二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 修羅場の先は阿鼻叫喚(前編) ( No.827 )
- 日時: 2016/02/22 22:36
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
さて、皆さん長らくお待たせしました。だいぶ長いこと停滞していた料理対決の更新です。今回はハイパー修羅場タイムからの……?
そういえば、最近の料理対決は新しい展開がどんどん出ていますねー。新手の奇跡の被害やら進化を続ける裸族料理やら食品サンプルクッキングやら、果ては大規模なオシオキや裏回まで……今後どんなネタが出るか楽しみな反面、新たな犠牲者が出るのが不安でもあります。
……でも裏回はちょっとやってみたいかも……
リンク&ファーエ&渚&ソエル「や め ろ や」
☆5〜まともな☆1の評価は、所々にツッコミ所があったものの比較的平和に終わったと言ってもよいだろう。……ここから巻き起こるであろう修羅場の連続に比べれば。
抜間さん「じゃあ……」
抜間さん「人の話を聞かなかった挙げ句皆を大惨事にした4番と8番、それから料理を散々侮辱しやがった7番は話し合いをしようか?」
パトリー&ギガンテス&イズーナ「「「何で!!?」」」
そう、ここから先はいよいよこの料理対決で大問題を引き起こした料理に対する評価の番であり、番号を呼ばれて話し合い宣言をされた三人は一斉に驚きの声をあげた。だから、前にも言ったと思うけど何でじゃねーよ何でじゃ。
そんな問題児達の反応に対して周囲にいた人々もそれぞれに言いたいことが多々あるらしく、「何で」の声を聞くや否や一斉に低評価を取った問題児達に詰めより捲し立てた。
フォックス「パトリー!イズーナ!テメェらは主や仲間や姉妹達から散っ々余計なことはするなと注意されていたにも関わらず他人の警告をガン無視した時点でオシオキ決定だ!!!あのゲテモノ料理のせいでみんなが被害被ったんだぞ!?いい加減自覚してくれねーか!?」
ギア「パトリーさん、オレもこれについては流石に庇えませんよ;第一、魚の荷物があんなランダム副作用入り味覚破壊兵器になるって何の冗談スか?明らかに魚に合わない食材を入れたらああなりかねないってことくらい、ちょっと考えればバカなアンタにも分かるでしょう?しかも被害者はエリールの仲間でありアンタの命の恩人の一人であるマノスさんと、よりによって炎属性が弱点のイースさんって…;」
茅野「味覚破壊といいサッカリンといい、料理だからといって好きに作っていいってわけじゃないよ!あれのせいで渚や皆が吐いたりみんなが医務室に行ったりと大変だったんだよ!てか、あんだけの騒ぎを起こしたのに謝罪もないって酷くない!?;」
神童「貴女方が料理が苦手なのは承知の上ですし、料理下手自体は俺も人のことを言えないから責めるつもりはないです。ただ……自分に忠告している人の話はちゃんと聞きましょうよ。マノスさんやイズンは料理対決の前に、充分に自重するようにと確かに言ったはずですよ?しかもイズーナ、お前は主や姉にも忠告されてたはずだよな?頼むから み ん な の 言 葉 に は 耳 を 傾 け ろ !(######▼益▼)」
天馬「うわぁ…神童さんがすっごく怖いぃ…;でも、たしかにあれのせいで沢山の人が吐いたりしたから、おれもこればかりは流石に擁護できないよイズーナ……これは真剣に考えて反省した方がいいよ;」
ファルコン「そもそも料理対決ってのはα審査員が誰であろうが安心して食べられるように考えて作るのが普通なんじゃないのか?俺やマリオだって辛党だし天馬もお前と同じ甘党だ。だが、相手のためにと考えて料理を作ったし、そいつは他の連中や反省する料理下手達だってそうだ!パトリー、イズーナ、お前達はまず相手の身になって考えた方がいいぜ?」
ゼルダ「パトリーさん、イズーナさん、お願いですから皆さんの話にはちゃんと耳を傾けてください……それとも、貴女方の耳は飾りか何かですか?貴女方は作者や私の恋人やご自身の仲間や姉妹や主に恨みでもあるのですか?」
真面目に料理に取り組んた挑戦者やゲテモノの被害者と親しい人達の怒りは留まることを知らず、自分の料理の恐ろしさを知らない少女達に容赦なく不平不満や問題点を訴えた。
なお、今回一番人々の怒りを買ったであろう料理を作ったギガンテスはというと……
固定審査員「お前のは料理とはいわん!!あんなものは食への冒涜だ!!!」
ギガンテス「ちょっと待つだよ!!オラだってちゃーんと裸族としての誇りを持って気合い入れて作って……(ポンポン)ん?誰だかオラの肩を叩いたのは……」
鬼神ムジュリン「チ ョ ッ ト コ ッ チ ニ コ ヨ ウ カ(^∀^)」
ギガンテス「」
※ここから先は見せるべきではないと判断し、大幅にカットします。しばらくの間ドラゾン君の魔界散歩の映像をお楽しみください。
ギガンテスだったもの「」←モザイク処理
鬼神ムジュリン「ほらよ、評価文と魔法石だ(ポイ捨て)」
ダルニア&ルト姫「「ムジュリン、まずはケチャップを吹いてきなさい;」」
はい、鬼神の仮面を装備したムジュリンが容赦なくギガンテスと話し合い(物理)をしました。裸族料理を食べさせられた怒りや自分が出ているゲームを酷いネタに使われた怒り、毛嫌いしている宿敵が大量に登場してやらかしまくった怒りなどが積もり積もっていたらしく、ケチャップまみれになったムジュリンは捨て台詞と共に評価文と魔法石をポイっと投げつける…;なお、もう一人のα審査員である白竜は確実にギガンテスに賛同すると予想されたため、剣城があらかじめ縛り上げました。とゆうか、ムジュリンがここに来たということはもしや…?
マノス「全く……パトリーの無知もここまで来ると本気でどうにかしなければいけないよね…家事苦手もここまでくると死活問題だ…;」
イース「…………」
イズン「みんな、私の妹が迷惑をかけて本当にゴメンOTL」
ゼリグ「……ってお前ら!!もう怪我はいいのかよ!!?」
ルイージ「いや、イースは明らかにアウトだね……まだ包帯ぐるぐる巻きだし;」
案の定、ムジュリン同様に医務室にいたマノスとイースがイズンに付き添われながら戻ってきました。ちなみにマノスは唾液の過剰分泌による脱水症状に見舞われたものの特に大きな被害や後遺症はなく、イースは治療そのものは成功したものの、火傷の規模と範囲が酷いためにしばらく通院が必要となるようだ。
パトリー「マノスにイース!!今までどこにいたの!?しかもイースは車イスってどういうこと!!?」
イース「お前、マジで氷付けにしていいか……?オレもこればかりは我慢ならないんだが(指ゴキゴキ)」←身体中に包帯&マノスに車イスを押されている
イズーナ「お姉ちゃんまでどうしたの!?お姉ちゃんならあたしの甘味の良さをわかるはずでしょ!分からず屋なみんなに一言言ってよ!!」
イズン「イズーナ、あんたマジでその舌を治したら?ウォーターエンハンスからのアクアストリームぶちかましていい?(魔法の構え)」
ベオーク「あれ……?イースちゃんの手から凄まじい氷のオーラが出てるッスよ!!?あれ絶対ギガグラビティの構えッスーー!!;」
ヴァルキリー「イズンもあれやばくないか!?あの状態で水魔法を放ったらこの会場そのものが水没しかねないぞ!?」
杉野「誰かイースとイズンを抑えろぉぉぉぉぉぉ!!!;」
被害者達の登場で言い合いはさらにヒートアップしたことは言うまでもなく、あわや大乱闘寸前にまでなりかける。このあと、イースとイズンがマジで会場を壊しかねなかったのでパズドラチームが総出で制止する騒ぎになりました。あぁ、みんなの目のマジギレ寸前さがやばすぎる……;
初っぱなから修羅場……;
- 修羅場の先は阿鼻叫喚(前編) ( No.828 )
- 日時: 2016/02/22 22:42
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
抜間さん「まあ、みんなの気持ちは分かるよ、うん。うちもぶっちゃけ信じられないし……」
リンク&ファーエ「「この騒ぎの全ての元凶であるお前が言うな!(#^ω^)」」
渚「あはは……;じゃあ、早速お待ちかねのオシオキ……といいたいとこだけど今回はイレギュラーでいつもと勝手が違うから注意ね」
一同「え?」
さて、そんなこんなで言い争いをなんとか鎮めて次はいよいよオシオキ……といったタイミングで唐突に作者がここで初めて聞く情報を口にしたので、固定審査員以外の全員が目をぱちくりさせた。
ファーエ「うん、疑問に思う気持ちはわかるけどみんなこらえて。今回はオシオキを受ける前に彼らにはまだやってもらわなきゃならないことがあるのよ」
ピカチュウ「え、なにそれ?聞いてないよ?今から何が始まるの?」
抜間さん「それを説明する前に……まずはここでやるってのもあれだし、ちょっと場所を変えようか?」
作者はそう言うと、ごそごそと懐に手を突っ込みそこからドクロマークがついたボタンを出した。あれ?この流れって……。
抜間さん「というわけで早速……ポチッとな☆(ポチッ)」
一同「え?」
『ウリエルくんとパトリーさんとデュークさんとイズーナさんとギガンテスくんがクロに決きまりました。オシオキをかいしします』
\パッカーーーン!!/
オシオキ対象者「うわあぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!」
ツッコミ組「いや結局落とすんかいィィィィィィィ!!!!;;;」
作者がボタンを押すと、例によってくす玉よろしくオシオキ対象者達の足元の床がパッカーンと開き、たちまち五人は下へと落ちていった。すいません、場所を変えるだけならわざわざ落とさなくてもよくないか?
