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瑠衣視点

「おい、ルイ!」
「ん、ああ!?キヨさ…なんでここに!?」
つわはすさんのあとに続いて蹴り飛ばして開かれたドア。
昨日からこのドアは心配になるくらい乱暴に扱われている。
「なんのようですかー」
「おめえ、弁当わすれてんぞ!あとこれ、集金袋。締め切り明日だけど忘れないうちにもってけ!あと、部屋の鍵!もしものためにだなー」
「待ってください、なんですか貴方!?先輩(笑)の癖に!」
「それはたんじむ本編の話だろ!」
「メタい!」
「ご飯は30回噛むんだぞ、食べ終わったら手と口をしっかり拭く、酒は一気に飲まない、わかった!?」
「キヨさんは保護者ですか！？」
…待て、その前に。
「ていうか、なんで貴方があたしの部屋の鍵持ってるんですか!?」
「語り手補正」
語り手…そういえばつわはすさん(帰宅)にも言って…ん、待て。その前にもあたしはその言葉を!
「カミサマ?」
「僕は語り手が一人とは言ってないよ」
「なな…」
「あー、あとこれ今日の新聞。明日の話題はこれで決定だな…、じゃ」
…はぁ。
「ちょっと、キヨさーん!」