二次創作小説(映像)※倉庫ログ

特に意味のない短文 ( No.950 )
日時: 2016/07/18 23:18
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)

大変長くかかりましたが、ようやく七不思議ネタの後編を掲載します。皆さん、お待たせしました。よかった、7月中に間に合う……。あと、このスレはこの七不思議ネタ後編と皆さんからのコメント、及びそれに対するうちの返信ののち鍵をかけ、二代目にお引っ越しをすることになります。
さて、例によって注意点をば。

・ある意味で期待を裏切らない七不思議
・人騒がせとかどうとかのレベルじゃない
・一部はダイジェスト風味
・唐突に現れる奴らの出番…
・前編同様、七不思議の犠牲になったキャラのファンの皆さん、マジですみませんでしたOTL

では、どうぞ




ルイージ「いやはや、さっきのはびっくりしたねー…まさか、マジの流血沙汰になってたなんて;」
ムジュリン「全くだよ…なんであんな無茶をしでかしたんだゼルダ姉ちゃんOTL」
ピクミン達「ごしごしっ」「ふきふきっ」


一つ目と二つ目の七不思議を無事に(?)解決させ知恵姫を部屋に帰した調査隊は、キッチンの床に付着した血痕をモップで拭きながらこれまでの流れを振り返っていた。ワリオのオリーブを荒治療したりゼルダを説教しているうちに結構な時間が経っていたようで、時刻は現在夜中の3時を回っている。

オリマー「ピクミン達、使った雑巾はバケツの中に入れてくださいね。それにしても、まだ二つしか七不思議を見てないのにどっと疲れましたね…ワリオさんが出た時点で私もうへとへとなんですが;」
ルイージ「それをいうならゼルダも大概だよ…てか、各サイドのゼルダの料理スキル絶対おかしいよね;ムジュリンも苦労してるんだね;」
ムジュリン「身内がカオスなのはお互い様だろルイージ;」

手にしたモップで床を磨きながらげんなりした様子でオリマーが呟き、ルイージとムジュリンが力なく互いを慰めあうその姿はなんともいえない哀愁が漂う…。ちなみに、前回発覚したワリオの座薬オチに大半の読者が「この光景誰得だよwww」と大爆笑した他、下手したら三途の川を渡りかねないレベルの知恵姫の流血ぶりに対しては「旦那様に美味しいご飯を食べさせたいのは分かりますが、絵面がホラー一色なので特訓は昼間にやってください」「料理してて怪我するなら誰かと一緒に練習しよう..」「(旦那を)想う気持ちはわかるけど心配かけたらダメ」「主夫勇者が心配するから料理は誰かとやろう」などと知恵姫を心配するコメントを多数いただきました(実話)。


紫ピクミン「えっほ、えっほ…やぁっ!(掃除用具入れに雑巾入りバケツを片付ける)」
オリマー「さて、あらかた終わりましたかね…さあさあ皆さん、掃除もひと段落しましたし気を取り直して次に行きましょう!;それで、何の七不思議を調査しますか?」
ルイージ「えっと…あ、これなんてどう?「温室の巨大蜘蛛」の噂なんだけど」
ムジュリン「巨大蜘蛛って…そりゃああれだけ色々育ててる温室なんだからでかい蜘蛛くらいいるんじゃねーか?」
ルイージ「いや、今回のはそういう蜘蛛じゃないよムジュリン。まあ、実際行ってみればわかるかな。ここからなら温室はすぐそこだし、行ってみようよ」

さて、そうこうしているうちに無事掃除が完了したらしい。次にどこに行くかをルイージは二人に提案すると、この意見に反対する者はおらず、一行は中庭の一角にある温室に向かうことに。早速モップを掃除用具入れに片付け、中庭へ続く道を歩きだした。



ムジュリン「ところで、今から行く七不思議ってどんな七不思議なんだ?」
ルイージ「あぁ、「温室の巨大蜘蛛」のこと?なんでも、東の温室で人間よりも一回り大きい一つ目の毛むくじゃらな蜘蛛らしくて、夜な夜な天井を這いずり回っているのが目撃されているらしいんだよ」
ムジュリン「毛むくじゃらの…一つ目の蜘蛛?」
ルイージ「うん、一つ目。で、大きくて光るその目で相手をにらんで金縛りみたいに止めて、その隙に貴重な作物を食い荒らして逃げていくんだって」

中庭までの道中では次に調査する七不思議についてルイージが二人に説明をしており、二人もそれに耳を傾けながら質問をとばしたり相槌を打つ。

ルイージ「そうだなぁ…ムジュリンはともかく、オリマーならガーデニングや植物の研究で温室によく行ってるんだし、心当たりあるんじゃない?」
オリマー「作物を食い荒らす…ですか。そういえば、このところ収穫寸前だった貴重な実が数多くなくなっているとヨッシーさんが言っていましたね。なるほど、それが巨大蜘蛛の仕業だとしたら…」
ルイージ「うん、巨大蜘蛛は本当にいるってことになるね;」
ムジュリン「そんなばかでかい蜘蛛がいてよく今まで人が襲われなかったなオイ」
オリマー「全くですよ…でも、おかしいですね。西はともかく、東の温室は栽培方法が特殊だったり扱いが難しい植物を育成している温室ですから、きちんと鍵がかかってるはずですよ?合鍵も両手とドクターと植物の専門知識を持った一部の方々しか持っていないはず…」
ムジュリン「え、そうなのか?どうりで中に入ろうとしても無理だったわけだ。なぁオリマー、その…日中にその巨大蜘蛛らしき化け物がいたりなんかは…」
オリマー「いるわけないじゃないですか;だから疑問なんですよ…温室はガラス張りだから、鍵さえかけてしまえば入り口はないはずなのに。その巨大蜘蛛とやらはどこから温室に入ってきてるんでしょうねいやはや」

どうやらオリマーには巨大蜘蛛の噂に疑問点があるらしく、うーんとうなりながら首をかしげるが、いくら考えても答えがでない以上その疑問を確かめる方法は実際に温室に行って確かめる以外にない。補足すると、スマブラ屋敷には庭の花壇の他にガーデニング組やドクターの使う薬草用にガラス張りの広い温室が二つ設けられており、各地から集められたレアな植物が栽培されているのだが、ルイージ曰く巨大蜘蛛はそのうちの鍵がかかった東側のみで目撃されているらしい。なお、幸か不幸かオリマーは東温室の鍵を与えられた一人なので七不思議調査に支障はないはすだ。
一方、蜘蛛と聞いたムジュリンは嫌な事を思い出したのか一気に顔色を曇らせた。

ムジュリン「蜘蛛かぁ…俺、蜘蛛にはいい思い出がないんだよなぁ;スタルチュラといいスタルウォールといいゼル伝の蜘蛛はウザいのばっかりだし…」
オリマー「私だって嫌ですよ;ピクミンシリーズのダマグモ系はトラウマしかないですからね…ダマグモキャノンとヘラクレスオオヨロヒグモにはどれだけ苦しめられたことか;」
ピクミン達「くもー…;」
ルイージ「そういえば、ルイージマンション2にも蜘蛛のお化けがわんさかいたなぁ…あれはガチで怖かった;」
オリマー「任天堂に出てくる蜘蛛のモンスターはえげつないのが多いですからね…あ、着きましたよ」


感想まだ

特に意味のない短文 ( No.951 )
日時: 2016/07/18 22:04
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)

さて、話しながら歩いているうちに問題となっている東温室に無事たどり着いたようだ。早速オリマーが温室の鍵を開け、調査隊はそっと中に入った。みた感じ、これといって異変はないようだが……?とにかく、温室の中を軽く見て廻ることに。


オリマー「……やられましたね」
ルイージ「どうしたの?」
オリマー「この苗の木の実、今日見たときには確かにあったはずなのに無くなってます…」
ルイージ「えっ!?それってまさか……近くにやつがいるんじゃないの!?」
ムジュリン「マジか!?じゃあ今なら引っ捕らえてやっつけることもできるかも「ピカッ」うわっ!!なんだいきなり!?」

作物の様子を見ていたその時、急に何処からかふってきた強い光に思わず目を伏せた。しかし、誰も懐中電灯を人の顔になど向けていないし、第一温室の電気を付けた覚えもない。

ピクミン達「まぶしい!」「うえ!うえ!」「おりまー!なにかいるー!」
オリマー「上……?まさか!!」

ピクミン達がしきりに天井を指差しながら騒ぐのでまさかと思い、一同は天井を仰ぎ見て光の正体を確かめる。するとそこにいたのは……



ガサガサ……ガサガサ……


???「…………」
ルイージ「ひぃっ……!まばゆい一つ目に、けむくじゃらの身体……!!」
ムジュリン「まさかあれって……;」
オリマー「巨大蜘蛛……!?」
???「……!!!」



