二次創作小説(映像)※倉庫ログ

STORY-藤見野/プロローグ:遅刻組 ( No.26 )
日時: 2015/02/09 18:46
名前: 小雪 (ID: bn3dqvGS)

ローズ

そんな感じだお。じゃあ兄妹プロローグ。

みのり視点

おはようございます、みのりです。朝からバカ兄が大事故を起こしました。
それは遡ること10分前——

「みのり!なんで起こしてくんなかったの!?」
「知るか、起きない方が悪い」
兄を黙らせて音楽を聴く。
「聡明プラネット、漆黒堕天使は〜♪」
るんちゃんに進められた曲を聴きながら靴を履く。
「待て!置いてくな!」
うわ準備はえっ。

「いいよねー、お兄ちゃんは自転車つかえて」
別にあたしは走っても間に合うからいいんだけど。
「…あれ?あそこにいるのって」
間違いなくあの姿はるんちゃんと電池切れ。途中まで一緒だし、声かけようかな?と思った時——
「バカ兄!?」
その自転車は限度を超える速さで2人のところへ距離を詰め…
「でんちん!」
「あ?」

そして今に至る。
「うう…ティンのばか…」
「いやー、ごめんごめん!」
「もう!もう少しででんちんが事故ってたじゃん!」
「るんちゃん、自分の心配しよ?」
「せやで、はよしないとちこk…」
『8時やで』
ルイちゃんの、時報。それは——
登校時間が過ぎることを表す。
「……」
「ハ…ハハ」
「嘘だ…」
「ああ…なんであたし目覚まし時計壊したんだろ…」
全部、夢だったら。
そこにいた、血を流しているるんちゃんも。
終わった…という顔をしている電池切れも。
隙を見て自転車で走ろうとしているバカ兄も。
そして、みのりも。
そう考えた。
「「「「遅刻とかまじないわー」」」」