マリオ「まあ、作者だしな。じゃあオシオキはみんなに任せるか。神童と杉野とトーファイ、お前らはキッチンの掃除を頼むぞ。あと、救援に来た方々の見送りもな」
杉野「マジか……うへぇ、大変そうだなこりゃ;」
トーファイ「まあ、オレ達で協力すればすぐに終わるだろ?さっさとやろうぜ?」
神童「落とされたあいつらに比べればまだだいぶマシな扱いとはいえ、絶対滅茶苦茶に散らかってるよな……」
パトリー「あっだぁ!!」
イズーナ「よっと着地!」
ギガンテス「あんぎゃあぁーーー!!」
ウリエル「ふぃー……;」
デューク「……ふん」
さて、こちらはオシオキ宣告によって落とされた低評価組。彼らは着地に失敗したり成功したり翼で飛んでゆっくり落ちてきたりとその形は様々だが、どうやら全員が同じ場所に無事落とされたらしい。落とされたそこは簡素な作りの部屋であり、テーブルと椅子が大量に設置されていたり前には黒板や教卓があるなど、さながら大学にある小さな講義室のようだ。
抜間さん「よし、みんないるね?というわけど、ちゃっちゃと本題に入るよー。オシオキ対象者は全員席について」
部屋にはいつのまに移動してきたのか固定審査員と司会組、さらに自分達の料理を食べたα審査員が勢揃いしていた。全員が揃い、低評価組が席についたのを確認すると、作者は咳払いを一つして一同を黙らせてから口を開く。
抜間さん「じゃあみんな、早速キツイことを言うようで悪いんだけど……本当ならあんたら☆1と☆0を取った連中は、一部を除いて全員がそれ相応にキツイ罰を受けてもらうべきことをやらかしてるんだよね。ギルド中が大惨事になるわSNS団だけならまだしもゲストや救援が巻き込まれるわ色んな方からの怒りを買うわで、自覚があるかないかはともかく、その被害たるやまーひどいことひどいこと……」
渚「自覚があるかないかはともかく、本当なら僕達もみんなに怒りを覚えた人達と同じ気持ちだし、君達がどんな目にあわされようがそれはまあ自業自得、ある程度は仕方ないかなーって思うよ」
ソエル「ですが……最近料理対決やその他で行われるオシオキの在り方についてあちこちで議論がされてるのをその時に知ったんです。それで、私達も料理対決が開催される前にみんなで色々考えることにしたんです」
ファーエ「あなた達にもそれなりに言い分があるだろうし、ちゃーんと自分のやったことを受け止めている人もいるだろうからどうにか出来ないかってね。それで固定審査員の皆さんと話し合ったわ。その結果、今回は特別にオシオキ軽減のチャンスを皆に与えることになったわよ!」
オシオキ対象者「オシオキ軽減!?」
リンク「まあ、それでも与えられるのはあくまでも軽減の「チャンス」だからオシオキが軽減されるか、それとも無駄に終わるかは結局はお前達次第だがな。どうだ?それでもやってみる気はあるか?」
なんと固定審査員達は、低評価組が自分の反省の気持ちを表してオシオキを軽減する最後のチャンスを与えようと提案してきたのだ!思ってもみない提案にオシオキ対象者達は即座に反応し、それならオシオキをなんとしても軽減しようとチャンスに食らい付く。
作者はそれを確認すると、懐から愛用のスペルペンを取りだして空中で一振り。すると、テーブルの上に原稿用紙が数枚と筆記用具が現れた。
リンク「今からお前達には、今回の料理対決で自分がやらかしたことについての反省の気持ちを文章にしてもらうぞ。反省文は最低原稿用紙一枚以上、もし原稿用紙が足りないなら待機しているゼル伝組に言えば新しいのを渡すから安心しろ」
渚「反省文が書けた人は審判の間に来て、自分の料理を食べたα審査員に渡してね。そうしたら扉の先にある部屋……『審判の間』にあるテーブルについて待ってて。全員が揃ったらジャッジに移るからさ」
ウリエル「作文って……マジか!?げげ……オレ、作文は苦手なんだよ……;」
パトリー「私も……漢字も文法もいつもたくさんまちがえちゃうし〜;」
ファーエ「まあ、勉強苦手組がいるから作文のクオリティはこの際問わないわ。漢字がわからないなら平仮名や片仮名を使っても構わないし。その代わり、ちゃんと反省してるって気持ちを出してちょうだい!」
マノス「……つまり、オシオキが免除されるかはみんなの気持ち次第ってことかい?」
初芽局「なるほど、理解したでござるよ。それで某達がここに召集されたでござるな?」
ソエル「そういうことです。では皆さん、しっかり書いてくださいね?私達は審判の間でお待ちしています……ダルニアさん、ルト姫さん、この場はよろしくお願いいたしますね」
ルト姫「うむ、任せるゾラよ」
あれだけやらかして周りからの反感を買いまくったのだから、せめて反省の気持ちを出してオシオキを軽減し、次に繋げて欲しい…。審査員達はここで彼らがちゃんとしてくれることを切実に願いながら、この場をダルニアとルト姫に任せて部屋を後にする。
なお補足すると、今回の反省文の刑はテストでも国語の授業でもなくあくまでも料理対決の一環であり、しかもデューク以外は勉強が苦手或いは壊滅的な面子ばかりのため、文章力や多少の誤字脱字はある程度目をつむることになっている。
……しかしそれは逆に言えば、この反省文の刑で大切なのは「反省の気持ちがあるか否か」……その一点のみだともいえるのだ。
審判の時。感想まだ
- 修羅場の先は阿鼻叫喚(前編) ( No.829 )
- 日時: 2016/02/22 22:46
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
反省文を書かせて約30分経った頃。固定審査員とα審査員が審判の間で待っていると、デュークが手に数枚の原稿用紙を持ってきた。どうやら闇の魔王は他の面子よりも頭が良かったためか時間がかなり早く仕上がったらしく、それを寺坂に渡してどかりと席につく。
デューク「……これでよかろう」
渚「あ、早いねデューク。じゃあ寺坂君に渡して座っててね」
寺坂「どれどれ……?(読み始める)」
イズーナ「やっと出来たー!お姉ちゃん、これでいいんでしょ?」
ウリエル「ほら、書けたぞ。あと読みづらかったらゴメン……;」
寺坂が反省文に視線を落とした直後にイズーナとウリエルも審判の間に入り、それぞれ自分の料理を食べたα審査員に渡した。さらに続いてパトリーとギガンテスも原稿用紙を持って登場。
イズン「さて、イズーナはちゃんと書いたんでしょうね?」
初芽局「ふーむ、ウリエル殿も苦労していたようでござるな」
ギガンテス「書けただよ!!さあ、オラの熱い気持ちを読むだよ!!」
パトリー「やっと出来たー!!でもほぼ平仮名になっちゃったぁ;」
マノス「うわぁ、どこぞの軍神様並みに平仮名だらけだね……;じゃあ肝心の中身を拝見っと」
イース「……読みづらいな……」
ムジュリン「お前、ちゃんと書いたんだろうな?」
アドレーヌ「全員いるね。じゃあ皆さん、ジャッジの準備をするのでそこのテーブルで待っていてください」
これで反省文が揃い、α審査員が読み始めたのを確認した司会組は次のステップの準備を進める。しばらく待っていると、どうやら反省文を読んでいたα審査員も判定をどうするか決めたみたi……
寺坂「あいつも分かってるみてーだし、俺はもうこの件については何も言わねぇことにするか」
イズン「…ちょっとあのバカ一度殴っていい?妹とはいえマジで怒りたいんだけど」
初芽局「……うむ、貴殿の心は某に伝わったでござるよ」
マノス「パトリー…色々問題だぞこれは;」
イース「………………(哀れみの目)」
ムジュリン「……ドチクショウガ……チッ!」
……あのー、一部コメントがおかしくないですか?;
リンク「さあ、気のせいじゃないかー(棒読み)」
ウリエル「……なぁ、ジャッジってどうやってする気だ?」
バンダナワト「まあまあそう焦らずに。このケーキでも食べて待っててくださいッス」