暗くて姿はよくみえなかったが、けむくじゃらの身体と強く光る一つ目、そして天井中に張り巡らされた細い糸……そう、あれが巨大蜘蛛にちがいない…!そう確信した調査隊は懐中電灯で姿を確認しようと光を天井に向けた。すると巨大蜘蛛は突然の侵入者に驚いたのか、天井の糸を這い必死に逃げ惑い始めた!三人は急いで追いかけるが、相手が天井にいるだけに手も足も出なく、姿を見失わないようにするのが精一杯だ。

ルイージ「あわわわわ巨大蜘蛛が出た一体どうしたらあだあぁっ!!(何かを踏んで転んだ)」
???「ガサガサガサ……」
ムジュリン「あーもう、ちょこまかと鬱陶しいな!!懐中電灯でまともに照らせやしない!!」
オリマー「天井にいるのがまた厄介ですね…これは思いの外ピンチかもですよ;」
ルイージ「オバキュームが使えればあんな奴すぐだけど、ここで使ったらさすがに植物がだめになるよね……オリマー!君のピクミンやスプレーでどうにか出来ない!?」
オリマー「そうは言ってもこんな距離じゃあ黄ピクミンだって届きませんし、ゲキニガスプレーも……!」
ムジュリン「……よーし、こうなったら……オリマー!そのスプレー貸してくれ!」
オリマー「え?いいですけど、何か考えでも……?」

天井にいる敵に調査隊が苦戦する中、ここでムジュリンは機転を利かせて何か思い付いたようで、オリマーからスプレーの入った瓶を受け取った。するとムジュリンは持っていた矢の矢じり部分をへし折り、代わりに近くに生えていたツタで瓶を矢の先にくくりつけた。そう、即興でこしらえたゲキニガの矢だ。

ムジュリン「後は百発百中スキルを解放して……でやぁっ!!!」
ルイージ「ちょっムジュリン!そっちに蜘蛛はいないよ!どこに打って……」


シュッパリーン!!!ピキキキキ……


???「…!!?!?」
オリマー「あ、天井にぶつかった瓶が割れました!」

スキルを発動したムジュリンがゲキニガスプレーの瓶付きの弓矢を放つと瓶は天井に当たって砕け散り、中身が飛び散って巨大蜘蛛に直撃!紫色の液体を浴びて身体が石化したそれはごとりと鈍い音を立てながら一同の目の前に落下した。なおピクミンを知らない人に補足するが、ピクミン2にはゲキニガスプレーというアイテムが存在し、これを敵に使うと一定時間敵を石化出来る他、飛んでいる敵を地上に落としたりも出来るのだ。ちなみにゲキニガスプレーは元々実から出来ており、植物に影響はないのでご安心ください。

ムジュリン「よっし狙い通り!!」
ルイージ「さすがムジュリンだね。さて、鬼が出るか蛇が出るか……」

三人は地面に落ちたそれに恐る恐る近づき、懐中電灯で巨大蜘蛛の正体を確認。するとそれは………






ヘッドライトを頭に装着したドンキーコングでした☆





一同「」


すいません、まさかの巨大蜘蛛の正体に全員が固まりました。無理もないだろう、絶句する一同の目の前には口の周りに食べかすらしきものがたくさんついたジャングルの王者が頭にヘッドライトをつけた状態で石化して固まっていたのだから。さらにふと先ほどまで見上げていた天井をよーく見れば細いツタがあちこちに絡まりついており、ついでに足元を見ればバナナの皮もいくつか落ちていた。あの、巨大蜘蛛が掴んでいた蜘蛛の糸らしきものと先ほどルイージが転んだ原因ってまさか…;

三人「…………」
ムジュリン「…なぁ、色々言いたいことはあるんだけど、どうする?」
ルイージ「まずは、本人からも話を聞いてみよう…;ねぇオリマ−、これ(石化)解除出来る?出来るなら今すぐに」
オリマー「………」

…まあ、色々とドンキーから聞きたいことはあるものの、まずは石化を解かなければいけない。ルイージの問いに対してオリマーは、無言で近くに生えていた状態異常回復効果のある木の実をむしり取り、それをドンキーに叩きつけた。いや戻し方が乱暴だなオイ。すると石化が解け、ドンキーがのそりと起き上がった。


ドンキー「……ん?オレは一体何をして…っておわっびっくりした!お前ら、どうしてここにいるウホか!?」
ムジュリン「それはこっちのセリフじゃあぁぁぁぁぁぁだ!!!巨大蜘蛛かと思いきや蓋を開けりゃただの毛むくじゃらのゴリラだったとかどんな人騒がせだよ!!」
ルイージ「しかもあれか!巨大蜘蛛の目の正体はヘッドライトの光だったってか!!?そりゃあ強い光なんだから目くらましにもなるよね!?その隙に逃げたりも出来るわけだよね!?」
ドンキー「え、巨大な蜘蛛がここにいるのか!?どこ!どこにいるんだ!?」
ムジュリン「蜘蛛はテメーだアホ!!つーか、散々蜘蛛にビビりまくった挙げ句その正体がバナナや木の実を漁っていたゴリラだったとかざけんな俺らの恐怖を返せよこのゴリラが!!(#^ω^)(ドンキーの身体げしげし)」
ドンキー「痛い痛い蹴るなってムジュリン!!オレはただ温室に入って明かりをつけながら木の実やバナナをちょっとだけ食べていただけだウホ!だって、前々から食べてみたかったけど鍵がかかってるしみんなもなかなか食べさせてくれないから…;」
ルイージ「ドンキー、君が食い意地張ってるのはわかるけどそれはさすがにやっちゃいけなかったし僕も擁護出来ないよOTL」


まさかのマリオファミリーの仲間がやらかした人騒がせかつやらかしまくりな結末にルイージはOTL…なんともはた迷惑なつまみ食いである。と、ここでオリマーは痛む頭を抑えながらドンキーに率直に、ずっと気になっていたことを聞いた。


オリマー「あの、ドンキーさん…貴方一体どこから入ってきたんですか?この温室は鍵がかけられてるはずなんですが…?」
ドンキー「あぁ、それならあそこから入ったウホ(天井を指さし)」
ルイージ「え?天井から?でもあそこにもガラスが…あ;」
オリマー「……」


ドンキーェ……;

特に意味のない短文 ( No.952 )
日時: 2016/07/18 22:14
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)


ドンキーの指さす先をルイージが視線でなぞってみると、天井のガラスの一部が外れていた。どうやら、夜な夜なガラスの一部を外して中に忍び込んで木の実を物色しては、帰る際に外したガラスを元通りにつけ直して退散していたらしい…って待て待て待て待て!!さらっと解説したけどこれつまみ食い通り越してただの空き巣じゃねーか!!?まあ確かに元がゴリラだから温室に上るのはお手のものだろうし力もあるからガラス位は簡単に外れるだろうけど!?;

ドンキー「何のことだか分からんが、この温室に蜘蛛はいなかったウホ!じゃあオレはそろそろ寝るぜ…(ガシッ)ウホッ!オリマー、いきなりどうして……?;」

ナレーションのツッコミと調査隊の心境をよそに、そそくさと部屋に戻ろうとするドンキーだったが、オリマーが引きつった笑みで肩をガシリとつかみそれを制止。その顔には普段は穏やかな彼にしては珍しくピキピキと青筋が立ってい…あ、これ絶対怒ってる;


オリマー「ドンキーさん、温室に入りたかったんですよね…?でしたら、ガラスを外すよりももっと効率がいい方法がありますよ…?」
ドンキー「え?あの、オリマーさん、顔が怖いウホ…勝手に温室に入ったことは謝るから勘弁して……;」





オリマー「岩ピクミンはガラスなんてお手のものおぉぉぉぉぉぉーー!!!!」
ドンキー「ギャーーーーーーー!!!!」





はい、オリマーが裸族料理の被害にあった某白百合の作者と某ギャグの魔女さんの自分よろしくマジギレしてドンキーに手加減なしの岩ピクミンフルスイングをぶちかましました。まあ、こんな人騒がせかつアホな展開にマジびびりさせられてたのなら怒りたくもなるわな。そこにムジュリンやルイージも加わり、怒りをぶちまけながら足でげしげし蹴りまくるという何ともギャグ漫画的なお間抜け展開に…すいません、展開と文章に強烈なデジャヴを感じるんですが?



