二次創作小説(映像)※倉庫ログ

STORY-第三者/こんなことって ( No.435 )
日時: 2015/04/21 18:24
名前: 小雪 ◆VUQvTq9Vpk (ID: arA4JUne)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

光視点

「ぴかるー、そこどけ」
「え?」
瑠衣の最初の一言はそれだった。
おはようっていえよ。
「なんでぇ?」
「そこ、あたしの席」
…あ、本当だ。
「ごめんごめん、今どけrあべしっ」
いつも通りの冷たい感触が顔に当たる。
「おしぼりなう」
「…このやろー!今日という今日こそは土下座させる!」
「あーもう、足で殴ろうとすんのやめなさい千手観音!」
「誰が千手観音だ!」
「足を器用に使えるお前だ!」
朝からスマブラ張りの大乱闘。
殴り合いはいつもの事だ。
「おーい、赤芦、雪原」
「「はい今!」」
先生の呼び出しで乱闘をやめるとそそくさ正気に戻る。
「こんど近くで昔のアレのリメイク公演やるらしいんだが、お前らも行かないか?」
「…なんのですか?」
「おっと、いろいろやるらしいぞ。『if もしも屋上で…』『暴れん坊代官』『ロミオとジュリエット』『嫁と姑』『明日へスマッシュ!』『ケンジ先生の診察日記』などなど…」
「「行きたいです!!」」
留年歴がある僕らは、こういうイベントに誘われる確率が高い。
モブキャラでもなんでもやってみるもんだね。
おっと、今の僕は語り手だった。
「ふっふ…ぴかる、決着はまた今度つけましょう」
「いいよ、ルイ…僕が勝つことは決まってるけどね」
「ああ?」
「やるの?」