イズーナ「ケーキ!?」
やや待ちくたびれた様子の低評価組の前にバンダナワトがお盆に何かを乗せてやってきた。見るとそれは美味しそうな苺タルトと紅茶であり、それをテーブルに置いていそいそと振る舞う。反省文を書くのに頭を使った五人はお腹も空いていたらしく、早速目の前の苺タルトにありつき……
ウリエル「お、すっげーうまい!クリームは舌触りなめらかでサクサクのタルト生地にマッチしてるし、乗っかってる苺も甘くて粒も揃ってて最高じゃん!多分これは最高級のとちおとめを使ってるのか?」
デューク「恐らくは素材一つ一つに気を使っておるのであろう。シンプルながらに苺とクリームと生地のバランスも取れておるし、紅茶の方も我輩や我が君も脱帽の淹れ方をしておるな…」
パトリー&イズーナ&ギガンテス「「「まっずぅぅぅぅぅーー!!!」」」
……と思いきや問題児達のケーキは、なんと見た目をカモフラージュしたメシマズ料理だった!!!口一杯に凄まじい刺激と苦味と渋みとその他もろもろが広がり思わず嘔吐。てゆうか自分もちゃんと書いたのにこの扱いの差は何!?問題児達が疑問に思っていると……
???&???2「「それはこっちのサムスが作ったケーキだからな。どうしてそれを出されたかはテメェらの頭に聞いてみやがれや」」
ギガンテス「え?」
ヤンリン(りゅ)&ファルコ(りゅ)「「反省しない奴らにはメシマズスパーキング!!!」」
イズーナ&パトリー&ギガンテス「「「ぶべらばびゃあーーー!!!!」」」
なんとりゅーとサイドのヤンリンとファルコが現れて問題児達の頭をわしづかみ、そのままケーキに叩きつけたぁぁぁぁぁーーーー!!!
ヤンリン(りゅ)「いい加減お前らは反省しろよ!!あっちのみんなにとんでもないものを食わせたっていい加減分かれ!!(怒)」
ギガンテス「何なんだかこの不味いケーキは!!残飯のような味がするだよ!!」
パトリー「早く紅茶で口をゆすいで……にっがあぁぁぁぁぁぁ!!!!(恐ろしく苦い薬草使用の紅茶)」
イズーナ「まっずい!!まっずい!!なによこのケーキは!!!甘くないし舌が痺れるんだけどー!!!」
抜間さん「あ、判定が出たみたいだね。メシマズだったみんな、それを出されたってことはつまりみんなはα審査員に許しをもらえなかったってことだよ?」
アドレーヌ「逆にいえば、美味しいケーキを食べているウリエルさんとデュークさんは許してもらえたってことになるね…皆さん、ちゃんと真面目に反省文を書いたの?;」
突然の大物作者さんサイドのキャラの登場&メシマズケーキに顔からダイブさせられた問題児達はクリームまみれになりながら苦痛の叫びをあげるも固定審査員は至って冷静な様子。おい、問題児達はちゃんとした反省文を書いたのか?
パトリー「ゲホゲホ……当たり前じゃないの!!バカなりに真面目に書いたわよ!!」
イース「ほう……?最初から「身体にいいもの同士を足せばもっと良くなるはずだからぶっ倒れるのはおかしい」の一点張りで人の話を聞いてなかったことが丸分かりな文なくせに、真面目とかほざくんじゃねぇよ……!!(激怒)」
寺坂「なぁ、真面目ってなんだっけか?;」
マノス「皆さん、私の仲間がすみませんでしたOTL」
反 省 っ て 何 だ っ け ?
- 修羅場の先は阿鼻叫喚(前編) ( No.830 )
- 日時: 2016/02/22 23:36
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
イズン「こっちなんてもっと酷いわよ?「甘いものはみんなを幸せにするんだから」とか「甘い魚があってもいいはずだ」って言い出したかと思いきや、砂糖の魅力についてつらつらと…こんなものに原稿用紙を10枚も使わないでくれない?(#^ω^)」
イズーナ「あたしは本当のことを書いただけだもん!!砂糖で幸せにならない人はいないんだからあたしの作った魚だってちゃんと味わえば…!!」
リンク「確かに甘いものは幸せになるが、お前の言う甘いものは明らかに度をすぎてることに気づけやアホ。お前のせいで俺や天馬や茅野のようなまともな甘党まで余計な被害被るんだぞ?(#^ω^)」
ダルニア「そいつぁひでぇな;もしかして、ちっこいキョーダイもやばい反省文だったゴロか…?」
ムジュリン「ギガンテスの野郎、裸塩の魅力や効能について延々と書いてやがったから途中から読む気失せた」
ギガンテス「裸塩は裸族パワーが秘められた神聖なる調味料だよ!!そのパワーたるやあらゆる万病を跳ね返すだ!」
ファーエ「いや、人の身体から出た老廃物に効能もクソもないからね?」
ファルコ(りゅ)「そっちのヤンリンも苦労してんな……;」
ムジュリン「なぁ、あのガチムチバーサーカーをもう一回鬼神で滅多切りにしたいんだけどマジで?(###▼益▼)」
ソエル(一体何が書いてあったんでしょうか…逆に気になりますね…;)
すいません、この問題児達は全く反省する気がない反省文を書いていましたOTLこれじゃあ許してもらえないのは当たり前だよコノヤロウOTL
ファーエ「とりあえず、パトリーとイズーナとギガンテスはもう一回反省文を書いてきなさい。てゆうか、ちゃんと書くまで許しは得られないと思いなさいよ!!!」
問題児「えーー!!?」
固定審査員「えー、じゃねぇよさっさとしないとキツイオシオキフルコース喰らわせんぞ!!!!」
問題児「はい書いてきます(部屋に戻る)」
イズン「……はぁ…ほんの数分の出来事なのにすっごい疲れたんだけど?;」
初芽局「貴殿らもあのようなものを見せられて大変だろうに……;ところで作者、りゅーと殿のところのヤンリン殿とファルコ殿がここに居るということは、もしやこれは彼女の提供したあいであでござるか?」
抜間さん「そうだよ。このオシオキ軽減のプログラム『審判の間』はりゅーとさんから頂いたアイデアを採用したの。聞いた話だと、すでに色んな作者さんのもとで行われた料理対決で採用、実用化されてるらしいよ」
リンク「一応ルールをまとめたものがあるけど、見るか?」
マノス「どれどれ?」
『審判の間』のルール
1:対象者は審判の間で反省文を書く。反省文を書き終わった後は自分の作者や固定審査員や料理を食べた+α審査員に提出をし、審判の間で待機。
2:審判の間には椅子とテーブルが用意されており、固定審査員達がお茶や食べ物を用意。全員が揃ったら判定。
3:ちゃんと反省してた人はりゅーとサイドのメシウマ組が作った紅茶と苺タルトにありつける。これが出されたら許して貰えたと言う事になる。逆に反省をしていない人には背後にりゅーとサイドのヤンリンとファルコが出現し、反省しない子達の頭を鷲掴みにしてテーブルの上にあるりゅーとサイドのサムスお手製のケーキとお茶に叩きつける。なお、サムスの料理は同じようにカモフラージュしてるので分かりません。
4:反省していない人は再び反省文を書く。以後、許しを得るまで繰り返し、全員がちゃんと反省したら審判の間から出られる。ここで全員が反省したら、オシオキの回避や加減にも繋がる。つまり、全員が反省をしなかったら、連帯でオシオキ開始
初芽局「なるほどなるほど……ってちょっと待つでござる!この仕組みでは、全員が反省しなくてはオシオキが容赦なく下されるのであろう?ということはもしや、反省の意を示したウリエル殿やデューク殿もこやつらの巻き添えに……?」
寺坂「しかも「全員が反省すればここから出られる」っつーことは…逆に言えばあのバカ達がちゃんとしねー限りオシオキも始まらねえし、ここからも出られずに反省しない連中の待ちぼうけをずーっと喰らうっつーことだよな!?」
渚「まあまあ、差し入れのお菓子やお茶はいくらでも食べていいからさ;α審査員や反省する人には申し訳ないんだけど、連帯責任もこの審判の間の一環だからちょっと我慢して……;」