散々恐がらせておいて何ですかこのオチは!?そもそも真夜中にんなコソ泥みたいなことやってんじゃねーよ!お前といいワリオといいゼルダといいどいつもこいつも紛らわしいことしてんなオイ!!いうかそのバナナは私とむらびとさんとヨッシーさんとで苦労して育てたレアなスイートハニーバナナじゃないですか何盗み食いしてるんですか!?よーし、そんなにバナナが食いたいならバナナの皮にでもまみれてろ!!くらえバナナの皮乱舞!!ビシッビシッビシッ…



ドンキー「いたたたたお前らいきなり何するウホバナナの皮でぺちぺちされて地味に痛い痛いちょっとバナナのつまみ食いをしていたのは確かに悪かったがだからってそんなに怒ることはないだろウホあと作者よく見たらお前絶対前編のワリオのくだりの文章コピペしただろ文章の丸パクリは作者として御法度なんじゃないか「自分で書いた文章だからノープロブレムゥゥゥゥ!!!」「NOTパクリィィィィィ!!!」ギャーーーーーーーーーー!!!!」


すいません、デジャヴとか以前に一昔前にカキコやぴくしぶでだいぶ問題になったことをさりげなくネタにして盛り込むんじゃねぇよお前ら。いやまぁ確かに前半のワリオのシーンからコピペしてきたしそもそも書いたのはうちだからセーフなんだろうけど!?これ後々議論になったりしないよな!?;
なお、ドンキーは頭がたんこぶだらけになったのち、「東の温室にはレア植物だけじゃなくて扱いが慎重な危険植物もあるんだから勝手に入るな」とオリマーにこってりと絞られた上で部屋に帰されることとなった。




ムジュリン「なんでどいつもこいつも紛らわしいことばっかしでかしやがるんだよこのクソッタレがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ルイージ「坐薬に流血沙汰にバナナの盗み食いってスマブラの連中どうかしてるだろこのコノヤロウがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
オリマー「まあまあ落ち着いてください…そんなに叫んだら皆さんがびっくりしますから;」
羽ピクミン「うるさいー…;」


あの後、巨大蜘蛛に間違われたゴリラをギャグ漫画的なお間抜け制裁&ついでにお説教をしたのち、ひとまず温室の片隅にて休息をとる一同だったが、くだらないオチ3連発に心身共に荒れ狂い雄叫びをあげる緑色二人。オリマーとピクミン達は苦笑いしながらも二人を必死にフォローするが、彼も疲れているのは一緒なのかあまり効き目はないようだ。

オリマー「とりあえず、この木の実でも食べて落ち着いてください。あ、これは私が育てましたから大丈夫ですよ」
ムジュリン「サンキュ…はぁ、つっかれた……」
ルイージ「同感……あ、なんかごめんねオリマー、僕の仲間がとんでもないことしでかしちゃって……;明日僕からマスターに温室の防犯強化にかけあってみるから勘弁してやってよ」
オリマー「まあ、他のガーデニング組の皆さんには私から説明しておきますよ。幸い、彼もお説教のあとはしっかり反省してくれたことですしね」
ムジュリン「でもさー……なーんかさ、こうも疲れる展開だとこっちのやる気も削がれるよな……俺もう
帰っていいか?」
オリマー「まあまあ、三度目の正直も越えたことですし、次こそはちゃんとした七不思議がでてくれますよ;」

オリマーがあははと苦笑いしながらムジュリンの頭をポンポンと叩き慰める……最も、恐ろしい七不思議を求めるというのもなんとも不思議な話ではあるが。しかし、ムジュリンはひねくれたような顔ではぁっと大きなため息をついてぼそりと呟いた。



ムジュリン「どうだかな…残りもどうせアホなオチばっかなんじゃねーの?」





その後も七不思議を一つ一つ調査し、正体を解明してきた一同だったが、悲しい(?)ことにムジュリンの不安は現実のものとなった。
自分の影があたかも自我を持ったかのようにいきなり動き出してどこかに去っていくという「自我を持つ影」を調査した際には、真っ黒いゲムウォの姿がたまたま目撃者の影と重なってあたかも自分の影が勝手に動いているように見えていただけというなんとも間抜けな真相にオリマーが「いや紛らわしい見間違いですね!?;」と思わずツッコミを入れ、その次の「中庭の変死体」については、催眠効果のある植物を育成していたブラピが花壇の手入れ中にうっかり催眠胞子を吸い込んでしまい、花壇に掘った穴に頭を突っ込み泥と赤い花びらまみれで爆睡していたというオチであったため「だから、いちいち紛らわしいから昼間にやれやあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」とムジュリンが全力でシャウト。極めつけの「怨恨の舞を踊る黒魔術師」に至っては、トレーニングジムで巨乳への尽きることない憎しみをぶつぶつと呪詛のように呟きながらバストアップ体操をしているルキナというある意味七不思議よりも恐ろしい光景を目の当たりにしてしまい、その禍々しいオーラに危うく卒倒しかける羽目になった。


ルキナ「巨乳憎い巨乳憎い巨乳憎い巨乳憎い巨乳憎い巨乳にく…………あ…!!ごごごご、ごめんなさい!もしかして、驚かせてしまいましたか?////」
ムジュリン「えっと……いや…驚かせたってわかってくれたならいいよ…むしろ…うん、こっちこそゴメン……;」
オリマー「まあ、真夜中に怪しいことをするのはほどほどにしてくださいね…;」
ピクミン達「あやしいー;」「こわいー;」「呪ってるー;」
ルイージ「デリケートな問題だから、僕たちはなにもいうつもりはないよ…ただ、みんなびっくりしちゃうからせめて自分の部屋でやってね…;」





さて、そんなこんなで時は経ち悲鳴が鳴り止まなかったSAN値破壊ツアー…もとい七不思議調査も残りわずかとなった。時計を見れば日の出まであと1時間分弱であり、もうすぐで早起きなファイターがベッドから出てくることだろう。
七不思議の最後の一つさえ解明すれば、連日屋敷を騒がせていたあらゆる怪奇現象の全てに決着がつくはず。仲間のためにと睡魔と戦いながら歩を進めるオリマー達三人の肩にも自然と力が入る…


オリマー「ノコルハアトヒトツデスネーハテサテドンナオソロシイコトガオコルノデショウカー」
ムジュリン「ユウレイトカポルターガイストトカガクルノカナー?」
ルイージ「ウワーコワーイーナントカシナキャー」


すいません、七不思議の真実解明(という名のアホすぎるオチの連発)に心身共に疲れきってる気持ちはわからなくもないですがあからさまな棒読みをしないでください。つか、全員心なしか目が死んでない?

特に意味のない短文 ( No.953 )
日時: 2016/07/19 12:19
名前: 抜間さん (ID: rBxtXU8t)


ムジュリン「いや、むしろあんな疲れる展開ばっかりで、どうやって気合いを入れろってんだよ…もう俺眠い…」
オリマー「全くですよ…しっかし、まさかルフレの小テストに備えて「寿限無」をひたすら暗唱するアイクラ二人がいたとは思いませんでしたね」
ムジュリン「それなら究極のもふもふを求めて真夜中に懐中電灯一つで図書室の動物図鑑をあさってたサムスも大概だと思うけどなー」
ルイージ「映写室の60インチモニター(縦74.7cm×横132.8cm)を占領してスプラトゥーンでオンライン対戦&実況プレイ録画していた兄さんも忘れちゃならないよみんな」
ムジュリン「そうだったそうだった。で、どれが七不思議だったんだ?」
ルイージ「残念でしたー、どれも七不思議予備軍止まりだよ。だよねオリマー?」
オリマー「はい。ちなみにラストは…「足なしの拷問ミイラ」です。これはロゼッタさんも見たことがあるようで、詳細なデータをいただけましたよ」

とまあそんな感じでもはや緊張感の欠片さえない様子で呑気に駄弁りながら廊下を歩きつつ、オリマーが拷問ミイラについて二人に説明を始め ……って待て待て待て待て待て、一瞬流しそうだったけどよく見たらよってたかって夜更かししすぎじゃありませんか!?

