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美憂視点

「んー…うー…」
放課後の道をビニール傘を持って進む。生憎、天気は曇り。
「どうせなら降れよ〜…」
僕は、そういって空を見上げた。
「まーた持ってんの？雨なんて降らないって」
女子力(笑)が高いジギさんにそうあおられる。
「うるっさい！僕は雨が好きだから傘持ってんのー！」
「だったら天気予報見て持ってきなよ」
「だーもう！うるさーい！そんなの僕の勝手でしょー！」
「あーはいはい。僕がわるうございましたー(棒)」
ふう、とため息をつく。
「最近なぎひこくん達こないなー…」
「ほんっと！ややちゃんとかりまちゃんも！」
「「チラッ」」
なんで彼は僕を見るんだろう。
「あーあ…なんだよー…僕ら仲間外れにして楽しいことやってんじゃないのー？」
「ああ、あるかもねー」
別に、僕にとってはどうでもいいんだ。
「あーしたあーめになーれ♪」