖然とする磯貝を他所に、信助の入った檻は中村が操作するロボットアームによって墓地ルームまで運ばれていった。
磯貝『まあ、ルイージさん達への罰ゲームよりかはマシなのかn(ガンゴンガンゴンドカッバキッガッシャーンガラガラドーン)おい中村もうちょっと丁寧に運んでやれよ!?;』
中村『だってこれ操作イミフなんだもん(´・3・)』
……信助よ、強く生きろ…;
イース『…これはどういうつもりだ?』
一方こちらは、サムスによる射撃によって脱落したイース。現在彼女も、罰ゲームを受けるためにアウトレットから場所を移されて大きなモニターがある部屋にいるのだが、何故だか辺りは真っ暗。しかも椅子に座らされ、手足を厳重に拘束されているので身動きがとれない。一体何が始まるというのか…?
イース『言っておくが…オレはちょっとやそっとの痛みじゃ動じないからな…?』
サムス『ええ、わかってるわ。だからこそ、別の意味であなたにダメージを与えられる罰ゲームを用意したのよ。じゃあ、じっくり楽しんでね?(イースにヘッドフォンを付ける)』
イース『は…?何を言って…』
ポチッ!(モニターのスイッチオン&大音量設定)
イース『ぐあぁぁぁぁ!!なんだこの耳障りな音はぁぁぁぁぁ!!!;;;』
サムス『のりはさん発案の罰ゲームよ。「パプリカ」の「パレード」を映像付きでたっぷり1時間リピートして楽しんでもらうわよ』
ファルコン『うわ、中々にエグいなこれ…;』
イース『くそっ!!この映像を今すぐに止めやがれぇぇぇぇぇ!!!!』
ウルズ「うわ、あの子ガチで暴れてるじゃん…;」
トーファイ「あそこまでイースが嫌がるって逆に興味あるな…」
サムスがスイッチを入れると同時に、言葉ではなんとも形容しがたい曲が流れ、イースは思わずガチャガチャと金具を鳴らして暴れだす。つか、これを一時間ってえげつないなオイ。
知らない人のために説明するが、「パレード」とは映画「パプリカ」の挿入歌である。不思議かつ奇妙な世界観を持っている映画「パプリカ」の中でも、特にこの曲が流れるシーンは家電製品やカエルの大群、西洋人形や地蔵、はたまたわけのわからないメカなどのおびただしい数のあらゆるものが曲をバックにパレードをしてねり歩くというシーンであり、曲の歌詞やメロディの中毒性も相まって一度見たら目に焼き付いて離れないインパクトを放っている。まあ逆に言えば、人によっては拒絶反応を起こす人もいるようだが(ちなみにパプリカそのものも、色々と衝撃的かつエグいシーンが多々ある)。
- 戦闘前線異常あり ( No.712 )
- 日時: 2015/11/06 19:11
- 名前: 抜間さん (ID: ztDxVDAP)
アドレーヌ「うわぁ、これは中毒性が…私はこの曲ちょっと無理かも…;でも、映像はすごいね?」
殺せんせー「ええ、菅谷君や三村君が見たら食いつくのは間違いないでしょうね。…この無駄に中毒性にあふれた曲以外は;明日絶対口ずさんでしまいますね…;」
抜間さん「確かに映像のクオリティも高く評価されてるしねー。でも、同じ平沢進の曲だったら「白虎野の娘」の方が好きだな」
イース『これが一時間とかふっざけるなああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
どうやらイースとこの曲の相性は最悪らしく、拘束された手足をガチャガチャ鳴らしながらあがく姿が痛々しい…;ひたすらリピートされるおどろおどろしい映像と不協和音に隣にいたファルコンや、罰ゲームを見ていた運営も思わずひきつり笑いを浮かべ、SNS団も思わずgkbrするばかりであった…。
サムス「イースには悪いけど、ちょっと我慢してもらうしかないわね」
ファルコン「まあな…;さて、待ち伏せも飽きたし、場所を変えようぜ…(ピピピピ…)ん?メールか…なっ!?サムス!!!これを見てみろ!!今すぐにだ!!」
サムス「ちょ、何よいきなr……え……」
磯貝「はぁ、なんかどっと疲れたんだけど…;」
イトナ「あの程度でか。まだゲームは続いている…(ピピピピ…)…おい磯貝、今すぐスマホを見ろ」
磯貝「は?何かあったのk…………え……」
「「ええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?!」」
それぞれに相手を撃破した面子が罰ゲームを執行させ終わり、次に行こうと席をたった時、その知らせは届いた。しかし、それはSSWのメンバー全てを驚愕させるには充分なものだった……
サムス「「???、???、???、お助けキャラ…戦死」ってマジで言ってるの!?いっぺんに4人も殺られたってどういうこと!?」
磯貝「ちょっと待て!!「???、お助けキャラ…戦死」って何だ!?何で一度に敵味方両方こんなに脱落したんだよ!?あと、とうとうお助けキャラからも犠牲者が出やがったか…;」
【現在の戦況と戦死者の遺言】
・北軍
2人目…信助
・南軍
3人目…ヴァルキリー 4人目…イース
ヴァルキリー「まあ、正面からぶつかれたのだし悔いはないさ。ただ、ミョムトとなると罰ゲームの予想がつかないのが不安だな…しかし信助、その頭のこぶはどうした?」
信助「手荒に扱われた結果檻にぶつかりまくった;カプセルに閉じ込められてガチャマシーンの中に入っているフィギュアの気持ちがよく分かったよ;」
イース「当分パプリカは見たくない……」
北軍残り27人 南軍残り24人
【あとがき】
今回は、前回リタイアしたヘラの罰ゲームから始まってミョムトvsヴァルキリーのマジバトルと罰ゲーム2連発をお送りしました。バトルが一つしかなかったのでやや短めですがそこはお許しをー。しかしマジバトル描写は色々と難しい…特に今回は片方がほとんど喋らないミョムトだからなぁ;ちなみに、セガチューチームは原作でもバリバリ戦っているので、バトル面で言えば皆スマブラチームやパズドラチームに匹敵する強さを持っています。暗殺チームとイナズマチームはまだまだ彼らには一歩劣りますが、その分機転や思わぬ戦法で攻めてくるので油断は禁物(前回も天馬達がマノスとルイージを撃破したしね)。
余談ですが罰ゲームに関しては、イースの罰ゲームは「冷静な氷の格闘家だし、ちょっとやそっとじゃ音をあげないだろうな」ということでのりはさんの案を採用して精神的にじわじわ攻め、信助は見た目がピカチュウだから磯貝も巻き込んでポケモンパロと完全にネタに走りました。ヘラとムジュリンに関しては…前回が前回だったので保護者が出動しましたハイ。それからヴァルキリーの罰ゲームですが、諸事情で今回はカットしました。次回彼女に罰ゲームを受けてもらいます。
……え?最後のメールは何だって?うん……まあ、脱落者にはひたすら同情するしかない展開が待っているとだけ言っておきます。
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