α審査員&ウリエル&デューク&ファルコ(りゅ)&ヤンリン(りゅ)「」
まさかの連帯責任システムに、待ちぼうけを喰らうことが決定したα審査員とウリエルとデューク、さらにメシマズスパーキング役であるファルコ(りゅ)とヤンリン(りゅ)は絶句。
ここで懲りて、問題児達が反省文のやり直しをしっかり書いて無事にOKを貰えればまだ救いはあるのだが……;
※ここからは地獄の反省文タイムですが、全ての過程を馬鹿丁寧に書いていたら長くなってしまうので、ダイジェストでお送りします。
イズーナ「今度は大丈夫でしょ(スパーーーン!!!)かっらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!水水水水ーーー!!!!(激辛ハバネロケーキ)」
イズン「あんたねぇ、誰が2016年のオススメ甘味料を教えろって言ったのよ?また私達の舌を壊す気!?」
アドレーヌ「うわぁ、人工甘味料ってこんなにあったんだ……どれもこれもやばそうなものばっかり;」
パトリー「もう手が疲れたし、早く終わらせて(スパーーーン!!!)なにこれ!くっさ!くっさぁぁぁぁ!(ドリアン&くさやケーキ)」
イース「入れる材料を漢方や世界の珍味に変えればいいと思ってるんじゃねぇ…オレ達が言ってるのは材料の問題じゃねぇんだよ!あと、素人が薬草の調合はマジで止めろ」
マノス「カービィのコック能力と一緒にしないでくれよ……;」
ギガンテス「うぉぉぉぉー!今度こそ(スパーーーン!!!)‰ヵ∬≒∇√‰∧∩ーーー!!!」
ムジュリン「お前は新作裸族技の原案を書くんじゃねぇよ!!あとネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の落書きを、しかも写実的に書くとかなめてんのか!!」
抜間さん「しかも無駄に上手いんだけど……;これ、モザイクが絶対に必要なレベルだよ;」
イズーナ「よーし、これであたしもオシオキ軽減に(スパーーーン!!!)酸っぱぁぁぁぁーーーーー!!(クエン酸ケーキ)」
ファーエ「激甘スイーツのレシピなんてあってもあなたぐらいしか食べないわよ?おまけに無駄に本格的とか何?反省する気ないの?」
リンク「あと、たかだかクッキー一枚やチョコ一粒に砂糖1キロ使うとかバカかお前?今すぐ砂糖農家と世界中の砂糖きびに土下座で謝ってこいや」
ギガンテス「いい加減にオラも合格に(ゴチーーーン!!!)いっでぇだよぉぉぉ!!苺のゴツゴツが頭にダイレクトに当たっただ!!(食品サンプルのケーキ)」
渚「君が新しい痛褌のデザインやら格好いい裸族ポーズをご丁寧に原稿用紙100枚も使って書くから、脳ミソを叩き直さなきゃかなーと思ってケーキで殴っただけだけど?い い か ら 真 面 目 に 書 い て く れ な い か な ?」
ダルニア「そんなことより、もはやケーキが食品じゃねーことにツッコミを入れていいか?;」
すいません、これ ど う い う こ と だ っ て ば よ ?こいつら、絶対固定審査員が言っている「反省」の意味をわかってないだろ?
アドレーヌ「……ねぇ、私途中から数えるのをやめたから覚えてないんだけど;これ、何順目だっけ?」
ダルニア「えっと……多分これで14順「おげろおぉぉぉぉぉぉ!!!」……訂正、15順目ゴロ」
バンダナワト「……もういい加減にして欲しいッス……オイラ達だってこんなことに時間を使いたくないし、皆が反省文を出す度にスパーキングするヤンリンさんやファルコさんにも申し訳ないッスよ;」
ヤンリン(りゅ)「手が疲れた……明日筋肉痛になってるかも;」
ファルコ「もうブラスターの引き金すら引けないぐらいに手がヤバいんだが……;」
ルト姫「すまぬな二人とも……後で愛美に筋肉痛によく効く湿布作ってもらうゾラ;」
パトリーは間違った方向の料理案や偏りまくった料理知識、イズーナはスイーツや甘味料関連、ギガンテスは裸族ソングや裸族技のアイデア集などの反省文を書いて提出してはやり直しをくらい、何回も何回もメシマズケーキをスパーキングされる。それに伴い、いつまでたっても休憩に入れない固定審査員や司会組、ふざけた反省文を見せられるα審査員の顔にも次第にイラつきの色が現れる……。
マノス「もう疲れましたよ…まだ出られないんですか…;」
イース「あの馬鹿のせいで火傷の痛みがジンジンとぶり返してきた……」
イズン「私だってゆっくり休みたいのに……!!」
ムジュリン「同感。ただでさえあのラーメンで気分悪いのにますます吐きそうなんだけど?」
固定審査員「……に…しろ…」
バンダナワト「え、ちょ……皆さん!そっちに言ったら……」
- 修羅場の先は阿鼻叫喚(前編) ( No.831 )
- 日時: 2016/02/23 22:03
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
固定審査員「もう……いい加減にしろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
一同「!!?!?!」
ドッカーンときた。そりゃもう、巨大な稲妻が頭上スレスレを落ちたかのように。何が起こったのかというと、固定審査員がいよいよ我慢ならないといった足取りで問題児のもとにずかずかと歩みより、耳をつんざく程の大声で溜まりにたまった感情を言葉にして吐き出したのだ!!
ファーエ「あんた達いい加減にしなさいよ!!!そもそも反省ってどういうことか分かってるの!?あんた達の趣味や間違った知識が改善されないままに料理対決で垂れ流された結果、みんなを大変な目に合わせてるの!それを素直に認めろってことよ!!どうしてそれが出来ないの!?(槍を構える)」
抜間さん「ねぇ、ここにいる皆は事の重大さを分かってる?下手したら皆が病院送りになったり味覚を無くしたり魚にトラウマを持つようなことをしでかしてるんだよ?特にギガンテス、あんたのやってることはマジで冗談にならなかったんだからね?(スペルペン装備&呪文詠唱)」
リンク「そろそろガチで真面目にやらないと俺も怒るぞ?この際だからはっきり言わせてもらうが、お前らのやってることは料理とは名ばかりの食材への侮辱行為だ!!貴重な食材を自分のエゴで無駄にしただけでは飽きたらず、こっちの話をちゃんと真剣に受け止めようともしない……何回も何回も何回も何回もお前らの下らないお粗末な言い訳の押収に付き合わされる俺達の身にもなれ!!!(切り札準備)」
ソエル「いくら私でもそろそろ我慢出来ませんね?…ただで時間が惜しいのを費やして皆さんを待ってるんですよ…?もう貴方がたのようなわからず屋に費やす時間もないと思ったらいかがですか……!!!(姉者様モード)」
パトリー「なっ……そこまで言わなくたっていいじゃん!こっちだって色々考えて料理したんだし!!」
抜間さん「考えるのが悪いとは言わないよ?料理は日々試行錯誤の繰り返しでできるんだし?でもさ、あんたの場合ちゃんと考えたって言わないじゃん。適当に混ぜて化学反応起こして、料理した気になってるだけでしょ?」
イズーナ「あたし達がわからず屋ならそっちだって同じじゃない!あたしの大好きなお砂糖の魅力を理解しようとしないんだからお互い様よ!!!」
渚「自分の意見を聞いて欲しかったら、まずは僕達の言葉にもちゃーんと耳を傾けたらどうなのさ?人のふりみて我が振り直せとはよく言ったものだよね(アサシンモード)」
ファーエ「そもそも、そんな戯れ言はまともに安心して食べられる料理を作ってから言ってくれないかしらね!?」
ギガンテス「なんべんも言うが、オラはちゃんとやっただ!!むしろそっちがオラ達の料理の魅力を理解出来ないのが悪いだよ!!!」
バキバキバキバキバキィッッ!!!!