ムジュリン「もう慣れた。まあ、あいつらには部屋に戻るように言ったし、今頃ぐーすか寝てるだろ」
ルイージ「でも、もう起きて屋敷をうろうろしてるのは僕らだけじゃないかな?色んなところを回ったことだしさ」

さいですか;……でも、よく考えたらそんだけのファイターが夜中にやりたい放題やってるんだから、そりゃあ七不思議に間違えられるレベルの代物やそれを目撃するファイターがいてもおかしくないわなコノヤロウOTL



…まあそれはさておき、ここで読者の皆さんに最後の七不思議について説明を。「足なしの拷問ミイラ」…それは、その名の通り足のない化け物である。拷問にかけられた末に足を切り落とされてしまった罪人の成れの果てだというそれは、無くしてしまった足の代わりに自分が埋葬された小さな棺をヤドカリのように携えており、夜な夜な棺から這い出て屋敷に現れては自分の足を探してさ迷っているらしい。そのため、見つかったが最後足を奪うためにほふく前進でどこまでも追いかけてくるという(ちなみにロゼッタは廊下でこのミイラに遭遇したらしいが、見つかったら危ないと直感で判断し急いで物陰に隠れて息をひそめていたために難を逃れたとオリマーに証言している)。

ムジュリン「ふーん……上半身しかないって要はてけてけみてーなもんか?で、どこにいきゃ会えるんだよ」
オリマー「いや、それがですね…ちょっと問題がありまして…」
ルイージ「…は?目撃場所がバラバラ?」
オリマー「はい。ロゼッタさんは廊下で見たらしいのですが、他の人によれば食堂だったり和室だったり、中にはトイレや倉庫で見かけたという声もあります」


話を聞いたところで早速調査に行こうとする調査隊。しかし、これからどこに行けば調査に乗り出せるかが全くわからなかった。というのも、足なしミイラの目撃場所が全くといっていいほど一貫していないのだ。数ある情報は「足がない不気味な生物がいた」というおおよその特徴こそ一致しているものの、あるときは中庭、ある時は会議室、またある時は図書室と、唯一目撃された場所のみがバラバラ…。

ルイージ「つまり、屋敷中を移動してるからなかなか会えないってことになるのかな…?これは厄介だね」
オリマー「仕方ありませんね……廊下を中心に、一度入った部屋も含めて軽く屋敷を廻ってみましょうか?」




それから数分間、屋敷を軽く巡回しながら足なしミイラがいないかを見て回っていた調査隊だったが、なかなか目的のものには会えずに時間だけがじりじりと過ぎていくばかりである。休みなしでひたすら歩き回る三人の疲労ももはや限界に近づいてるようで、目の下には隈がうっすらと出来ていた。


オリマー「…なかなか見つかりませんね…」
ルイージ「だね…;やっぱり巡回型は厄介だよ…」
ムジュリン「……」
ルイージ「ムジュリン、怖いから夜更かしのお面つけながらこっちをガン見しないで;」
ムジュリン「ハイハイ。…なぁなぁ、このまま何も見つからなかったらもう今日は切り上げようぜ?俺、もう眠いわ疲れたわで…」
オリマー「そうですね…私もさすがに限界になってきましたよ…」
ピクミン達「うー…」「ねむいー…」
ルイージ「だね…じゃあこの辺りをもう少し見回ったら切り上げて…うわっとぉ!!?」
オリマー&ムジュリン「「!!?」」

ある程度調査したら諦めて戻ろうかと相談していたその時、ルイージがガクンと急に身体を前のめりにしたかと思いきや、そのままビターンと転んでしまったではないか。

ムジュリン「ルイージ、大丈夫かよ!?」
ルイージ「いったぁ……誰だい!?いきなり足を掴んでたのは…大きさからしてピクミンじゃないの!?」
オリマー「え?ピクミンなら7匹とも私の後ろにいますよ(オリマーの後ろにずらりと並ぶピクミンを指差し)」
ピクミン達「いるー」「せいれつー」「きをつけー」
ルイージ「…あれ?おっかしいなー、確かにさっき、誰かに足を掴まれたような気がしたんだけど……気のせいかな?;」

オリマーとムジュリンが急いで駆け寄ると、緑の人気者は額を思いっきり打ち付けたらしく若干涙目になっている。一瞬ピクミンのいたずらを考えたが、オリマーのいう通りちいさな運び屋は一列に並んで首をかしげていた。ルイージはぶつけてしまった額をさすりながら起き上がって落としてしまった懐中電灯を拾い上げるが、相当強く地面に叩きつけてしまったのかチカチカと弱々しく点灯してしまっていた。


ルイージ「よっと……あっちゃーさっきので懐中電灯にガタが来ちゃった;」
ムジュリン「ドンマイ;一応言うけど俺もオリマーもルイージの足なんか掴んでないぜ?落とし物か何かにつまずいたんじゃねーの?」
ルイージ「かもね…。全く、一体何につまずいて……(振り向く)」






「ウガアアア……ダスゲデグレェェェェェェェェー!!」
三人「ギャアァァァァァァ拷問ミイラにつまずいてたあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!?!」






なんとそこには土気色をした足のない化け物がいたではないかあぁぁぁぁぁぁーーー!!!?!すいません、タイミングが最悪すぎやしませんか!?;

ミイラ「ウァァァ…ダレダ、イマオレヲフンダノハ…イタイジャナイカ…」
ルイージ「ご、ごめんなさい!!僕としたことがとんだ不注意でした!だからどうか足はとらないでえぇ……!!」
ムジュリン「なんでこんな所に化け物がいるんだよ…;ルイージ!ここは大人しく足を差し出しとけば命は助かるかも…」
ルイージ「や、やだよ!!いくら何でも犠牲が大きくないかい!?;」
オリマー「ルイージさんもムジュリンも、と…とにかく落ち着いてください!;…もしかしたら、これまでと同じように何かの見間違いかもしれませんし…何か特徴はありませんか?;」
ムジュリン「えっと…身体中泥びっしりだから顔はわかんね…ただ、ほふく前進でここに来たような跡が床に残ってるぞ…」
ルイージ「ミイラの下半身には小さな棺があるよ…すらりと伸びた足?そんなもん存在しない…」
オリマー「完全に例の足なしミイラじゃないですかあぁぁぁぁーーー!!?」


大ピンチ!!

特に意味のない短文 ( No.954 )
日時: 2016/07/18 22:23
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)

ここからいろんな意味で暴走します。


パニックになりそうな中でなんとか正気を保ちつつ、懐中電灯の弱々しい明かりと暗闇に慣れてきた視覚を頼りにミイラを見れば、身体中にこびりついた泥が邪魔して顔立ちは判断つかなかったが、身長がルイージよりも高く肩幅も広いことから恐らくは男性なのだろうと思われた。身体中は泥と枯れ葉とゴミまみれで、本来なら足があるはずの下半身にはそれらしきものが見当たらず、代わりに小さなキューブ状の物体を無くした足を補うかのように携えている。恐らくこれが例の棺なのだろう。…そういえば足なしの拷問ミイラって、足を切られた罪人なんだっけ…だとしたら身体中にある泥やゴミは土の中から這い出た時に付いたんだろうな;

ミイラ「ダレデモイイカラタスケテクレェェェェ…!アシガオモウヨウニウゴカナイ…!!!」
ムジュリン「足がそんなことになってんだから動かないのは当たり前だろ!!ってギャーーーー近づいてきたぁぁぁ足にすがりつくなぁぁぁ!!!!!」
オリマー「そ、そんなにすがりついたって私達の足はあげられませんよ…あわわわ……;」
ルイージ「あ、あはは…冗談きついよ…なんであっちから急接近してくるのさぁ…;;」
ピクミン達「あわわわ… ((°°ДД°°)) 」

と、そんなことを考えている間にミイラがほふく前進で近づいてきて、まるで助けをこうかのように調査隊の足にすがりついて呻きだしたではないか!この最後の最後に現れたとんでもない化け物の急接近に怒ればいいのか泣けばいいのか分からない一同は、ただただひきつった笑みで固まるしかない…;
果たして、このまま調査隊一同はミイラに為す術なく足を奪われてしまうのk……





ムジュリン「あ、あははははははは…これ、もしかしなくても大ピンチだよな?;…でも、よーく考えてみりゃあ、七不思議の幽霊だの怨霊だのなんざ、これまでのイカーナの亡霊や闇の神殿に比べりゃあ全然ちゃちぃもんだよな…?癒やしの歌で仮面にしたら俺の仮面コレクションに出来ねーかな…?あはは…(光の矢を構える)」
オリマー「はは…その手もありますね?単身赴任サラリーマンの底力を舐めてもらっちゃあ困りますよ…これでも化け物には慣れっこなんですからね。……さーて、こいつは何ポコで売れますかね…?それとも、オニヨンに吸収させてピクミンの栄養にするのもいいですね…?(両手に紫と岩をスタンバイ)」
紫ピクミン&岩ピクミン「むんっ!」←威力を高める体勢に
ルイージ「あは……あははは…確かに、実体があるだけ今までのお化けよりもまだマシなのかなぁ……?さて、オバキュームの準備もいいよ…久しぶりにオヤ・マー博士に新しいお化け絵画をプレゼント出来そうだよ…」
三人「あは……アハハハハ……」
ミイラ&ナレーション「「ゑ?」」




