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中休み。
俺は初奈を路地裏にメールで呼んだ

初奈「リナルド。話って？」
リナルド「お前、俺達の母さんがどんな奴か知ってんのか？」
初奈「え？売春婦でしょ？」
リナルド「いや、それだけじゃない、科学者もしている」
初奈「科学者……」

俺は初奈に事実を話した。
初奈の顔が徐々に青ざめていく。

リナルド「俺はお前がいなくなった後、左目を失明した……
　　　　　それで俺があまりにも反抗的だからと言って……
　　　　　母さんが俺を改造人間として改造した。
　　　　　俺は母さんが……
　　　　　怪魔とかの悪霊を研究している事を知って……
　　　　　シルヴィア家を脱走した。」
初奈「嘘……」

俺は遂に本当の事を話す

リナルド「母さんは……
　　　　　初奈を……お前を……
　　　　　俺に続く次の改造人間として狙っている。」
初奈「！？じゃあ……捕まったら……」
リナルド「改造実験でシルヴィア家に連れて行かれる。」

そう。
現在のシルヴィア家は、改造魔界にある。
異世界で、普通の魔界とはまた違い、【迷宮の森・改造の間】の奥深くにある。
母さんはそこで、人間等をいけにえにしてまでも、最強の怪魔を作り出そうとしている。
それも人間と怨霊等の悪霊を混ぜ合わせて。
母さんは、自分の呪いのピアスまでもを実験使おうとしている。
俺の持つ金の十字架と、初奈の持つ銀の十字架も狙っている。

リナルド「とにかく。帰る時は俺と帰ろう。
　　　　　いつ母さんがお前を拐うかわからないからな」
初奈「えぇ」