その刹那、鼓膜を貫くような破壊音が鳴り響いた。見るといつ破壊されたのか審判の間の中央にあったはずのテーブルが粉々の瓦礫と化しており、その衝撃に言い争いはピタリと止み水を差したようにしん、と鎮まりかえる……。だがその直後、何者かの声が聞こえてきた。
「うるっせぇんだよギャースカギャースカ……ほざくのはいい加減にしやがれ……!!」
「ここまで腸が煮えくりかえるような感覚は久々ぞ…………!!」
放たれたのはたった一言の言葉であるはずなのに、その言葉には刺々しさと相手への怒りの感情が圧縮されており、その場にいる全員が首筋に鎌をあてがわれたかのような背筋が凍りつく感覚に襲われる。
それでもかろうじて首を動かし、ギギギと視線を恐る恐ると後ろに向けると、そこには……
今にも人を殺しそうな破壊衝動と殺意に満ちたオーラを問題児達に向けた火の爆炎天使と闇の魔王の姿があった……!!!
ウリエル「………………」
デューク「………………」
抜間さん「えっと……ウリエル……?デューク、様……?もしもーし……;」
イース「おい、あれは…危険だ……!あのオーラ……ウリエルもデュークも本気で怒っている……!!;」
ルト姫「これはただ事ではないゾラよ!あの者達は人を殺しかねない目をしているゾラ!?」
ダルニア「おい、審判の間が急に寒くなってねーか!?暖房はガンガンかけてるはずだぜ!ありゃあぶちギレたキョーダイと同じ目だゴロ!?;」
リンク「ダルニア、どういう意味だそれは?」
ファーエ「要はめっちゃくちゃヤバイってことでしょ!?だってあの目見なさい!!あれは完全にアウトでしょ!?;」
ファルコ(りゅ)「待て待て待て待て待て!!あのデュークっつー魔王の顔がサドスイッチ入ったレオン並みにやべーぞ!!!;」←サディストのオーラを感じ取った
バンタナワト&アドレーヌ&ムジュリン&ヤンリン「アワワワ…((°°ДД°°)) 」
今まで散々待たされた挙げ句に下らない言い訳や反省文とはお世辞にも言えないお粗末な文章のループに付き合わされた二人は、先ほどの問題児達の叫びでとうとう堪忍袋の尾がブチ切れたらしい。その剣幕は、もはや怒りやマジギレを通り越しており固定審査員や司会らも思わずgkbrするばかり。
渚「ウリエル……この感じ、まさか!?」
ソエル「渚さん、間違いありませんよ!!」
一方で渚とソエルは、自身の使い魔や仲間であるウリエルとデュークのやろうとしていることを瞬時に察し、即座に周りに指示を送りだした。
渚「皆さん、急いでオシオキ部屋の扉を開けてください!!!」
ソエル「早く!女子用も裸族用も急いで開けてください!施錠の用意も忘れずに!!」
アドレーヌ「え?いきなりどうしたの!?」
ファーエ「…なるほどね……!運営、オシオキルームのモニターもオンよ!それからオシオキゲストの皆さんにもすぐさま準備するように伝えて!」
リンク「連帯責任って時点でいつかあいつらが限界を向かえるとは薄々感づいてはいたが、これはあいつら死んだな」
イズーナ「ちょっと……ウリエルもデュークも冗談きついって……あたし達あれでしょ?同じオシオキ対象者じゃない…当たったらどうするのさ…;」
ウリエル「ほざくな。正直、オレらをテメェらと同類にはしてほしくねぇよ……。オレだって料理は苦手だし、渚や初芽局やソエルやみんなの負担を減らそうと上手くいかないなりにあれこれ考えてやってんだぞ?それにオレ達のような料理苦手な奴らの為に、わざわざ時間を割いて反省の気持ちを聞き入れようとしてくれた皆にもすっげー申し訳なく思ってんだ…それは隣にいるサド魔王も同じだ。……なのに、テメェらはさっきから黙って聞いていればビービービービーと反省する気のない言い訳ばっかりほざきやがって………!! こうして反省文を書かせたりオレらの思いを聞き入れて視野を広げて見ようとした司会や固定審査員が今何を思ってここにいるかを考えたことはあるのか!!?あ"ぁ"ぁ"!!?」
ギガンテス「オラ達だってちゃーんと考えて作ってるのに納得がいかないだよ!固定審査員が裸族料理の素晴らしさに気づいてないだけだ!それに何でおめぇさん達二人だけが一回の反省文だけで済んでるだか!!?」
デューク「…囀ずるな愚か者。あのような禍々しい気を放つ魔物を錬成する我輩とて、己が罪は受け入れているつもりぞ?第一、我輩が産み出したあの生命体が我が君や同胞達や固定審査員を巻き込む惨劇を巻き起こした件は、本来なれば謝罪や反省文などでは済まされないこと。それを理解した上で、この場で処罰を緩和せんとする審査員らの懐の広さに報いて答えるのが本来は筋というもの。貴様らも己のしたことを受け入れれば、こやつらもそれ相応に答えるであろう……。しかし、その救いと慈悲の手を振り払うどころか、唾を投げ掛け刃を突き立てたのはもはや嘆かわしいとしか言葉が出てこぬわ……!!」
ウリエルとデュークは問題児達に言いたいことを一気に言い切ると、魔力生成スキルを解放して魔力を一気に溜め……!!!
ウリエル「いい加減にテメェらのバカさ加減を…………!!!!!」
デューク「貴様らの行いの罪深きを…………!!」
ウリエル&デューク「「自覚しろおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」
パトリー&イズーナ&ギガンテス「「「あんぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
直後、強大な炎と闇のエネルギーが竜巻の如くうねりを上げ轟き、反省しない問題児達に炸裂。審判の間すらも破壊しかねない威力を持ったそれは三人を容赦なく飲み込み、勢いよく吹き飛ばした。飛ばされた先は渚とソエルの指示で先ほど開けられたオシオキ部屋へ繋がる扉であり、問題児が部屋にホールインワンすると同時にあらかじめ扉の近くに待機していた司会組が即座に扉を閉め、間髪入れずに頑丈な南京錠でロックする!