三人「あっはははははははあははははは大人しく捕まっとけやミイラがあぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!」
ミイラ「ギャーーーーーーー!!?!!」



ごめんなさい皆さん、調査隊の頭がとうとうぶっ壊れてしまいましたOTL(爆弾投下)。何が起きたかというと、それまでぶつぶつと会話をしていた調査隊がいきなり壊れた笑い袋よろしく歪に高笑いしながらミイラを追いかけだしたのだ。ミイラもこれにはたまらず回れ右し、ほふく前進で一目散に逃げ出した!!すいません、ミイラよりもむしろ調査隊のぶっ壊れぶりが七不思議みたいになってないか!?しかもよく考えたら調査隊は三人全員化け物やお化けに容赦ない扱いをする奴らばっかりじゃねぇか!!?(ルイージマンションでのお化けを絵画化&時オカでのポウ売却荒稼ぎとムジュラでの癒やしの歌(という名の強制成仏)&ピクミンでは言わずもがなモンスターがピクミンを増やす主な栄養源になる上に、2では地下ダンジョンでのみモンスターをお金に換算でき借金の返済にあてられ、さらにはモンスターの調理方法を事細かに記載しているメモが存在する)。

ミイラ「ヒイイィーーー!!!」
ルイージ「あ、会議室に逃げた!!」

どうやら、これまでの七不思議調査によって疲労と眠気と恐怖が積もり積もっていた所におぞましい化け物に遭遇した結果、調査隊のSAN値が限界に達し完全な深夜テンション(というか一種の狂気状態)と化したらしい…あぁ、全員からほとばしる殺意とギョロリと血走った目が怖い……;
と、そんな容赦ない深夜テンション集団に狙われパニックになったミイラはとっさに会議室に逃げ込んだので、調査隊も後を追い部屋の中へ。


オリマー「逃げても無駄ですよ化け物ーーってあだだだだ!!!」
ミイラ「クルナァァァーーー!アッチニイケーーーー!!」
ルイージ「いててててて!!!道具を投げるなんてこしゃくな真似をしてくれるね…オバキューム!!」
ムジュリン「ちくしょー、これじゃあ近づけねーだろ!!(盾でガード)」
オリマー「動きを止めるなら私にお任せを。紫ピクミン!ダイビングプレス!!」
紫ピクミン「えーい!!」
ミイラ「アワアワアワアワ「ドシーン!!」グバッ!!!」
ムジュリン「やった!さすがオリマー…ってあれ?ここにリンゴや菓子があるぜ?」
ルイージ「んー…お腹空いたし、ちょっとだけ(シャリシャリ)…うげ!何このリンゴ変な味がするんだけど!!;(思わずリンゴをぶん投げる)」
ミイラ「グバッ!?(シャリシャリ)ウゲッペッペッ!ナンダコノリンゴハ!!クサッテルンジャナイノカ!!」
オリマー「この季節、放置された果物はすぐに痛みますしあんまり食べない方がいいですよー;」
ムジュリン「机や床に紙やペンも落ちてんな。誰かが会議でもしていたのか?じゃあ…このゴミ箱を喰らいやがれぇぇぇーーー!!(ブンッ!)」
ミイラ「ペッペッ…アガッ!!(ゴミ箱が頭にハマる)」
ルイージ「ナイスだよムジュリン!さあ、もう逃げられないよ?」
ミイラ「ウヌヌ…オノレェ…!!」

ミイラが部屋に落ちているものを手当たり次第に投げて抵抗するので負けじと調査隊も持参した武器や会議室の落とし物で応戦する。しかしこの調査隊深夜テンションとはいえミイラに容赦ないなオイ。まあ、多少手間は取らされたもののそんなこんなで三人はなんとかミイラを壁際に追い詰めることに成功。ミイラを捕獲しようと一斉に身構え、ミイラもただ事ではないオーラに思わずたじろいて後ずさりをし、あと数秒もあれば決着はついてしまうに違いない状況になった。

ムジュリン「さあ、覚悟しろ化け物!!大人しく掴まっとけ!!」
ミイラ「グゥ……」

…しかし、この後起こった出来事によって、一同の深夜テンションと化した精神が一瞬で現実に引き戻された上に、七不思議以上のトラウマ体験を味わう羽目になった。
何故なら……



ルイージ「みんな、捕まえるのはいいけど相手は化け物なんだから油断はしないで「ピッ」ん?何今の?なんか踏んで…」




BGM:BOOM BOOM WONDERLAND




ギガンテス『さあ、しかとオラの愛の裸舞を目に焼き付けるだよーーー!!!!(画面に目いっぱいKOKANを近づける)』
オリマー&ミイラ「「ギャアアアァァァァァァァァァーーー!!!」」
ムジュリン&ルイージ「「オイちょっと待てぇぇぇーーーー!!何でいきなりモニターに変態が映るんじゃあぁぁぁーーーー!!?」」




ルイージが何かを踏んだと同時にいきなりスクリーンに裸族のKOKANがドアップで映ったからだぁぁーーーーー!!?なにこれ、全く展開が読めないんだけど!?


アレス『さあ、これからアレス軍曹のエクササイズ教室が始まるぞ!裸友よ、覚悟はあるか?』
ギガンテス『はいだよ、いつでも来いだ!!オラ頑張るだべ!』
ムジュリン「そんな何がエクササイズだよおいコラ!つか、BGMがビリーズブートキャンプの曲じゃねえか!!?くっそ懐かしいなオイ!?」
ルイージ「ごめん、多分さっき僕が踏んづけたこれのせいだ;…おおかた、ギャグカオス組か裸族あたりがこの部屋でDVDを見てうっかりディスクを取り忘れたんだろうな…;(手にはリモコン)」


まさかの裸族www

特に意味のない短文 ( No.955 )
日時: 2016/07/18 22:35
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)


どうやらルイージが先ほど踏んづけたのは会議室備え付けの映写機のリモコンだったらしく、傍らのテーブルには「フルヌード・プロポーズシェイプアップ〜禁断の果実にほとばしる裸舞をこめて〜」と書かれたラベルが貼られたディスクケースが。しかもこのDVDの持ち主は最後まで視聴せずに途中で停止ボタンを押したらしく、ギガンテスが鬼軍曹アレス指導のもとブーメランパンツ一丁でひたすらエクササイズをするというインパクトが高いシーンから映像が始まる羽目になった。……え?DVDの内容?タイトルで察して。

ギガンテス『うおおぉぉぉぉぉぉ!!!燃えろオラの筋肉よ!!今こそエナジーと魔力をほとばしらせてこの肉体と伝説の求婚の舞をさらに高めて磨きをかけるだよ!!そして完璧になった舞で愛しのエキドナちゃんにプロポーズを…!!』
アレス『そうだ、その粋だギガンテスよ!!この裸族に伝わる伝説の求婚の舞「ラゾーク・ヌードキャンプ」は過酷だがその反面マスターすれば理想のボディが手に入り、さらには意中の人のハートを鷲づかみにできる求愛の踊りでもあるのだ!!』
ムジュリン「ラゾークヌードキャンプ!!?ビリーズブートキャンプじゃねーのかよ!?」
ルイージ「ていうかダイエットをしているのか求婚の踊りを踊っているのかどっちかにしてよ!?ってカメラにケツを近づけるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
アレス『どうしたギガンテス、動きが鈍くなっているぞ!!そんなんではこのヌードキャンプをマスターするなど夢のまた夢だ!!ワンモアセッ!!』
ギガンテス『おうよアレス!!ワン!ツー!スリー!フォー!ファイブ!シックス!セブン!エイtアッーーーーーー♂(パンツを目一杯引っ張り食い込ませながら悶絶)』
オリマー「動物の求愛の踊りよりもひどくないですかこれ?とりあえず、真面目にプロポーズした人に全力で謝罪してください(#^ω^)」←妻帯者
ミイラ「ナ、ナンダコノキモチワルイオドリハ…!!?ヤロウノコカンナドミタクナイワ!!ミセルナラセメテカワイイオンナノコニシローーー!!!;」


