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ルビーはノワールになったアルフレドの前に現れた。

ルビー「ノワール……君は僕の事をどう思う？」
ノワール「……寂しい……」

アルフレドはノワールになると無表情になり、本気を出さない限りは口数が少なく、感情表現もしなくなる。
何故ならアルフレドはノワールになると感情を失うから。

ノワール「寂しいの……君はいつも刺々しくて……
　　　　　どうして？本当の君は、純真な心を持ってるよ。」

ノワールは寂しそうに小さな声で言う。
ノワールの光を灯していない青黒い伏し目がちの瞳は、寂しそうに更に伏せられる。

ルビー「あーあ、感情表現とかしないんだね。
　　　　寂しいしか言えないとか。本当に感情ないんだね。
　　　　その感情を完全になくさせてあげるよ。
　　　　食らえ……インフィニティ・ブラック」
ノワール「……」

ノワールは避ける素振りも見せずルビーが放った黒い光を浴び、倒れてしまう。

ルビー「おめでとう……これで君は感情も自我もないお人形さん……
　　　　重い罪を抱いた悪魔の君がどうもがいても……ね……」

インフィニティ・ブラックは、当てた者の感情と自我を完全に破壊する技。
それを受けたノワールの表情は、心もなく、無表情で、何も感じていなかった。
そのノワールの青黒い瞳は、光を灯していない上が黒と下が灰色のグラデーションになっていた。