- 修羅場の先は阿鼻叫喚(前編) ( No.832 )
- 日時: 2016/02/22 23:10
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
バンダナワト「ダルニアさん、早く鍵を閉めてくださいッス!!」
ダルニア「はいよっと!よし、ドアはしっかり施錠したゴロ!(オシオキ部屋をがっちりと施錠)」
ファーエ「ありがとう。全く……自分がやらかしたことをちゃんと認めて欲しいものよね!!(怒)」
アドレーヌ「反省しなかったみんなは確実に地獄を見るだろうねー……;さっきの魔法も威力凄かったし」
ウリエル「自業自得だあんなもん!オレらがどんだけあいつらに待たされたと思ってやがる!!(怒)」
渚「相変わらず君は強い炎に関してはすごいね。でも、弱い火力もちゃーんと使いこなせなきゃダメだよ?」
ルト姫「そういえば、そなたら反省したものどもにもオシオキはあるゾラよ。なに、どちらも料理及び能力の授業系じゃから安心して受けてこい」
デューク「ウム……;」
ムジュリン「がんばれよー。じゃあ俺達も持ち場につこうぜみんな」
マノス「本当はオシオキとはいえあれをやるのは気が引けますが、まあこれにこりてくれればパトリーにはいい薬になるでしょう」
ウリエルとデュークは自分に与えられるオシオキを受けるため、固定審査員とα審査員は問題児達のオシオキに加わるためにそれぞれ席を立ち、司会組も審判の間の後片付けやモニタリングの準備にとりかかる。この後は言うまでもなく、反省しない人に対する恐怖のオシオキの時間に突入するだろう…。
抜間さん「まあ、いつまで経っても態度を改めないんだからああなるのは当然っちゃあ当然だよね;じゃあうちもちょっと行ってくるね」
アドレーヌ「ちなみに作者、前回(スマブラ料理対決)のオシオキは昔話アレンジだったけど、今回は何かコンセプトはあるの?」
抜間さん「うーん、色んな方々からのオシオキ案があるから一概にこうだとは断言できないけど、強いて言えば……」
バンダナワト「言えば?」
抜間さん「……混ぜるな危険?」
アドレーヌ&バンダナワト「「…………はい?」」
パトリー&イズーナ「「きゃあぁぁぁぁーーーーー!!!」」
さて、ここからは問題児達のオシオキの様子を見てみよう。パトリーとイズーナは同じ扉に飛ばされた後、どこまでも続く穴をひたすら下へ下へと落下していた。穴の中は光どころか周りにあるはずの壁すら見えない程に暗く、まさに奈落の底に落ちていくようだ。
ドシーーーーン!!
パトリー&イズーナ「「あだぁぁっっ!!!」」
やがて、薄暗い光が下に見えたと思ったら盛大に尻餅をつきながら地面に不時着した。
二人が痛む身体をさすりながら立ち上がると、そこは小さな部屋。部屋の片隅には何故か錆びた鉄パイプが落ちており、赤黒い文字でこう書かれている……。
『五感破壊少女のSAN値破壊ツアー』
〜パトリーとイズーナのオシオキ〜
イズーナ「いったた……ウリエルひどいよー!あんな乱暴に吹き飛ばすなんて!!って、ここはどこ?」
パトリー「さあ……イズーナ、あんなところに扉があるよ。試しに開けてみる?」
いきなり強制オシオキに突入した二人は、これから何が起きるか分からないままにまずは部屋を探索する。部屋は一面無機質なコンクリートであり特に仕掛けや怪しいエフェクトもなく、大きな鉄の扉があること以外に変わったものはなかった。扉から出られるかと思い、二人がかりで扉を押したり引いたりするものの、相当頑丈なのかうんともすんとも言わない。
パトリー「はぁはあ……もう、この部屋は何なの?怪力な私が押しても扉は頑丈でびくともしないし……一体なんなのよこれ!」
イズーナ「…でもなんだか怖くない?今から何が起きるんだろ……」
パトリー「うん……今にも恐ろしいものが出そうね「ウ"ア"ァ"ァァァ……」きゃぁぁぁっ!ちょっとイズーナ、耳元でうめかないでよびっくりするじゃん!!!」
イズーナ「え?あたし何も言ってないよパトリー?他に誰かいるんじゃな……(振り向く)」
マノス「シタガシビレルゥゥゥゥゥゥ……!!!」
イズン「ゲロアマゲロアマゲロアマゲロアマゲロアマァァァ……!!」
イース「カラダガモエルヨウニアツイゾォォォォォォ……!!」
パトリー&イズーナ「「」」
何と振り向くと彼女らの料理の被害者であるマノスとイースとイズンがおぞましいゾンビとなって一気に襲いかかってきたではないかあぁぁぁぁぁ!!!え!?何この急なホラーな展開は!?これ確実にやばくないか!?
ビキビキビキィ……ゴゴゴゴゴゴ……!!
パトリー&イズーナ「「え!?」」
突然のゾンビにパニックになり泣き叫ぶ少女二人だが、部屋ではさらに恐ろしい現象が起きた。何と、ゾンビに襲われた途端に先ほどまでコンクリートの殺風景だった部屋がいつのまにか鉄格子や鉄骨や鎖の多用された不気味な部屋になっていたのだ!しかも壁や床は今にも崩れそうなくらいにボロボロに朽ち果て、あちこちが錆や血で真っ赤になっている有り様である。
パトリー「待って待って!何で部屋がこんな廃墟みたいなことになってるの!?あれ?さっきまでコンクリートだったよね!?;」
イズーナ「知るわけないじゃんそんなのー!!そんなことより、まずはこのゾンビをなんとかしなきゃ……」
ゾンビ達「ウグオオアアアァァァァァァァァ!!!」
イズーナ「いいいいいいやあぁぁぁぁぁぁ!!!お化けやっぱり怖い助けてぇぇぇぇぇーーーー!!!!」
パトリー「きゃあぁぁぁぁあぁぁぁーーーー!やだやだやだやだやだやだああぁぁぁぁぁぁ!!」
ゾンビと化したα審査員達の姿は、所々緑色に変色した斑模様の肌やむき出しになった脳ミソ、充血して血のように赤くなった目玉やもはや人のものではなくなった手足など、まさに化け物としか言い様のないクリーチャーと成り果てていた…。それだけでも充分恐ろしいが、何よりも目につくのが料理対決で一番ダメージを受けたであろう舌。それはグロテスクに肥大、変色してだらんと口から突き出ているだけでなく、大きな芋虫のようにうねうねドクドクと蠢いており、いかに彼女らの味覚破壊兵器やサッカリンに苦しめられたかがありありと伺える……。
この恐怖のダブルアタックに問題児達は勿論、オシオキをモニタリングしていたギャラリーも……
ヘラ「←∀∫△▽▼◎∩ヰΞΜ*%◆●ーーーーーーー!!!!!」
ピチュー「チューーーーーーお化け嫌デチューーー!ムジュリンお兄ちゃぁぁぁぁぁん!ピカチュウお兄ちゃぁぁぁぁぁん!助けてくだちゃいぃぃぃぃぃ!! (((((´;Д;`)))))」
ロゼッタ「きゃあぁぁぁぁぁ!ヘラとピチューがあまりの恐怖に錯乱しだしてしまいましたぁぁぁ!!;;」
チコ「ロゼッタ早くみんなを避難させて!!これ以上は駄目だよ!!;」
サムス「あれ、宇宙にいるエイリアンよりもやばくない!?よくあんなもの出そうとしたわよね!って部屋もやばくない!?;;」
杉野「下手なホラゲーよりも怖いぞあんなもの!!!ヤバいヤバいヤバいヤバい!!何だよあの血管住宅は!!?(not誤字)」
天馬「無理無理無理無理無理無理!!!あれはいくらなんでも怖すぎるってばぁぁぁーーー!!!;;;」
バステト「ニャーーーーーーーーー!お化け嫌ダニャァァァァァ!!!(´;Д;`)」
ルイージ&ルキナ&奥田&神童「」←あまりの恐怖に立ったまま気絶
ヴァルキリー「誰か担架もってこい!!立ったまま気絶してるぞこやつらは!!!;」
瞬木「あの特殊メイクやったやつ出てこいマジでぶっ飛ばす!!トラウマになるぞあんなもん!!!!!(###### ゜Д゜)」
アイア「むしろあれくらい技術の高い特殊メイクをこんなことに使うなんて才能の無駄遣いよね!!?流石の私もあれは怖すぎて絶対無理よ!!!;」
ゼリグ「以前マリオとの実況プレイでやったホラゲー思い出したぜあれ…よくまぁあそこまでクオリティ高くしたな…;」
この反応である(当たり前だ)。あぁ、医務室が違う意味で急患だらけになるな……;
- 修羅場の先は阿鼻叫喚(前編) ( No.833 )
- 日時: 2016/02/22 23:40
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
一応言うが、この姿は当然ながら特殊メイクでありゾンビのリアクションも演技である。しかし、味覚破壊兵器に怒り狂い問題児達に襲いかかるゾンビは、血と錆にまみれた薄暗い部屋の相乗効果も相まって洒落にならないくらいに怖い。
オリマー「子供達とホラーが苦手な方々は避難させましょう……これ以上見せてはいけませんよ;」
イシス「そうですわね。マスターや神童様達もベッドに休ませて……あら、ゾンビがお二人を奥の部屋に押し込んでいますわね」
イズーナ「ひぃぃぃ……!!」
パトリー「何よこれぇ……いくらなんでもこれはないしぃ…………」
ゾンビ達「キョウフノオシオキデハンセイシロォォォォォォ……!!!」
パトリー&イズーナ「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
イース「ショクザイヲブジョクシタツミハオオキイ……!ソノミヲモッテショクザイセヨ……!!!」
イズン「キサマラ、ココカラデラレルトオモウナ……!!(ガチャーーーン!!)」
イズーナ「え、今ガチャーンって……!?」
自分達の姿がギャラリーをとんでもない騒ぎに巻き込んでいることなど当然知らないゾンビ達はそのままパトリーとイズーナを扉に追い込む。それから乱暴に彼女らをそのまま扉の奥に押し込み、鍵をかけてしまった!!