小 ネ タ に し て は 酷 す ぎ や し ま せ ん か ?あと、このタイミングでの裸族DVD再生といいラゾークヌードキャンプといいシリアスブレイカー通り越して悪意がありすぎやしないかオイ?
そうこうしている間にも裸族ダンスは終わりを向かえ、ギガンテスは華麗に決めポーズをビシッと決めてその場に立ち尽くした。すぐさまアレスがタオルを携えてギガンテスに駆け寄り、裸友の素晴らしい踊りを褒め称える。

アレス『ギガンテス…見事だったぞ!!このアレス、感涙の極みだ!!』
ギガンテス『うおぉぉー!!やっただ!これでオラも理想のボディと求愛のダンスを手に入れられただ!』
オリマー「もう私、何がなんだか…;」
ルイージ「あはは…;でもやっと終わったんだし、こんな映像は忘れてさっさとやることやっちゃおうよ」





これでようやくDVDが終わり、再び七不思議の解明作業に移れる…はずだった。





アレス『ところでギガンテスよ、プロポーズの踊りも勿論だが、一番重要なものを忘れてはいないだろうな?せっかくイズイズ姉妹が材料となるあれを快く譲ってくれたんだ、決して無駄には出来ないぞ?』
ギガンテス『あったりめーだ!!オラに抜かりはないだよ!!求愛の踊りはおめぇさんにしっかり伝授を受けて完璧にマスターしたし、それに肝心のプロポーズの道具である…』





ギガンテス『この脇の下のリンゴもいい塩梅になったべさ!!(リンゴを脇の下から取り出す)』
全員「」


 
はい、この炎と光のバーサーカーはあろうことか脇の下に金のリンゴを挟んで踊っていました(爆弾投下)。普通の人よりもかなり大柄なギガンテスの身体と対比したらまるでピンポン玉のようにも見えるが、彼の手にあるのは紛れもなく本物の黄金リンゴであり、しかもご丁寧に皮が剥いてあった…。ここでようやく先ほどミイラが食べたリンゴの正体を悟り顔を真っ青にした一同だが、裸族は当然ながらそんなことなど知るわけがなく無慈悲にも映像は進んでいく。仕上げにリンゴの芯をとって食べやすい形に切り、皿に盛れば……




裸族『この汗と涙と裸舞のパワーがこもった禁断の果実「裸ブアップル」を根こそぎ食らいつくし我らの愛をその身に受けるがいい!!!』
全員「ごぺらばしゃあぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!」




なんと先ほどルイージとミイラが食べたリンゴは裸族の脇汗と体臭にまみれた禁断のリンゴ「裸ブアップル」だったあああぁぁぁぁぁーーーー!!?!?この七不思議入りもおかしくないレベルのトラウマ料理登場に今のシリアスな状況も忘れて全員がその場で嘔吐。おい、不意打ちにも限度があるだろ!!?一応聞くけどこれ、料理対決のエピソードじゃないよね!?七不思議ネタだよね!?


ミイラ「おrrrrrrrrrrおrrrrrrrrr」
ムジュリン「あんのバカ紳士戦軍神とガチムチ変態バーサーカーぶっ殺ぉぉぉぉぉーーーーす!!!真夜中にこんなキモいもん見せやがって!!!つーかイズイズ姉妹、お前らは自分らに縁があるはずの貴重な黄金リンゴをどうしてこいつらに提供したんだよ!!? (####▼益▼)」
ルイージ「どうしよう、深夜テンションの勢いのまま食べちゃってたよ僕OTLしかも何が怖いってこの裸ブアップルもといラブアップル…マジで中世ヨーロッパで女性が男性に告白する手段として使われてたんだよねOTLしかもこれを使った告白の成功率もやたら高かったらしいしOTL」
オリマー「作者、あなた絶対YouTubeで見たトリビアのネタから思いつきましたよねOTL「うわ、懐かしいwwwあったなぁこんなトリビアwwwん、待てよ?これ、よく考えたらリアルの裸族料理なんじゃねーのwww当分は料理対決ネタやらないし、不意打ちで盛り込んでやろうwww」的なノリで採用しましたよねOTL」

ミイラはバケツタイムに突入しムジュリンは突然の裸族料理にマジギレ、ルイージとオリマーは一連の展開にOTLを連発し…すいません、ミイラなのにおもいっきり嘔吐してるんですがどういうこと?いやまぁ、こんなトラウマ級の代物を食べさせられたらキングテレサやビッグポウだって成仏するわな…;
あと補足するとこの裸ブ…じゃなかったラブアップルはルイージのいう通りマジで実在します。おおまかな概要は彼のセリフでだいたい説明されてるとして、その肝心の作り方は…

①赤く熟したリンゴを用意して、皮を丁寧にむく
②皮をむいたリンゴを脇の下に挟んで、好きな男性のことを想いながら汗をかくまで1時間ほどダンスを踊る
③汗をかいてリンゴに脇のニオイが染み込んだら、完☆成

とかなりシンプルなものでまさに先ほどの裸族がやらかした手順通りであり、ついでにいうとオリマーの言葉も実話だったりします。おい、裸族料理が歴史上に存在するってそんな衝撃的すぎる事実知りたくなかったんですが。とりあえず皆さん、色々とすみませんでしたOTL


どうしたこうなったOTL

特に意味のない短文 ( No.956 )
日時: 2016/07/18 22:43
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)



オリマー「いやはや、こんなところで裸族とか最悪にも程がありますよ……ん?」
ミイラ「…………(ワナワナワナ…)」
ムジュリン「げぇっっ!?リンゴを食わされたミイラがむっちゃくちゃ怒ってるじゃねーか!!?やばくねーかこれ…;」

まあそんなトリビアはさておいて、いきなりトチ狂った調査隊に散々追いかけ回された上に、不幸な偶然とはいえ衛生的にアウトすぎるトラウマリンゴを食べさせられたミイラはいよいよ怒り心頭に…あ、これ確実にあかんパターンだ;そして、ミイラがこのあとどうするかというと、それは当然…


ミイラ「オマエラ、ユルサン…………!!!」
ムジュリン「待て!落ち着いて、一旦話し合いをしようぜ……?;」
ルイージ「えっと…その…ごめん!僕らもあのリンゴがあんなやばいものだとは全然知らなかったし僕も被害者だ!!だからどうか許して……;」
ミイラ「イイワケスルンジャネェ!!ヨクモアンナモノヲクワセヤガッタナァァァァーーーー!!!」
三人「ギャアァァァァァァーーーーー!!!」



はい、深夜テンションもすっかり冷めた三人の苦し紛れの言い訳には一切聞く耳をもたず物凄い勢いでミイラが襲いかかってきました(泣)。これには一同大絶叫、甲高い悲鳴をあげながら調査隊は一目散に部屋から逃げだした。しかし相当怒ってるのか逃げる調査隊をミイラはほふく前進で執念強く追いかけてくる…!


ミイラ「マテヤコラアァァァァーーーー!!!」
ムジュリン「ぎゃあぁぁぁぁぁーーー!!!なんか俺ら、さっきと立場逆転しちまってねーか!?」
ルイージ「ねぇみんな、僕たちさっきまではあのミイラを追いかけていたはずだよね!…ってオリマー!紫ピクミンが転んだよ!?」
オリマー「まさにミイラ取りがミイラにってやつですね…;あとピクミン達、君達は紫を連れて部屋に行って!このままだと君達も巻き添えだ!!(笛を吹いて合図)」
ピクミン達「きゃー!」「むらさきー!」「にげろー!」←紫ピクミンをみんなで抱えてオリマーの部屋に逃げる
紫ピクミン「ごめんー;」
ミイラ「ウオォォォォォォォ…!コレデモクラエエェ!!!!」
オリマー「はぁはぁ…あのミイラなかなかにしつこいですね(パリーン!!)…しまった!奴が投げた瓦礫が懐中電灯に…!」
ルイージ「ぜえはぁ、このままじゃあミイラにされる……あ!あれは中庭に続く扉だ!!みんな、中庭にいくよ!」
ムジュリン「言われなくても分かってるわ!突っ込めーーーー!!!」



バーーーーーン!!!



