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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- STORY-第三者/『貴方に幸せを与えたい』 ( No.402 )
- 日時: 2015/04/15 00:15
- 名前: 小雪 ◆VUQvTq9Vpk (ID: Gx2AelYh)
ミヤコワスレ視点
「…で、あんた誰よ?」
「はぁ?さっき説明したはずだけど…お前には理解力がないのか?」
「なによ!その人をバカにした言い方…」
ダメだ。こんなやつから手がかりなんか手に入れられるか。
「だから落ち着いてき…」
「ミーヤーコ!」
げ、その声は…
「カミサマ…」
「え、あんた誰よ?」
「おおっと、その前に。僕らが話していることはほかの人間には見えないからね」
カミサマ、ナイスです。
「はあ…」
「ほら、ミヤコ。ちゃんと自己紹介」
「…僕はミヤコワスレです、ミヤコって呼んで下さい」
「……あんた、さっきと態度変わって…」
「ません」
「でm」
「ま・せ・ん」
「うん」
諦めた!やった!
「ところでみのりちゃん。信也くんはいるかい?」
「…えーっと、すみません。そちらも…」
「ああ、まただ。僕はカミサマ。バカミサマって呼んでね」
「で、カミサマ」
「なに?」
「この雨って…」
「ああ、ミヤコだよ」
「…そうですね、もとはカミサマが降らせろといったのですが」
「あれれ、そうだっけ?僕覚えてな〜い」
気まぐれ神が……
「おにいちゃーん」
「なんだ?」
「呼べばくるんだね、じゃあ急いでるから軽く伝えるよ」
カミサマ、帰らせてください。
「多分ここでまた何かが起きる…、だから充分警戒するんだよ」
「は、はあ」
「で、ミヤコ…だっけ?雨を降らせた理由はなんだよ?」
「もし何かがあったときに美憂くんも近くにいた方がいいと思ってね、彼の性質を利用させてもらったよ」
「あいつは猫か」
「…おっと、もうこんな時間だね。ミヤコ、帰るよ」
「ああ、はい」
「……行っちゃった」
「あいつら、なんだったんだ?」
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