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電池視点

「だからー！でんちんはあたしのお嫁さんなの！あんたには渡さない！」
「…違う、でんちんハずっとあたしノ隣ニ居れバいいノ…それガ一番ノ幸せ…」
「ふ…やっぱりあんたとはあわないわ、中」
「こっちノ台詞…私ノ邪魔するなら…私ガ貴方ノ代わりニなるヨ、外ノ人」
頼む、誰か突っ込んでくれ。俺はルイと結婚する気なんぞ到底ねえ、てかあったとして嫁やなくて婿や。
「るんちゃん！」
みのりの声と鈍い音。一瞬、目を瞑った。
「ちっくしょう…アルフレドの野郎…」
ティンの声を聞く限り——アルフレド、のせいや。
が、俺らが期待した斜め上の声が聞こえる。
「あいったー…ちょっとー、心臓のあたり狙わないでよ！あたしじゃなかったら死んでたよ！」
「でも心臓ガないから余裕なんでショ？前までの外ノ人なら動けなかったもん」
「ちぇ…どうやらでんちんはどちらの嫁かって議論してる暇はなさそうだね」
「そうだネ、みんちゃん。銃貸して」
「あ…うん」
再度ルイは頭を打ち抜く。
「よーっし…じゃ、やりますか」
「来たー！ルイのミドル！外と中が一体になることによってクールな声、敬語口調、全てが揃った訳でもない完璧少女！」
「解説お疲れさん」
「さ、アルフレドさん♪かかってきてくださいよ？まあ私なんて弱いので相手にならないかもしれませんが、電池さんに傷はつけさせないので♪」