ルイージ「ぜぇはぁ…もう限界かも…;」
ムジュリン「俺ももうやばい…どっか隠れるところはねーのか…!」

無我夢中で屋敷中を逃げるうちに中庭に続く扉が見えたので三人は迷わず扉をぶち開け、ミイラに追い付かれたくない一心で草木が生い茂る中庭を必死に駆け抜けた。ミイラに追いかけられてる際に懐中電灯を壊されてしまったので明かりらしい明かりがなく周りがよく見えなかったが、それでも気配だけで障害物を避けながら前へ前へと進む。だが……


オリマー「……な!行き止まりですか!?」
ルイージ「しまった、こっちは屋敷の壁だった!あわわどうしよう、暗くてよく見えなかったから……」
ムジュリン「おいおいどうすんだよ…このままじゃあマジでやばいんじゃね……;」
ミイラ「ミツケタァァァァーーーーーー!!!」
三人「ギャアァァァァァァーーーーー!!?」


無我夢中で逃げた先は最悪なことに屋敷の外壁であり、彼らはミイラにあっという間に追い詰められてしまう。しかも甲高い雄叫びを上げながら拷問ミイラが三人に向かって一気に近づいてきてしまったあぁぁぁーー!!?迫ってくる化け物の姿に三人はずりずりと後ずさりするが当然ながら逃げ場はなく、かといって武力行使で相手に立ち向かおうにも、強烈な恐怖と疲労と眠気で全員の体力は既に限界に達している…。

ミイラ「ウグオアァァァァーーニガサンゾオオオオォーーーー!!」
オリマー「くっ……」
ルイージ「ひいぃ……!!」

このまま為す術なくこの化け物に襲われてしまうのか…それとも、足を奪われ今度は自分が拷問ミイラとなってしまうのか?調査隊の誰もが、この後起こる最悪な結末を覚悟して固く目をつぶったその時だった。



ミイラ「ヤッドオイヅイダ……ウガァッ!?!!!」
ルイージ「……!?」



突然、ガサガサガサッと草がこすれ合うような音とミイラの苦しそうなうめき声が上がったではないか。いよいよ襲われるのかと三人はしばらく身を固くしてその場にしゃがみこんでいたが、いくら待てども拷問ミイラが襲ってくることはない…。突然の展開に不審に思った一同が恐る恐る目を開けると…



ルイージ「あれ…?ミイラが、いな、い…?」
ムジュリン「…一体、どうなってやがるんだ?」



なんと、さっきまで目の前にいたはずのおぞましい化け物が忽然と姿を消していた。奇妙な出来事に驚いた一同が立ち上がり辺りをキョロキョロ見渡すもミイラに付着していたであろう木の葉や乾いた泥やゴミが散乱しているだけあり、拷問ミイラの姿は跡形もない。この一連の出来事に調査隊はただただ唖然とするばかり。恐る恐る足元に視線を向ければ、そこには見慣れた自分の足がいつもと変わらぬ様子で佇んでいた。

…ただ一つ、先ほどの恐怖で壊れたオモチャのようにガタガタと振えていることを除いては…。


オリマー「……」
ルイージ「……」
ムジュリン「……」


ダダダダダダダアァァァァ−!!!


やがてグギギギ、と首をぎこちなく動かし互いに目線を合わせると、誰一人として口を開くことなくドタドタと一斉に自分の部屋に早歩きで戻り始めた。そして挨拶もなしに各自部屋に入り鍵とチェーンを乱暴に閉めると、ベッドに倒れるようにダイブしそのまま凧糸を乱暴に引きちぎるみたいにぶっつりとその意識を手放した。




そして数時間後…。



ルキナ「クラウドさん!クラウドさんの恋人さんって何を食べたらあんなに成長したんでしょうか?」
クラウド「…いきなりどうした?」
ルキナ「いえ、やはりバストアップ体操だけでは焼け石に水なのかなって…しかし、私と年齢あまり変わらないはずなのに胸はあんなに大きいなんて…やはりスクエニの権力は侮れないということでしょうか…(ギリィ)」
クラウド「…なぜだろう、ティファとあんたを会わせたら確実に修羅場になる予感しかしない…;」
カムイ「そういえば、クラウドさんの恋人さんはかなりの巨乳でしたしね;それさえなければ料理もプロ並で気立てもいいし、ルキナさんとはいいお友達になれそうなんですけど…;」


リンク「ゼルダ、慌てずに落ち着いて切れば大丈夫だからな。包丁をしっかり握って…」
ゼルダ「包丁の構えかたにもコツがあるんですね…料理というのはやはり難しいです…;「あらあら、朝から仲睦まじいわね〜♪」あ、ピーチさん。おはようございます」
ピーチ「おはよう二人とも。ねぇ、ムジュリンちゃんから真夜中にLINEで「ゼルダ姉ちゃんに料理を教えてやって」ってメッセージがきていたんだけど、一体何があったのゼルダちゃん?」
リンク「あぁ、ピーチも受け取ったのか……;」←同じメールを受け取った&既にゼルダから事情を聞いている
ゼルダ「えっと…ここで話すのもあれですし、後でお話しますね;」


ブラピ「ようオバサン、朝から相変わらずきったねぇ厚化粧でごてごてに小皺を隠してんな?そんなケバい化粧してないでこの香水を試してみろよ。オレ特性の催眠花使用の香水だからきっと眠るようにいい夢をみられるぜ。ついでにいっそそのまま永遠に眠っていてくれればいいんだがなー?( ^∀^)」
ベヨネッタ「あら、まだ皮すらまともに剥けてないクソガキのくせして生意気にこの私を口説こうなんていい度胸してるじゃない?だったら早速その香水で貴方を誘惑して眠らせて、そのろくでもないことしか考えないハートを(物理的に)撃ち抜いてさしあげようかしらねー?( ^∀^)」
ファルコン「オイ誰か勇者呼んでこい!!早く堕天使を止めないとマジで食堂がぶっ壊れるぞ!!?;;;」


ガノン「うおぉぉぉぉぉぉしっかりしろワリオーーーー!!お前のケツを楽しみにしてる裸友やファンを悲しませるな!!!」
ワリオ「」←ケツまるだしのまま気絶



七不思議を解明した翌朝…調査隊にとってはほんの数時間後、食堂には朝食当番にやってきた者やなんとなく早く目が覚めてしまった者やトレーニングを終えた者達が続々と集まってきていた。始めは人の姿がまばらだった食堂も30分も経てば腹を空かせた大半のファイターでいっぱいになり、すっかりいつも通りの賑やかな朝食の風景になる。…え、会話の内容にデジャヴを感じる?気のせいじゃない?

特に意味のない短文 ( No.957 )
日時: 2016/07/18 23:16
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)

オリマー「で……皆さん、昨夜は眠れましたか…?」
ムジュリン「寝れるわけねーだろ…あんだけギャースカ騒いだのにたかが3、4時間の眠りなんかですっきりリセット出来ると思うか?」
ルイージ「…同感…なんかまだ身体が重いんだけど…」
三人「…………」


そんな中、食堂の片隅で目の下に隈をつくり力なくぐったりとしているのは勿論、未だに疲れと睡魔を身体に残したままのこの三人。あの騒ぎの後一旦それぞれの部屋に戻って休息をとることになったのはいいが、たかだか数時間ぽっちで疲れが完全に抜けきれるわけがなく、全員げっそりしながらテーブルに力なく突っ伏していた。

ロゼッタ「あの…皆さん、大丈夫ですか?コーヒーを持ってきましたが、飲めますか……?」
チコ「なんだか顔がミイラみたいに不気味だよー;」
ルイージ「ありがとう……でも、出来ればホットミルクの方がよかったかな…この状態でカフェイン摂るとやばいかも……」
ロゼッタ「えっ!?ご、ごめんなさい、私ったら気が利かなくて……今ミルクをお持ちしますね?」
オリマー「いえ、気にしないでください。ささ、ちょうどムジュリンの隣が空いてますから座って座って」

そこに、お盆にコーヒーを4つ乗せたロゼッタがチコと共にやってきた。一同はなんとか顔を上げ、ミルクを取りに引き換えそうとするロゼッタからコーヒーを受け取り隣の席に座るように促す。


ロゼッタ「……見たところ、どうやら皆さん寝不足みたいですね」
ムジュリン「んー……ちょっと色々ありすぎてな…。ホントは朝飯食わずに寝てたいくらいなんだけど、食わないと腹がグーグーやかましくて逆に寝れなくてさ;」
ルイージ「僕も;普段はあんまり食べない方なのに、無性にお腹が空いてさー…なのに、食べる気力は全然わかないし……」
ロゼッタ「それはなんとまぁ……しかし、三人いっぺんに寝不足なんて、真夜中に仲良く肝試しでもしていたのですか?」
オリマー「肝試し…まあ、肝が冷えるという意味では似たようなものかもですね;…ん?そういえば、ロゼッタさんには昨晩調べたことを話しておいた方がいいでしょうかね」
ルイージ「あっ、そうだね。話しておこうよオリマー」
チコ「?」