無理無理ゾンビに押し込まれた先は廃病院の通路であり、こちらも先ほどの部屋同様に血と錆にまみれた世界となっている。
イズーナ「(ガチャガチャ)……なっ!ちょっと……どうして鍵を閉めるのよ!!これじゃ出られないじゃない!!」
パトリー「ここは……病院?しかもさっきと同じくボロボロねってあれ?靴がない!まさかさっきの時にゾンビに脱がされたの!?」
イズーナ「あれ?あたしも靴がなくなってる!ちょっと……こうなったらまさかまた何か出るんじゃない……?;」
見ると通路には、床に散らばった血まみれの医療器具や倒れたベッドやビリビリに引き裂かれて汚れたシーツなどがいかにも廃病院らしさを醸し出しており、これまでとはまた違った恐怖が空気を満たしている……。ただし、その廃病院は普通ならありえないものがあった。それは辺りに漂う霧と床を満たしている真っ赤な水であり、水は二人の足首よりも少し上の辺りでチャプチャプと波打って靴を脱がされた足を容赦なく濡らす。
イズーナ「……この雰囲気、さっきとは比べ物にならないくらいやばくない!?もう勘弁してよぉ……;「ヴゥゴァァァァ……!!」きゃあぁぁぁ!!」
パトリー「きゃぁぁぁーーーー!!?」
と、怯える二人を嘲笑うかのようなけたたましい呻き声が聞こえてきた!先ほどの不意討ちゾンビの件もあってか二人は身を寄せあってガタガタと震える……。
イズーナ「ま……まさか……?」
声は近くにあった錆びたドアからであり、ドアには「Consulting room」(診察室)と書かれたプレートがかかっていた。ドアはギギギィィィィ、と音を立て無慈悲に開かれ、中から……
▲様「ウグゥオ"ォ"ア"ア"アーーーーー……
!!」
パトリー&イズーナ「「( Д) ゜゜」」
はい、サイレントヒル屈指のトラウマ敵である▲様が大鉈を振り回しながら這い出てきました(爆弾投下)。しかもよくよく見ると、▲様の背後にはサイレントヒルシリーズに出てくるあらゆる敵が勢揃いしており、診察室からぞろぞろと出てくるではないか。あの、心なしか病院で出てくるクリーチャーが多くないですか?
パトリー「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!怖い怖い怖い怖いぃぃぃ!!!!!」
イズーナ「お願いだから来ないでえぇぇぇぇーーー!!!」
ピーチ「……ねぇ、もしかしなくてもこのオシオキって……」
神崎「…サイレントヒルの裏世界をイメージしてるんだろうね……霧はサイレントヒルには欠かせないエフェクトだし、錆や鉄は裏世界の象徴でもあるから;」
マネキン「あ"ぅ……ア"ァァア"ア"ァァァァ!!」
ロビー君「イギャェバァァァァガラァァァ…!!!」
ナムボディ「*△↑□☆@△→↑▼……!」
バブルヘッドナース「ア"ィイ"イ"ァァァァ……」
フレッシュリップ「……(ガラガラガラガラ)」
パペットドクター「ガッ……ウ"ォ"ォ"ォォォ……」
▲様「ウグゥオ"ォ"ア"ア"アーーーーー……!! 」
パトリー「ちょっと化け物が追いかけてくるんだけど早く逃げなきゃ!?」
恐ろしいクリーチャーの群れに必死に逃げる二人。しかし彼女達は、思うように走るスピードが出せなかった。
何故なら……
パトリー「(バシャバシャ)……って痛い痛い痛い痛い!!何かが足に刺さる刺さる刺さる刺さる!!」
イズーナ「もしかして、これ足つぼシート!?水で見えないから気づかなかった……あっだぁぁ土踏まずは反則ぅぅ!!」
パトリー「待って待って待って!しかもこの水に魚が泳いでない!?しかも足をつっついてくるんだけど!!もしかして、人喰い魚か何かじゃないでしょうね!?」
イズーナ「そんな……!?こうなったら化け物をまとめて光魔法で、って……あれ!?魔法が使えないー!」
クリーチャー達「ウグゥオ"ォ"ア"ア"アーーーーー……!! 」
パトリー&イズーナ「「あんぎゃあああああぁぁぁぁーーーー!!来ないでぇぇぇぇぇぇぇー!!!!!」」
赤い水でカモフラージュされているが、足元には足つぼマットがあり、足つぼを容赦なく刺激するので思うようにスピードが出せなかったからだ。それだけではなく、水の中にはドクターフィッシュ(古い皮膚の角質を食べることで知られる魚。皮膚病の治療効果が期待されている)が大量に泳いでおり、足をつんつんと突っつかれてさらにパニックになる。ドクターフィッシュ自体はむしろ人間に利益になる魚なのだが、恐怖で錯乱した二人はそれがピラニアのような狂暴な魚であるかのような感覚に陥ってしまっているようだ……;
ゼルダ「これはまたすごいことになっていますね……;」
ルフレ「しかも、赤い水でオシオキの足つぼとドクターフィッシュをカモフラージュしている上に廃病院の雰囲気を怖くするのにも一役買っているんだから、作者も考えたものだよな……」
ガラガラガラガラガラガラーーーー……
パトリー「痛い痛い痛いいた(ガシャーン!!)いったあ!いきなり何かがぶつかって……あれ?なんか勝手に前に進んでない?;」
イズーナ「足がやばいやば(ガシャーン!!)きゃぁぁぁっ!!ねぇ、これって……車椅子?」
と、突然後ろから何かが体当たりしてきた。見るとそれは車椅子であり、転んだ拍子に二人を乗せた車椅子は、相手の手足を鎖で拘束して逃げられなくした上で並行しながら水しぶきを立てて爆走(ちなみにこの車椅子も、殺人鬼に殺された霊が取りついて動いているのである意味クリーチャーともいえる)。
パトリー&イズーナ「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁーーー!!」」
そのまま車椅子はスピードをあげながら走り続け、目の前に迫ってくる行き止まりに激突するかと思いきや突如急旋回。そのままパトリーは右の、イズーナは左の病室のドアに体当たりしてしまった!
オリマー「これ大丈夫なのですか!?いきなり車椅子が二人を拉致してしまいましたが……;」
市川「あっ画面に何か映りましたよ!……なるほど、どうやらここからは個別オシオキになるみたいですね」
トーファイ「ふーん、車椅子でわざわざ別々の病室に二人を分けたのはそのためか」
突然のフェードアウトにモニタリング組もざわざわとざわめくも、パトリーとイズーナが廃病院の病室に突撃すると同時にモニターのカメラが切り替わり、画面には簡素な作りの病室の中で痛む身体にうめくパトリーのみが映し出された。どうやらここからは個別オシオキであり、別々にオシオキが執行されるようだ。
パトリー「いったた……ここはどこなの?イズーナはどこに……」
- 修羅場の先は阿鼻叫喚(前編) ( No.834 )
- 日時: 2016/02/23 21:07
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
???「さあ良い子の皆さん、集まれー!!」
パトリー「!?」
すると、誰かの声が聞こえたと同時に真っ暗だった病室がライトアップ。一気に明るくなった視界に目を細めながらパトリーが部屋を見わたすと、病室の中央にはベッドがまるでステージのように積み重なっており、その上にはカービィとカーヴァイと寺坂、さらにいつのまに呼んだのか殺せんせーの姿がいた。おい、お前また帰ってなかったのか?
