二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【視点小説】消えた雪姫【参加者募集中!】 ( No.143 )
- 日時: 2015/02/20 22:35
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: kXLxxwrM)
リノア「やめて………やめてよ……どうして………?」
リノアは座り込んでいた。光を失いかけた瞳に映っているのは、自分の友達や後輩、戦友を傷つけて楽しむ恋人の姿だった。今はもう人の声が届かない化け物に化してしまったのだが。
すると突然、機械が壊れたような音が聞こえた。止めようとした電池の腕を切り払ったのである。
リノア「でんちん!?大丈夫!?」
電池「あ、あぁ………溶接すりゃぁなんとか………」
スコール「ウォッ!?」
スコールが初奈とリナルドの攻撃で吹き飛んだ。いくら改造されたとはいえ覚醒並みの力をてにいれた2人が相手では到底敵わない。もうスコールの体はボロボロであり、体中痛々しいアザや血でいっぱいだった。
スコール「マダ………ゴフッ………マダ…ヤレル………サァ………カカッテコイ………」
初奈「嘘でしょ………私たちの必殺技をくらってもまだ立つなんて………」
リナルド「腐っても科学者みたいだなあいつは。」
初奈「じゃあ、もう1発食らわす?」
リナルド「よし!そうしよう。」
初奈とリナルドはじりじりとスコールに近づき
初奈&リナルド「デュエット!ド根性ストレートパンチ!」
リノア「やめて!」
いきなり横からリノアが飛び出てきて初奈とリナルドは勢い余ってバランスを崩す。
初奈「ちょっと!危ないですよ!」
リノア「もぅ…………やめてあげて………これ以上やったら……スコールが………死んじゃうよ………」
リノアは両腕を広げスコールを庇う。リノアの頬には涙が流れている。
初奈「でも………このままじゃ………」
リナルド「またいつ暴れるか………」
スコール「………ソコヲ………ドケ………」
スコールは瓦礫をどかして立ち上がる。
リノア「………どかないよ………絶対に………だって……またケガするもん………」
リノアはそう言ってスコールを抱いた。
リノア「もう………やめよう………ね?」
リノアはスコールの瞳に優しくそう問いかけた。
スコール「………ナンダ……コノヌクモリハ……グゥ……アタマガ、イタイ………」
その時、スコールの体から怪魔が出てきた。
スコール「………リノア………俺は………」
そう言ったスコールの目は孤高を決め込む獅子の魂を持ついつものスコールだった。
リノア「スコール!よかったぁ!」
リノアは力いっぱいスコールを抱きしめる。
スコール「いてててて!や、やめろ!体が!」
リノア「やめないもーん!」
イルミア「もう!心配して損しましたよ!」
セシル「いやぁ!本当によかった!」
イルミアも後ろから抱きつき、セシルは軽く頭を叩いた。
スコール「痛いっての!ったくお前らは…………」
初奈「………よかった。」
リナルド「愛の力ってやつか。」
信也「リア充め………でもよかった……(小声)」
スコール「………みんな、本当にすまなかった。まさか俺が改造されるとは思わなんだ………」
瑠衣「だったらでんちんの腕を直してよ!」
スコール「よしわかった。」
スコールは改造されたリボルバーで分厚い扉をぶったぎった。きれいに切れていた。
信也(俺の釘バットの時の苦労を返せ!)
夜羽(あんなに頑張って溶接したのに……)
電池「なんか、ガンブレードっぽくなってへんか?」
スコール「不満か?」
電池「い、いや………」
まぁ、この獅子の刻印も気に入ったし………これでもいいか。
イルミア「何かしら………雨……?」
なんと天井から黄色い液体が雨のように降り注いだのである。
ロッティ「まさかこうなるとは思わなかった………こうなったら全員怪魔になりな!」