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一話〜ホリーsido〜

「皆おっはよ〜！」

委員会の仕事を終えたようで、ロディンちゃんが教室に戻って来た。…相変わらずのハイテンションっぷり…。追い付ける気がしない。早速、友達の近くにいって喋り始めた。
ロディンちゃんはクラス内ではリーダー的な存在だ。…まぁ、天然って所もあるけど…。

「おーい、ホームルームはじめっぞ〜。」

先生が入って来て、全員が席に着く。
僕達のクラスの担任は…、熱血系と言ったら分かりやすいかな？でも、関わりやすい先生だ。とは言っても先生は、社会の歴史担当。見掛けに頼ってはいけないと、初めて会った時に思い知らされた。


〜飛ばして昼休み、飛ばしすぎとか言わないでね〜


「…屋上に行こうかな。」

お昼御飯を屋上で食べようと思う人はあまり居ない。居るとしても、指で数えられる程だ。
騒がれるのがそんなに好きではない僕は、晴れであれば必ず屋上に言って食べる。
階段が長い。そんな事思っている内に着いた。

「…あ。」

今日は二人…か。にしても、誰だろう。…気にしなくって良いか…。
屋上の隅に座る。すると、ガチャと扉のあく音。

「お、いたいた！ホリーくん！屋上に居たんだ〜。今日一緒に食べるって言ってたじゃん！」

その正体はロディンちゃんだった。…そう言えば、約束してたな。すっかり忘れてた。

「あっ…、ごめん。」
「あれぇ？先に二人も居たんだ！話しかける〜？」
「いや、やめておこう？」
「はーい。」

やっと、ゆっくり出来た気がする。