暗殺チーム一同「すいません、うちのタコは何をやってるんですか?」
天馬「……なんだか嫌な予感しかしないんだけど……;」
パトリー「え、え?これなに?何が始まるの??;」
殺せんせー「ヌルフフフフ、良い子の皆さん?そろそろUFOエンディングとか飽きちゃってるのではないでしょうか?」
寺坂「飽きたぞー!!」
カービィ「あきたー!!」
カーヴァイ「うん、飽きた飽きたー☆」
殺せんせー「よーし、皆さん素直ですねぇ…素直が一番、一番成長しますよ、うん!では、そんな成長期な皆さんでサイレントヒルのうたを歌いましょうか!」
カービィ「はーい☆歌いまーす☆」
殺せんせー「よーし、では行きますよー!……はいワン!ツー!」
四人「ワンツーごーなな!!」
何がなんだかわからずにおろおろするパトリーを無視して色々とツッコミ所が満載すぎる会話を交わした四人(というよりは二人と二体?)が合図を送ると共に、病室のスピーカーから独特の音程のメロディが流れ出す。すると全員はマイクを一斉に構え、一気に息を吸い込んだ。あれ?ま、まさかこの流れは……;
BGM:サイレントヒルのうた
カービィ「さぁぁぁいれんとひいいるぅぅぅのぉぉぉぉうたあああぁぁぁぁぁーーーー!!!」
カーヴァイ「みぃぃぃんなでぇぇうたおおおおぉぉぉぉぉ!!!」
寺坂「みぃぃぃんなでぇぇぇ!!みぃぃぃんなでぇぇぇ!!」
殺せんせー「うぅぅたぁぁぁいいいましょぉぉぉぉぉぉ!!!」
パトリー&モニタリング組「「◎→∩¬⊃▼◎△〒⊆ーーーーー!!!!」」
すいません、抜間さんが扱うジャンル屈指の音痴達が集まって地獄のリサイタルを始めました;おい、ただでさえ原曲がド音痴な有り様なのにさらに音痴な「サイレントヒルのうた」とか地獄じゃねーか。しかも歌っている奴ら全員サイレントヒル3に出てくるキャラのコスプレをしてるし!?(カービィはヘザー、カーヴァイはクローヴィア、寺坂はダグラス、殺せんせーはヴィンセント)
ギア「あんぎゃあああああぁぁぁぁ耳がいてぇぇぇぇぇぇ!オレもうギブギブギブギブ!!!;;;」
バステト「」←あまりの騒音に気絶&猫なので聴力に大ダメージ;
ブラピ「おいwww歌もあれだがコスプレのクオリティひっでぇなおいwww人間二人はともかくピンク玉とタコがヘザーとダグラスとか無茶ぶりだろwwwもうタコにはラスボスの化け物役やらせろよwww」←超強力耳栓装着
カルマ「いや、むしろ殺せんせーはUFOエンドに出てくる宇宙人役やらせるべきじゃねwwwあのエンディングよろしくマジで街を更地に出来そうだしwww」←上に同じ
ファルコン「お前らは黙りやがれや!!(#^ω^)つーかマジでうるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!!」
信助「てゆうかこのままだとこっちにも被害が出るんだけど!!!;;」
音痴組「みぃぃぃんなでぇぇぇ!!みぃぃぃんなでぇぇぇ!!うぅぅたぁぁぁいいいまああしょぉぉぉぉぉぉ!!! 」
パトリー「うるっさぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!もうやめてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!;;;」
パトリーは手足を車椅子に固定されているので耳を塞ぐことが出来ずに破壊的歌声が鼓膜にダイレクトアタック。しかもパトリーだけに被害が出るならまだしも、あまりの威力にモニタリング組も絶叫しながら耳を塞ぐ有り様に。このリサイタル、マジで地獄だな……;
ルフレ「運営ーーーーー!!早くチャンネルを変えやがれぇぇぇぇーー!!!;;」
アドレーヌ「カー君の音痴は昔っから全然変わってないね……あははー…;ダルニアさん、スイッチはどこだっけ?」
ダルニア「ちょっと待つゴロ;たしかここに……あったぜ!!じゃあ映像を変えるぜ(ポチッ)」
イズーナ「キャァァァァーーーー!!!風船がどんどん膨らむんだけどおーーー!!!!」
瞬木「おいwwwこっちはこっちででげー風船に押し潰されてるぜwww」
ゼリグ「風船でっけぇなオイwwwwwwあれアドバルーン(デパートの屋外によく浮いている宣伝が付いた巨大風船)並みじゃねwww」
初芽局「某らが目を離している隙に何があったでござるかこれ!!?」
イズーナ「何よ何よこれぇ……!!こんなに沢山の風船とかふざけてるでしょー!!」
エンジェル「うわぁ、なんだかバラエティー番組の罰ゲームみたいですねぇ〜」
べオーク「部屋が風船でぎゅうぎゅうになってるwwwこれ風船が割れたらキツイじゃないすスかwww」
あまりの騒音の破壊力にこれはやばいと判断した運営がやむを得ずモニターのチャンネルを変えると、破壊音はピタリと止み、代わりに画面にはイズーナの病室の様子が映し出された。
イズーナが突っ込んだ病室は何故かバラエティー番組のセットみたいな装飾が施され、直径2メートルはあるであろう巨大な風船が部屋の体積の大半を占める有り様になっていた。一体どういうことかというと、部屋の四隅に空気タンクが設置されており、そこから風船に空気が送り込まれて段々と大きくなっているのだ。風船はかなりの大きさになって四隅から迫り、病室の中央にいるイズーナをおしくらまんじゅうよろしくぎゅうぎゅうと押し潰している。
べオーク「……でも、これがオシオキッスか?なんだかさっきと比べると待遇が甘いような?」
ピカチュウ「確かにね。いやまぁ、さっきのあれが強烈だったってのもあるけどさ;」
べオークとピカチュウの言う通りにこのオシオキは一見すると風船が耳元で割れるだけで、ガチの聴覚破壊兵器をモロに喰らっているパトリーよりも軽いオシオキのようにも思われた。だが、決してそうではない…というか、この作者及び作者にオシオキ案のアイデアを提供した読者達がそんな生ぬるいオシオキにする訳がないだろう。
……その証拠に、映像を見ていた一部のモニタリング組があることに気がついた。
アイア「……ねぇちょっと待って。風船の空気タンクの近くに大量に転がってるあれ、確かかなりくっさい缶詰めよね?」
イトナ「…確か……シュールストレミングといったな。バラエティー番組でよく見るという……」
そう、実は風景タンクの中に詰まっているのはただの空気ではなく、シュールストレミングがぎっしり詰まった激臭化合物だったのだぁぁぁぁぁーーーー!!勿論この空気はタンクの中の空気の行き先……つまり、風船の中に惜しげもなく送り込まれている。
ここから導きだされる結末はまあ皆さんもだいたい想像がつくだろう。風船はイズーナを押し潰すくらいにみるみる大きくなり、そしてついに限界を迎える……;
イズーナ「やだやだやだ怖い怖いから割れないでぇーーーーー!!!しかもくっさい空気とかやなんだけど!!キャァァァァーーーー!!」
パアアァァァーーーン!!!!
イズーナ「$◎□☆¢○△※★%¢●ーーーーー!!!」
巨大風船がタイミングを図ったかのように一斉に割れ、強烈な悪臭が診察室に充満。するとイズーナは激臭の猛攻に耐えきれず、水際に打ち上げられた魚のようにジタバタともがいた後、口から大量の泡をはいてパタリと気絶してしまった……;舌を破壊するレベルの甘味も平然と食する彼女でも悪臭には敵わなかったようだ。
これでパトリーとイズーナのオシオキは終わりです。ちなみにオシオキはいろんな方々から頂いた案を採用しつつ、ちょこちょこアレンジを加えました。今回は主にりゅーとさんとユリカさんのアイデアが入ってます。次はいよいよアイツのオシオキ&料理対決完結!
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