ロゼッタとチコの心配そうな問いかけに生返事で返しながらコーヒーを胃に流し込む一同だったが、ここでオリマーが、ロゼッタには七不思議の正体についてきちんと話しておくべきかもしれない、と考えついた。何せ元々は彼女から相談を受けたことから七不思議調査が始まったのだ。大半がアホなオチばっかりだったことを説明すればきっとこれ以上子供組が怯える必要もなくなるだろうし、唯一の不安材料であるあのおぞましい化け物についても博識な彼女がいれば何かしら対策を練れるに違いない。
オリマーが、未だに襲いかかる眠気とあくびをなんとかこらえながらロゼッタに向き合った。

オリマー「ロゼッタさん……実は私達、昨夜例の七不思議について調べてみたのでお話しておこうと思うのですが…」
ロゼッタ「あっはい!それで、どうだったのですか…?」
オリマー「えっとですね……」






???「いやー、昨晩はひどい目にあった!まさか真夜中の屋敷をほふく前進するはめになるとは!」
オリマー「……え?」
ムジュリン「ほふく……前進…?」


しかし、いざ口を開こうとしたまさにその時、突然何者かによって会話は遮られた。何やら覚えがある単語に嫌な予感がした三人。背筋に走った悪寒をこらえながらばっと後ろを振り向くとそこには…






「しっかし、あれはどこからが現実でどこからが夢だったんだろうな…?」




上半身が泥まみれのスネークがいた(!!?)




三人「」


何故かスネークの上半身には泥や落ち葉やゴミがこびりついていたのに、下半身は何もついていなかった。そういえば昨日会ったミイラも足が棺だったから上半身だけが泥まみれで……すいません、この時点で嫌な予感しかしませんOTLだが、あれだけ恐怖におののいて絶叫し、体力と神経をガリガリすり減らしまくったんだから何かの間違いに決まってる、むしろそうであってほしい…そうであってほしいのだが………;


ロックマン「おはようスネーク…ってどうしたのその姿!?一体君に何が…?」
スネーク「実は最近、次に参加する過酷な任務に向けていつもよりサイズがうんと小さい段ボールに入って諜報活動をするトレーニングをしていてな。昨日もいつもみたいに段ボール箱に入って練習をしていたら、どういうわけか足がぴっちりとはまって全然抜けなくなってしまった上に、なんとか箱を取ろうとあがいてる所を運悪くクソガキ共に見つかって追いかけ回されたんだ」
パックマン「え、昨日の昼ごろにブラピ達が騒いでたのってまさかそれだったのwww下半身だけ箱にはまったって完全にバカだよネwww」
ルイージ「…………」
スネーク「しかもだ!クソガキから逃げた先の中庭にあった落とし穴トラップにそのまま勢いよくズボッだぞ!?おかげで俺の身体は泥とゴミまみれだ!あのクソガキ共後でしばく!!」
リュウ「伝説の傭兵とあろうものが、ギャグカオス組にもてあそばれてその有様というわけか…修行がたりんぞ貴様」
スネーク「無理言うな!あの段ボールは俺特性の水にも強い強化段ボールだったんだぞ!?しかも、落とし穴にはまった時に頭を打って気絶したらしく目が覚めたらすっかり夜中で、なんとか穴から這い出たはいいが全身泥とゴミまみれで顔や身体にこびりついた泥はカチカチに固まるわ目や口にも泥が入るわ最悪だった…」
オリマー「…………」
ロックマン「でも、そこからどうしてそんな有様に?」
スネーク「それが、段ボールが全然取れないから仕方なくほふく前進のままで部屋に戻ろうとしたんだが、途中助けを求めた三人組にいきなり狂いだしてミイラだ化け物だって言われて追いかけられたんだ。暗かったのと泥のせいではっきりとは見えなかったが、ありゃあきっと屋敷にいた幽霊だ!!」
ソニック「幽霊!?そんなもんスマブラ屋敷にいるのか!?」
ロックマン「…でも、確かに幽霊の噂は僕も聞いたことがあるよ。それに任天堂にはあらゆるジャンルの幽霊がいるんだし、屋敷にもいてもおかしくはないかも。で、それからどうしたの?」
スネーク「いや、そこから先は俺もよく覚えてなくてな……幽霊の高笑いやらや脇の下のリンゴやの覚えは確かにあるんだが、途中から記憶がぷっつりと途絶えちまって、今朝気がついたらクソガキの宙吊りトラップに引っ掛かって木の上にいたんだ。だから、果たしてあれが夢だったのか現実だったのか今でも見分けがつかん……」
ソニック「そいつはまたdangerousな体験だな…心から同情するぜ;」
ムジュリン「…………」
ロゼッタ「皆さん…あの、顔が般若のようになってますよ…?;」


三人は無理やりスネークをスルーしようとするが、如何せん元が最強の軍人である分声もでかいので、どんなに拒もうが話の内容が無慈悲に耳にずかずかと入ってくるのだ。そんな一同の気なんて知るわけもなく、他社組の仲間と呑気に昨夜あったらしい出来事についてスネークは話し続けるが、話が進むに反比例して調査隊の顔は段々と険しさを増していく…;
……ここまでくれば皆さんもおわかりですよね?昨晩三人が苦しめられた最後の七不思議「足なしの拷問ミイラ」の正体は、つまり………そういうことですコノヤロウOTL


三人「………………」
チコ「えっと……みんな……?」

読者の皆さん同様に、先程の会話で全てを悟った調査隊。そのなんとも形容しがたいオチに全員が押し黙りしばらくの間重々しい沈黙が続いたかと思いきや、次の瞬間三人一斉にガタガタと立ち上がり、スネークの元に歩み寄る…。あぁ、全員の張り付けたような笑顔に浮かぶ青筋が怖い…;


オ チ が や っ ぱ り ひ ど い

特に意味のない短文 ( No.958 )
日時: 2016/07/18 22:53
名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)



オリマー「……すいませんロゼッタさん…七不思議の話は後でしますね。どうやら、まだやり残してしまった事があったようで、ちょっと済ませてきます…」
ムジュリン「やっぱさー、せっかく七不思議を解明するからにはちゃーんとやりとげたいよなぁ?一つだけ中途半端だとあれだし、早く終わらせようぜ…」
ルイージ「奇遇だねみんな……僕も全く同じ事を考えてたよ?朝食もあるし、さっさと終わらせようか?」




…こうして、連日屋敷を騒がせた七不思議騒動は、アホなオチから始まりアホなオチで終わるというなんとも間抜けすぎる形であっけなく幕を閉じることとなった。また、この日を境に怪奇現象がピタリと収まった他、これ以降スマブラ屋敷で七不思議の噂が流行ることがなくなったが、まあ当然と言えるだろう。
なお、この後スネークの身に何が起きたかは皆さんのご想像にお任せするが、スネークを引っ捕らえてずるずると引きずり食堂を後にする三人のその顔はあまりにも恐ろしく、とても言葉には表せないような禍々しいオーラを放っていたと後にロゼッタは語ったという……。


おーわれ



【後書き】

はい、そんなこんなでハプニングとアホな展開続きだった七不思議騒動も無事(?)に幕を閉じることとなりました。今回ふとした思いつきで七不思議ネタに調整してみましたが、思いの外ネタが思いつかなくて行き詰まったりりリアルで忙しかったこともあり後編掲載がかなり遅くなってしまいました。後編を楽しみに待ってくださっていた皆さん、長らくお持たせして申し訳ありませんでした;でも自分で満足いくまで推敲したかったし、やりたかったネタやうちのスマブラ組のハチャメチャぶりを思う存分書けたのでよかったかなぁと自分では思ってます。……え?やりたかったネタ?ヒント、座薬ネタとギャグ漫画的お間抜け展開と裸ブアップル。それと知恵姫の料理修行や段ボールスネークなど一部展開が無理やりすぎる七不思議もありましたが、そこはギャグ的な思考で笑って流してくださればと思います……うちも展開が苦しいなってのはわかってますで;あと重ね重ねになりますが七不思議の被害者キャラのファンの皆さん、マジですみませんでしたOTL
なお、冒頭でも記した通りスレ数の都合上この七不思議をもってしてこのスレでの小説掲載はラストになります。次の小説は二代目「SNS的(非)日常観察日誌」のスレになりますので、新しいスレにいっても引き続きよろしくお願いいたします!


長かった……;コメントおk